色あせや汚れが目立ってきて外壁リフォームを検討しようかなと思っている方、「やるならオシャレな塗装にしたい」「これを機にイメージチェンジしてみたい」と迷っていませんか?
ただ、今後も大切に暮らしていくお家です。塗装をして10年以上もその色になることを考えると、絶対に色選びでは失敗したくないとお考えの方が多いのではないでしょうか。
お家は人生で最も大きな買い物です。そんなお家の塗装は納得いくまで考えて、満足するデザインにしたいですよね。
今回は、そんなあなたにオシャレに生まれ変わったお家を数多く紹介していきます。
その中で外壁塗装をオシャレにするためのポイントや注意すべき点もお伝えしていくので、ご自宅の外観と照らし合わせながら、お好みのイメージを発見する材料にして頂ければと思います。
1.イメージを膨らませることがオシャレへの第一歩!まずは施工事例をたくさん見てみよう!
外壁塗装のデザインを考え始めるときに大切なことは、「完成後の仕上がりをイメージすること」です。
まずは様々な施工の事例を見ることで、理想の完成後の姿をイメージしてみましょう。2章からは実際に塗装で生まれ変わったお家の数々を紹介していきたいと思います。
2色を使用したデザインや人気の高い色をベースに塗装したデザイン、部分的にアクセントを付けたこだわりのデザインなどを一挙にご紹介いたしますので、ご自身のお家に合ったイメージを探してみましょう!
2.2色分けでの施工事例集
デザインを考えるときにまず思いつくのが2色を使ったデザインではないでしょうか。
ただ、色の使い方はもともとのお家のデザインによって大きく異なってきます。
ここでは複数の色を使ったお家の施工事例をご紹介します。
2-1.現状の外壁を活かした2色分け
元々色分けがしてあったお家や、複数の建材が使用されているお家はもともとの外壁を生かして2色に塗り分けることで今までのイメージを変えることが出来ます。
落ち着いた色にラインを加えたことでアクセントに!
落ち着いたベース色にオレンジ色のラインが入る事でメリハリが出ます。
濃色に白を合わせてメリハリを付ける
元々の色分けを生かして塗り分けをすることでオシャレに仕上げています。
パステルカラーを使用して可愛らしい印象に!
既存のデザインを活かした塗装で明るく軟らかく可愛らしい印象に生まれ変わりました。
外壁のデザインを活かして横のラインをデザイン!
外壁の模様を生かして塗り分けをしています。オシャレな仕上がりになっています。
2色仕上げでスッキリとしたデザインに!
白・茶の2色でまとめることにより、まとまりのあるスッキリと洗練された印象を与えます。
2-2.帯板を利用した2色仕上げ
家によっては新築時から飾りの帯板(※下記画像参照)が入っている家もあります。
帯板とは、階の境目やデザインとして取り付けられている板のことをいいますが、塗装をする際に塗り分けをすることでデザインに活用することが出来ます。
帯の色分けで立体感を演出!
帯色を色で塗り分けることで外壁に立体感を出し、他にはない立体的な仕上がりに。
黒と茶系を使用し、重厚かつスタイリッシュに仕上げる!
帯の色はサッシや屋根の色と合わせることで統一感を出し、外壁は外構の色と調和を取ることで重厚で洗練されたデザインに仕上がっています。
1階と2階の境目を塗り分け、モノトーン調のシックな仕上がりに
階の境目に帯板が無くてもラインを塗装で作ることで上下の2色分けを実現!モノトーンでシックな仕上がりに変身しました。
梁板と柱を明るい色で統一することでオシャレな和風の仕上がりに!
梁板と柱を暖かなオレンジ色で塗り分けることでオシャレな和風家屋にデザインを一新しました。
正面の帯に差し色を使用する遊び心でワンランク上のデザインに!
バルコニーの帯板にワンポイントの赤を使用することでシックな中にオシャレをプラスしました。
2-3.ワンポイント色分け
外壁の色分けは大きく塗り分けなくてもワンポイントでイメージはガラッと変わります。少ない範囲の塗り分けデザインを数種類ご紹介します。
正面の一部分をレンガ調にワンポイントデザイン!
正面の外壁のみ立体的に見える特殊なデザイン塗装を施し、我が家だけのお洒落なデザインに仕上がりました。
出っ張り部分の塗り分けで立体的な仕上がりに!
外壁の出っ張りがある部分のみ塗り分けることで立体的なデザインに仕上がっています。パステルカラーの配色で温かみのある可愛らしい印象を与えます。
バルコニーのみの色分けで演出するシンプルなデザイン!
バルコニーのみの色分けでもサッシなどの色と合わせることでシックでオシャレな印象を与えます。
淡いパステルカラーを取り入れ、北欧風のオシャレな仕上がりに!
バルコニーと玄関周りのみ色分けをし、まとまりのある仕上がりになっています。
外壁のコーナーを境にメリハリのある塗り分け!
外壁のコーナー部分を境に塗り分けをすることで、新築時に1色だった家でもオシャレに塗り分けが出来ます。青を使う事でさわやかな印象になります。
次に人気の色やオススメの色の組み合わせを施工事例と共にご紹介していきます。色が変わればイメージもガラッと変わりますので、塗装後のお家のイメージを掴む参考にして頂ければと思います。
3.人気・オススメ色の施工事例
3-1.白を基調とした施工事例7選!
白色は他の色との相性がよく、外壁の塗装で最も人気の高い色でもあります。ここでは白色を使用した施工事例のお写真をご紹介します。
3-2.オススメ色の組み合わせ施工事例
続いては外壁の色の組み合わせについてご紹介します。
外壁の色の組み合わせには相性の悪い組み合わせもありますので、事前にどんな色が相性が良いのかを確認しておきましょう。また、カラーシミレーションなどを業者にお願いするとイメージしやすくなります。
青色×白色
緑色×クリーム色
黒色×白色
桃色×白色
茶色×白色
茶色×クリーム色
黄色×茶色
4.こんな塗装もできる!サイディングならではのこだわり施工事例集
サイディングボードはそのデザインの豊かさから、現在の新築住宅に多く採用されています。ただし、塗装をするとなると「意匠性のあるお気に入りの柄もペンキで塗りつぶさないといけないのかな」と不安になる方も多いはずです。
ここではそんな方のために、お気に入りの柄を残した塗装や、柄を活かした我が家だけのデザイン塗装など紹介していきたいと思います。
サイディングをご使用の方は必見です!
4-1.お気に入りの柄を残した塗装
「塗装=ペンキで色を付ける」そんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。実はペンキの中には「色を付けない透明な塗料」というものが存在します。
「大切な我が家をメンテナンスしたいけどお気に入りの柄は消したくない」そんな方には透明なクリヤー塗料を使った塗装がオススメです!
4-2.サイディングの凹凸を活かした2色分けの工法
次に、既存のサイディングボードの凹凸を活かした塗装の工法をご紹介します。先ほどご紹介したように、サイディングボードの柄を残した透明な塗料による施工もありますが、既存の柄を活かして新しいデザインに仕上げることも可能です。
レンガ調の柄を活かしたデザイン塗装!
タイル調の柄を活かしたデザイン塗装!
レンガ調の柄をモノトーンにアレンジ!
サイディングの凹凸を活かして我が家だけの色分けを実現!
サイディングの柄に我が家オリジナルの着色仕上げを!
※こちらの凹凸を活かした塗装の方法に関しては高度な技術を要するため、すべての塗装店で出来るわけではありません。気になる方はお問い合わせをする際に事前にこの工法が可能かどうかの確認が必要です。
5.塗装のデザインをする際に押さえておきたいポイント
多数の事例をご紹介してきましたが、最後に塗装のデザインを考える上で押さておくべきポイントをまとめさせていただきます。
5-1.近所を歩くことも色選びの参考になる
近隣のお家や街の雰囲気からかけ離れすぎない色を選び、環境に調和した色を選ぶということも非常に重要な要素です。(京都などの一部地域では外壁に使用できる色が制限されている場合もあります。)
必ずしも周りに合わせる必要はありませんが、周囲の住宅と同系統の色を選べばうまく景観に馴染み、色選びで失敗するリスクを軽減することができます。
5-2.塗装後の希望する仕上がりイメージを言語化する
いざオシャレに塗装したいと思っても、実際にどんな色を選べばいいかで悩む方は非常に多いのが現状です。外壁に使いたい色が明確に決まっていない場合は、「理想とするイメージ」から考えてみるといいでしょう。
「かわいい印象にしたい」「モダンな雰囲気にしたい」「シックな外観にしたい」など、まずはご自身のイメージを言語化して、そこから色を逆算して考えていくと上手くいきます。下の図で、住まいのイメージにどんな色が対応しているのかをまとめています。ぜひこちらを色選びのご参考にしてみてください。
5-3.カラーシミュレーションで仕上がりイメージを確認する
外壁の色を決める際には完成後のイメージを確認するために最近ではカラーシミュレーションが用いられることが多くなっています。カラーシミュレーションでは自分の家に実際の色を着せ替えて仕上がりのイメージを確認することが出来るため、とても便利です。
ただし、シミュレーションで見る仕上がりと実際の仕上がりはシミュレーションをする画面や実際の日の当たり方で色の見え方が異なってきますので、それだけで判断をするのは危険です。
実際に色を選ぶ際には業者さんと入念に確認をした上で色を決定しましょう。
5-4.色を決定する前に必ず外で色見本を確認する
色を最終決定する前に必ず行わないといけないのが「屋外で色の見本を確認する」ということです。
屋内と屋外では日の当たり方によって大きくイメージが異なります。そのため、同じ色であっても蛍光灯の下で見た場合と、太陽光の下で見た場合では色の見え方が大きく変わってきます。
色を決定する際には必ず外に出て大きめの色見本で最終確認をするようにしましょう。その際には業者にA4サイズ以上の大きめの色見本を準備してもらい、実際にお家の壁に当ててみて太陽光の下で確認してみるようにしましょう。
まとめ
本記事では外壁塗装のデザインを検討し始める際に必要なポイントをまとめてご紹介させて頂きました。
外壁塗装をオシャレに仕上げるためには様々なポイントがありますが、まずは「自分の好みのイメージ」を発見することです。
デザイン選びで迷われた際には本記事をご覧頂き、オシャレな外壁塗装の参考にして頂ければと思います。
大切なお家が外壁塗装でオシャレに生まれ変わることを願っております。