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外壁のひび割れを発見したら行う3つのステップ!

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
ペイントップス半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

 

外壁のひび割れを発見したら行う3つのステップ!

日頃あまり意識して見ていないお家の外壁。ふと大小のひび割れが入っているのを見つけてしまったけど、これは放っておいて大丈夫なのかどうなのか?・・・と思われている方はいらっしゃいませんか?

そのご自宅のひび割れがどの程度のものなのか、自分で補修できるものなのか、業者に頼んで補修した方がいいのか、初めてであれば検討もつかないと思います。

本記事ではそんなひび割れを発見してしまったときにまずどうしたらいいのか、そしてひび割れの種類、原因、それに伴うリスクと補修方法を細かく説明していきます。
ご自宅のひび割れと見比べてどのような対策を打てばよいのかきっとこの記事を見れば解決するはずです!

ぜひ、参考にしてみて下さい。

 

1.外壁のひび割れを発見したらまずこれをしよう!

まず気になるのが、ひび割れを見つけてしまったら「とりあえず」どうしたらいいの?というところでしょう。すぐに業者を呼んで補修してもらった方がいいのか、それとも他に自分でできることがあるのか…ここではひび割れを発見したときに実施してほしい3つのステップをご紹介します。

ステップ①ひび割れの幅がどのくらいあるのか測る

ひび割れのリスクの高さは、ひびの幅によって変わります。
幅が0.3㎜未満であれば早急な対処は必要ないですが、それ以上の幅の場合には一度点検をすることをオススメいたします。
まずひび割れの幅のサイズを測り、緊急性があるのか判断しましょう。

ステップ②0.3㎜以上1㎜以下のひび割れの場合は応急処置も検討

ひび割れの大きさが0.3㎜以上だった場合は応急処置も検討しましょう。
※下記にDIYでできる応急処置方法を記載しますが、こちらはある程度の技量が必要な方法です。塗装に詳しくない方、不安のある方、また1㎜以上の大きなひび割れがあった方は自分で補修を行わずすぐに業者に依頼(この記事でいうとステップ③)をしましょう。

DIYでできる応急処置方法としては、微細なコンクリート粉を塗布し、適量な水分等をあたえてコンクリート粉を定着させるという方法ですが、塗布方法には主に2種類あります。

■チョーク式被覆補修

まずひび割れ部分に指で水を塗布します。その後チョーク型のコンクリート粉をひび割れ部分にすり込みます。水塗布→コンクリートすり込みの作業を10㎝ごとに繰返します。最後は指で押さえて仕上げます。

チョーク式は無駄なくコンクリート粉を使える一方、指圧がいくらか必要となるため作業時間もかかり体力も必要です。

■スプレー式被覆補修

まずスプレーでひび割れ部分に水を塗布し、その後セメントスプレーを塗布します。スポンジでまわりとならし、終了です。チョーク式に比べ時間もかからず簡単ですが、噴射することでコンクリート粉が周りに飛び無駄が出るという欠点があります。

※0.3㎜以上1㎜以下のひび割れであっても、上記のような応急処置を行うのが難しいと思われた場合は専門業者に対処法を相談しましょう。

ステップ③業者に診断してもらう

応急処置はしたものの、それが果たして長持ちするかというとわかりません。使用した材料や補修を行った人の技術力により差が出てしまうのは仕方のないことでしょう。
よって0.3㎜以上のひび割れの補修を一旦自身で行った場合も決してそのままにせず、業者にみてもらい、更に補修を行うのか判断することをお勧めします。

ひび割れを見つけたらまず、上記の3ステップを行うことで現状の対策を行いましょう。

ペイントップス半田店では無料で点検を行っております。
お気軽にご相談ください。
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2.ひび割れが引き起こす4つリスク

取り急ぎひび割れを発見したときにどう行動したら良いかをお伝えしましたが、外壁にひび割れが入ることによりどのようなリスクが発生するのでしょうか?

それは大きく以下の4つです。

①雨漏りに繋がる

ひび割れが起きるとそのひび割れから雨水が浸入してしまいます。そうするとはじめは室内への影響はありませんが、時間が経つと室内の雨漏りに繋がってしまう可能性があります。

②躯体の劣化、建物自体の耐性が落ちる


【室内壁をはいだ写真:雨漏りにより、断熱材が多くの水を吸ってしまい、木部の腐食が進行している様子】

ひび割れを放置すると劣化が進行し、サイディング、モルタルの下地(木部)が腐食し、最悪の場合外壁材を取り替える必要が出てきます。
さらに、ひび割れから浸入した雨水は外壁内部の構造体にも浸透し、シロアリ等が発生してしまう可能性があります。その結果、建物自体の地震や災害に対する耐性が落ちてしまいます。

③湿気によるカビの発生により人体に悪い影響を及ぼす

ひび割れから雨水が浸入するとカビが発生しやすい環境になり、人体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

④見た目の美観を損なう

ひび割れのある家の見た目はどうでしょうか?少しみすぼらしいイメージになりますよね。
せっかく大事なマイホームであっても美観が損なわれる原因となってしまいます。

 

3.補修方法・費用・保証・保険について

ひび割れを見つたら行うこと、リスクがわかったところで、最も気になる補修方法と費用をご紹介します。

3-1.おすすめは業者へ依頼すること~補修までの流れと費用~

補修方法としてはズバリ、業者に依頼することをお勧めします。自分で補修することもできるのでこの後ご紹介しますが、そうするとやはり早期に再びひび割れが出てしまったり、見た目が綺麗に仕上がらなかったりと不具合が発生するケースが多くなってしまいます。

また専門業者であれば、3章でお伝えしたような現状のひび割れの状況や原因を踏まえた上での補修を行ってもらえるため、ご自身で行って失敗してもう一度行って…となるより安心です。

業者に依頼した場合の流れとしては下記のように進みます。

①現場調査
ひび割れの現状を見て、今がどのような状態で、適した補修方法を提示してもらいます。

②見積り
どのくらいの金額がかかるのか、見積りを出してもらいます。

③施工日の決定、施工開始!
見積りに納得し、補修すると決まったら業者と施工日を決めていきます。
補修する面積にもよりますが、目安としては1週間前後です。

ひび割れの幅や深さ、発生原因、下地の種類などによって様々な補修方法があり、それによって費用は異なります。また高所作業の場合(2階部分の補修など)にはプラス高所作業車や足場の費用がかかります。
ひび割れが広範囲に発生しており、全面補修が必要な場合は、外壁塗装代として最大80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡、使用する塗料のスペックによる)かかる場合もあります(一部の補修であれば数万円で済むこともあります)。

思っていたよりも高いな、と思われる方も多いかもしれませんが、一度補修してあげると耐用年数としては最低でも5~10年もつ材料が主流であるため、結局自身で補修してまた1年後にやり直す、などを繰り返すかもしれないと考えると非常に安心感が高いといえます。

3-2.知らないと損する!保証・保険制度

現在のお家を新築または中古で購入されたとき、塗替えをしたとき、工務店や塗装会社から保証書は受け取りましたか?
○年保証がついています、という話を聞いたのを覚えていませんか?

まずは保証書を確認してみましょう。
条件によっては、業者が補修を請け負ってくれる可能性があります。

また、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理センターが運営している、法律に基づいて国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口もあります。
業者が誠実に対応してくれない場合はこちらに相談してみることをおすすめします。

また、ひび割れの原因が地震や台風などの自然災害によるものの場合、地震保険が使える可能性もあります。保険に加入されている方は、保険が適用できるのか確認してみましょう。

 

4.ひび割れの種類(外壁素材別、発生源別)

4-1.外壁素材別にひび割れを解説

「ひび割れ」と一言で言ってもすべて同じではありません。主に外壁の種類によってひび割れの種類も変わってくるのです。
ここでは外壁の種類別にどのようなひび割れが発生し、どのような対処法が適しているのか、代表的なものをお伝えします。ご自身の家がどの種類の外壁で、対処法は何が適しているのか照らし合わせてみてください。

ここでは日本の住宅外壁のほとんどを占めるサイディング、モルタル、タイル、コンクリートに関してひび割れの種類、伴うリスク、対処法を簡単に紹介します。自分の外壁の種類がこれだ!とわかった方、さらに詳しい情報を知りたい方は、それぞれの別記事もご覧ください。

①モルタル

ひび割れの種類:家全体の動きや乾燥収縮により外壁全体にひび割れが発生する可能性がある。

伴うリスク:ひび割れが入ってしまうとそこから水が浸入し、最終的に雨漏りに繋がる恐れがある。

対処法:塗装で埋める(フィラー※と呼ばれる下塗をすりこむように塗装する)(0.3㎜未満のひび割れの場合)。

※下地の凹凸を埋め、下地を調整する下塗り塗料の一種。主にクラックの補修や段差のある下地を平滑にならす為に使用される。

 

②サイディング

ひび割れの種類:動きを吸収する箇所であるシーリング目地部分にひび割れが発生しやすい。

伴うリスク:シーリング目地部分のひび割れから水が浸入し、外壁全体の劣化、雨漏りに繋がる恐れがある。

対処法:シーリングを全て撤去し、新しいシーリングを打設する(シーリング打設は技術が必要となるので業者に依頼するのがおすすめです)。

サイディングの劣化症状や詳しい対処法はこちら

③タイル

ひび割れの種類:タイルのひび割れ、目地のひび割れが起きる可能性がある。

伴うリスク:ひび割れから水が浸入し、雨漏りに繋がる恐れがある。

対処法:タイル自体に大きなひび割れが発生している場合はタイルの貼り替えを行う。目地のひび割れの場合はエポキシ樹脂で割れ目を塞ぎ、壁面に馴染むようにモルタルで仕上げ、最後に補修箇所が壁面と同じ色になるよう塗装する。

タイルの劣化症状と詳しい対処法はこちら

④コンクリート

ひび割れの種類:コンクリートの打設後の乾燥収縮で生じるひび割れ、外部からの建築物の重量や地震による荷重を受けることにとって生じるひび割れが主。

伴うリスク:建物全体の耐久性が落ちる、ひび割れから水が浸入し、躯体の劣化、雨漏りに繋がる。

対処法:適切な下地補修を行い、塗装する。

コンクリートの劣化症状と詳しい対処法はこちら

4-2.【補足】ひび割れの発生源別に解説

3-1では外壁の種類ごとのひび割れの種類をお伝えしましたが、その中で更に発生源別にひび割れの種類が4つほどあります。
ご自宅のひび割れがどのような原因から発生したものなのかも知っておきたいですよね。
下記のように発生源別にひび割れの種類があるということを知った上で、業者に補修の依頼をすると、業者が原因を踏まえた上での補修方法を提案してくれることもあります。予備知識として知っておくことがお勧めです。

①ヘアクラック

幅0.3㎜以下の髪の毛のような微細なひび割れのことをヘアクラックといいます。この程度であれば今すぐに何か問題が発生するということはありませんが、気になるようであれば点検をしてもらいましょう。

②構造クラック

建物の構造的な欠陥や不同沈下などが原因で発生したひび割れを構造クラックといいます。0.3mm以上、深さが5mm以上のひび割れを指し、基礎の強度が低下し建物を支えられなくなる危険があります。

③乾燥クラック

モルタルなどの外壁材は乾燥していく際に水分の蒸発により収縮が生じます。その乾燥途中にできるクラックのことです。建物の壁など、面積の大きな面で起こりやすいものです。

④縁切りクラック

モルタルなどの外壁材を使用する際は、一度に一面を仕上げていくことになります。その際に何らかの理由で作業を中断したり、部分的にやり直しをしたりすると先に塗った部分と新しく塗った部分に時間差が生じます。この縁切れ部分が劣化してひび割れることを縁切れクラックといいます。

 

5.主にどんなところにひび割れは発生する?

ひとつひび割れを見つけてしまうと、他にもあるのではないかと心配になる方もいるのではないでしょうか。ここもチェックしておけば安心!という、ひび割れの発生しやすい箇所をお伝えしますので、確認しておくと安心です。

①窓枠まわり

窓枠まわりは窓を開けたり閉めたりすることによる動きも多く、ひび割れが発生しやすい箇所です。

②シーリング(目地部分)

サイディング外壁の壁の方はシーリングと呼ばれるつなぎ目の部分もひび割れが発生しやすい箇所の一つです。

③外壁本体

サイディング外壁に比べ、モルタル外壁は乾燥収縮により外壁本体にひび割れが入っている可能性が高いです。モルタル外壁のお家にお住まいの方は、ぐるっと外壁を一周見られた方が良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事のまとめを行いますと、

・外壁のひび割れを見つけたときまずどうしたらよいか→ひび割れの幅を確認!
・ひび割れが及ぼすリスク、補修方法と費用→補修は業者に頼むのが安全!費用は最大80~150万円が目安(広範囲にひび割れが発生している場合。一部補修であれば数万円で済むことも)。
・ひび割れの種類と原因→外壁の種類によりけり。
・ひび割れの起こりがちな要注意箇所→窓枠、シーリング目地部分は特に注意!

上記のポイントをお伝えしました。

ご自宅の外壁の種類やひび割れの種類、発生原因をもとに補修方法を決めていくことが大切ですので、まずはご自宅の外壁の種類を知り、業者と少しでも対等に話ができる知識をつけておくと誤った補修方法で失敗してしまうということはなくなるかと思います。

本記事が皆様に安心感を与える一つの材料となれば幸いです。
半田市近郊で外壁塗装をお考えの方
お問い合わせはこちらから
https://paintops-handa.jp/contact/

 

梅雨時期の外壁塗装はできる?メリット・デメリットと対策

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
ペイントップス半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

梅雨時期の外壁塗装はできる?メリット・デメリットと対策

こんにちは!PAINTOPS半田店です。

少し気が早いですが、最近現場調査に行くとお局様から、梅雨時期は外したいとご要望される声をよく聞きます。

「梅雨の時期に外壁塗装ってできるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
確かに、梅雨は雨が多く湿度も高いため、外壁塗装には不向きな季節とされています。
しかし、しっかりと対策をすれば梅雨でも塗装工事は可能です!

今回は、梅雨時期の外壁塗装のメリット・デメリット、そしてスムーズに進めるためのポイントをご紹介します。

梅雨の外壁塗装のメリット

梅雨時期は敬遠されがちですが、実はこんなメリットもあります!
1. 業者のスケジュールが比較的取りやすい
春や秋に比べて依頼が分散するため、希望の日程で工事を進めやすくなります。
2. 割引やキャンペーンを実施していることも
繁忙期ではないため、業者によっては特別価格やサービスを提供している場合があります。
3. 適切な施工管理をすれば問題なく仕上がる
現在の塗料は性能が向上しており、湿度が高くても適切に管理すればしっかり乾燥します。

梅雨時期の外壁塗装のデメリット
1. 雨の影響で工期が長くなる可能性がある
雨の日は基本的に作業ができないため、予定より工期が長くなることがあります。
2. 湿度の影響で塗料の乾燥に時間がかかる
湿度が高いと塗料の乾燥が遅れ、施工のタイミングを慎重に判断する必要があります。
3. 突発的な天候変化に注意が必要
急な雨が降ると、塗装中の壁に影響を与える可能性があるため、しっかりとした天候管理が求められます。

梅雨時期でも外壁塗装をスムーズに進めるためのポイント
1. 信頼できる業者に依頼する
梅雨時期の施工は、天候管理や塗装技術の経験が求められます。天気予報をしっかり確認し、適切なスケジュール調整ができる業者を選びましょう。
2. 水性塗料よりも油性塗料を選ぶ
水性塗料は湿度の影響を受けやすいため、梅雨時期は乾燥しやすい油性塗料を選ぶと安心です。
3. 工期に余裕を持つ
天候による遅れを考慮し、余裕を持ったスケジュールを組むことで、焦らず確実な施工が可能になります。
4. ビニールシートや仮設屋根で雨対策をする
施工中に突然雨が降っても影響を受けにくいように、しっかりとした養生を施すことで塗装の品質を守れます。

まとめ:梅雨でも外壁塗装は可能!適切な管理が成功のカギ

梅雨は外壁塗装にとってリスクがある季節ですが、適切な施工管理と対策をすれば、問題なく美しく仕上げることができます。

「梅雨明けを待つべき?」と迷っている方も、まずはお気軽にご相談ください!
お住まいの状態や天候に応じた最適な施工プランをご提案いたします。

半田市近郊で外壁塗装をお考えの方
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劣化した外壁、放置するとどうなるの?

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
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本日は劣化した外壁、放置するとどうなるの?

そんな疑問について説明したいと思います。

 

1.劣化した外壁を放置するとどうなる?住まいの寿命が短くなる!?

外壁

ずばり、劣化した外壁は、早々に補修が必要です。
なぜならば、外壁の劣化が進行すると、住まいの寿命が短くなるリスクが非常に高まります。

劣化が進行するにつれ外壁の防水性は失われてしまい、いずれは雨水の浸入を許すようになります。雨水が浸入すると、外壁は加速度的に傷みます。さらに住まい内部にまで雨水が入り込んでしまうと、住まいの躯体が腐食してしまう可能性も十分にあります。躯体の腐食が進めば、木が腐りシロアリが発生したり、かびが大量に発生したりして、早々に住まいが寿命を迎えてしまうことにもなりかねません。
こうした最悪の事態を引き起こさないためには、劣化した外壁を、早々に補修する必要があるのです。

ただし、外壁の劣化進行が初期の場合は、ひとまず経過観察で様子を見るという対処をすることもあります。

2.外壁補修が必要かどうかは「劣化の進行段階」で見極める!

お住まいの外壁を補修する必要があるかどうかは、「外壁の劣化の進行段階」で判断します。

外壁

2-1.劣化の進行が初期の場合⇒経過観察でも問題なし

外壁に以下のような劣化症状が見られる場合は、劣化の進行段階としては初期のため、ひとまず経過観察で様子を見るという対処でも問題ありません。

●ひとまず経過観察でも問題ない|外壁の劣化症状(劣化の種類)

サイディング 汚れ汚れ 幅0.3mm未満のひび割れ(ヘアークラック)幅0.3mm未満のひび割れ(ヘアークラック)

※経過観察でも問題ありませんが、劣化の進行を遅らせるために、できることもあります。
外壁の汚れは洗浄するなどしてキレイにすると、劣化の進行を遅らせることができます。また、幅0.3mm未満のヘアクラックといわれるひび割れでも、早めに補修をしておくと、ひび割れが大きくなるのを防げ、劣化進行を防ぐことができます(補修方法については、以下3章を参照)。

 

2-2.ある程度劣化が進行している場合⇒早々に補修が必要

ある程度劣化が進行している場合は何らかの補修が必要になります。具体的には、外壁に以下のような劣化症状がある場合は、ある程度劣化が進行しているため、早々に補修を検討するべきです。以下の劣化症状を放置すると、先でお伝えした通り、住まいの寿命が短くなるなどのリスクが生じます。

●補修が必要|外壁の劣化症状(劣化の種類)

苔・藻カビ・藻・コケの発生 色あせ
色あせ
著しいチョーキングの発生著しいチョーキングの発生
※外壁を手で触ると、粉状のものが付着する状態
幅0.3mm以上のひび割れ幅0.3mm以上のひび割れ
外壁塗装 膨れ塗膜の膨れ 塗膜のはがれ塗膜のはがれ
サビの発生サビの発生 サイディング 欠け欠けている箇所がある

★具体的な外壁の補修方法については、以下3章を参照ください。

2-3.外壁を補修すべきかの最終判断はプロにお願いするのが賢明

診断

上記2-1&2-2でお伝えした通り、劣化の進行段階によって補修の必要有無を見極めることができます。とはいえ、「自身での判断は難しい」と感じる方は少なくないでしょう。また、判断を誤ると「補修が必要なタイミングで補修をしなかった結果、住まいが大変なことに・・。修理費用が高くついてしまった・・」といった事態にもなりかねません。

そのため、上記2-1&2-2を参考に外壁をチェックしてみた結果、「もしかすると補修が必要?」と少しでも感じた場合には、“プロに診てもらうこと”を強くオススメ致します。

プロに依頼すると、劣化の進行段階を目視で確認するほか、
・細かい劣化の有無や状態をルーペで拡大して確認する
・外壁を打診棒で叩き、外壁内部の状態を音で確かめる
などして、より専門的に外壁の状態を診てもらえます。そのため、外壁を補修すべきタイミングなのかどうかを、より正確に判断することが可能です。
また、プロに外壁を診てもらうと、補修をした場合にかかる費用(見積り)も算出してもらえます。

外壁を診るだけなら無料で対応してくれる業者の方が多いでしょう。

 

 

3.外壁の劣化を補修する方法&費用相場

外壁の劣化は、基本的に以下いずれかの方法で補修をします。

[補修方法&費用まとめ]

補修方法 費用相場
部分補修(3-1) ※補修内容や範囲によって異なる
外壁塗装(3-2) 80~150万円
(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)(使用する塗料によって異なる)
重ね張り・張り替え(3-3) 重ね張り:150万円~
張り替え:200万円~

※上記の費用は、あくまで相場価格です。外壁の大きさや劣化の進行具合など諸条件によっては、実際の費用が上記と大きく異なることがあります。

3-1.部分補修

部分補修とは、劣化している部分だけを補修をすることです。一般的に、劣化箇所が部分的な場合、部分補修をします。

【部分補修の例】
●「ひび割れ(0.3mm以上)」⇒Uカットシーリング処理(※)など
※ひび割れ箇所をU字型にカットし、シーリング材を充填、樹脂モルタル等で表面を平滑にする。
●「欠け」⇒部分的な張り替え(サイディング外壁の場合) など

劣化症状(劣化の種類)によって、部分補修の内容は異なります。上記以外にも、様々な部分補修の方法があります。

※部分補修をした場合、どうしても補修跡がのこります。「補修跡をのこさず、キレイに外壁を補修したい」という場合は、塗装による補修(3-2)がオススメです。

3-2.外壁塗装

中塗り

・部分補修では補修しきれない場合
・外壁全面に劣化の症状が広がっている場合
・防水塗膜が劣化しているという場合
・「補修跡をのこさず、キレイに外壁を補修したい」という場合
などは、外壁塗装による補修をします。

外壁塗装の場合、外壁全面の補修ができるだけでなく、外壁を新築時のようにキレイよみがえらせることも可能です。既存の外壁とは異なる色の塗料で塗り替えて、外観の印象をガラリと変えることもできます。

 

3-3.重ね張り・張り替え

部分補修や塗装では、外壁の劣化を補修しきれない場合に、「重ね張り」や「張り替え」による補修を行ないます。また、「外壁材自体を新しくしたい」などの施主(消費者)の希望によっては、部分補修や塗装ではなく、重ね張りをすることもあります。下地や断熱材などにまで劣化が進行している場合には、張り替えとなります。

重ね張り 重ね張り既存の外壁の上に、新しい外壁材を施工する補修方法。
張り替え 張り替え既存の外壁を取り除き、新しい外壁材を施工する補修方法。

 

3-4.【補足】シーリング(コーキング)の打ち替え

シーリング

外壁の劣化を補修をする際、あわせてシーリング(コーキング)の劣化も補修をするのがオススメです。
※シーリングとは、外壁と外壁や、外壁と窓の接合部分につかうゴム状の材料のことです。
※シーリングが使用されていない外壁材もあります。基本的にモルタル、樹脂系サイディングなどの外壁材にはシーリングが使用されていないため、その場合はシーリング補修も不要となります。

シーリングの劣化を放置すると、劣化箇所から雨水が浸入する可能性が生じます。雨水が住まい内部に浸入すると、1章にてご紹介した通り、早々に住まいが寿命を迎えてしまうことにもなりかねません。
こうした事態を防ぐためには、劣化したシーリングを早々に補修する必要があります。具体的には、以下のような劣化症状が見られる場合、早々に補修をすべきタイミングです。

※一般的なシーリングの耐久性を考えると、外壁に2-2のような劣化症状が見られる場合、シーリングにも以下のような劣化症状が見られる可能性大です。

●補修が必要なシーリングの劣化症状(劣化の種類)

ひび割れひび割れ 破断破断 剥離剥離

ちなみに、シーリングは「打ち替え(既存のシーリング材を取り除いて、新しいシーリング材を充填する方法)」にて補修をするのが一般的です。業者によっては上から新しいシーリングを増し打ちするだけの所もありますので気を付けましょう。

●シーリング(コーキング)の打ち替え
費用相場:900~1,500円/m
※足場を組む必要のある場合は、別途、足場費用がかかります。

 

 

3-5.どの補修方法を選択するのがベスト?

疑問

「我が家の外壁の劣化は、上記どの方法で補修するのがベストなのだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

基本的には、外壁の劣化症状(劣化の種類)によって補修方法を判断します。
ただし、同じ劣化症状でも、劣化の進行具合によって選ぶべき補修方法が異なることもあります。数種類の劣化症状が見られる場合には、また違った判断をすることも。

そのため、一概にどの補修方法がベストと言うことはできません。

実際に外壁の劣化をどの方法で補修するかは、プロと相談をして決めることになります。その際、上記3-1~3-3も参考に、自身の予算や希望などをプロに伝えると、より納得の外壁補修ができるはずです。

 

4.【参考】プロが解説!外壁が劣化する原因とは?

遮熱塗料

「そもそも、外壁はなぜ劣化するのだろう?」と疑問に感じている方もいるかもしれません。

外壁の劣化を進行させる原因は、
・太陽光 ・風 ・雨
などが主な原因です。

外壁が劣化する最大の原因は、太陽です。太陽光の紫外線や熱が外壁の劣化を進行させていきます。そのため、太陽光のあたりやすい南側の外壁などは、劣化が進行しやすい傾向にあります。
また、雨風も外壁の劣化を進行させる原因の一つ。特に、台風時などに強い風や雨を受けると、劣化の進行スピードを加速させてしまうこともあります。

 

まとめ

どんな外壁も必ず劣化が起こります。

今すぐに劣化の補修が必要かどうかは、劣化の進行段階で判断します。初期の劣化であれば、ひとまずは経過観察でも問題ないケースもあります。ある程度劣化が進行している場合には、早々に補修を検討することを強くオススメします。劣化したまま放置し続けると、住まい内部に雨水が浸入、躯体が腐食し、早々に住まいが寿命を迎えてしまうことにもなりかねません(1章&2章)。

外壁の劣化を補修する方法はいくつかあり(3章)、どの補修方法を選ぶべきかは、劣化症状や劣化の進行具合などよって異なります。ご紹介した方法も参考に、プロの業者に相談をして検討してみてください。

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