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【半田市】外壁のひび割れ補修の基礎知識

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

自宅の外壁に「ひび割れ」ってありますか?と聞かれて答えられる方は多いと思いますが、ではそのひび割れは、補修しないといけないものなのか、次回の塗替え工事まで補修しなくても大丈夫なのかまで答えられる方は少ないと思います。

ひび割れは、外壁材の種類、ひび割れた場所、ひび割れの数などによっても変わり、補修方法も様々になります。

ひび割れは気になってはいるけど、業者に言うべきか・自分でも補修できるのかも分からなくて、困りますよね。

本日はそのようなお困りの方ためにオススメのひび割れ補修方法について、わかりやすく解説します。

ぜひ、参考にしてみてください。

 

1.外壁のひび割れ補修をするには、まずは状況を確認しよう

ご自宅の外壁にひび割れを見つけた場合、どのように対応したらよいのか悩まれると思います。すぐに業者を呼んで補修してもらった方がいいのか、それとも自分で補修できるものなのか。まずは、どのように対応したら良いのか手順と判断基準をご紹介します。

1-1.ひび割れ状況の現状確認

ご自宅にひび割れを見つけて最初にすべきことはひび割れの大きさ(長さ・幅・深さ)の確認をすることです。直ちに業者に相談したほうがいいほど深刻な状態なのか、それともまだ応急処置程度で大丈夫なのかを見極めることで、ひび割れを的確に補修することが可能です。まずはご自宅のひび割れの状態を診断してみましょう。

※ひび割れの幅を測る際は、ホームセンターなどで購入できる「クラックスケール」という写真の様な道具を使用すると便利です。

1-2.すぐに補修をしなくても大丈夫な状況

ひび割れの幅が0.30mm以下のことを指す「ヘアークラック」です。ヘアーとは「髪の毛」を指し、髪の毛ほどの微細なひび割れという意味です。次回の塗替え工事の際にひび割れ補修をすることで対処できるひび割れです。

現在、気付いている箇所については写真などを取っておき、次回の塗替え工事で塗装業者に補修をしてもらうように伝えてください。また、ヘアークラックであれば、4章で紹介するDIYによる簡易的なひび割れ補修が可能なひび割れです。


ヘアークラック

1-3.すぐに補修をした方が良い状況

ひび割れの幅が0.30mm以上のひび割れは、すぐに専門家に建物調査診断をしてもらうことをオススメします。0.30mm以上のひび割れには「構造クラック・乾燥クラック・縁切りクラック」などがあり、発生した原因からひび割れ補修方法を考えていきます。


構造クラック

 

また、ひび割れの進行度をまとめましたので、参考にしてください。

1-4.ひび割れ補修は業者に任せよう

まず、基本的に「ひび割れ補修は業者に任せる」ということがオススメになります。外壁材の種類やひび割れの数・種類・発生箇所などによってもひび割れの補修方法が変わってきます。プロによる建物診断をしてもらい、正しいひび割れ補修をすることで、ご自宅を長持ちさせることができます。

しかし、「どのようなひび割れでも業者に任せれば良い」というわけでもありません。ひび割れでもすぐに補修が必要なものばかりではなく、次回の塗替え工事で補修をすれば大丈夫なひび割れもあります。

 

2.外壁材別の発生するひび割れの種類と補修方法

「ひび割れ」と一言で言ってもすべて同じではありません。外壁材の種類、ひび割れの数・種類・発生箇所などによってもひび割れの補修方法が変わります。

ここでは戸建住宅で使われことが多い外壁の種類別(窯業系サイディング、モルタル、コンクリート、タイル)にどのようなひび割れが発生し、どのような対処法が適しているのかをお伝えします。ご自宅の外壁を思い浮かべながら、ひび割れ補修方法は何が適しているのか照らし合わせてみてください。

さらに外壁材毎の詳しい情報を知りたい方は、それぞれの別記事もご覧ください。

2-1.窯業系サイディング

窯業系サイディングは色や形が豊富で、おしゃれな外観を演出することができ、現在多くの住宅で採用されています。住宅用建材使用状況調査によると、日本で使用されている外装材のうち約70%以上が窯業系サイディングを使用しているという調査結果もあります。

窯業系サイディングがひび割れることは少ないですが、建物の動き・窯業系サイディングの経年劣化などによってひび割れることもあります。 

No ひび割れの種類 写真 原因 注意
ビス周辺のひび割れ   新築時のビスの打ち付けが板の端部と近く割れた地震などの大きな建物の動きが加わった 他の場所でもひび割れが発生する可能性がある
外壁材のひび割れ   板が経年劣化によって、もろくなった地震などによる建物の動きによって開口部周辺に大きな負荷がかかった ひび割れが多発している場合、窯業系サイディングの寿命の可能性もあるため、カバー工法や張替えを推奨する
シーリング材のひび割れ   シーリング材の経年劣化や厚み不足によってシーリング材が固くなった 次回の塗替え工事の際、打ち替えをする

◎窯業系サイディングのひび割れ補修方法

①、②の場合:

→ひび割れにシーリング材の擦り込み (業者 or DIY)

最も簡単なひび割れの簡易補修です。ひび割れ箇所にシーリング材を擦りつけ、ひび割れに追従させます。DIYの場合、見た目がいかにも補修をした跡が目立ったり、はしごに登って作業をしたりするため危険が伴います。ご自身では高所はやめておきましょう

→新しい外壁材のカバーや板の交換 (業者のみ)

ひび割れが多発している場合、窯業系サイディングが弱くなっており、簡易的なひび割れ補修では防ぎきれずに再発する可能性が高いです。そのため、カバー工法や張替え工事をオススメします。

③の場合:

→シーリング材の打ち替え工事 (業者のみ)

新築工事に使用しているシーリング材は、10年程度でひび割れが発生します。塗替え工事の際にシーリング材も新しく打替えなければなりません。

※既存シーリング材が柔らかいからと言って、増し打ちによる工事はオススメしません。早期のシーリング材の破断に繋がるケースが多いからです。

 

 

2-2.ALC

ALC壁は「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれるコンクリートの1種で、高機能の外壁材です。

コンクリートと聞くと硬くて重いというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ALCは内部に気泡穴が無数に空いており、水に浮くほど軽量な素材です。一般的には通常のコンクリートの約1/4の重量となっており、この気泡に含まれた空気層が、熱の伝わりを抑制し、夏の暑さや冬の寒さから室内を一定の温度に保つ断熱効果が期待できます。

高機能な外壁材ですが、無数の気泡穴があるため「もろい」というデメリットがあります。建物の動きなどによってひび割れが発生しやすい場合があります。

No ひび割れの種類 写真 原因 注意
目地部周辺のひび割れ    シーリング材が劣化し、建物の動きを吸収することができず、耐えきれずに割れた ひび割れが進行しALCが欠損している場合、ALC専用の補修材を使用する
外壁材のひび割れ   地震などによる建物の動きによって開口部周辺に大きな負荷がかかった
シーリング材のひび割れ   シーリング材の経年劣化や厚み不足によってシーリング材が固くなった 次回の塗替え工事の際、打ち替えをします。

◎ひび割れ補修方法

①、②でひび割れ幅が0.30mm以下の場合

→シーリング材の擦り込み(業者 or DIY)

簡単な簡易補修です。ひび割れ箇所にシーリング材を擦りつけ、ひび割れに追従させます。DIYの場合、見た目がいかにも補修をしたあとが目立ってしまう事があります。また、はしごに登って作業をするため危険が伴います。

→微弾性フィラーの擦り込み(業者のみ)

塗替え工事の際に下塗材で行う補修方法です。ひび割れ箇所に微弾性フィラーを擦り込み、ひび割れに追従させます。その後、上塗材を塗布することでひび割れを表面化させないように保護します。

①、②でひび割れ幅が0.30mm以上の場合

→Uカットシーリング工法(業者のみ)

ひび割れ幅が0.30mm以上のひび割れは「構造クラック」と呼ばれます。建物の構造的な問題や地震などの大きな歪みや動きによって発生するひび割れです。構造クラックは、Uカットシーリング工法というもので補修を行います。ひび割れ箇所を電動工具で溝を作り、シーリング材で溝を埋める工法で、ひび割れの抑制効果が高い補修方法です。

③の場合:

→シーリング材の打ち替え(業者のみ)

新築工事に使用しているシーリング材は、物によりますが、おおむね10年程度でひび割れが発生するものが多いです。そのような時は塗替え工事の際にシーリング材も新しく打替えなければなりません。

→既存シーリング材をVカットしシーリング材の増し打ち(業者のみ)

ALC板の形状から既存シーリング材の完全撤去が難しい場合があります。その場合は、カッターで取れるだけ既存シーリング材をカットしてから、シーリング材を打設します。そうすることで、新規シーリング材の厚みを確保することができます。

 

2-3.モルタル壁・コンクリート壁(RC造)

モルタル壁は意匠性に優れ、深い味わいのある仕上がりになり、窯業系サイディングのような外壁材同士の継ぎ目(目地部分)がなくシーリング材の補修がないといったメリットがあります。外壁に継ぎ目がないことで、建物の揺れなどには弱く、ひび割れが発生しやすいデメリットもあります。

コンクリート壁は高い耐久性に優れており、建物はもちろんのこと、道路やダム等のも幅広く使われています。仕上げも磁器タイル張り、打放しコンクリートなど飽きのこない仕上がりが可能です。コンクリート壁はひび割れから雨水が浸入し、鉄筋が錆びて、コンクリートの爆裂に繋がることがあります。そうなると建物自体の耐久性を縮めかねませんので、放置せずにメンテナンスをすることが大切です。

No ひび割れの種類 写真 原因 注意
硬化収縮によるひび割れ   新築工事のモルタル壁の水分が蒸発し、体積が小さくなったことによる歪みにより発生 新築から10年程度で発生します。
開口部周辺や外壁面のひび割れ   地震などによる建物の動きによって開口部周辺に大きな負荷がかかり発生 構造的にひび割れが入りやすい外壁材のため、外壁塗装時に補修を行います。
窓やドアの周辺の肌分かれによるひび割れ   窓やドアを取り付ける際、モルタル壁を削り、その隙間に新たなモルタル壁を施工したことで、付着不良により発生 新築から10年程度で発生します。
シーリング材のひび割れ シーリング材の経年劣化や厚み不足によってシーリング材が固くなった 次回の塗替え工事の際、打ち替えをします。

◎ひび割れ補修方法

①、②、③でひび割れ幅が0.30mm以下の場合

→シーリング材の擦り込み(業者 or DIY)

簡単な簡易補修です。ひび割れ箇所にシーリング材を擦りつけ、ひび割れに追従させます。DIYの場合、見た目がいかにも補修をしたあとが目立ったり、はしごに登って作業をするため危険が伴います。

→微弾性フィラーの擦り込み(業者のみ)

塗替え工事の際に下塗材で行う補修方法です。ひび割れ箇所に微弾性フィラーを擦り込み、ひび割れに追従させます。その後、上塗材を塗布することでひび割れを表面化させないように保護します。

 

①、②、③でひび割れ幅が0.30mm以上の場合

→Uカットシーリング工法(業者のみ)

ひび割れ幅が0.30mm以上のひび割れは「構造クラック」と呼ばれます。建物の構造的な問題や地震などの大きな歪みや動きによって発生するひび割れです。構造クラックは、Uカットシーリング工法で補修を行います。ひび割れ箇所を電動工具で溝を作り、シーリング材で溝を埋める工法で、ひび割れの抑制効果が高い補修方法です。

※鉄筋コンクリート造はひび割れ幅が0.30mm以上のひび割れが多発している場合に、低圧エポキシ注入工法などの専門的なひび割れ補修方法があります。別途、専門業者にご相談ください。

 

④の場合:

→シーリング材の打ち替え(業者のみ)

新築工事に使用しているシーリング材は、10年程度でひび割れが発生する物が多いです。塗替え工事の際にシーリング材も新しく打替えなければなりません。

 

2-4.タイル壁

タイルといえば、やはり他の建材には出せない「高級感」や「重厚感」を感じることができます。一方で値段が高いイメージがありますが、他の建材に比べてタイルそのものの耐久性が高いのでメンテナンス費用を抑えることができ、長く建物を持たせることができます。タイル自体も耐久性に優れ、強い日差しや風や雨にさらされても変色や劣化がしにくいという特徴があります。

タイル自体が劣化することはほぼありませんが、ひび割れや欠損を見つけたらすぐに専門業者に相談してください。

No ひび割れの種類 写真 原因 注意
タイルのひび割れ   コンクリート壁にひび割れが発生し、タイルも一緒に割れた タイルが落下する危険性が高まるため、次回の改修工事で補修を行います。
シーリング材のひび割れ   シーリング材の経年劣化や厚み不足によってシーリング材が固くなった 次回の塗替え工事の際、打ち替えをします。

◎ひび割れ補修方法

①でひび割れ幅が0.30mm以下の場合

→タイルの張替え(業者)

ひび割れたタイル周辺部の目地モルタルに切り込みを入れ、タイルを取り外します。接着剤でタイルを貼り、目地モルタルを充填する補修方法です。

※全く同じタイルは手に入らない可能性も高い為、手に入らない場合は色がズレてしまうことがあります。似たような色や質感のタイルで補修を行います。

 

①でひび割れ幅が0.30mm以上の場合

→Uカットシーリング工法 + タイル張り替え(業者のみ)

ひび割れ幅が0.30mm以上のひび割れは「構造クラック」と呼ばれます。割れたタイルだけ交換しても、躯体のコンクリートなどはひび割れたままの状態です。躯体のひび割れ補修を適切に行わなければ、タイルの割れが再発する可能性もあります。

 

②の場合:

→シーリング材の打ち替え工事 (業者のみ)

新築工事に使用しているシーリング材は、10年程度でひび割れが発生します。塗替え工事の際にシーリング材も新しく打替えなければなりません。

 

3.ひび割れが引き起こす4つリスク

ひび割れについて説明してきましたが、そもそも外壁にひび割れが入ることによりどのようなリスクが発生するのでしょうか?

それは大きく以下の4つです。

①雨漏りに繋がる

ひび割れが発生すると雨水が外壁内に浸入してしまいます。そうするとはじめは室内への影響はありませんが、時間が経つと室内の雨漏りに繋がってしまう可能性があります。特に、横に割れたひび割れは雨を面で受けるため雨水の浸入する量は多くなりますので、注意が必要です。

雨漏りによるシミ

雨漏りによるシミ

 

②躯体の劣化、建物自体の耐性が落ちる

ひび割れからの雨水の浸入により、外壁材自体の劣化が進行します。例えば、窯業系サイディングは反り・割れなどが発生し、鉄筋の錆びによるコンクリートの爆裂などが発生します。さらに、劣化が進行すると、透湿防水シートや下地(木部)が腐食し、外壁材を取り外して交換しなければならないこともあります。最悪の場合、シロアリ等が発生してしまう可能性があります。その結果、建物自体の地震や災害に対する耐性が落ちてしまいます。

雨水で腐食した断熱材
窯業系サイディングの反り 鉄筋の錆び コンクリートの爆裂 雨水で腐食した断熱材

 

③湿気によるカビの発生により人体に悪い影響を及ぼす

ひび割れから雨水が浸入するとカビが発生しやすい環境になり、人体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

外壁藻やカビの発生
下地(木部)の腐食

 

④見た目の美観を損なう

ひび割れのある家の見た目はみすぼらしいイメージになりますよね。せっかく大事なマイホームであっても美観が損なわれることになってしまいます。


ひび割れ補修イメージ

 

4.  DIYでひび割れ補修をする際の注意事項

4-1.絶対に使用してはいけない補修材

補修は業者に依頼するのがオススメとお伝えしましたが、とりあえず自分で補修をやってみたい、という方もいらっしゃるかと思います。

その場合おそらく、ホームセンターでシーリング材を購入されると思いますが、「シリコーン系シーリング材」は外壁のひび割れ補修で使用してはいけないシーリング材です。

このシーリング材は、台所や風呂場の水回りで使用するもので、外壁に使用すると塗替え時に塗膜剥離の原因となるため、絶対に使用しないようにしましょう。

 

4-2.DIYのリスク

ご自身でひび割れ補修をする際のリスクがあります。お金をかけずに補修をしたい方は下記の内容を頭に入れてから作業を行ってください。

  • 高い位置にひび割れ補修があり、はしごをかけて補修を行い、落ちそうになった。(危険がある)
  • 養生を上手くできず、仕上がりが汚くなってしまい再度やり直すことになった。(上手に出来ない)
  • ひび割れ部分に完全に充填できずに、早期でひび割れが再発してしまった。(きちんと役割を果たしていない)

などのリスクがあります。以上を踏まえると、ひび割れの簡易補修であっても、DIYではなく、業者に依頼して補修してもらうことをおすすめします。

 

5.費用・保証・保険について

外壁材毎のひび割れと補修方法がわかってきたところで、費用・保証・保険についてご紹介します。

5-1.ひび割れ補修は業者へ依頼

何度も説明していますが、ご自身で行う際の安全面・早期のひび割れの再発・見た目の仕上がりが悪いなどを考慮して、基本的には業者に依頼することをオススメします。専門業者であれば、2章でお伝えしたような外壁材毎のひび割れの状況や原因を踏まえた上で適切な補修を行ってもらえるため、ご自身で行って失敗してもう一度行って…となるより安心ですし正確です。

業者に依頼した場合の流れとしては下記のように進みます。

①現場調査

現場調査をしてひび割れの現状から,適した補修方法を提示してもらいます。

②見積り

ひび割れの幅や深さ、発生原因、下地の種類などによって様々な補修方法があり、それによって費用は異なります。また高所作業の場合(2階部分の補修など)にはプラス高所作業車や足場の費用がかかりますので、塗装工事と一緒にひび割れ補修をしてもらうのがオススメです。

一部のひび割れ補修のみであれば、数万円で済むこともあります。塗装工事も一緒であれば、塗装工事代金とひび割れ補修代がプラスになります。

③補修及び塗装工事

補修箇所や工法が決定したら、工事が始まります。

外壁の面積などやひび割れ状況でも変動しますが、ひび割れ補修だけであれば工期は比較的短期間です。塗装工事と一緒に補修する場合2週間程度になります。

思っていたよりも高いな、と思われる方も多いかもしれませんが、一度プロによる補修によってひび割れの再発を抑制することができますので、結局自身で補修してまた1年後にやり直す、などを繰り返すかもしれないと考えると非常に安心感が高いといえます。

5-2.知らないと損する!保証・保険制度

現在のお家を新築または中古で購入されたとき、塗替えをしたとき、工務店や塗装会社から「今回の工事では、○年保証がついています」と保証書の話を覚えていませんか?

まずはその時の保証書を確認して、業者に連絡してみましょう。

また、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理センターが運営している、法律に基づいて国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口もあります。業者が誠実に対応してくれない場合はこちらに相談してみることをおすすめします。

「住まいるダイヤル」は、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの相談ダイヤルです。国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口で、新築やリフォームに関するあらゆる電話相談に対応しています。

また、ひび割れの原因が地震や台風などの自然災害によるものの場合、地震保険が使える可能性もあります。保険に加入されている方は、保険が適用できるのか確認して活用してみましょう。

 

まとめ

※本記事のまとめ※

・ひび割れは「補修を検討するべきひび割れ」と「次回の塗替え工事でよいひび割れ」がある

・ひび割れ補修は業者に依頼した方が安心(簡易補修はDIYでもできるが、再発する可能性がある)

・ひび割れの種類と原因→外壁の種類によって違うため、プロによる診断と提案が必須。

上記のポイントをお伝えしました。

大切なご自宅を長く使い続けていくためにも、定期的に建物のメンテナンスを行って頂きたいと思います。本記事が皆様に安心感を与える一つの材料となれば幸いです。

プロタイムズ半田店でも無料で点検を行っております。お気軽にご相談ください。

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【半田市】付帯部とは何のこと?外壁塗装時に付帯部も塗装すべき?  

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

 

「外壁塗装の見積書に記載されている、付帯部って何?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
付帯部とは、雨樋・幕板・雨戸・戸袋・笠木などのことを指します。付帯部について詳しくは、図解を1-1に掲載しておりますので、ぜひそちらをご覧ください。

また、なかには「外壁と一緒に、付帯部まで塗装する必要があるのだろうか?」といった疑問もある事と思います。

付帯部を塗装する場合は、外壁塗装と一緒に行なうのが最も一般的です。付帯部の塗装が必要かどうかは、“どの付帯部か” “付帯部の劣化がどのくらい進行しているか”などによって判断します。このあたりの内容について本日は詳しくご紹介いたします。

1.はじめに押さえておきたい!付帯部のこと&外壁と一緒に付帯部を塗装する理由

1-1.[ 図解 ]そもそも付帯部とはどこのこと?

「そもそも、付帯部が何なのかよくわからない」という方も少なくないでしょう。付帯部とは、雨樋・幕板・雨戸・戸袋・笠木などのことです。具体的には、下記部分が主な付帯部となります。

外壁の部位の名称

 

屋根の部位の名称

基本的に、付帯部も定期的な塗装が必要ですが、なかには、「今回の外壁塗装時には塗装をしなくても良い付帯部」「必ずしも塗装をしなくても良い付帯部」などもありますので、詳しくは、2章にて詳しく解説します。

1-2.外壁と一緒に付帯部を塗装するのはなぜ?

外壁を塗装するタイミングで付帯部も(塗装を必要としている付帯部については)一緒に塗装をするのが一般的です。

もしかすると、「外壁塗装と一緒にしなくても…」「付帯部の塗装が必要になった時に、付帯部だけ塗装すれば良いのでは?」などと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、付帯部塗装は外壁塗装と一緒に行なうのが現実的です。その理由は、下記の3つです。

■外壁塗装と付帯部塗装を別のタイミングで行なうと、余計に費用がかかる可能性大

外壁塗装時にも付帯部塗装時にも足場が必要となりますが(※)、外壁塗装と付帯部塗装を一緒に行なえば足場代は1回分で済みます。ところが、別のタイミングで行なうと足場代はその分倍かかることになってしまいます。一般的に足場代は数十万円かかりますから、それが倍かかるとなると、とても大きな違いになります。
また、外壁塗装と付帯部塗装を同時に行なった場合は、外壁塗装の合間に付帯部塗装を…とうまく時間を活用してもらえるため人件費が抑えられることもありますが、外壁と付帯部を別々に塗装した場合は、相応に人件費がかかることになるでしょう。

費用については様々な要因がからんでくるため一概には言えない部分もありますが、外壁と付帯部は一緒のタイミングで塗装をした方が、費用が抑えられる傾向にあることはまず間違いありません。

※付帯部塗装については、一部、足場が必要のないケースもあります(地面から届く範囲にある付帯部の塗装など)。

■外壁だけ塗装した場合、付帯部の傷みや汚れが悪目立ちすることに

仮に外壁だけ塗装して付帯部は塗装しなかったとすると、外壁がキレイになった分だけ、より付帯部の傷みや汚れが悪目立ちすることになるでしょう。付帯部の傷みや汚れがひどいほど、美しくなった外観とのコントラストが引き立つことになり、今まで気にならなかった所まで気になってしまいます。
美観の面で考えても、外壁と付帯部は一緒に塗装をするのが良いのでしょう。

■付帯部を改めて塗装しようと思う人は稀(まれ)

塗装には、時間と手間がかかります。塗装業者に連絡をして状態を診てもらい、見積りを検討し、色選びなどの打ち合わせを行ない、スケジュールを調整する。工事期間中は窓を自由に開けることができないなどの制限もあります。こうしたことを付帯部塗装だけのために改めて行なうのはなかなか難しいのではないでしょうか。そもそも「付帯部の塗装について考えることすらないかもしれない」という方も少なくないはずです。

しかしながら、付帯部は、塗装をせずに放置することで、その性能を十分に発揮しなくなるだけでなく、雨漏りを発生させる原因となってしまうこともあります。

塗装を必要としている付帯部については、外壁塗装をするタイミングで一緒に塗装をしてしまうのが良いというわけです。

 

2.外壁塗装と一緒に塗装すべき付帯部はどれ?

2-1.外壁と一緒に塗装することの多い付帯部

外壁と一緒に塗装することの多い付帯部は、下記の通りです。
“なぜ塗装が必要なのか” “具体的にどんな場合に塗装が必要なのか”等について、付帯部ごとに解説してまいります。「今回、外壁塗装と一緒に各付帯部を塗装すべきかどうか」を判断するための情報としても、参考になさってください。

●雨樋
雨樋

外壁がキレイになると、外壁を縦断している雨樋の傷みや汚れはより悪目立ちすることがあるため、多くの場合(雨樋に傷みや汚れが生じている場合)、外壁の塗装をするタイミングで雨樋も塗装します。塗装をすることで、雨樋の耐久性を高める効果も期待できます。

ただし、ひび割れや欠損が生じているなど劣化が大きく進行している場合には、塗装では補修しきれないため、雨樋の部分交換等を行なうことになります。

 

●幕板
23 幕板
ひび割れや塗膜の膨れ・はがれなどの劣化うを放置し進行すると、幕板が原因での雨漏り(住まい内部への雨水の浸入を許してしまう)の発生リスクアップします。そのため、劣化が生じている場合には、外壁と同タイミングで塗装をして補修するのが一般的です。美観の面で考えても、外壁を塗装して外壁を横断する幕板を塗装しなければ、俯瞰して見た時に幕板の傷みや汚れが際立って見えてしまうことは容易に想像していただけるのではないでしょうか。ただし、塗装で補修しきれないほど幕板の劣化が大きく進行している場合には、幕板の交換等を行なうこともあります。●軒天
軒天
軒天にひび割れや塗膜の膨れ・はがれ、カビ・藻の発生などの劣化が生じている場合、通常、外壁と同タイミングで塗装をして補修しを行います。ちなみに軒天井の塗装をする場合は、屋根も同タイミングで塗装するケースがほとんどです。劣化症状の中でも、シミが発生している場合は、塗装では補修しきれないことが少なくありません。というのも、シミの原因は雨漏りが発生している可能性が高いためです。仮に雨漏りが原因でシミが生じているとすると、塗装ではなく、軒天や破風などの張り替えを行なうことになります。●破風・鼻隠し
破風・鼻隠し
外壁とあわせて屋根も塗装する場合、破風・鼻隠しも一緒に塗装をするのが一般的。
破風や鼻隠しは住まい(屋根)の先端部にあるため、太陽光や雨風などの外部環境の影響を受けやすく、ひび割れや塗膜の膨れ・はがれなどの劣化が進行しやすい傾向にあります。劣化が大きく進行すると、雨漏り(雨水が住まい内部へ浸入してしまう)のリスクが高まるため、多くの場合、外壁塗装・屋根塗装をするタイミングで破風・鼻隠しも塗装をして補修をします。

塗装で補修しきれないほど劣化が進行している場合には、交換等を行なうことになります。

 

その他、
●庇
●換気フード
なども、外壁と一緒に塗装することの多い付帯部になります。

2-2.外壁と一緒に塗装することもある付帯部

下記付帯部は必ずしも塗装をする必要はありませんが、「劣化が進んでいるので、補修したい」「傷みや汚れがひどいので、見た目をキレイにしたい」「外壁塗装とあわせて、色を変えたい」といった施主(消費者)の希望がある場合に、外壁と一緒に塗装をすることも多い箇所です。

・雨戸、戸袋
戸袋

・シャッター
シャッター

・エアコンのダクトカバー
室外機ダクトカバー

上記以外にも、笠木、水切り 、基礎巾木、面格子(鉄)、窓手すり(鉄)、ポスト、ドア、門扉、犬小屋などを塗装するケースもあります。塗装をしたい付帯部等がある場合には、塗装できる箇所なのかどうかも含めて、塗装業者に相談をしてみましょう。

 

 

3.付帯部の塗装にかかる費用相場

付帯部の塗装にかかる費用相場は、下記の通りです。外壁塗装費に+α、下記の「付帯部の施工費+塗料費(材料代)」がかかるイメージになります。

●施工費の相場

付帯部 費用相場
雨樋 800~1,200円/m
幕板 850~1,420円/㎡
軒天 800~1,500円/㎡
破風・鼻隠し 650~1,300円/㎡
雨戸 2,000~5,000円/枚
シャッター 1,500~3,000円/㎡
エアコンのダクトカバー 1,000~1,200円/台

※上記はあくまで相場です。劣化の進行具合等によっては、実際の費用が上記と大きく異なることもあります。詳しくは業者に問い合わせてみましょう。

●塗料費(材料代)の相場

塗料 耐久年数 費用 ※1缶あた
アクリル 約3~5年 5,000~15,000円
ウレタン 約5~7年 5,000~20,000円
シリコン 約7~10年 15,000~40,000円
ピュアアクリル 約15年~ 50,000~70,000円
フッ素 約15年~ 40,000~100,000円
無機 約15年~ 50,000~120,000円
光触媒 約15年~ 50,000~100,000円

※上記はあくまで相場です。塗料メーカーや製品によっても価格が異なるうえに、原材料の高騰が続いていますので業者に問い合わせて見ましょう。

 

 

4.付帯部塗装を失敗しないために!把握しておくべき見積り&色選びのこと

4-1.見積り|付帯部塗装に関する記載も必ず確認すべし

外壁塗装と一緒に付帯部塗装をする場合、見積りの付帯部に関する記載も確認しましょう。特に、下記3つのポイントを“契約を結ぶ前”に確認しておくと安心です。

☑ポイント① 塗装箇所
付帯部の塗装箇所(具体的に、どの付帯部を塗装するのか)についての記載は確認しておきたいポイントの一つ。
「付帯部」「付帯部一式」といった総称しか記されていないなど、具体的にどの付帯部を塗装するのかが見積りに明記されていない場合、「塗装してもらえると思っていた箇所を、足場解体してみたら、塗装してもらえなかった」といったことになりかねません。そのため、見積りに付帯部の塗装箇所が明記されていない場合は、事前に塗装業者に確かめて明らかにしておきましょう。

☑ポイント② 使用する塗料
付帯部塗装に使用する塗料についての記載も確認しておきたいポイントです。具体的には、“外壁塗装に使用する塗料とは別に、付帯部に使用する塗料が明記してあるか”をチェックしてください。
その理由は、塗料には対応素材が定められており、多くの場合、外壁塗装で使用した塗料を付帯部塗装に使いまわすことはできないためです。たとえば、窯業系サイディング用の塗料で雨樋を塗装することはできません。塗料の対応素材を無視して無理に塗装をすれば、塗装後すぐはキレイに仕上がっているように見えても、早々に塗膜がはがれるなどの不具合が生じてしまう可能性大です。

見積りに付帯部に使用する塗料についての記載がない場合は、塗装業者に確認をしましょう。その際、「外壁に使用する塗料で付帯部も塗装する」といった返答の場合は、その塗料が付帯部の素材にも対応している物なのか、まで踏み込んで確認しておくと、より安心です。※参考
ちなみに、付帯部に使用する塗料は、外壁に使用する塗料と同じくらいの耐久性(耐候年数)の塗料を選ぶのがオススメです。なぜならば、同じくらいの耐久性の塗料を選んでおけば、付帯部と外壁の“次回の塗装のタイミング”を合わせることができるためです(外壁塗装と付帯部塗装のタイミングを合わせた方が良い理由については1-2参照)。☑ポイント③ 付帯部の塗装にかかる費用内訳
付帯部塗装の総額だけでなく、施工費・塗料費(材料代)などの費用内訳についても確認しておきたいポイントとなります。見積りに付帯部塗装の総額しか記載がない場合は、何にどのぐらいの費用がかかるかを塗装業者に聞いて明らかにしましょう。
なぜそこまでする必要があるかというと、残念ながら費用内訳を曖昧にして、施主(消費者)にわからないように塗料のランクを下げるなどして不当に利益を得ようとする悪質な業者も一部存在するためです。もちろん、多くは信頼できる塗装業者ですが、そうした心ない業者も存在するということは押さえておきたいところ。こうした心ない業者にうっかり工事を依頼してしまうことのないよう、外壁塗装はもちろん、付帯部塗装についても費用内訳まで確認することが重要です。付帯部の塗装にかかる費用相場については3章にてご紹介しておりますので、費用内訳をチェックする際に、ぜひ参考にしてください。ただし、劣化が大きく進行している場合などは、3章の費用相場よりも高額となることもあります。このあたりのことは、自身での判断は難しいため、少しでも疑問に思うことがあれば、塗装業者に確認をしてみてください。その際、はぐらかすような態度をとったり、きちんと説明してくれなかったりする場合には、先述の心ない業者の可能性があるため、その塗装業者への依頼はやめておいた方が良いかもしれません。 

 

4-2.色選び|付帯部の色も住まいの印象に大きく影響する

色選び

外壁と同じくらい、付帯部の色選びも重要です。こだわって選んだ色で外壁を塗装しても、外壁と付帯部の色の相性がよくないと、住まい全体を俯瞰して見た時に残念な仕上がりとなってしまう可能性もあります。

付帯部の色選びに失敗しないためには、付帯部の色選びには大きく分けて下記2つのアプローチがあることを押さえておくと良いでしょう。

・外壁(もしくは屋根など)と同系統の色を選ぶ

外壁塗装_色

・全く違う色(アクセントカラー)を選ぶ
付帯部

上記どちらのアプローチで色を選ぶかで、住まいの印象は大きく変わります。

また、外壁と付帯部の色の相性を確認する際には、カラーシミュレーション等の活用もオススメです。

 

 

まとめ

外壁塗装と一緒に行なう付帯部塗装について解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

付帯部を塗装する場合は、外壁塗装と一緒に行なうのが一般的ですが、必ずしも全付帯部を外壁塗装と一緒に行なわなければならないというわけではありません。2章にて、各付帯部ごとに、“具体的にどんな場合に塗装が必要なのか”等をまとめておりますので、参考にしてください。

また、付帯部塗装に失敗しないためには、見積り&色選びの情報も重要です。このあたり4章にまとめておりますので、契約前に、ぜひご一読ください。

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【半田市】外壁塗装のプロが教える!和風住宅で人気のカラー&色選びのポイント  

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

本日は和風住宅の記事をお届けします♪

和風住宅の塗装をご検討の方は是非参考になさってください。

外壁塗装のプロが教える!和風住宅で人気のカラー&色選びのポイント

 

外壁塗装 和風

和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装を検討している人は多いのではないでしょうか。

「和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装をすると、どんな仕上がりになるの?」
といったことが気になっている人もいるでしょう。

和風住宅・和モダン住宅は、外壁塗装をして、印象はそのままに外壁を一新することもできますし、外観の印象をガラリと変えることも可能です。このあたりを詳しく解説いたします。

1.[ 塗装事例 ]和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装をすると、どんな仕上がりに?

「和風住宅や和モダン住宅の外壁塗装をすると、どんな仕上がりになるのか」が気になっている人は少なくないでしょう。

下記、和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装事例です。

これまでの外壁と同様の色 or 透明色で外壁塗装をすると、外観の印象はそのままに、外壁を一新することや、これまでの外壁と異なる色で外壁塗装をして、外観の印象をガラリと変えることもできます。

どんな外壁塗装がしたいかイメージをふくらませてみてください。

2.塗料の色選び知識|和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装

 

2-1.和風住宅・和モダン住宅に映えるカラー

ずばり、和風住宅・和モダン住宅に映えるカラーは、
・彩度(色の鮮やかさの度合い)が低い色
・少しくすみのある色
などです。

また、外壁塗装の人気色であるベージュやグレーは、和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装でも人気です。

 

 

2-2.外壁の色や柄を変えたくない場合は「透明塗料」という選択肢も

今の外壁の色や柄が気に入っていて変えたくない場合には、クリヤー塗料(透明塗料)で外壁塗装をするという手もあります。

色つきの塗料で外壁塗装をすると、外壁に施してある色や柄は塗りつぶすことになるのですが、クリヤー塗料は透明色のため、外壁に施してある色や柄などを塗りつぶさずに、そのまま残すことが可能になります。

ただし、以下の場合は、基本的にクリヤー塗料での外壁塗装はできません。
・外壁にチョーキング(外壁塗装の劣化症状の一つ。手で触ると、粉状のものが付着する状態)が発生している場合
・光触媒塗料・フッ素塗料・無機塗料などの特殊塗料が塗装されている外壁材

・劣化や退色が著しい場合

 

 

2-3.(2~3色で塗り分ける場合)配色まで考えて塗料色を選ぶべし

外壁塗装には単色(1色)で塗装をするほか、2~3色で塗り分けるという方法もあります。
2~3色で塗り分ける方法は、和風住宅や和モダン住宅の外壁塗装でも、よく選ばれています。

単色で塗装するのもステキですが、2~3色での塗装には、また違った魅力がありますね。

2~3色で塗り分ける場合、
・(外壁の)上下で塗り分ける
・(外壁の)左右で塗り分ける
・外壁の大部分は同じ色に、ベランダなどアクセント的に別色を塗る
など、塗料色だけでなく、どう配色するか(色の配置)によっても、外観の印象が大きく変わります。そのため、(2~3色での外壁塗装を選ぶ場合は)配色のことも考えて塗料色を選ぶ必要があります。

2-4.外壁塗装の色を選ぶときには、屋根や付帯部の色とのバランスも重要

せっかくこだわって外壁塗装の色を選んでも、付帯部(雨樋・幕板など)の色や屋根の色との相性がよくないと、「外観全体で見ると微妙…」といったことにもなりかねません。

外観の印象を決めるのは、外壁だけではなく、外壁や付帯部、屋根も含めて、外観の印象が決まります。

そのため、外壁塗装の色を選ぶときには、外壁がどう見えるかだけでなく、「外壁・付帯部・屋根全体で見たときに、どう見えるか」まで考える必要があります。

外壁とあわせて付帯部や屋根を塗装する場合はもちろん、外壁だけを塗装する場合にも、外壁・付帯部・屋根の色のバランスを考えて塗料色を選ぶことが重要です。

※一部、瓦屋根(ゆう薬瓦・いぶし瓦)や銅製の雨樋など、塗装が必要ない屋根や付帯部もあります。

 

 

2-5.[参考]色選びの必須ツール!色見本&カラーシミュレーション

「色見本」&「カラーシミュレーション」を上手に使用することで、より納得の塗料色を選ぶことができます。

[色見本]


色見本とは、各塗料製品の色を確認するためのツールです。
パンフレット(カタログ)等にも各塗料製品の色が載っていることもありますが、印刷の具合などで実際の塗料色とは異なることもあるため、塗料色の確認は色見本で行うと良いでしょう。

色見本を使用する時のポイントは、下記2つあります。

☑A4サイズ以上の色見本で確認をすること
色の印象は、色の面積の大小によってかなり変わります。色の面積が大きいほど、明るい色はより明るく、鮮やかな色はより鮮やかに感じる傾向にあるのです。そのため、面積の大きな外壁に塗る色を、小さなサイズの色見本で確認すると「色見本で見た色と、実際に外壁に塗装した色が違う気がする…なんだか派手すぎる・・・」なんてことが生じてしまうことも。
そこで、色見本はできるだけ大きなもので確認をするようにしましょう。目安としては、A4サイズ以上がオススメです。

☑色見本は屋外で確認をすること
色の見え方は、室内 or 屋外でも異なります。特に室内の蛍光灯などの下では、屋外と大きく異なることも。そのため、色見本は屋外(塗装する外壁は外にあるため)で確認をするのが間違いありません。
また、同じ屋外でも、時間帯や天候などによっても色の見え方は異なるため、色にこだわりがある場合には、時間帯や天候の異なるタイミングで色見本を確認するのも良いでしょう。

 

[カラーシミュレーション]
カラーシミュレーションは色の試着のようなもの。住まいに色を着せてみることで、よりリアルに仕上がりをイメージできるため、パンフレット(カタログ)や色見本だけではわからなかったことが見えることもあります。

カラーシミュレーションは、特に、
・仕上がりの印象
・色の組み合わせ(2~3色で塗り分ける場合)
・外壁塗装の色と、屋根や付帯部の色とのバランス
などをチェックするのに非常に有効です。

※カラーシミュレーションの実施有無や内容は塗装業者によって異なりますので、詳細は、各塗装業者に確認をしてみてください。

 

★外壁塗装の塗料を選ぶときには、色以外にも、
・耐久性や性能(遮熱性・防汚性など)
・価格(予算)
などについても考える必要がありますので、そちらも考慮しましょう。

 

3.塗料色とあわせて検討したい!艶消し塗料&意匠性塗料

和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装では、「艶消し塗料」「意匠性塗料」なども人気です。
塗料色とあわせて、ぜひ検討してみてください。

3-1.光沢のない「艶消し塗料」は、和風住宅・和モダン住宅と相性が良い


和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装には、光沢(ツヤ)のない艶消し塗料もよく選ばれています。
マットで高級感のある仕上がりとなる艶消し塗料は、和風住宅・和モダン住宅と相性が良いのです。

※ツヤ消し塗料を選ぶ場合には、耐久性に注意をする必要がある塗料もあります。詳しくは業者に問い合わせて見ましょう。

 

3-2.塗るだけでオシャレな外壁になる「意匠性塗料」

塗装するだけで独特の印象を演出できる「意匠性塗料」。
この意匠性塗料を和風住宅・和モダン住宅の外壁に塗装すると、ひと味違うオシャレな外壁になります。

[意匠性塗料]
※塗料製品によって、模様・風合いは異なります。

■グラナートSP(アステックペイント)


※出典:アステックペイント

■水性ペリアートUV(日本ペイント)


※出典:日本ペイント

■水性ゾラコートEX(関西ペイント)


※出典:関西ペイント

[意匠性塗料+職人技]
「意匠性塗料+職人技」という方法で、また違った印象の外壁にすることも可能です。
※各塗料製品によって、また職人の技術力によって、つくれる模様は異なります。

■ジョリパッド(アイカ工業)



※出典:アイカ工業

■ベルアート(エスケー化研)


※出典:エスケー化研

 

3-3.「吹き付け塗装」という塗装法でしか表現できない仕上がりも

機械で霧状にした塗料を吹き付けて塗装する「吹き付け塗装」という方法で外壁塗装をすると、下記のような仕上がりを表現できます。

リシン

リシン

スタッコ

スキン

吹き付けタイル

上記の仕上がりが表現できるのは、吹き付け塗装だけです。

※吹き付け塗装には塗料が飛散してしまうリスクもあるため、特に住宅地にお住まいがある場合などは、慎重に検討することをオススメします。

 

4.和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装|よくあるQ&A

和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装で、よくあるQ&Aをご紹介します。

4-1.Q 木の外壁も塗装の必要がある?

A.木の外壁も定期的に塗装をする必要があります。

和風住宅・和モダン住宅では、外壁が木というケースも少なくないでしょう。外壁が木の場合にも、定期的に塗装が必要なことは同じです。

ちなみに、木の外壁塗装をする場合には、無機塗料以外の塗料を選ぶことをオススメします(無機塗料は塗膜が硬くなるため、木材の動きに追随できず、ひび割れてしまう可能性があるためです)。

木の種類によっては、一般的な外壁塗装の塗料ではなく、木材専用の塗料で塗装する方が良い場合もありますので確認しましょう。

 

4-2.Q 漆喰の外壁や砂壁の上から塗装することはできる?

A.漆喰の外壁や砂壁の上から塗装するのはあまりオススメしません。

絶対に塗装ができないわけではありませんが、
・塗装後に不具合が発生してしまうリスクが高いこと
・塗装をすると、漆喰や砂壁の風合いや機能が失われてしまうこと
から、漆喰の外壁や砂壁の上からの塗装はオススメしません。
(※漆喰には一部、専用塗料があり、この塗料を使用すれば塗装可能です。)

漆喰や砂壁は一度はがしてから、塗装をするのが良いでしょう。
もしくは、漆喰や砂壁をはがした後、再度、漆喰や砂壁を施工することも可能です。

 

まとめ

和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装には、大きくわけて2つのアプローチがあり、
・これまでの外壁と同様の色 or 透明色で外壁塗装⇒外観の印象はそのままに、外壁を一新
・これまでの外壁と異なる色で外壁塗装⇒外観の印象をガラリと変える

まずは、和風住宅・和モダン住宅の外壁塗装事例(1章)も参考に、どんな外壁塗装にしたいかイメージをふくらませてみてください。

 

 

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