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【半田市】【常滑市】【阿久比町】お住まいのベランダ防水|傷みの見極め方とメンテナンス費用について

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

洗濯物を干したりするためにベランダに出た時、ふと床面が傷んでいる事に気がつくことはないでしょうか?家は築10年を経つとひび割れや色あせなどの劣化症状が出始めます。それは、ベランダも例外ではありません。特にベランダは日中、紫外線が直接あたり、降水時は雨水を受け止める場所でもあるので傷みやすい場所になります。

一般的な戸建住宅の場合、ベランダの床面にはFRP防水というもので防水性能を持たせています。防水面の最上層はトップコートとよばれる塗料が塗布されています。経年劣化によって次第に傷んでいく為、おおよそ5、6年でトップコートを塗り替えていく必要があります。ベランダ防水の劣化を放置すると最悪の場合、雨漏りにもつながります。ベランダ防水は定期的なメンテナンスが必須なのです。

今回のブログでは普段馴染みのないベランダ防水の概要から、メンテナンス時期の見極め、メンテナンスに掛かる費用などをご紹介しています。

この記事を読んでお住まいのベランダ防水の状態を見極められる判断基準を自分の中に持ってください。

1.ベランダ防水工事には定期的なメンテナンスが必要

1-1.防水工事とはなにか


防水工事とは雨水を遮断し、漏水を防ぐ為におこなう工事のことです。一般的に防水工事は屋上、ベランダ、バルコニーなどに行なわれます。ベランダにおこなわれる防水工事を総称してベランダ防水と呼びます。
ベランダ防水工事は雨水の浸入を遮断する為に薄い防水の層を重ねて作られております。ベランダ防水工事の種類には液状の樹脂で層を形成する塗膜防水工事や、シート上の防水材で層を形成するシート防水工事、液状の樹脂とシートの両方を使用して隙間なく防水する複合防水工事というものがあります。木造の戸建て住宅のベランダ防水の場合、FRP防水という種類の塗膜防水工事がおこなわれる事が一般的なようです。
ベランダ防水工事では共通して、シートや塗膜で防水層を形成した後、防水層を守る為にトップコートと言われる塗装を施します。このトップコートの耐久性は一般的に5、6年程度から劣化が始まると言われており、トップコートの初期劣化を放置してしまうと、下層まで傷みが進行し、最悪の場合には素地まで浸水してしまう事もあります。
その為、トップコートは定期的にメンテナンスをしていく必要があるのです。

さて、木造の戸建て住宅ではFRP防水と呼ばれるベランダ防水工事が一般的です。まずはFRP防水が一体どのようなものか、その概要について下記で詳しくご紹介します。

 

1-2.FRP防水

FRP防水はベランダの防水工事の一種です。ベランダ防水工事の中の塗膜防水工事に分類されます。
FRP防水とはFiberglass Reinforced Plasticsの略で、直訳すると繊維強化プラスチックという意味です。
木造住宅のベランダを形成した合板などにプライマーを塗った後、防水用ポリエステル樹脂を塗り、ガラスマットを貼り付けます。更にその上から防水用ポリエステル樹脂を塗りこみ、空気層をなくす作業(脱泡)をおこなって防水層を作ります。その後、同じ工程を繰り返し2重の防水層を仕上げていきます。最後に、サンダーや研磨紙で表面をなめらかにした後にトップコートを塗って仕上げます。
ベランダ防水

 

冒頭でもお伝えした通り、防水工事の最上層はトップコートと言われる塗装の施された層です。FRP防水も同様で、トップコートが最上層にあります。ベランダ防水の状態を保つ為にはトップコートが傷みだした段階で補修をおこなう事が重要になります。

また、ベランダ防水工事には他にもウレタン塗膜防水やシート防水、アスファルト防水などもあります。
集合住宅や商業施設の屋上など広大な場所で使われる防水工事の工法の為、戸建住宅のベランダの防水工事について記載している今回の記事では割愛させていただきます。

2.ベランダ防水の劣化のサインの見極めと補修方法

一般戸建て住宅では新築の際ベランダ防水工事はFRP防水でおこなわれます。FRP防水の傷みはトップコートの劣化であれば軽度、防水層や素地に至る劣化は重度であると判別ができます。

FRP防水の劣化症状と補修方法
劣化症状 劣化写真 補修方法
トップコートの色褪せ トップコート色あせ トップコートが経年劣化によって色褪せてきた場合、トップコートを塗り替えして補修します。
トップコートの割れ トップコートの割れ 部分的な割れの場合は下地補修をおこないトップコートの塗り替えをします。
大きく割れており、ひび割れが重度の場合には下地から施工します。
苔、藻、草の繁殖 トップコートが褪せてきて、表面の劣化が進行すると苔や藻、草の繁殖がおこりやすくなります。
高圧洗浄で洗い流してからトップコートを塗り替えして補修します。
防水層の浮き 防水層の浮き 部分的に下地材との密着不良によって浮いている場合には研磨後、防水層を部分的に補修しトップコートの塗り替えをします。
全体的に広い範囲で浮いている場合には下地から施工します。
塗膜の膨れ 塗膜の膨れ ベランダの素地に湿気を含んだまま防水工事をおこなうと、湿気が気化した際に内部から防水層を押し上げてしまいます。軽度の場合は膨れた部分だけを切り取り下地補修をおこなった後にトップコートの塗り替えをします。

ベランダに無数に膨れが発生した場合には下地から施工します。

ベランダ防水工事では下が直接、居室の場合、防水層が割れてしまったり、傷んでしまうと漏水を引き起こす可能性が高いため、現在の防水層を一度撤去し、再度新設する事になります。そうなると費用や手間も掛かってしまいます。なので、軽度な劣化症状の段階でトップコートを塗り替えて防水層を保護する事が重要なのです。

 

3.ベランダ防水工事、メンテナンスの依頼先&費用

3-1.ベランダ防水工事ができる塗装専門店や工務店に依頼する

ベランダ防水工事を依頼する時は塗装専門店工務店総合リフォーム店などに依頼をします。なぜならメンテナンスの際、ベランダ防水工事だけする方は少数で、お住まいの塗り替えと一緒にベランダ防水工事(トップコートの塗り替え)をおこなう事が一般的だからです。
また、一般の方にはあまり知られていませんがベランダ防水工事だけを専門でおこなっている業者もあります。トップコートの塗り替え程度ですと、依頼先の業者の職人がおこないますが、防水層まで傷んでいる場合には、ベランダ防水工事を専門でおこなっている業者に依頼先の業者が発注をする場合もあります。
つまり、ベランダ防水工事は劣化が進行しているほど、特化した技術が必要で施工が難しくなるといえます。最近ではDIYでベランダ防水工事のメンテナンスを推奨する情報も多く出回っていますが、一般の方が実施できるのは、まずトップコートの塗り替え程度だと考えてください。防水層まで傷んでいる場合にはプロに任せるのが一番です。
その窓口として、塗装専門店や工務店、総合リフォーム店を選ぶのをオススメします。前述の通り、お住まいの状態を保つ為にはベランダだけでなくトータルでメンテナンスしていく必要があるからです。

3-2.ベランダ防水工事にかかる費用の相場

では、ベランダの防水が傷んでしまった場合、どのくらいの費用が掛かるのでしょうか。トップコートの塗り替えは比較的安価で実施できます。
ですが、傷みが進行してしまい下地から施工していく場合はトップコートの塗り替えのおおよそ倍の値段がかかります。
家の状態を保つ為なのはもちろんですが、メンテナンス費用が家計の負担にならない為にも定期的にトップコートを塗り替えして良い状態をキープしたいものです。

工法 耐久年数(業者がおこなった場合) 費用相場

高圧洗浄

100~300円 / ㎡

下地補修
※ひび割れ補修の場合
ひび割れの状態、工法によって費用に幅が出ます

1,000~3,000円/箇所

トップコートの塗り替えの場合

約5年~10年 2,000~3,500円/㎡

下地から施工する場合

約 10~15年 4,000~7,500円/㎡

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回のブログでは一般的な戸建て住宅のベランダ防水工事に使用されるFRP防水について詳しく解説をしました。ベランダ防水は塗膜やシートによって防水層を形成し、その上に防水層を保護する為にトップコートが塗られております。ベランダ防水は日々、紫外線などの劣化要因にさらされています。経年劣化を放置すると、最悪の場合ひび割れなどから雨水がベランダの素地まで入り込み雨漏りを引き起こす事態もあるのです。そうならない為にもおおよそ5、6年でトップコートを塗り替えて防水層の防水性能を保っていく必要があるのです。

ベランダ防水の傷みには軽度なものから、重度なものまであります。
◎比較的軽度
トップコートが色あせてきている
トップコートの細かいひび割れができている(ヘアクラック)
藻や苔が繁殖している
◎比較的重度
塗膜が剥がれてしまっている
塗膜が膨れてしまっている

まずは自分の家のベランダがどんな状態なのか確認してみましょう。そして、経年劣化があると思った際には自分でなんとかしようとせずに、まずはプロのお住まい診断を受けてみるのがよいですよ。

 

 

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【半田市】【常滑市】【阿久比町】軒天の塗装方法・単価・塗料・DIY・色選びまで全解説

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

 

軒天の塗装方法・単価・塗料・DIY・色選びまで全解説

 

軒天の塗装事例

外壁塗装を行う時に目にする軒天(のきてん)という箇所について、そもそもどんな意味や役割があるのか、塗装の際にはどんな塗料を使用すれば良いのか、そして費用はどれくらいかかるのか、自分で行うことは出来るのか?と思われている方もいらっしゃるでしょう。

軒天は軒天井とも呼ばれ、建物の外壁から突き出ている屋根の裏の天井部分を指します。普段意識して見ることもあまり無い部分ですが、実は軒天も外壁や屋根同様に外部に晒されている部分の為、劣化が進行しやすい箇所なのです。軒天の劣化を放置していると、雨漏りの原因にもなることがあります。

ですから、軒天もしっかりと定期的に点検を行なって、劣化している場合は塗装や張替えなどの適切な補修を行う必要があります。

このブログでは、軒天の基礎的な知識から軒天の塗装で使われる塗料、塗装方法、費用、劣化の見分け方などをお伝えいたします。

1. 軒天塗装の基礎知識

この章では、そもそも軒天とはどんなものなのか、役割やいくつかの種類がある材質について説明いたします。

1-1. 軒天の役割

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軒天(のきてん)とは外壁から外側に付き出した屋根の裏側の天井部分のことです。軒裏天井(のきうらてんじょう)、天井(のきてんじょう)、軒裏(のきうら)などと呼ばれることもあります。

軒天の役割としては

・屋根の垂木(たるき)や野地板を隠す外観上の役割

・不燃材を使用し、火事の際に屋根裏の延焼を減少、防止する安全面での役割

・有孔板(多数の穴が開いている板)や換気口から空気を取り入れ天井裏の結露やカビを防止する換気の役割

などがあります。

このように軒天には建物にとって重要な役割がいくつもあるのです。ですから、軒天が劣化してしまった場合には早めに補修することが大切になります。

1-2. 軒天の材質の種類

軒天に使用される材質にも様々な種類があります。

ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)

軒天ケイカル板

 

土の中などにも含まれるケイ酸と酸化カルシウム(生石灰)が結合したケイ酸カルシウムという物質と、補強用の繊維を配合して作られたボードです。かつては、建材で多く繊維強化セメント板が使用されていましたが、アスベスト(石綿)を含んでいるものがあり、アスベストの健康被害が社会問題になってからは、使用されることはほとんど無くなりました。そこで、登場したのがケイカル板です。耐火性、防湿性に優れており、アスベストも含んでいません。

ベニヤ板・合板

プリント合板

 

かつての木造住宅ではベニアを貼って塗装を行うか、木目調の化粧合板がよく使用されました。木目の風情のある軒天にできるのですが、数年で劣化して剥がれる、耐火性が低く換気がもしにくいなどの点から、近年では上述したケイカル板が主流となっています。

2. 軒天の塗装が必要な劣化のサイン

軒天はどんなタイミングで塗り替える必要があるのかわかりませんよね?外壁塗装や屋根塗装と一緒に塗るからそのタイミングで構わないと思われている方もいるかもしれません。
しかし、外壁よりも軒天の劣化が進んでいるケースもありますので、これから紹介するような劣化が見られる場合は早めに専門家に相談することをオススメいたします。

2-1. 汚れ・色あせ(危険度:中)

軒天は紫外線を直接受けているわけではありませんが、経年で汚れが付着したり、色あせしていきます。
色あせが起きている場合は緊急ではないものの、塗装によるメンテナンスも検討されてみてください。

軒天の汚れ色褪せ

2-2. はがれ(危険度:大)

はがれは合板によく見られる劣化です。プリント合板ではプリントのはがれ、塗装の場合は塗膜のはがれがよく起こります。

 

剥がれ

塗膜が剥がれて白くなった軒天です。

このような状態の場合は劣化がかなり進行している状況です。
早急に業者に相談してください。

2-3. カビ・藻(危険度:大)

軒天のカビ

 

カビや藻が発生している場合は雨水などで湿気が起きやすく、通気ができていない可能性があります。
また、コーキングなどから雨水が浸入し、湿った状態になり、カビが生えている可能性もあります。
早急に専門家に診てもらようにしましょう。

2-4. シミ(危険度:大)

シミが起きている場合はまず雨漏りを疑います。屋根やベランダが排水できていない場合、雨水が中に入り、軒天にシミ出てくる場合があります。
雨漏りが進行している場合もありますので、早急に専門家に診てもらいましょう。

もし、雨漏りが進行していた場合には塗装でのメンテナンスはできませんので、新しい軒天へ張替えを行ないます。

軒天の雨シミ

 

劣化したコーキングから雨水が浸入し、雨シミが起きています。

3. 軒天の塗料の種類と塗装方法

軒天が劣化した場合は早めの補修が必要です。雨漏りで軒天が傷んでいたり、軒天がめくれたりしている場合は新しい軒天へ張り替えを行ないますが、それほど劣化していない場合は塗装によるメンテナンスが一般的です。軒天を塗装で補修する場合にはどのような塗料を使用してどのような方法で塗装を行うのか、DIYについても解説いたします。

3-1. 軒天の塗装で使われる塗料(EP・AEP・NAD)

軒天の塗装で使用される塗料は主にEP(エマルションペイント)、AEP(アクリルエマルションペイント)、NAD(アクリル樹脂系非水分散形 塗料)などがあります。

EPとAEPはかつては分けて使用されておりましたが、現在の市場に流通するエマルションペイントのほとんどがアクリルエマルション系の為、同じ意味で混同されて使用されます。

これまで軒天の塗装には水性のエマルション塗料が多く使用されていましたが、近年ではケイカル板・ベニヤ板に塗れるNADが使用されることも増えてきました。

■EP・AEPの特徴

水溶性なので水で薄められ安全。NADより安価だが、接着性は弱くなる。

主な製品

ビニデラックス300(関西ペイント)

揮発性有機化合物(VOC)をほとんど含みません。ハケ塗りがすぐれ、ハケ目が少ない肌触りの良い美しい均一な 塗面が得られます。 ハケ塗り以外に、ローラー塗りも可能で作業性が優れた塗料です。

 

エコフラット100(日本ペイント)

揮発性有機化合物(VOC)をほとんど含みません。防藻・防かび・抗菌アルデヒド類吸着機能をもった、環境に配慮した合成樹脂のエマルションペイントです。

 

マルチエースⅡ(アステックペイント)

軒天、内外装用に使える弱溶剤形塗料です。防カビ・防藻性を持った塗料で、低臭・低VOCのためシックハウス対策に有効です。つや消しタイプのため、落ち着いた仕上がりになります。

※VOCとは?

揮発性有機化合物のことで、トルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質です。有機溶剤の塗料に含まれており、大気中の光化学反応により、光化学スモッグを引き起こす原因物質の 1 つとされています。

 

■NADの特徴

EPに比べて接着性や耐水性が高い、ヤニ止め効果がある。主に改修に使われる。

主な製品

アレスセラマイルド(関西ペイント)

内外壁いずれも塗装可能。つやあり、つや消し、半つや仕上げいずれも可能。防カビ・ 防藻性・ヤニ・シミ・アク止め効果あり。速乾性で工期短縮が可能です。

 

ケンエースG-Ⅱ(日本ペイント)

ヤニ・しみ止め効果と優れた付着性を有した、壁面用つや消し塗料。下地への影響が非常に少なく、素材への浸透力が抜群です。防かび・ヤニ止め性・しみ止め効果が強力です。耐水性・耐アルカリ性に優れています。

 

セラミタウンマイルド(エスケー化研)

ファインセラミック技術により、塗膜は、低帯電性、高塗膜硬度、親水性となり、汚れにくい塗膜を実現。塗膜表面にセラミック成分が配向するため、高い耐候性を発揮します。

 

エマルションペイントとは?
エマルションとは液体の中に他の液体が溶けずに分散しているものです。塗料におけるエマルションとは樹脂が水に分散している状態のものが水性エマルション塗料、樹脂が有機溶剤(シンナー)に分散したものが溶剤系エマルション塗料です。ですが、エマルションペイントというと一般的には水性エマルションペイントを指すことが多いです。

3-2. 軒天の塗装方法

軒天塗装

軒天錆止め

 

工程 内容
下地処理・素地調整 サンドペーパーなどで汚れや既存塗膜の不具合部分を取り除く。
錆止め 軒天を固定している釘や鉄の部品がある場合は、錆止めを塗る。
下塗り シーラーなどの下塗りを塗る。
上塗り2回 上塗り用の塗料を2回塗る。

注意点:軒天は通気のために有孔板という小さな穴や換気口が空けられているので、高圧洗浄で水が入らないように注意します。

3-3. 軒天の塗装はDIYよりプロに頼んだほうが良い

軒天の塗装は一見簡単そうに思えるかもしれませんが、実は意外と難しいので初心者にはオススメできません。
軒天はローラーではうまく塗装できない部分があり、刷毛で塗装します。これを専門用語でダメ込みと言いますが、狭いスペースを上手く塗るのは慣れないと難しく大変な作業です。
また、常に上を見上げながらの作業になるために足場が不安定になりがちです。DIYでは足場は立てずに脚立などで作業をすると思われますが、足を踏み外して転落することも考えられます。

仕上がりの品質や作業の安全を考慮するとDIYでやるより専門の塗装業者に依頼することを強くおすすめします。

4. 軒天の塗装にかかる費用

見積り

業者にお願いする場合にまず気になるのは費用ではないでしょうか。軒天の塗装は㎡単価で見積りが出されるのが一般的です。
それでは塗装単価をみていきましょう。

4-1. 軒天の塗装単価

軒天の塗装単価は

800~1,500円/㎡あたりが一般的です。

価格は使用する塗料によっても変わります。ウレタンよりも耐久性の高いシリコン塗料の方が単価が高くなります。
目地やジョイントの金具が沢山ある場合は一般的に下塗りに錆止めを使用しますので単価が上がることがあります。

軒天の塗装には一般的にウレタン塗料、シリコン塗料が使われます。

ウレタン塗料 800円/㎡~

シリコン塗料 1,000円/㎡~

例えば軒天の塗装面積が40㎡なら32,000~48,000円ということになります。

軒天の種類にもよりますが、フッ素などの高耐久性塗料も塗ることも可能です。この場合は単価が2,000/㎡近くになることもあります。

4-2.足場費用とお得な方法

外壁塗装 足場2

2階の軒天を塗装する場合は基本的に足場を設置します。
足場の設置費用は足場費用は、600~800円/㎡が相場です。

せっかく足場を設置するなら屋根塗装や外壁塗装を同時にやってしまった方が足場代分がお得です。

もし、屋根や外壁も劣化が進行しているようでしたが、同時に塗装も検討すると良いでしょう。

5. 軒天の色と塗装事例

軒天はどんな色にしたらいいかわからないという方もいるでしょう。この章では軒天の色について解説します。軒天の塗装事例もありますので塗装の参考にしてみてください。

5-1. 軒天の色は何色が適切か?

軒天の塗装事例

 

軒天は日が当たらない暗い箇所ですので、白などの明るめの色がオススメです。白にすることで光を反射し、軒下も明るくなります。

もし、白が嫌な方は白から壁と同色までの範囲の色にすると間違いないでしょう。

他には、屋根色に揃えて濃色にすれば重厚で落ち着いた印象にもできます。

濃色の軒天

 

5-2. 軒天の塗装事例画像

軒天塗装前

BEFORE

軒天塗装後

AFTER

軒天汚れ

BEFORE

軒天塗装後

AFTER

白の軒天

白の軒天

黄色の軒天

黄色の軒天

 

まとめ

いかがでしたか?この記事では軒天の役割から、劣化の症状、塗装方法、色選びなどをお伝えしてきました。

軒天は普段見えづらい場所の為、劣化に気づかないこともあります。

定期的に目視で確認して、シミやはがれを見つけたら早めに専門業者に相談することをオススメします。

DIYで行う際は事故にくれぐれもお気をつけ下さい。

この記事を軒天の塗装の参考にしていただけると幸いです。

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】雨戸リフォームの方法と費用を徹底解説

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【保存版】雨戸リフォームの方法と費用を徹底解説

 

雨戸リフォーム

ご自宅の雨戸のサビや汚れが目立っており、リフォームを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、リフォームをするにもどんな方法がいいのか、どれくらいの費用が掛かるのか、どこの業者に頼めばいいのか、はじめてのリフォームの場合は検討がつきませんよね。

雨戸のリフォーム方法には、塗り替え、もしくは交換というリフォーム方法が主流です。また、実はリフォームの請負業者の種類もたくさんあるのです。

本ブログでは、雨戸リフォームの種類、費用相場、雨戸リフォームの請負業者について詳細に解説いたします。

これから、雨戸リフォームを考えているという方は、是非ご一読ください。この記事が、今後のリフォームに役立ちますと幸いです。

1.まずは知っておきたい4つの雨戸リフォーム方法

雨戸

雨戸のリフォームを考える時に、まずは押さえておきたいのがそのリフォーム方法ではないでしょうか。

雨戸のリフォーム方法は大別すると塗り替え、交換という主流な方法に加え、DIYや後付けリフォームという4つの選択肢があり、まずはそれぞれの特徴を解説しますので、どの方法がご自身に合っているか判断する材料にしてください。

1-1.塗り替えリフォーム|費用を抑えてリフォームしたい人向け

塗装職人

塗り替えは雨戸の最も一般的なリフォーム方法の1つです。雨戸の材質は以前は木製のものが多くありましたが、現在では鉄やステンレス、アルミなどの金属製の材質が主流になっています。

木製の雨戸には塗装が施されている場合が多く、経年劣化により塗膜の剥がれやチョーキングといった現象が起こります。金属製の雨戸であれば、表面の細かな傷に雨水が当たり続ける事で、金属特有のサビが発生することもあります。

いずれも防水機能が失われ、美観を損ねることはもちろん、雨戸自体の耐久性を下げることにも繋がります。塗り替えは、塗料により雨戸の表面を保護し防水機能を高め、上記のような症状を防止する効果があるのです。

お手軽に雨戸をリフォームしたい、近々、屋根・外壁の塗り替えするという人にオススメの方法です。

1-2.交換リフォーム|機能性を高めたい人向け

雨戸交換

読んで字の如く、古くなった雨戸を新しい雨戸に交換する方法です。

雨戸のリフォーム方法を考えたときに一番に思い浮かんだ方も多いかもしれません。新品の製品と取り替えるため、美観が良くなることは想像できるかとおもいます。

また、製品によっては様々なオプションを追加することもでき、雨戸の防犯性や遮音性など機能性を向上させることも可能です。雨戸自体の製品代が発生する分、塗り替えと比較するとリフォーム費用が高くなる傾向があるといえます。

防犯面の機能を高めたい、見た目をがらっと変えたいという人にオススメの方法です。

1-3.DIYリフォーム|1階の雨戸のみリフォームしたい人向け

3つ目の方法がDIY、つまり自分で工具や材料を揃えてリフォームする方法になります。

大切なお住まいを自分でリフォームできた時の達成感と充実感は先に説明した2つの方法では得られないものです。塗り替え、交換ともにDIYで工事が可能で、作業費用・設置費用がかからないため、上手くいけば価格を抑えることも可能です。

しかし、きちんとリフォームするには専門知識やかなりの労力を必要とするため、あまりオススメの方法ではありません。

塗り替えであれば塗装前の入念な下地処理や塗布量を遵守しなければ早期の剥がれに繋がりますし、もともと金属製の部分は塗料が定着しにくく、仕上がったときにムラが出てしまう事が多い材質です。交換は部材の紛失、破損等でかえって費用が高くなる場合もあります。また、2階以上の高所作業の場合は危険を伴いますので基本的に業者に依頼することがよいでょう。

1階のみリフォームしたい、自分でチャレンジしたい人向けの方法です。

1-4.後付けリフォーム|お住まいに雨戸がない人向け

雨戸後付けリフォーム

現状、雨戸のないお住いにも雨戸を設置できるのがこの後付けという方法です。

最近の雨戸は軽量化されており、収納スペースも必要ないため比較的簡単に後付けすることができます。お住まいを雨水から守ることができ、防寒や暑さ対策にもなるなどメリットが多くあります。交換リフォームと同じく、「引き戸」「折れ戸」「シャッタータイプ」など、種類も豊富なので好きなデザインを選べるのもメリットになります。

もともと雨戸がついていないお住まいの場合はオススメのリフォーム方法です。

2.雨戸のリフォーム費用相場

1章では雨戸のリフォーム方法について解説しました。どんな方法があるのか、それぞれの特徴を理解できたのではないかと思います。

次に最も気になるのが、やはりどれくらいの金額がかかるのかという部分ではないでしょうか。2章では、1章で解説したリフォーム方法の費用相場を説明します。

2-1.塗り替えリフォームの費用相場は1枚あたり2,000~5,000円

雨戸を1枚塗り替えする費用としては、2,000円~5,000円が相場になります。お家に雨戸がある大きな窓が3箇所あるとすると、1つの窓に2枚の雨戸があると仮定して、全体では1.2万~3万円ほどで塗り替えができます。

ただし、2階などの雨戸を塗り替えるには別途足場代金(10万~20万円)が必要になります。上記の値段で塗り替えをするためには、外壁や屋根の塗装と同じタイミングでおこなう方が足場代金を抑える事ができるためお得になります。

塗り替えの際に一番多く選ばれる色がブラウン・ブラックです。2色とも汚れが目立ちにくいのでとても人気の色となります。但し、ホワイトやグレーは汚れが目立ちやすいため、雨戸の中ではあまり人気がある色ではありません。ホワイトの雨戸は、1年もすれば劣化が目立ち始めます。

2-2.交換リフォームの費用相場は30,000~400,000円

交換リフォームの費用相場は30,000~400,000円が相場です。かなり幅があるように見えますが、これは雨戸の形状やサイズによって費用が変動するためです。タイプごとの交換費用の相場は以下を参考にしてください。

・単板タイプの引き違い雨戸交換…1枚につき約3万円~
単板タイプの引き違い雨戸

単板タイプは、最も安価でお手頃な方法です。すべて閉め切ると通気性が損なわれてしまいます。

・ルーバー型引き違い雨戸の交換…1枚につき約3万円~
ルーバー型引き違い雨戸

ルーバー型は、風通しなどを確保しつつ雨戸のメリットが得られます。費用は単板タイプより高くなります。

・シャッター型雨戸(手動)の交換…1枚につき約8~15万円

シャッター型雨戸(手動)

シャッター型(自動)は頑丈で防犯性能が高いです。単板タイプ、ルーバー型より価格は高くなります。

・シャッター型雨戸(自動)の交換…1枚につき約10~40万円

シャッター型雨戸(自動)

シャッター型(自動)は便利ですが、もっとも費用が高く故障などのトラブルもシャッター型(手動)に比べて多くなる傾向があります。

それぞれタイプごとにメリット・デメリットがありますので、お住まいの現状や、ご予算に合ったタイプの雨戸を選ぶようにしましょう。

2-3.DIYリフォームの費用相場は10,000~100,000円

先述したとおり、あまりオススメなリフォーム方法ではありませんが、参考として塗り替えの場合と交換する場合の費用を記載します。

 

・交換リフォーム

雨戸1枚あたり…10,000~100,000円
どのタイプの雨戸を選ぶかで費用は大きく異なります。DIYであれば設置費用はかからないため、材料費(雨戸、工具等)と思ってください。

材料はホームセンターやインターネットで購入できますので、そちらも確認してみてください。

2-4.後付けリフォームの費用相場は30,000~300,000円

雨戸のないお住まいに、後付けで雨戸を設置する方法ですが、費用相場は30,000~300,000円です。交換リフォームと同様に、雨戸の形状やサイズによって費用は変わります。

ただ、交換リフォームと異なり既存雨戸の撤去費用が発生しないため、若干ではありますが交換より安価にすむ場合もあるかもしれません。タイプごとの費用に関しては先述した2-2を参考にされてください。

 

3.塗り替えは塗装会社、交換・後付けはリフォーム会社に依頼する

ここまで、雨戸リフォームの方法や費用相場について説明しました。では、どんな業者が雨戸のリフォームを請け負ってくれるのでしょうか。

・塗り替えリフォームの場合

雨戸を塗り替える場合は、塗装会社(塗装専門店)に依頼しましょう。

塗装会社であれば、塗料が定着しにくい金属製の雨戸であってもムラなくきれいにリフォームしてれるでしょう。

また、塗料にはメーカーにより基準塗布量などの規定があるため、しっかりとその規定を守る塗装会社に依頼すれば失敗するリスクを減らすことができます。

・交換リフォームの場合

雨戸交換の場合は、リフォーム会社に依頼しましょう。

お住まいの外装工事のみでなく、内装工事など幅広い工事に対応できるため、雨戸に関する知識も豊富な場合が多いので安心です。どんなデザイン、機能の雨戸が良いか相談にも乗ってくれるでしょう。

・後付けリフォームの場合

後付けリフォームの場合も、リフォーム会社に依頼するのが安心です。

先述した交換リフォームと同様ですが、雨戸の種類・製品自体の知識も豊富なので安心です。

 

4.雨戸をリフォームする際のポイント

最後に、雨戸をリフォームする際のポイントをお伝えします。しっかりとポイントを押さえて、失敗のない雨戸リフォームをおこないましょう。

4-1.雨戸リフォームは外壁塗装と同じタイミングがお得

雨戸をリフォームするタイミングは、屋根・外壁塗装と一緒におこなうのがベスト。

雨戸リフォームは方法は異なっても、2階以上は高所作業になるため足場を立てる必要があります。
※梯子で取り付ける業者もいますが、大変危険が伴う為、一般的には足場で作業を立てて行います。

この足場代金が10万~20万円であるため、同じタイミングでお住まいの外装工事を済ませれば費用を削減することができます。

塗料

雨戸リフォームより、足場代金の方が高くなる場合がありますので、この方法をとればお得にリフォームができます。

また、雨戸を交換する場合でも、依頼する塗装会社に一度相談するとよいでしょう。知り合いの業者を紹介してくれるかもしれません。

4-2.雨戸リフォームで防犯対策も意識しましょう

雨戸を設置する事で防犯性能が上がることは簡単に想像できますね。雨戸を締め切ると侵入までに時間がかかるため、万が一、泥棒に狙われたとしても諦める可能性が高くなります。一般的に、侵入に5分以上かかる場合は70%が、10分以上の場合は90%の泥棒が諦めると言われています。

しかし、雨戸を締め切ることによるデメリットもあります。締め切ることで不在であることを泥棒に知られてしまいますし、別の場所から侵入された場合は雨戸を締め切っているので外からだと分かりにくいという点もあります。雨戸に加え、窓に補助鍵や防犯ロックを設置し、防犯対策もしっかり意識するとよいでしょう。

防犯ロック

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

本記事では、雨戸リフォームの方法やその特徴、費用相場について主に解説しました。この記事が今後の雨戸リフォームに参考になれば幸いです。

雨戸リフォームには塗り替え、交換、後付け、DIYといった4つの方法があります。DIYは、失敗や高所作業でのリスクがともなうためオススメはできませんが、1階部分だけ自分でやりたいという方はチャレンジしてみてください。

また、雨戸のリフォームは、足場代金を抑えるためにも屋根・外壁塗装と同じタイミングで検討しましょう。
お住まいの状態やご予算に合った方法で雨戸リフォームを成功させましょう。

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