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【半田市】【阿久比町】【常滑市】[戸袋の塗装]プロが教える、塗装のタイミング&費用

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

雨戸を収納する為に設置されているのが戸袋です。この戸袋の退色や錆、汚れが目立つようになり、綺麗に塗装し直したいとお考えの方は多いのではないでしょうか?

しかし、「いつが塗装に適した時期なのか」、「塗装費用はどのくらい掛かるの?」、「外壁塗装と一緒に出来ないのか」、「自分でも出来るの?」と疑問をお持ちの方も多いと思います。

戸袋は材質が木製・鉄製と複数あり、材質によって適切な塗装方法が異なります。適切な方法で塗装をしなければ不具合の原因にもなってしまいます。

そのようなことにならない為にも、この記事では戸袋を塗装する時に知っておくべき知識をお伝えいたします。

ぜひ、ご参考にして下さい。

1.戸袋の劣化状況を知る

1-1.戸袋の劣化症状

戸袋の材質は以前は木製が主流でしたが、最近の日本建築においては鉄製やステンレス製、アルミ製の戸袋が主流となっています。
では、戸袋にはどのような劣化症状があるのでしょうか。

①塗膜の剥離

木製の戸袋でよく見られる症状として代表的なものに塗膜の剥離があげられます。塗膜の剥離をそのまま放っておくと木部が水分を吸収して腐食してしまいますので早めに塗装する必要があります。

②チョーキング

手で触れてみて白い粉が手に付くようであれば、塗膜が劣化しているサインであるチョーキング現象が起きているサインです。早めに塗装によるメンテナンスが必要です。

③塩害による錆

特に海に近い家でみられる症状ですが、鉄製の戸袋には潮風による塩害があります。塩害による錆を取り除かないでいると、錆が進行し、やがて穴が空いてしまいます。ステンレス製、アルミ製でも一度錆び始めると腐食が進みやすくなってしまいます。また、雨が直接当たりにくいところが先に錆びてしまうので注意が必要です。さらに、戸袋が何かしらの錆が接触しやすい場所や錆汁が垂れてきてしまうような場所にある場合も注意が必要です。

雨風や台風等から家を守ってくれるのが雨戸です。そして、雨戸を守っている戸袋が劣化していては雨戸も劣化させてしまう原因となります。
その為にも戸袋に上記のような症状が見られた場合は、早めに塗装をすることが大切になります。

1-3.塗装のタイミング

戸袋は錆や塗膜の剥離、劣化が目立ち始めたら塗装をすることをオススメします。

通常、戸袋に使用されている塗料は屋根や外壁に使用されている塗料よりも耐候性が高くありません。その為、家の立地条件や環境、塗料にもよりますが、木製や鉄製は3~8年ごとに塗装が必要です。

尚、ステンレス製、アルミ製に関しては塗装しても剥がれやすい為、塗装はオススメしません。

また、戸袋の塗装は密着性の高い2液タイプをオススメします。2液タイプは正しい塗料の使い方、塗り方をしなければなりません。その為、DIYではなくきちんとした知識のある業者に依頼することをオススメします。

※2液タイプは主剤と硬化財の2種類の溶剤を混ぜ合わせてから塗料として使用するものです。主剤と硬化剤を使用することで硬化剤の化学反応が起こり、分子の結合が密になるため塗膜と下地との密着性や良く、耐候性も高くなります。

2.戸袋の塗装費用はいくらぐらい?

一般的に戸袋と雨戸はセットで塗装を行いますので、戸袋と雨戸を含めた塗装費用をお伝えします。

戸袋の塗装をしていくうえで業者ごとの施工費や使用する塗料によって価格に差は出てきますが、1箇所(1枚)あたりおよそ2,000円~4,000円が相場となっています。

以下は木製と鉄製の価格例です。

材質 単価
木製 ¥1,200~1,600/㎡
鉄製 ¥1,000~1,350/㎡

※ケレン+専用塗料での施工

 

3.戸袋塗装の基本的な流れとポイント

3-1.材質ごとに合った塗料を使用する

木製や鉄製、ステンレス製、アルミ製といった種類の戸袋が存在します。種類ごとに適した塗料タイプをお伝えします。

木製

造膜タイプの塗料の場合、木の呼吸で塗膜が剥がれやすくなります。その為、浸透タイプの塗料や木の呼吸を妨げない造膜タイプの塗料をオススメします。また、通常の油性系の塗料は剥がれやすいのでオススメしません。

木製の戸袋にオススメの塗料

塗料メーカー 塗料の種類 塗料名
大阪ガスケミカル 油性木材保護塗料 キシラデコール

鉄製

ケレンで錆をしっかり落とした後にエポキシ系の錆止め剤と、ウレタン、シリコン、フッ素等の塗料で塗装を行います。また、屋根、外壁と同等ランクの塗料を塗ることで家全体の塗り替えサイクルを同じにすることが出来るのでオススメです。

鉄製の戸袋にオススメの塗料(錆止め剤)

塗料メーカー- 塗料の種類 塗料名
日本ペイント 2液型エポシキ系錆止め  ハイポンファインプライマー
エスケー化研 2液型エポシキ系錆止め  SKマイルドボーセイ
関西ペイント 2液型エポシキ系錆止め スーパーザウルス
ロックペイント 2液型エポシキ系錆止め 2液型サビカット

ステンレス製・アルミ製

ステンレス製・アルミ製のものへはそもそも塗装をすることはオススメできません。

塗装は可能ですが、塗料の付着性は非常に悪く、塗装する際にはサンドペーパー-等で塗料の密着を良くする為に研磨をして傷を付ける目荒しをしますが、それでも、塗っても1年持たないほどで剥離を起こすことがあります。

3-2.塗装の基本的な流れ

①洗浄 ・高圧洗浄で汚れを落とします
②ケレン ・サンドペーパー、ワイヤーブラシ、電動工具等の専用の工具を使用し錆を落とします
※錆がない場合も塗料の密着を良くする為に研磨をして傷を付ける目荒しをします
③養生 ・塗料の飛散を防ぐ為、塗らない箇所をビニールやテープ(マスカー等)を貼って養生します
③下塗り ・鉄製の下塗りには錆に強いエポキシ系の錆止め塗料を使用します・スプレーガンでの吹付けや刷毛で塗装します
④中塗り ・鉄部も屋根、外壁塗装同様3回塗りをします
⑤上塗り ・上塗りでキレイに仕上げます

※上記の施工の流れは鉄製の戸袋の場合です。

3-3.戸袋塗装に掛かる期間

戸袋塗装に掛かる期間は戸袋の数や大きさにもよりますが4~5日程度を考えておくと良いでしょう。

屋根、外壁と同じタイミングで戸袋、雨戸の塗装をしてもらうことをオススメします。

 

4.戸袋塗装のDIYにチャレンジ

4-1.DIYによる塗装

戸袋の塗装は基本的に業者に依頼することをオススメしておりますが、DIYでチャレンジしたいという方はこちらをご参考下さい。

①洗浄 ・藻やカビ、その他汚れ等を洗浄します。高圧洗浄機を使用する場合は、木を傷つけないように注意してください。
また、木材が湿ったまま塗装をすると塗膜の剥離が起きてしまうので、十分に乾燥させましょう。
②ケレン ・サンドペーパーで錆を落とします。
※錆がない場合も塗料の密着を良くする為に研磨をして傷を付ける目荒しをします。
③養生 ・塗料の飛散を防ぐ為、塗らない箇所をビニールやテープ(マスカー等)を貼って養生します
④塗装 ・塗料を均一に塗るように心掛けましょう。下塗り、中塗り、上塗りと3回の工程を行い、均一に厚い塗膜をします

基本的に塗装の工程は木製、鉄製と変わりはありません。

その他、以下のポイントに注意してDIYをしましょう。

①塗料のかく拌 ・塗装の始めと終わりで色の濃淡が変わってしまうので、塗料缶を良く振り、かくはん棒で良く混ぜて塗料を均一にしましょう。
②塗装の順序 ・塗装は塗りにくいところから行い、最後に目に付きやすい箇所を仕上げましょう。
③塗り方 ・ムラにならないように、均一に塗装しましょう。

下記の記事もDIY塗装の参考にご覧ください。

 

4-2.DIYで必要な道具

【サンドペーパー・ウエス】

・サンドペーパー・・・建材のささくれや残っている塗料を研磨して表面をキレイにします。

耐水サンドペーパー 武蔵ホルト

¥159~

【マスキングテープ・マスカー・新聞紙】

・マスキングテープ・・・養生をする為のマスカーの補強や、ビニールシートと併用して養生する際に使用します。

¥319~

マスキングテープ 男前モノタロウ

 

・マスカー・・・塗料の飛散を避ける為に、塗らない箇所を養生する際に使用します。

¥129~

布コロナマスカー(布マスカーテープ) モノタロウ

 

・新聞紙・・・刷毛等に残った塗料を塗り広げる様に吸い込ませて処分する際に使用します。

¥100~

 

【刷毛・隙間用ベンダー・コテ刷毛・つぎ柄・受け皿】

・刷毛・・・細かくなっている箇所を塗装する際に使用します。

¥269~

鉄骨・橋梁用刷毛 男前モノタロウ

 

・ローラー・・・広い面を素早く塗装する際に使用します。

¥708~(ハンドルを合わせて)

スモールローラー モノタロウ

 

・隙間用ベンダー・・・刷毛等が入りにくい隙間を塗装する際に使用します。

¥199~

ベンダー 大塚刷毛製造

 

・受け皿・・・刷毛やコテ刷毛といった道具に塗料を染み込ませる為に塗料を移し変える際に使用します。

¥539~

受け皿 インダストリーコーワ

 

4-3.DIYの注意点

戸袋や雨戸はサイディングの様に模様が無く平滑なものが多いので、塗料によってはダレ易い事もあります。鉄の素材などは早朝、夕方に結露の可能性があるので天気と季節には特に注意が必要になります。

その他、手を溶剤から守ることを見落としがちな方が多いようです。塗装をする際は塗装や溶剤に触れる作業に適した耐溶剤性のある保護手袋を用意するようにしましょう。

5.戸袋塗装のビフォー・アフター

ここでは戸袋を塗装でメンテナンスをするとどのように変わるのか、ビフォー・アフターをお見せします。

p8

 

001

before

002

after

 

 

001 (1)

before

002 (1)

after

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

戸袋は塗装出来るもの出来ないものと種類が分かれており、木製、鉄製と材質ごとに合った塗料の選択が重要です。

直接家の劣化に繋がる箇所ではありませんが、戸袋は雨戸を守る大切な部分で、劣化がみられたら早めに塗装する必要があります。

戸袋の塗装の際はこの記事を参考にしていただけたら幸いです。

 

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