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【半田市 阿久比町 常滑市】住宅によく使われる鉄部の塗装の重要性と塗装するとき注意すべきポイント 

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
ペイントップス半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

外壁塗装・屋根塗装をご検討の方で、業者へ見積りを取られた際に「鉄部 塗装」「付帯塗装(鉄部)」などの記載を見られたことはないでしょうか?

外壁塗装・屋根塗装をする際、お見積もりを取ると一緒に門扉や雨戸、手すり、金属製の階段、ポスト、給湯器などの鉄部への塗装も提案されるケースがあります。雨戸だけでも枚数次第では思ったよりも金額がかさむこともあります。

ご存じのとおり、鉄は水と空気に触れると錆びます。錆が出ると、外壁はまだ綺麗でも、家全体を見ると汚いといった印象を与えてしまったり、門扉や雨戸が錆びると閉まりが悪くなってしまったりします。

ですので、鉄部の塗装は、「自分で買った大切な家を長持ちさせたい」「おしゃれなお家を保っていたい」などと思う方には、外壁や屋根と同じくらい大切な工事なのです。

本ブログでは、住宅によく使われる鉄部の塗装の重要性と塗装するとき注意すべきポイントをご紹介いたします。

1.鉄部をメンテナンスしないことに伴うリスクと処置方法

住宅における鉄部とは、鉄でできている部材のことで、磁石を近づけるとくっつく部材ものものはすべて鉄部です。鉄部はコーティング(塗装)が施されています。お風呂場にヘアピンを置いておくと、3日も経てば錆が発生するように、鉄は水と空気さえあれば酸化し錆を発生させてしまいますので、住宅における鉄部へも必ず塗装がされています。この章では、鉄部をメンテナンスせずに放置するとどうなるか?また、その後の対処方法についてご紹介いたします。

1-1.鉄部は5年経てばメンテナンスを検討すべき

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住宅で使われている鉄部の建材は、新築時または新しく設置したときには外壁や屋根同様、すでに塗装が施されているものが使用されるケースがほとんどです。
しかし、その塗装に使われている塗料の多くはアクリル塗料でその寿命は約5年程度であるため、立地条件により差はありますが5年ほどで表面のコーティング機能が低下してしまいます。

メンテナンスをしないまま、放置してしまうと以下のような問題が起きる可能性があります。

 

1-2.塗装しないことでおきる2つの問題

・美観が損なわれる

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鉄部を保護している塗膜は、5~7年で保護機能が低下していき、そのまま放置をすると機能を果たさなくなってしまいます。そうすると、鉄部がむき出しとなり、雨・空気に触れることによって錆が発生します。少しの錆であればあまり目立ちませんが、箇所が多くなればなるほど全体の色のトーンを落とし、お家の外観に暗いイメージをもたせてしまうことになります。特に玄関の門扉やポストは、訪れる方が一番最初に見る箇所であり、建物を印象を良く見せる上で非常に重要な箇所といえます。

・錆による機能低下

門扉塗装

「雨戸が開きにくくなった」や「鉄製の門扉の一部が手でさわるとぼろぼろと崩れる」などを体験されたことはありませんか?錆が発生することにより、通常の機能を発揮しない建材も中にはあります。錆は、一度発生してしまうと一気に進行し、放置すると鉄の強度がなくなっていきます。そして、劣化がひどくなると、指で押すだけで躯体部分が曲がったり、ぼろぼろ崩れたりするため、そうなってしまうと塗装でのメンテナンスは不可能となり、取替えといった処置をとることになります。ここまで進行してしまうと、メンテナンス費用は塗装よりもはるかに高くなってしまいます。ですから、早めのメンテナンスをしておくことが大切になるのです。

 

1-3.鉄部を長持ちさせるためのメンテナンス時期

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鉄には、素地そのものを長く使えるよう表面を塗装で保護されているということを繰り返しお伝えしています。しかし、自分の家の鉄部が塗装が必要かどうかの判断が難しいですよね。実は現在使用されている塗料には耐久年数があり、塗料グレードと塗り替え時の処置方法によって長い短いは変わってきます。塗料の耐久年数はまだ金額を見れは少しは判別できますが、施工に関してはわからないことの方が多いかと思います。ここでは、鉄部を長持ちさせるためのメンテナンス時期をご紹介いたします。

①表面を触ると手に粉がつく「チョーキング現象」が発生した時

鉄部を守るために大事なのは、鉄部を保護してくれる塗膜を正常な状態に保つことです。一般的に鉄部に塗られている塗料は、日々紫外線や雨にさらされ劣化しています。塗料が劣化していくことで機能を果たさなくなる、つまり鉄部を保護できなくなるまでに次の新しい保護膜をつくってあげることで、鉄部の寿命はのびます。新しい保護膜を作るタイミングとして良いタイミングが、「チョーキング現象」が発生したときです。

※チョーキング現象とは
塗料中に含まれる樹脂が、太陽の光や、熱、雨水によって劣化しやせていくことで、塗料中の顔料が表に出てしまう現象。外壁を触ると手に粉が付く現象。

■塗膜の劣化症状の段階

症状 症状が現れる目安
レベル1 艶がなくなる ~3年
レベル2 色があせてくる 05-色あせ ~3年
レベル3 チョーキング現象が発生する チョーキング 3~5年
レベル4 ひび割れする 狭山市 経年劣化で外壁ひび割れ シリコン塗料で外壁塗装|ガイソー所沢店|所沢の外壁塗装・外装リフォームなら ~7年
レベル5 はがれる モニエル瓦の塗膜剥離 ~7年

 

チョーキング現象は、手で触ると粉がつくので劣化レベルの中でも特にわかりやすい劣化状態です。メンテナンスの目安としては、新品から約3~5年たったころです。その地域や新品時に使用されている塗料によってこの年数は大幅に変わってきますが、一般的な新築時に使われるアクリル塗料やウレタン塗料などの耐久年数から推測すると、おおよそこの年数でチョーキング現象が発生します。このまま放置しておくと、鉄部を守っている樹脂がやせていき、やがては、鉄部を外気に触れさせてしまいます。そして外気に触れてしまった箇所は空気と水と触れることで錆が発生し、進行していきます。錆を発生させないためには塗膜が鉄部の保護膜としての性能を保っているうちに再塗装をすることをお勧めします。

②斑点程度の錆が発生した時

錆が発生したらもう手遅れ・・・ではありません!このタイミングではすでに錆が発生していますが、斑点程度の少しの錆であれば、まだ鉄部を長持ちさせるための処置は間に合います。処置方法としては、まずサンドペーパー(やすり)で錆が全てなくなるまで除去し、錆止めを塗布してから再塗装を行います。

 

1-4.症状別!鉄部のメンテナンス方法

この章では具体的に目でわかる症状3つを取り上げ、各症状別にどんな処置方法が良いのか紹介します。

[症状1] チョーキングが発生している場合

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原因:紫外線による樹脂の劣化

対処方法:DIYでも可脳です。塗膜に付着する旧塗膜やごみを高圧洗浄(または中性洗剤)にて取り除き、錆止め塗料(1回目塗装)と上塗り2回(2回目、3回目塗装)の3回塗装を行う。

 

[症状2] 塗膜があり部分的に斑点のような小さな錆が発生している場合

原因:塗膜の保護機能低下による鉄の酸化(弱)

対処方法:業者に依頼することがお勧め。やすりやワイヤーブラシ、皮すきのような手工具を使ってケレン(錆、劣化塗膜の除去)を行い、光沢のある鉄面にしてから3回塗装(症状1同様)を行います。

 

[症状3] 錆による腐食が激しく塗膜の劣化もみられる場合

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原因:塗膜の保護機能低下による鉄の酸化(強)

対処方法:業者に依頼することがお勧め。ディスクサンダー、ワイヤーブラシと呼ばれる電動工具を用いたり、やすりやワイヤーブラシ、皮すきのような手工具を使ってケレン(錆、全塗膜の除去)を行い、光沢のある鉄面にしてから3回塗装(症状1同様)を行います。

※鉄部の塗装で最も大切なのは、再塗装前に完全に錆をとること(ケレン)です。錆は発生しているということは、すでに錆部分に水分が含まれているということです。つまり、この錆を取らず、上から塗料を塗ってしまうと塗膜の下にはまだ水分が残っている状態となり、錆の進行は止まりません。

 

2.部分別!鉄部の塗装の価格相場

鉄部を塗装する際、金額を決めるのは、「ケレン(錆をとる作業)の手間代」+「塗装の手間代」+「塗料代」です。塗料が同じでも劣化具合や、塗る範囲によって金額は当然変わってきます。ここでは、各部位の一般的な塗装費用相場をご紹介します。

各部位の一般的な費用相場(足場設置代は含まない)

箇所 相場
雨戸 (1枚)2,000~5,000円
(m2)1,000~1,350円
戸袋 (1個)2,000~5,000円
門扉 (両開き2枚分)15,000~20,000円
鉄階段 80,000~300,000円
給湯器 10,000~30,000円
ポスト 2,000~10,000円

※費用は範囲・業者・劣化状態によって異なります。

2-1.雨戸・戸袋

雨戸1枚塗装するにはおおよそ2,000円~5,000円が相場です。お家に雨戸がある大きな窓が3箇所あるとすると、1つの窓につき2枚の雨戸があると仮定して、全体では1.2万~3万円ほどで塗装ができます。ただし、2階などの雨戸を塗装する場合には足場(10万~20万円)が必要であるため、上記の値段でするには、外壁や屋根の塗装と一緒にしたほうがお得です。

戸袋塗装

色は最も多く使われるのがブラウン・ブラックです。2色とも汚れが目立ちにくいのでとても人気があります。
一方ホワイトやグレーは汚れが目立ちやすいので、雨戸の中ではあまり人気がある色ではありません。ホワイトの雨戸は、1年もすれば劣化が目立ち始めます。
一般的に戸袋と雨戸はセットで塗装を行います。業者ごとの施工費や使用する塗料によって価格に差は出てきますが、1箇所(1枚)あたりおよそ2,000円~5,000円が相場となっています。

 

2-2.門扉

門扉は、一式で見積もりが出されることが多いですが、費用はおおよそ約1万5千~2万円(7千~1万円/枚)です。工程としては表面の汚れをワイヤーブラシ・サンドペーパーを使って落とすケレン作業を行い、錆止め塗料を塗ったあとに、上塗りを塗装します。錆の程度が軽い物であれば1日で仕上げることができます。

 

 

2-3.鉄階段(10段)

マンションやアパート、公園などにある鉄製の階段を塗装(両面塗り)する時にかかる費用はおおよそ8~30万円です。鉄部の塗装は「ケレン+錆止め+上塗り」の仕様で行う必要があります。

 

2-4.給湯器

給湯器は、錆の状態や塗装部位(前面のみ塗装や配管カバーも含めて塗装、設置アダプターや枠の塗装など)やカラーによって値段が異なりますが、概ね1~3万円程度で塗装が可能です。

給湯器を塗装するときに注意すべき点は、給湯器の品番が表記されている部分や、ネジ部分、その他塗ってはいけない部分もあるため、業者に依頼する場合でも打ち合わせをしっかりとすることをおススメします。

 

2-5.ポスト

ポストは、塗装部分がわずかしかありませんので、塗料の費用はあまりかかりません。手間でどのくらいかかるのか?で金額が変わります。旧塗膜があり、塗装のみであれば市販の塗料を購入して自分でも塗装可能ですし、2,000円~でも業者に依頼することは可能です。錆がひどい場合は業者に相談することをおススメします。

 

3.鉄部塗装時に確認したい5つこと

「ちょっとだけの補修だから。」と「外壁を塗装するついでだから。」と油断してしまいがちなのが鉄部の塗装ですが、注意したい点がいくつかあります。ここでは、鉄部の塗装工事を検討する際に必ず確認していただきたい点をご紹介します。

3-1.施工時に一番大事な工程「ケレン」を行っているか確認する

ケレン作業

この記事で何度もお伝えしていますが、鉄部塗装で一番大切なのが塗装前の「ケレン作業」です。

ケレン作業によって既存の錆をしっかり取らないと、いくら上から錆止め塗料を塗っても錆の進行は止まりません。ケレンをしっかりやってくれる会社なのか?確認しましょう。

■確認方法

見積もり時に「ケレン作業はしっかりやってくれるのか?」実績などを確認。

塗装完了時にケレン後の鉄面の写真と使用した塗料缶の写真を確認。

 

3-2.下塗り塗料に防錆・防食塗料が使われているか確認する

下塗り剤として使用している塗料が錆止め塗料かどうかは確認する必要があります。代表的な錆止め塗料を以下でご紹介いたします。

■ 錆止め塗料例

・エスケー化研株式会社/エポサビマイルド

・日本ペイント株式会社/1液ハイポンファインデクロ

・株式会社アステックペイントジャパン/サーモテックメタルプライマー

 

 

3-3.上塗り塗料の耐久年数はライフプランに適しているか確認する

住宅ストック循環支援事業

いくらしっかり下地処理ができたとしても、仕上げの塗料が3~5年の耐久年数しかない塗料を使用した場合はすぐに再塗装が必要になってしまいます。
次の外壁や屋根、その他のリフォームの時期に合わせられるように耐久年数を選択しましょう。

 

3-4.塗料の塗布量を守っているか確認する

耐久年数が10年や15年の塗料を選んだとしても、施工方法が甘ければその10~15年の耐久年数は持ちません。しっかりと耐久年数を持たせるために必要なのは、塗膜の膜厚です。塗料には基準塗布量という塗る量が設定されており、それが守られて初めて10年や15年の耐久年数が発揮されます。基準塗布量をしっかり守る業者かどうかを見極めましょう。

■確認方法

・メーカーの仕様書で何缶必要か確認

・未開封の上塗り塗料缶数と開封後の空の状態の缶数を写真などに撮影してもらい確認する。

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3-5.外壁・屋根の色に合わせた鉄部色が選ばれているのか確認する

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色決めをする際は、個人の好みで決定しては絶対NGです。とくに鉄部は、既存の外壁や屋根、植栽や地域色などとの関係も考慮しなければならないため、色決めは慎重に行いましょう。業者によっては「カラーシミュレーション」をしてくれるところや、「カラーコーディネーター」という資格をもった方がアドバイスしてくれるサービスもあるので、そういったものをうまく利用して有意義な塗装工事にしましょう。

 

まとめ

鉄部を塗装することで、お家をさらにきれいに見せることや錆による機能低下を防ぐことが期待できるため定期的なメンテナンスがお勧めです。また、鉄部をメンテナンスする際に最も重要なのがケレン作業です。ケレンで既存の錆を取らないと、いくら上から錆止め塗料を塗っても錆の進行は止まりません。ケレンをしっかりやってくれる会社なのかを確認しましょう。

門扉やポスト、雨戸は、外壁塗装や屋根塗装と一緒に業者に頼むと色選びなども相談に乗ってもらえますし費用を抑えることもできます。ワンポイント色が変わるだけでも家の雰囲気が変わり、新しい気持ちにもなれます。ぜひご参考にされてください。この記事があなたの塗装工事の成功にお役立てしてもらえると幸いです。

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁・屋根・塀に生じるエフロレッセンス!発生原因は?補修が必要?

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
PAINTOPS半田店(株式会社榊原)スタッフの城坂です

 

外壁・屋根・塀などの表面に生じる白い汚染物のことを
“エフロレッセンス”と言います。

「もしかすると、我が家にもエフロレッセンスが生じているのでは?」
「なぜ我が家にエフロレッセンスが?」
「エフロレッセンスは放置しても大丈夫?」
など、エフロレッセンスについて様々な疑問・不安を抱えている方も少なくないでしょう。

この記事では、
・エフロレッセンスとは?(写真で解説)
・エフロレッセンスが生じるメカニズム&原因
・しばらくは様子見でも問題ないエフロレッセンス/補修を検討した方が良いエフロレッセンス
・エフロレッセンスの補修方法
など、外壁・屋根・塀などに生じるエフロレッセンスに関する情報を徹底解説します。
ぜひ、参考にしてください。

1.外壁・屋根・塀などに生じるエフロレッセンスを徹底解説!

1-1.[写真で解説]エフロレッセンスとは?

エフロレッセンスとは、外壁・屋根・塀などの表面に生じる白い汚染物のことです。

※エフロレッセンスのことを、「エフロ」「白華現象」「白華」などと言うこともあります。
※白い汚染物は、炭酸カルシウムです。

外壁・屋根・塀などに白くなっている箇所を見つけて、「もしかすると、エフロレッセンスでは?」と思った方もいるでしょう。
ずばり、下記写真がエフロレッセンスです。

■エフロレッセンス

※エフロレッセンスと見間違いやすい症状に、白いカビ・白い汚れ・チョーキング(外壁・屋根などの表面を触ると粉状のものが付着する状態)などがあります。


エフロレッセンスは、あらゆる外壁・屋根・塀などに生じるわけではありません!

エフロレッセンスが生じる可能性があるのは、セメントを含む建材だけです。
セメントを含まない建材には、エフロレッセンスは生じません。

▼セメントを含む建材(エフロレッセンスが生じる可能性がある建材)

外壁 窯業系サイディング、モルタル、ALC、タイル※、打ち放しコンクリート
屋根 スレート屋根(カラーベスト・コロニアルなど)、セメント瓦
その他 基礎、塀(ブロック塀など)、ベランダ、タイル(階段・アプローチなど)※

※タイル自体はセメントを含まない建材ですが、タイルの目地や下地にはセメントが含まれるため、建材がタイルの場合はエフロレッセンスが生じる可能性があります。

1-2.エフロレッセンスが生じるメカニズム&原因

はじめにエフロレッセンスが生じるメカニズムを解説すると…

エフロレッセンス(白い汚染物)は、外壁・屋根・塀などに浸み込んだ雨水に、外壁・屋根・塀のカルシウム成分が溶け出し、カルシウム成分を含む雨水が二酸化炭素と反応することで生じます。

エフロレッセンスが生じるのには、下記2つの原因が考えられます。

■エフロレッセンスが生じる原因①|外壁・屋根・塀などの経年劣化
外壁・屋根・塀などの経年劣化によって、エフロレッセンスが生じることがあります。
外壁・屋根・塀などに生じるエフロレッセンスのほとんどは、この経年劣化が原因です。

詳しく解説すると…
外壁・屋根・塀などは、時間の経過とともに少しずつ劣化していきます。一定の時間が経過し、ある程度劣化が進行すると、劣化箇所から雨水が浸み込むように。外壁・屋根・塀などに雨水が浸み込むようになれば、上記でお伝えしたメカニズムによってエフロレッセンスが生じることがあります。

※外壁・屋根は塗装の劣化が進行することで、ベランダの床はFRP防水などの劣化が進行することで、雨水が浸み込むようになります。
※ひび割れなどの劣化症状が生じると、よりエフロレッセンスが生じやすくなります。

■エフロレッセンスが生じる原因②|補修工事の不備
外壁・屋根・塀などの補修工事(塗装工事・防水工事等)時に何らか不備があったことが原因で、不具合の症状としてエフロレッセンスが生じることもあります。

▼補修工事(塗装工事・防水工事等)の不備
例)
・塗装工事時の縁切り不足
┗スレート屋根(カラーベスト・コロニアルなど)を塗装した場合には、縁切りが必要です。
・防水工事時の防水処理の不備 ほか
※上記例以外の補修工事(塗装工事・防水工事等)の不備が原因で、エフロレッセンスが生じることもあります。


一部の建材(※)には、新築後すぐに(建材を施工後すぐに)、わずかにエフロレッセンスが生じることがあります。このエフロレッセンスは雨水などに洗い流されて消失します。
※一部の建材:モルタル・タイル・打ち放しコンクリート・基礎など

2.外壁・屋根・塀などに生じたエフロレッセンスは補修すべき?放置しても大丈夫?

補修すべきかどうかは、エフロレッセンスの進行具合によって異なります。
※しばらくは様子見でも問題ない場合
・わずかにエフロレッセンスが見られる

・エフロレッセンスの生じている箇所がほんのわずか

※新築後すぐに(各建材を施工後すぐに)生じたエフロレッセンスも、様子見で問題ありません(1-2を参照)。

▼補修を検討した方が良い場合
・エフロレッセンスが多量に生じている(エフロレッセンスが堆積して塊になっている)
・ひび割れ箇所からエフロレッセンスが生じている
・ひび割れ箇所からエフロレッセンスと一緒にサビが流れ出ている


エフロレッセンスが多量に生じている(エフロレッセンスが堆積して塊になっている)


上記のような症状(エフロレッセンスが多量に生じている・ひび割れ箇所からエフロレッセンスが生じている・ひび割れ箇所からエフロレッセンスと一緒にサビが流れ出ている)を放置し続けると、建材がもろくなるなどして建材自体が早々にダメになるリスクが生じます。

3.押さえておきたい!エフロレッセンスの補修方法

3-1.「エフロレッセンスの除去+塗装工事等」で補修するのが一般的

洗浄(高圧洗浄)やケレン等でエフロレッセンスを除去し、その後、塗装工事・防水工事で建材をコーティングする補修方法が一般的です。

※タイル・塀などは、“洗浄(高圧洗浄)やケレン等でエフロレッセンスを除去するのみ”の補修方法が一般的です。基本的に、塗装工事・防水工事をしてコーティングをする必要はありません。

3-2.薬剤でエフロレッセンスを除去する補修方法も(タイル・塀などの場合)

タイル・塀などは、薬剤を使ってエフロレッセンスを除去する補修方法もあります。

※すべての建材に薬剤を使用できるわけではありません。タイル・塀などは基本的に薬剤を使用できます。

4.エフロレッセンスの補修はプロに依頼するのがオススメ

補修を検討した方が良いほどエフロレッセンスが進行している場合(※2章を参照)、エフロレッセンスの補修はプロに依頼するのが賢明です。

進行したエフロレッセンスの補修には専門的な知識・経験が必要となります。
無理に自身で補修をすれば、
・エフロレッセンスをキレイに除去できない
・エフロレッセンスの補修時に建材を傷つけてしまう
・専用の薬剤の使い方を誤り、建材を変色させてしまう・周辺の植栽を枯らしてしまう
・必要な補修工事が十分にできておらず、建材の寿命を縮めてしまう
などのリスクが生じます。

無理に自身でエフロレッセンスの補修をするのはオススメできません。

まとめ

エフロレッセンスとは、外壁・屋根・塀などの表面に生じる白い汚染物のことです。
エフロレッセンスは、セメントを含む外壁・屋根・塀などに雨水が浸み込むことで生じ
ます。

エフロレッセンスが生じる原因は、下記の2つです。
・原因① 外壁・屋根・塀などの経年劣化
・原因② 補修工事の不備

補修が必要かどうかは、エフロレッセンスの進行具合によって異なります。
本記事では、エフロレッセンスの補修方法についても解説しています。
エフロレッセンスの補修を具体的に検討する際には、あわせて参考にしてください。

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁塗装は秋がベストシーズン?全季節のメリット&デメリットも紹介!

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
PAINTOPS半田店(株式会社榊原)スタッフの城坂です♪

秋 家

「外壁塗装をするなら秋がベスト!…と聞いたのだけど、本当?」
「秋の外壁塗装が人気なのは、なぜ?」
「秋以外の季節に外壁塗装をするのは、どうなの?」

ずばり、秋は外壁塗装の人気シーズンです。

なぜならば、天候が安定している秋は、外壁塗装をするのに適した日が多いためです。また、過ごしやすい気候のために、工事のストレスを感じにくいというメリットもあります。

とはいえ、秋でなければ外壁塗装がうまくいかないというわけではありません。秋以外の季節でも、外壁塗装は問題なく可能です。このあたり本章で詳しく解説いたします。

この記事では、
・秋の外壁塗装が人気の理由
・秋に外壁塗装をするメリット&デメリット
・確実に秋に外壁塗装をするために!押さえておきたいこと
・季節別(春・梅雨・夏・冬)!外壁塗装のメリット・デメリット
などを解説してまいります。秋の外壁塗装を検討している人にはもちろん、いつ外壁塗装をするべきかで迷っている人にも役立つ情報をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

1.外壁塗装は秋(9~11月)が人気シーズン!

塗装業者

なぜ秋(9~11月)が人気かというと、“外壁塗装に適した日が多いため”です。

基本的に、下記の気象条件を満たしていなければ、外壁塗装はできません。その点、秋は、下記の気象条件を満たす日が多いため、外壁塗装に向く季節と言えます。

[外壁塗装ができる気象条件]
■気温が5℃より高い
■湿度85%未満
(雨が降っている場合、湿度が85%を上回るため塗装工事はできません)
■強風、降雨、降雪などの気象下ではない
■結露が発生していない

※上記を満たさない気象条件下で無理やり塗装工事をすると、施工不良につながる可能性があるため、上記を満たさない条件下の日は、塗装工事は中止となります。ただし、足場の設置や洗浄など、塗装以外の工程については、必ずしも上記条件を満たす必要はなく、たとえば気温が5℃以下、降雨の日などにも塗装工事が中止とならないこともあります。

とはいえ、秋でなければ、外壁塗装ができないというわけではありません。春でも夏でも冬でも、外壁塗装は一年中、可能です。

たとえば、気温が5℃を下回った冬の日や、雨が続く梅雨時期に外壁塗装ができないこともありますが、冬や梅雨の間ずっと外壁塗装ができないわけではないのです。冬や梅雨の時期には、上記の気象条件を満たす日を待たなければならないこともありますが、上記の気象条件を満たす日には、問題なく外壁塗装をすることができます。
(※秋以外の季節に外壁塗装をするメリット・デメリットについて詳しくは、4章を参照ください。)

また、秋の外壁塗装が人気なのは、過ごしやすい秋の気候も関係しています。

というのも、塗装工事中は、好きなときに換気ができない(窓が開けられない)など、生活に多少制限が生じます。こうしたことは、いつ外壁塗装をしても起こることではありますが、過ごしやすい秋や春などに比べて、暑い夏や寒い冬の塗装工事に余計にストレスを感じてしまう人もいます。
何をどうストレスに感じるかは人それぞれのため、一概には言えませんが、過ごしやすい気候の秋を選んで外壁塗装をする人が多いということは、一つの事実です。

2.秋に外壁塗装をするメリット&デメリット

「秋に外壁塗装をするかどうかで迷っている」という方は、下記のメリット・デメリットを参考に、実際に秋に外壁塗装をするかどうか、検討してみてください。

2-1.メリット

秋に外壁塗装をするメリットは、下記の通りです。
※ご紹介するメリットは、1章の秋の外壁塗装が人気の理由と同じですが、よりわかりやすいように、かみ砕いて解説しておりますので、ぜひ、下記メリットもチェックしてみてください。

■メリット①|天候が安定しているため、スケジュール通りに塗装工事が進みやすい

1章でご紹介した通り、天候が安定している秋は、[外壁塗装ができる気象条件(1章を参照)]を満たす日が多く、スケジュール通りに塗装工事が進む傾向があります。

■メリット②|過ごしやすい気候の秋は(過ごしにくい気候の季節に比べて)工事中のストレスを感じにくい

塗装工事中は作業音がしたり、塗料の臭いがしたりすることがあります。また、好きなときに換気ができない(窓が開けられない)など、生活に多少の制限が生じます。
1章でもご紹介した通り、こうしたことは、秋だけでなく、一年中いつ外壁塗装をしても起こることではありますが、梅雨や暑い夏、寒い冬などの過ごしにくい季節には、特に強いストレスを感じてしまう人もいます。何をどうストレスに感じるかは人それぞれですが、過ごしやすい気候の秋を選んで塗装をする人がいるというのは一つの事実です。

また、天候が安定している秋は、急に塗装工事が中止となることも少ないので、「急に工事がなくなった」「工事が中止となる日が続き、トータルの工事日数が延びた」といったことによるストレスが生じにくい、というメリットもあります。

2-2.デメリット

秋に外壁塗装をするデメリットは下記の通りです。

■デメリット①|人気時期のため、希望のスケジュールで塗装工事ができないこともある

スケジュール

秋に外壁塗装をするデメリットといえば、希望のスケジュールでの塗装工事が難しいことでしょう。人気シーズンである秋は、塗装業者の多くが立て込んでいるため、希望のスケジュールで塗装工事をするのが難しい傾向にあります。特に、人気の塗装業者に依頼をする場合や依頼が遅くなればなるほど、希望のスケジュールで塗装工事をするのが難しくなります。
※確実に「秋」に外壁塗装をするために押さえておきたい2つのことを、下記3章でご紹介しております。ぜひ、参考にしてください。

■デメリット②|台風がくると塗装工事はできないため、工事が長引くこともある

台風

2-1でご紹介した通り、秋は「天候が安定しているため、スケジュール通りに塗装工事が進みやすい」というメリットがありますが、例外となるのが、台風が来たとき。台風がくると、当然、工事はストップすることになり、その分、工事スケジュールは後ろに倒れ、工事は長引くことになります。

※特に秋のはじめ、9~10月あたりは台風が発生しやすく、台風による工事の遅れが生じやすい時期です。
[参考]台風の発生数(国土交通省・気象庁HP)

 

3.確実に「秋」に外壁塗装をするために押さえておきたい2つのこと

2-2でお伝えした通り、秋は外壁塗装の人気シーズンのため、希望のスケジュールで塗装工事ができないこともあります。場合によっては、「秋に外壁塗装をしたいと思っていたのに、できない」といったことになることも。
そこで、この章では、確実に秋に外壁塗装をするために、押さえておきたいことを2つご紹介いたします。

3-1.早々に依頼する塗装業者を見つけるべし

期間

「秋に外壁塗装をしたい」と思ったら、そう思った時点で、早々に塗装業者を見つけるべく動くのがオススメです。その理由は2つあります。

1つは、“信頼できる塗装業者を見つけるのには、一定の時間がかかるため”です。
信頼できる塗装業者を見つけようと思ったら、「目ぼしい塗装業者を何社か探して、見積りを依頼し、住まいを診断してもらった後に見積書を提示してもらい、依頼する塗装業者を絞り込む」という段階を踏む必要があり、一定の時間がかかります。どのぐらい時間がかかるかはケースバイケースですが、上記の流れを見ていただければわかる通り、1~2日で塗装業者を見つけるのは、まず無理です。場合によっては、数週間かかることもあるでしょう。

夏の終わりや初秋に「秋の間に塗装がしたい」と思い立った場合は特に、早々に塗装業者を探しはじめることをオススメいたします。

もしかすると、「塗装業者はどこも同じ」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。塗装工事の質は、塗装業者の腕に大きく左右されます。そのため、質の高い塗装工事ができる、信頼できる塗装業者を慎重に見極める必要があるのです。

▼塗装業者の見極め方について詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

そして、早々に依頼する塗装業者を見つける必要があるもう1つは、“信頼できる塗装業者には多くの依頼が寄せられるため、早々に塗装工事の予約を入れておく必要があるため”です。特に秋は人気シーズンであるため、腕の良い塗装業者は早い段階から予約で埋まってしまうことも。そのため、できるだけ早くに依頼する塗装業者を見つけ、予約を入れる必要があるというわけです。

3-2.秋に外壁塗装をしたいことを契約前に伝えておくと安心

契約

塗装業者と契約を結ぶ前に、「秋に塗装工事をしてもらえるのか、どうか」は必ず確認しましょう。希望の日程がある場合、その日程に塗装工事が可能かどうかまで確認しておくと安心です。

たとえば、秋の外壁塗装を見据えて初秋に契約をしたとします。自身では「まだ秋のはじめだし、秋の間には塗装工事をしてもらえるだろう」と思っていても、塗装業者が同じように考えているとは限りません。場合によっては、すでにその塗装業者は秋の案件をたくさん抱えており、どう考えても秋には塗装工事ができない状態である可能性もあります。

「自身では秋に塗装工事をしたいと思っていたのに、冬の塗装工事を打診されてしまった」といったことにならないように、秋の塗装工事が可能かどうかは契約前に確認しておくのが賢明です。

 

4.[補足]外壁塗装は一年中できる!季節別のメリット&デメリット

先述の通り、外壁塗装は一年中、可能です。

この章では、秋以外の季節、春/梅雨/夏/冬に外壁塗装をするメリット&デメリットをご紹介いたします。「いつ、外壁塗装をするかで迷っている」という方は、ぜひ参考にしてください。

[春/梅雨/夏/冬に外壁塗装をするメリット&デメリット]

季節 メリット デメリット
・天候が安定しているため、スケジュール通りに工事が進みやすい ・砂埃や黄砂などが、まだ乾いていない塗膜に付着してしまうことがある・塗装繁忙期にあたるため、工事が立て込み、希望通りのスケジュールで工事ができないこともある
梅雨 ・閑散期となるため、キャンペーンや割引特典が受けられる可能性も ・雨天のために工事ができない日も多く、工事が長引くこともある
・人気シーズンではないため、希望のスケジュールで塗装工事ができる可能性が高い・日照時間が長いため、作業時間を十分に確保できる ・夏は夕立が多く、夕立が降ると塗装工事が中断する・塗装工事の日程がお盆とかぶると工期が長くなる
・塗装工事中は、塗料の飛散を防ぐために塗装しない箇所を覆ってしまう(養生)が、そもそも窓を閉めている冬であれば問題ない ・日照時間が短くなるため、作業可能な時間が他季節より短い・気温5℃以下の日は工事ができない

・年末年始は塗装業者も休みに入るため、工事がストップする

▼外壁塗装の季節については、ぜひ、こちらの記事も参考にしてください。

▼外壁塗装の費用については、ぜひ、こちらの記事も参考にしてください。

 

まとめ

秋の外壁塗装について解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
天候の安定している秋は、外壁塗装に適した気候の日が多く、外壁塗装の人気シーズンです。

秋に外壁塗装をするかどうか迷っている方は、2章のメリット・デメリットを参考に検討してみてください。また、秋に外壁塗装をしたいと考えている方は、3章の確実に秋に外壁塗装をするために押さえておきたいことを頭に入れておくことをオススメいたします。

外壁塗装は秋以外でも、一年中、問題なくできます。この辺りの内容については、4章にて解説しておりますので、ぜひ、チェックしてみてください。

 

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