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【半田市】【阿久比町】【常滑市】外壁塗装のムラをキレイに塗り直してもらうことはできる?

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

外壁塗装のムラをキレイに塗り直してもらうことはできる?

RJ_外壁塗装_ムラ

外壁塗装にムラなどを見つけて、「こういうものはキレイに塗り直してもらえるのだろうか…?」という疑問を持った方は少なくないでしょう。なかには、キレイに塗り直してもらうためにはどうすればいいのか、ベストな対処法を調べている方もいるかもしれません。

はじめにお伝えしておきたいのは、外壁塗装は人の手で施されるため、多少はムラが生じることもある、ということです。こうした多少のムラは、仕方がないとされることが多く、塗り直してもらうのは、まず無理でしょう。しかし、どんなムラも塗り直してもらえないというわけではありません。明らかにムラがある場合、塗り直してもらえます。このあたりの内容について詳しくは、本章で解説してまいります。

このブログでは、
・外壁塗装のムラを塗り直してもらえる or もらえないの基準
・外壁塗装のムラを見つけたときの対処法
・外壁塗装のムラが生じてしまう原因
などについて、徹底解説いたします。ぜひ、参考にしてください。

1.塗装業者に「外壁塗装のムラ」を伝えたらやり直してもらえる?

この章では、外壁塗装のムラを“やり直してもらえるorもらえない”の一般的な基準をご紹介いたします。

1-1.多少のムラはやり直してもらえない可能性が高い

塗装できない

多くの塗装職人が日々腕を磨き、完璧で美しい仕上がりを目指していること思います。しかし、外壁塗装は人の手によって施されるため、どうしても多少のムラが生じてしまうこともあります。

多少のムラとは具体的に、
・外壁を見る角度によって、少しだけムラがあるように見える
・光が強くあたったときに、なんとなくムラがあるように見える
といった程度のムラのことを指します。

こうした多少のムラは、一般の塗装業者では仕方がないとされることが多く、塗り直してもらうのは難しいと考えていただいて、まず間違いありません。

1-2.明らかなムラはやり直してもらえる

塗装できる

どこから見ても明らかにムラのある場合は、塗り直してもらえるはずです。

具体的には、
・明らかなムラがある
・塗装箇所によって塗料の厚みが明らかに違う
といった場合は、多くの塗装業者が塗り直しに応じてくれるでしょう。

※ムラのイメージ

塗りムラ 色ムラ

ちなみに、塗装をしてから2~3年後にムラが生じてくるケースもあります。

また、明らかなムラが生じている場合、十分に塗料の性能が発揮できていない可能性がある、ということも押さえておきたいところです。
十分に塗料の性能が発揮できていなければ、住まいの外壁が早々に劣化してしまうだけでなく、住まい内部に雨水が浸入するなどして、住まいの躯体に甚大な被害が及んでしまう恐れもあります。
そのため、明らかなムラが生じている場合は、早々に塗装業者に相談をして、塗り直してもらうようにしましょう。

※外壁塗装にムラを見つけたときの対処法については、2章にて解説しております。

1-3.足場があるタイミングの方がやり直してもらえる可能性が高まる

ビケ足場

塗装業者に相談するタイミングによって、外壁塗装のムラを塗り直してもらえるか、もらえないかが変わることがあります。

ずばり、足場を撤去する前“足場のあるタイミング”で塗装業者に相談をする方が、塗り直してもらえる可能性は高いでしょう。塗り直してもらえるかどうか微妙なムラである場合は特に、足場の有無がカギを握ることになります。なぜ足場の有無が関係するかというと、足場がないと、塗り直すのが難しいケースがほとんどだからです(地面から手の届かない高所部分などは、足場がないと作業はまず無理です)。

「それならば、再度、足場を建てて対応してくれればいい」と思われるかもしれませんが、足場を建てるのには約20万円(※建てる足場の大きさや種類によって、費用は異なります)の費用がかかります。それだけの費用をかけて再度足場を建てるというのは、簡単な話ではありません。
もちろん、1-2でご紹介したような明らかなムラが生じている場合は、足場の撤去後でも多くの塗装業者が対応してくれるでしょう。ですが、微妙なムラについて足場撤去後に対応してもらうのは難しいというのが実際のところです。

 

2.プロが教える!外壁塗装にムラを見つけたときの対処法

2-1.まずは自身でも全ての塗装箇所を確認する

外壁塗装にムラを見つけたときは、見つけた箇所以外にもムラのある箇所がないか、塗装業者に連絡をする前に、自身でもひと通り確認してみましょう。

塗り直しの手はずを整えてた後や、キレイに塗り直してもらった後に「ここにも、ムラがある…!」と気づいた場合、再度、塗装業者に相談をしなければならず、精神的にも大変です。微妙なムラの場合、塗装業者も何度も対応してくれるとも限りません。
そのため、気になるムラを見つけたら、その他にも同じように気になるムラがないか、自身で確認して、一度に相談をしてしまうのが得策といえます。

危険
ムラの有無は、地面やベランダなどから確認してください。足場が建っていても、一般の方が足場にのぼるのは大変危険なので、やめましょう。はしごなどを使って確認するなど、もってのほかです。絶対にやめてください。

[補足]塗り直してもらえるか判断がつかない場合は、ひとまず塗装業者に相談を

「気になるムラを見つけたものの、塗り直してもらえるムラなのかどうか自身では判断がつかない…」という方も少なくないでしょう。
自身では判断がつかないという場合は、ひとまず塗装業者に診てもらうのがオススメです。自身では塗り直してもらうのが難しいと思っていても、もしかすると塗り直してもらえるかもしれません。

少しでも「もしかして…」と思うようであれば、ひとまず塗装業者に相談をしましょう。

2-2.できるだけ早く!塗装業者にムラがあることを相談する

チェック

一通り自身でも確認をしたら、早々に塗装業者に相談をしましょう。塗装業者への相談は早ければ早いほど良いというのは間違いありません。

1-3でもお伝えした通り、足場の有無は塗装業者の対応に大きく影響します。足場撤去後は塗装業者に対応してもらうのが相当難しくなります。そのため、足場の撤去が迫っている場合は特に、1日でも早く塗装業者に相談をしましょう。
また、塗装工事が完了をして引き渡してもらった後も、すぐに相談をするのと、何ヶ月も経ってから相談をするのとでは、塗装業者の対応も変わってくるはずです。

外壁塗装のムラに気がついたら、イチ早く相談をするのが鉄則です。

2-3.第三者機関「住まいるダイヤル」等へ相談するのも一つの手

「塗装業者が明らかなムラの塗り直しに対応してくれない」「塗装業者にムラの相談してみたが、取り合ってもらえない」など、困った状況に陥ってしまった場合は、第三者機関へ相談という方法もあります。

第三者機関のなかでも、公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」は国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口のため、より専門的なアドバイスが受けられるので、オススメです。

その他の第三者機関の相談先としては、

消費生活センター
消費生活全般に関する苦情や相談の窓口

・全国の弁護士会での専門家相談
最寄りの弁護士会で弁護士と建築士との対面相談を無料で利用可

などもあります。

自身での解決が難しい場合は、こうした第三者機関を頼ることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

3.[参考]外壁塗装のムラが生じてしまう3つの原因

この章では、外壁塗装にムラが生じてしまう原因をご紹介いたします。
「そもそも、なぜ外壁塗装にムラが生じてしまったのだろう…?」という疑問をお持ちの方は、参考情報としてご活用ください。

3-1.原因① 塗装業者の施工内容の落ち度

塗装業者の施工内容に不備がある場合にも、ムラが生じることがあります。

・下塗り材の選択ミス
実は外壁材や屋根材と下塗り材、上塗り材には、それぞれ相性があります。相性の悪い下塗材を選択してしまうと、下地と下塗り材、下塗材と上塗り材がうまく密着せずに、ムラなどの不具合が生じてしまうことがあります。

・下塗り材の施工
たとえば、塗装する下地(外壁や屋根)が劣化がかなり進んでしまっている場合、通常は1回だけ塗装すればいい下塗りを2回塗装する必要があります。この見極めを誤って通常通り下塗り1回だけで済ませてしまうと、ムラが生じてしまうことがあります。

3-2.原因② 塗装職人の実力不足

近年、塗料や道具の性能がアップしたことにより、昔ほど塗装職人によって仕上がりに大きく差が生じるようなことは少なくなってきていますが、全く差がないというわけではありません。やはり、腕の良い塗装職人と比べて、力不足の職人が塗装をした場合、ムラの目立つ仕上がりとなってしまうことはあります。

特に、高い機能性をもった塗料は、塗装をするのが難しい製品が少なくありません。そのため、高い機能性をもった塗料の塗装においては特に、塗装職人の実力が外壁塗装の仕上がり(ムラの有無など)に影響する傾向にあります。

 

3-3.原因③ 塗装業者が塗料メーカーの規定を守っていない

塗料

塗料メーカーは塗料製品ごとに、さまざまな規定を設けています。
具体的には、下記のような規定があり、規定を守らずに施工をした場合、外壁塗装にムラが生じてしまうことがあります。

・希釈量
塗装業者は各現場で塗料製品にシンナーもしくは清水を混ぜてから使用します。塗料製品に混ぜるシンナーもしくは清水の量のことを希釈量と言います。この希釈量についても、各塗料メーカーが塗料製品ごとに必ず規定を設けています。
塗料メーカー規定の希釈量を守らずにシンナーや清水を入れすぎたりすると、塗料が薄くなってしまいムラにつながってしまうことがあります。

・塗布量
外壁(塗装する面)に載せる塗料の量のことを塗布量と言います。この塗布量についても、㎡あたりどのぐらいの塗料を使用するのが良いのか、各塗料メーカーは製品ごとに規定を設けています。
この塗布量を守らず、たとえば目分量などで、少ない塗料で外壁塗装をしたりすると、ムラが生じてしまうことがあります。

・乾燥時間
塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り重ねるのが一般的です。そして、下塗り後、中塗り後は、一定の時間をあけて塗料が乾燥するのを待ちます。この乾燥を待つ時間のことを「乾燥時間」と言います。
各塗料メーカーは製品ごとに適切な乾燥時間を規定していますが、この乾燥時間を守らずに、たとえば下塗り後すぐに中塗りを塗装したりすると、ムラが生じてしまうことがあります。

※塗料メーカーの規定を守らずに塗料を使用すると、ムラ以外にも様々な不具合が生じる可能性があります。そのため、塗装業者は必ず塗料メーカーの規定にしたがって塗料を使用しますので、きちんとした業者であれば塗料メーカーの規定を守っていなかったことが原因でムラが生じるのは稀です。

 

まとめ

外壁塗装のムラを見つけたときは、まずは塗り直してもらえそうかどうか、1章の情報を参考に検討してみてください。「塗り直してもらえるのかどうか、自身では判断が難しい…」と言う場合は、ひとまず塗装業者に相談をするのが良いでしょう。

外壁塗装にムラを見つけたときの対処法については、2章にまとめておりますので、あわせて参考にしてください。

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】コンクリート打ちっぱなし住宅・外壁塗装メンテナンス時期は?

皆さんこんにちは
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【コンクリート打ちっぱなし住宅|外壁塗装】メンテナンス時期は?

コンクリート

コンクリート打ちっぱなし住宅にお住まいの方で、劣化している箇所が気になり補修をしたい、また補修がどのくらい必要なのか知りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
コンクリートの建物の美観を保つのはとても難しく、専門的知識がないと補修方法も分かりません。
この記事では、打ちっぱなしコンクリート住宅の補修方法や塗装方法、タイミング、目安となる費用感をお伝えします。コンクリートの劣化状況に応じた補修でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

1.細やかな塗装が必要な 「コンクリート打ちっぱなし外壁」

コンクリート打ちっぱなしとは、コンクリートの表面に塗装などを施さず、コンクリートの地肌が出ているものを言います。木造住宅に比べ開放的な空間づくりと幅広いデザイン性があり、オシャレな建築が多いことで人気があります。

一方で、コンクリート打ちっぱなし外壁は装飾が少なく、シンプルなデザインのものが多いため、ひび割れや雨染みなどの汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

そこで重要となるのが、細やかな塗装でのメンテナンスです。定期的に補修をすることで、美しい外壁を維持することができるのです。

 

2.塗装が必要な4つの劣化症状

コンクリートでよく見られるのは、漏水やカビ、凍害といった水に関する劣化症状です。このような症状が見られる場合には、適切な下地補修をした後に塗装を行なう必要があります。

■主な劣化症状

☑ひび割れが発生している

☑カビが発生している

☑建物内部に水が浸入している

☑コンクリート表面に剥げている箇所がある

 

3.気になるコンクリート外壁の塗料と補修費用

上記でもお伝えしましたが、下地補修は劣化症状と状況によって、費用が異なるため一概に言えませんが、使用する代表的な塗料目安は下記の表をご参考にしてください。

3-1.撥水剤を塗布する方法

撥水剤の特徴は、防水性が高いことと色が無透明のため、コンクリートの質感を維持したままコンクリートの雨染みを防ぐことができます。費用も他塗料と比べ比較的安価ですが、耐年数が短いため、定期的なメンテナンスが必要となります。

劣化現象対象 耐年数 費用目安
 雨染み 3~7年 約1,500円/㎡程度

3-2.弾性塗料で塗装する方法

弾性塗料の特徴として、一番大きいのは伸縮率に優れているのでクラック(ひび割れ)を防ぐことができます。撥水剤よりも多く費用がかかってしまいますが、ヒビ割れを起こしている住宅にはオススメです。また下地補修を行った後のコンクリート外壁には、どうしても補修痕が残ってしまいます。それをカバーできるのは弾性塗料です。

弾性塗料は外壁を塗りつぶしてしまうので、コンクリートとしての質感はなくなってしまいます(コンクリート描写工法を除く)。

その後の補修塗装も弾性塗料のみの仕様となるので、打ちっぱなしコンクリートから乗り換えたいという方にはオススメの方法です。

劣化現象対象  耐年数  費用目安
クラック(ひび割れ) 6~15年 約2,700円/㎡程度

3-3.カラークリヤー工法

カラークリヤーとは、クリヤー(透明)の塗料に着色剤を混ぜて色付きのクリヤーにしたもので、ホームセンターではカラーニスとしても販売されています。

カラークリヤー工法の特徴は、一つは素材感をいかしたまま艶むらや濡れ色の防止し効果が高く、美しい仕上がりになることです。もう一つは、防水性能が高いため、コンクリートの劣化の原因となる中性化防止の効果があり、コンクリート内に埋まっている鉄筋の防錆に適していることです。
撥水剤より費用がかかりますが、コンクリートの耐久性と保護を高めたい方にはオススメになります。

劣化現象対象   耐年数   費用目安
 漏水・凍害・中性化・錆 5~10年 約3,500円/㎡程度

3-4.打ちっぱなしコンクリート描写再現工法(光触媒+フッ素)

コンクリート描写再現工法とは塗装でコンクリートの打ちっぱなしを再現する工法です。これは非常に高い技術が必要とされ、施工できる業者も限られています。

さらに光触媒コーティングとコンクリート描画を一緒に行なうG-PF工法というものがあります。

光触媒の塗料の特徴は、

①汚れが付きにくくなること

②カビが発生しにくいこと

③遮熱効果があります。

それに耐久性に優れたフッ素系塗料を合わせることで、建物を長期間保護することが可能となります。

コンクリートの美観を保ちつつ下地補修カバーができ、耐久性を重視されている方にオススメな工法となります。

劣化現象対象   耐年数   費用目安
汚れ・錆・中性化・錆 5~15年 約5,000円/㎡~程度

4.理想の塗装周期は6~7年

打ちっぱなしコンクリートの塗装周期は、6~7年が目安です。劣化症状や使用する塗料にもよりますが、おおよそ10年周期で塗装をするのが望ましいといえるでしょう。

 

まとめ

この記事では、打ちっぱなしコンクリートの補修を行うにあたって、下地補修と塗装の重要性についてお伝えしました。

打ちっぱなしコンクリート住宅は、劣化の損傷がわかりやすいため、コンクリートの劣化状況をよく確認し、劣化に沿った下地補修を行いしっかりカバーしましょう。

そしてメンテナンス時期をあらかじめ考慮した塗装を選ぶことで、定期的なメンテナンスが可能となります。

長期的に美しい外観を保ち続けたいとお考えの方は、この記事をぜひご参考いただければ幸いです。

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】外壁塗装のはがれを全解説|原因や補修の必要性、費用のことまで

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

外壁塗装のはがれを全解説|原因や補修の必要性、費用のことまで

ご自宅の外壁を見て「そもそも、なぜ外壁塗装がはがれたのか」が気になっている方も少なくないでしょう。なかには、「はがれを放置しておいても大丈夫なのか」不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。

ずばり、外壁塗装がはがれるのには、二つの原因があります。一つは施工不良、そしてもう一つは、経年劣化です。そして、はがれを放置すると、雨漏りを引き起こしてしまうこともあるため、早めの補修が必要です。このあたり内容について詳しくは、本章で紐解いてまいります。

今回のブログでは、「外壁塗装のはがれ」について押さえておくべき情報をまとめて解説いたします。外壁塗装のはがれに悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

1.[写真で解説]外壁塗装のはがれ

そもそも、「外壁塗装のはがれ」とは、下記写真のような状態のことを言います。

【外壁塗装のはがれ】

塗膜の剥がれ 塗膜の剥がれ
塗膜の剥がれ 塗膜の剥がれ

まずは、お住まいに生じているのが、ほんとうに「外壁塗装のはがれ」なのかどうかを確認しましょう。自身では外壁塗装のはがれと思っていても、実は違ったということもありますので、上記写真を参考にお住まいの外壁をチェックしてみてください。

自身では、良くわからないという場合は、業者に診てもらうのがオススメです。詳しくは、下記3-2を参照ください。

2.プロが教える!外壁塗装がはがれる二つの原因

ずばり、はがれが生じる原因は二つあります。下記2-1、2-2でそれぞれ二つの原因について詳しく解説してまいります。

2-1.原因① |塗装後1年以内にはがれた場合、施工不良の可能性あり

塗装後すぐ、おおよそ1年以内ではがれが生じた場合は、施工不良が原因の可能性があります。この場合の施工不良とは、塗装業者の塗装工事における何等かの不備や不具合を意味します。

たとえば、下記のような施工不良があった場合に、外壁塗装のはがれが生じる可能性があります。

【外壁塗装のはがれにつながる施工不良の例】

・洗浄/下地処理の不足
・洗浄後の乾燥不足
・下地にあった塗料(特に下塗材)を選定できていない
・塗料メーカー規定の塗布量を守っていない ほか

 

施工不良によるはがれの場合は、保証が受けられる可能性があります。詳しくは、下記4-2を参照ください。

2-2.原因② |経年劣化でもはがれは発生する

時間の経過

塗装後かなり時間が経ってから、時間の目安としては、おおよそ10年前後ではがれが生じてきた場合には、時間の経過によって塗膜(塗料の膜)が劣化したことが原因の可能性が高いです。
この経年劣化によるはがれは、塗装を施してる外壁には、いつかは必ず生じる劣化症状です。塗装後、どのぐらいではがれが生じるかは、塗料の種類や周辺環境などによっても異なります。

[参考]塗料の耐久年数が短いほど、早々にはがれが生じる可能性大

<塗料の種類別|耐久年数>

塗料 耐久年数
アクリル 約3~5年
ウレタン 約5~7年
シリコン 約7~10年
フッ素 約15年~
ピュアアクリル 約15年~
無機 約15年~

塗料の耐用年数が短いほど、早々にはがれが生じる傾向にあることは間違いありません。
ただし、上記でもお伝えした通り、どのぐらいで外壁塗装にはがれが生じるかは、塗料の種類(各メーカー、各製品によっても耐久年数が異なります)や周辺環境によって異なるため、「耐用年数=外壁塗装にはがれが生じる時期」というわけではありません。場合によっては、耐久年数よりも前に、経年劣化が原因で外壁塗装がはがれてしまう可能性もあります。

3.外壁塗装のはがれは早々に補修すべし

3-1.外壁塗装のはがれを放置すると、雨漏りにつながることも

外壁塗装にはがれが生じている場合は、早々に補修をする必要があります。なぜならば、はがれを放置すると、雨漏りにつながる可能性があるためです。

はがれが生じている状態とは、つまり、住まいを保護していた鎧がはがれている状態をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
鎧のない住まいは、簡単に雨水の浸入を許すようになります。住まいに浸入した雨水は、次第に奥へ奥へと入り込み、雨漏りを発生させ、躯体を腐食していきます。そして、最悪の場合、住まいの寿命が大きく縮んでしまうこともあるのです。

こうした最悪の事態を避けるためには、イチ早い補修が重要です。
補修にかかる費用について詳しくは、下記4章にて解説しております。

[補足]「外壁塗装のはがれ」は、塗装による補修が一般的

外壁塗装のはがれは、再度、塗装をすることで補修するのが一般的です。具体的には、付着力が低下した塗膜を丁寧に除去したのち、上から新たに塗装を施す工事を行ないます。ちなみに、塗装工事にかかる期間は、2週間前後が目安です。

 

 

3-2.まずは塗装業者に診てもらおう

診断

外壁塗装にはがれのようなものを見つけた場合は、ひとまず塗装業者に診てもらうのがオススメです。

塗装業者に診てもらえば、「本当に、外壁塗装がはがれているのか」「すぐに補修が必要なのかどうか」「補修にいくらかかるのか」などがわかるため、補修をするかどうか、補修のタイミングなどについて、より適切な判断ができるでしょう。

はがれなどの外壁塗装の劣化チェックする場合は「診断」などと呼ばれるサービスを、無料で提供している塗装業者がほとんどです。まずは、こうしたサービスを利用してみるのも一つの手です。

 

4.気になるお金のこと|外壁塗装のはがれ補修にかかる費用相場

4-1.補修費用の相場はズバリ80~150万円程

費用

外壁塗装のはがれ補修にかかる費用は、80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)が目安です。

ただし、劣化の状態や住まいの大きさ、補修に使用する材料(塗料)によって変動するため、実際にかかる費用が上記相場と大きく異なることも少なくありません。

3-2でもお伝えした通り、塗装業者に診てもらうと、補修にいくらかかるのか(見積書)も提示してもらえるので、より正確な補修費用が知りたい場合も、塗装業者に診てもらうのがオススメです。

 

4-2.まずは保証内容をチェック!無料補修できる場合も

保険証
施工不良が原因(2-1)で外壁塗装がはがれた場合、保証が受けられる可能性があります。保証が受けられれば、無料で補修ができることもあります。

そこでまずは、保証内容や期間を確認しましょう。
※外壁塗装工事には、法的に保証の義務があるわけではないので、そもそも保証がついていなかったという場合もあります。

はじめに確認したいのは、「工事保証」です。塗装業者による保証で、塗装工事に瑕疵があった場合に保証が受けられる内容のものが一般的ですが、保証内容や保証期間は各塗装業者によって異なるため、確認してみましょう。

その他、場合によっては、製品保証(塗料などの製品に瑕疵があった場合に、塗料メーカーが塗料代を上限額として保証)が受けられることもありますので、製品保証についてチェックしておくとよいでしょう。また、リフォーム瑕疵保険に加入していないかも、あわせて確認するようにしましょう。

 

 

 

まとめ

外壁塗装のはがれについて、押さえておくべきことをまとめて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

まずは、生じているのが本当に「外壁塗装のはがれ」なのかをチェックしてみましょう(1章)。自身での判断が難しい場合は、塗装業者に診てもらうのがオススメです(3-2)。そして、外壁塗装のはがれが生じている場合は、早々の補修をオススメいたします(3-1)。

ご紹介した情報を参考に、ぜひ、外壁塗装のはがれに関するお悩みを解消してください。

 

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