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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁塗装の失敗事例まとめ&「これは失敗?」と思った時の賢い対処法!

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの城坂です 😆

外壁塗装の失敗事例まとめ&「これは失敗?」と思った時の賢い対処法

外壁塗装 失敗

大前提として、技術の進歩により塗料の性能が上がり、外壁塗装のノウハウも蓄積されている今、プロの塗装業者が外壁塗装工事に失敗することは、ほとんどありません
とはいえ、失敗はゼロではない、というのも事実です。稀(まれ)に失敗が起こってしまうことはあります。

また、外壁塗装の失敗には、外壁塗装工事の失敗以外にも、
「好みの色で外壁塗装をしたが、イメージしていた仕上がりにならなかった」
「外壁塗装が原因で近隣とトラブルになってしまった」
といった類(たぐい)の失敗も。このあたり詳しくは本章で解説いたします。

この記事では、あらゆる外壁塗装の失敗事例をご紹介します
現在、外壁塗装後で「我が家の外壁塗装は失敗…?」といった疑問を抱いている人はもちろん、外壁塗装前に「外壁塗装に失敗しないために、どんな失敗事例があるのか知っておきたい」という人も、ぜひ参考にしてください。

さらに、この記事では、
「これは外壁塗装の失敗?」と思った時の賢い対処法
についてもお伝えいたします。
現在、外壁塗装後で、「これは、外壁塗装の失敗?」「失敗だった場合は、どうすればいいの?」「できることはある?」といった疑問を抱いている人は、ぜひこちらの内容もチェックしてみてください。

1.外壁塗装の失敗事例[経験者の声まとめ]

この章では、外壁塗装を経験した人の声をもとにまとめた、外壁塗装のあらゆる失敗事例をご紹介します。

1-1.外壁塗装後すぐに、塗膜のふくれ・はがれが生じた

[失敗事例]

「塗装業者の工事内容に不備があり、外壁塗装後すぐに、塗膜(塗装後にできる塗料の膜)にふくれ・はがれが生じた」

塗装業者の工事内容に不備があると(塗装業者が外壁塗装に失敗すると)、塗膜にふくれ・はがれが生じてしまうことがあります。

外壁塗装 膨れ

塗膜のふくれ

塗膜のはがれ

塗装業者の工事内容に不備があったことが原因で、塗膜にふくれ・はがれが生じた場合には、補修をしてもらえるはずです。詳細は、下記2章を参照ください。


塗膜のふくれ・はがれは、必ずしも塗装業者の工事内容が原因で生じるとは限りません!経年劣化が原因で、塗膜のふくれ・はがれが生じることもあります。
外壁塗装をしてすぐ…目安としては塗装直後~1年以内くらいに塗膜にふくれ・はがれが生じた場合には、塗装業者の工事内容に不備があった可能性があります。塗装をしてから数年経ってから生じた塗膜のふくれ・はがれは、経年劣化が原因の可能性が高いです。

1-2.外壁塗装が明らかにムラになっていた

[失敗事例]

「外壁塗装が明らかにムラになっていた」

外壁塗装工事は塗装職人の手で行なうため、どうしても多少ムラになってしまうことはあります。
そのため、
・外壁を見る角度によって、ムラがあるように見える
・光が強くあたった時に、ムラがあるように見える
といった程度であれば、外壁塗装の失敗とまでは言えない、と考えるのが一般的です。
上記程度のムラがあっても、「仕方ない」とされることがほとんどで、塗り直すなどの対応をしてもらうのは、まず無理でしょう。

しかしながら、下記写真のように、
・明らかにムラになっている
・塗装箇所によって塗料の厚みが明らかに違う
といった場合には、塗り直してもらえる可能性が高いです。詳細は下記2章を参照ください。

外壁塗装のムラについて詳しくは、下記記事も参考にしてください。

1-3.好みの塗料色で外壁塗装をしたが、イメージしていた仕上がりにならなかった

[失敗事例]

「好みの塗料色を選んだが、実際に外壁に塗装してみると、イメージしていた仕上がりにならなかった」

「奇抜な塗料色を好んで選んだが、我が家の外観だけ、近隣から浮いている気がする」

外壁塗装の塗料色選びに「失敗した…」と、後悔する消費者(施主)は少なくありません。

とはいえ、一旦はその塗料色に納得をしてOKを出している以上、「イメージした仕上がりにならなかった」といった感覚的な理由だけで塗り直してもらうのは、まず無理です。
どうしても他色にしたい場合は、再度、塗料代(材料代)や工事代などを自身で負担して、塗装業者に塗り直してもらうしかありません。

▽外壁塗装前の人へワンポイントアドバイス!

「好みの色」というだけで外壁塗装の塗料色を選ぶと、失敗する可能性大。外壁塗装の塗料色を選ぶ時には、好みかどうか以外にも、検討するべきいくつかのポイントがあります。詳しくは、下記記事を参考にしてください。

 

1-4.手抜き工事・ずさんな工事をする心ない塗装業者に依頼をしてしまった

[失敗事例]

「手抜き工事・ずさんな工事をする心ない塗装業者に依頼をしてしまった」

残念ながら、手抜き工事・ずさんな工事をする心ない塗装業者も存在します。

実際のところ、一般の人が“本当に手抜き工事なのか、ずさんな工事なのか”を見極めるのは難しい側面もありますが、
たとえば…
「外壁塗装の仕上がりに問題がある」
「塗装後すぐに不具合が生じた」
といった場合には、適正な工事が行なわれていない可能性もあるため、ひとまず補修などの対応も含めて早々に塗装業者に相談をしてみてください。

「手抜き工事・ずさんな工事かどうか、専門家(第三者)の意見も聞きたい」という場合や、「塗装業者に話を聞いてもらえない」「塗装業者と連絡がつかなくなった」などの困った状況になった場合には、専門の機関に相談をするのがオススメです。詳しくは下記2-3を参照ください。

▽外壁塗装前の人へワンポイントアドバイス!

外壁塗装を成功させるために最も重要なのは、信頼できる塗装業者を選ぶことです。納得の外壁塗装ができるかどうかは、塗装業者選びにかかっているといっても過言ではありません。
下記記事も参考に、信頼できる塗装業者を見つけてください。

1-5.外壁塗装が原因で近隣とトラブルになってしまった

[失敗事例]

「外壁塗装工事の音が原因で、近隣から文句を言われた」

「高圧洗浄時の洗浄水が隣人宅にまで飛散してしまい、クレームに発展した」

外壁塗装が原因で近隣とトラブルになってしまうことがあります。

具体的に、外壁塗装の何が原因でトラブルになるかというと…
・工事関係者の出入りが増えることでの騒々しさ
・足場設置時や高圧洗浄時の音
・塗料のニオイ
・高圧洗浄時の洗浄水などの飛散
などです。

何を不快に感じるかは人それぞれです。自身では大したことはないと思っていても、近隣の人にとっては「大迷惑」「不快に感じる」ということもあります。
そのため、近隣の人から何かしらの指摘を受けたときはもちろん、「もしかするとご迷惑をおかけしたかも…」と思うことがある場合には、いち早く謝罪をするのが賢明です。

▽外壁塗装前の人へワンポイントアドバイス!

近隣トラブルを引き起こさないためには、外壁塗装工事がはじまる前に近隣宅へ伺い、
・外壁塗装をすること
・外壁塗装のスケジュール
・音やニオイがするかもしれないこと
などを説明し、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれないことについて断りを入れておくことが有効です。

事前に断りを入れていてもトラブルになってしまうことはありますが、仮に何もしていないと、「何も聞いていない…」など、何の断りもなかったことについて不快な感情が生まれることで、よりトラブルが起きやすくなってしまうことは間違いありません。

近隣宅への工事前の説明に代わりに行ってくれる塗装業者も少なくありませんが、できれば塗装業者任せにせず、消費者(施主)自身も一緒に説明に行くのがオススメです。自身も一緒に出向いた方が、より誠意が伝わり、クレームも起きづらくなるはずです。

 

2.外壁塗装後の人へ|「これは外壁塗装の失敗?」と思った時の賢い対処法

現在、1章でお伝えしたような外壁塗装の失敗に直面している人もいるでしょう。

この章では、現在、外壁塗装後で、「これは外壁塗装の失敗?」「失敗だった場合は、どうすればいいの?」「できることはある?」といった疑問を抱いている人に向けて、情報をまとめてお伝えいたします。

2-1.外壁塗装工事の失敗については、塗装業者に相談を

塗装業者

「外壁塗装工事の失敗では?」と思う場合には、ひとまず塗装業者に相談をしてみるのが良いでしょう。
塗装業者に落ち度のある工事の失敗であれば、基本的に、塗装業者が対応をしてくれるはずです。

1章の失敗事例でいうと、
・塗装業者の工事内容が原因で、塗膜にふくれ・はがれが生じた場合(1-1)
・外壁塗装が明らかにムラになっている場合(1-2)
・塗装業者の手抜き工事・ずさんな工事が原因で、外壁塗装の仕上がりに問題が生じている場合、塗装後すぐに不具合が生じた場合(1-4)
については、塗装業者が何らかの対応をしてくれる可能性が高いです。

上記以外にも、塗装業者に落ち度のある工事の失敗はあります。
「これは、塗装業者に落ち度のある工事の失敗では?」といった疑問や疑念がある場合には、ひとまず塗装業者に相談をしてみるのがオススメです。

「塗装業者に落ち度のある工事の失敗かどうか、専門家(第三者)の意見が聞きたい」といった場合や、「明らかに塗装業者に落ち度があると思うのだけれど、対応してもらえない」「塗装業者と連絡がとれなくなってしまった」などの困った状況になった場合には、専門の機関に相談すると良いでしょう。詳しくは、下記2-3を参照ください。

2-2.工事以外の失敗については、ひとまず自身で対処法を考える

外壁塗装工事以外の失敗については、上記1章の情報等も参考に、ひとまず、「どう対処するのがベストか」を自身で考えるのが賢明です。
対処法を考えた結果、塗装業者に相談するのも良いでしょう。

1章の失敗事例でいうと、
・塗料色選びに失敗した場合
(1-3)
「イメージした仕上がりにならなかった」といった感覚的な理由だけで塗り直してもらうのは、まず無理です。どうしても他色にしたい場合は、再度、塗料代(材料代)や工事代などを自身で負担して、塗装業者に塗り直してもらうしかありません。
・外壁塗装が原因で近隣とトラブルになった場合(1-5)
謝罪に行くなど、トラブル解決に向けて自身で動く必要があります。
塗装業者がトラブル対応をしてくれることもありますが、塗装業者に任せきりにすることで、かえって心証が悪くなることも。そのため、塗装業者が対応してくれる場合にも、自身でも謝罪に行くなどの対応をすることをオススメします。

なかには、もはや対処のしようがない失敗もあります。対処のしようがない失敗については、残念ながら、どうしようもありません。次回の外壁塗装で同じ失敗をしないように、失敗の原因や対策は明らかにしておくと良いでしょう。

「どう対処するのが良いか専門家の意見が聞きたい」「本当に対処のしようがないのか、専門家に相談したい」などの場合には、専門の機関に相談をするのがオススメです。詳しくは、下記2-3を参照ください。

2-3.外壁塗装の失敗について相談できる専門の機関がある

2-1&2-2でお伝えした通り、外壁塗装の失敗ついて、何らかの疑問や疑念を抱いたときに相談できる専門の機関があります。

外壁塗装の失敗について専門家(第三者)の意見が聞きたい場合や、「明らかに塗装業者に落ち度があるのに、取り合ってもらえない」「塗装業者と連絡がつかなくなってしまった」など困った状況に陥ってしまった場合などは、専門の機関に相談をすると良いでしょう。なにか解決の糸口が見つかるかもしれません。

[オススメの相談先|専門の機関]

公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」
国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口

消費生活センター
消費生活全般に関する苦情や相談の窓口

 

まとめ

この記事では、外壁塗装を経験した人の声をもとにまとめた、外壁塗装のあらゆる失敗事例をご紹介しています。
現在、外壁塗装後で「我が家の外壁塗装は失敗?」という疑問を抱いている人はもちろん、外壁塗装前に失敗事例を押さえておきたいという人も、ぜひ参考にしてください。
また、この記事では、「これは外壁塗装の失敗?」と思った時の対処法についてもご紹介しています。
現在、外壁塗装後で、「失敗だった場合は、どうすればいいの?」「できることはある?」といった疑問を抱いている人は、ぜひこちらの内容をチェックしてみてください。

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  「屋根塗装は必要ない」は本当?屋根塗装をしなくても問題ない?

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「屋根塗装は必要ない」は本当?屋根塗装をしなくても問題ない?

屋根塗装

「実は、屋根塗装は必要ないのでは?」
「屋根は塗装によるメンテナンスは必要ないという情報を見かけたが、それは本当?」
など、“屋根塗装は必要ない”というのが、事実なのか or 間違いなのかについて調べている方は少なくないでしょう。

事実、屋根の種類によっては、屋根塗装が必要ない場合もあります。

また、屋根の劣化の進行具合によっては、
もう屋根塗装は必要ない(塗装でメンテナンスできる時期を過ぎてしまっている ※屋根 塗装以外のメンテナンスが必要)
今はまだ屋根塗装によるメンテナンスが必要ない
という場合もあります。

この記事では、屋根塗装が必要ない場合/屋根塗装が必要な場合について徹底解説します。
ぜひ、参考にしてください。

1.屋根の種類によっては、屋根塗装は必要ない

1-1.「粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)」は、屋根塗装が必要ない

お住まいの屋根の種類が「粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)」の場合、塗装によるメンテナンスは必要ありません。

塗装が必要ない屋根(塗装が不要な屋根)
・粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)


粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)

「我が家の屋根は粘土瓦?その他の種類の屋根?」など、お住まいの屋根の種類がわからない場合は、お住まい購入時の資料等を確認してみてください。もしくは、塗装業者などのプロに屋根を診てもらうという方法もあります(※3-1参照)。

粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)は塗装によるメンテナンスの必要はありませんが、「屋根の色を変えたい」といった理由で塗装をすることは可能です。
※塗膜(塗装後にできる塗料の膜)は時間の経過とともに劣化します。そのため、塗装した粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)の美観を保ちたいと考える場合には、定期的に塗装する必要があります。

1-2.「粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)」以外の屋根は、屋根塗装が必要

基本的に、「粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)」以外の屋根は、塗装によるメンテナンスが必要です。
定期的に塗装によるメンテナンスをすることで、屋根を長持ちさせることができます。

塗装が必要な屋根
・スレート屋根(カラーベスト・コロニアル ほか)
・セメント瓦
・乾式コンクリート瓦(モニエル瓦)
・金属屋根(ガルバリウム鋼板 ほか)

※お住まいの屋根の種類がわからない場合は、お住まい購入時の資料等を確認してみてください。もしくは、塗装業者などのプロに屋根を診てもらうという方法もあります(※3-1参照)。

2.屋根の劣化の進行具合によっては、屋根塗装は必要ない

基本的に、粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)以外の屋根は塗装によるメンテナンスが必要ですが、屋根の劣化の進行具合によっては、
・もう屋根塗装は必要ない(塗装でメンテナンスできる時期を過ぎてしまっている ※屋根塗装以外のメンテナンスが必要
・今はまだ屋根塗装は必要ない(塗装によるメンテナンスが必要な時期をまだ迎えていない)
という場合もあります。

2-1.屋根の劣化が大きく進行している場合、もう屋根塗装は必要ない(※塗装以外のメンテナンスが必要)

基本的に、粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)以外の屋根は塗装によるメンテナンスが必要ですが、
・屋根の劣化が大きく進行している場合
は、屋根塗装でメンテナンスできる時期を過ぎてしまっているため、屋根塗装ではなく、「葺き替え」「カバー工法(重ね葺き)」などの方法で、屋根のメンテナンスをする必要があります。

具体的には…
屋根に以下のような劣化症状が見られる場合、屋根塗装ではなく、葺き替え・カバー工法(重ね葺き)など方法でメンテナンスをする必要があります。
■葺き替え・カバー工法(重ね葺き)によるメンテナンスが必要な劣化症状
例)

・屋根材がダメになっている
・屋根の下の防水シートが傷んでいる
・屋根の下の野地板が腐食している


屋根の下の野地板の腐食

●葺き替え
古い屋根をすべて撤去し、必要に応じてルーフィング(防水シート)や野地板などを補修したうえで、新しい屋根を施工する工法。
屋根葺き替え

●カバー工法(重ね葺き)
既存の屋根はそのまま残し、上から新しい屋根をかぶせる工法。
重ね葺き

2-2.築年数が浅い場合は、まだ屋根塗装は必要ない可能性が高い

基本的に、粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)以外の屋根は塗装によるメンテナンスが必要ですが、
・お住まいを建ててから数年以内など、築年数が浅い場合
・屋根の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)をして数年以内
などの場合、今はまだ屋根塗装によるメンテナンスは必要ない可能性が高いです。

誤解のないようにしていただきたいのは、
“今はまだ必要ない”というだけで、この先もずっと屋根塗装によるメンテナンスが必要ないというわけではない、ということです。

一般的には、お住まいを建ててから or 屋根の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)をしてから10年前後には、屋根塗装が必要となる可能性が生じます。このあたり詳しくは、下記2-3で解説しています。


「築年数が浅い」「屋根の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)をして数年以内」などの場合でも、屋根の種類・製品、住まいの環境(気候、日当たり、周辺に工場があるか、沿岸地域かどうか)などによっては、早々に屋根の劣化が進行し、すでに塗装によるメンテナンスが必要な時期を迎えていることもあります。

2-3.築10年前後が経過している場合、屋根塗装が必要な時期を迎えている可能性あり

・お住まいを建ててから10年前後
・屋根の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)をして10年前後
などの場合、屋根塗装によるメンテナンスが必要な時期を迎えている可能性があります。

※基本的に、粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)以外の屋根は、塗装によるメンテナンスが必要です(※1章参照)。


“10年前後”というのは、あくまで目安
屋根の耐久年数は、屋根の種類・製品によって異なります。また、屋根の劣化の進行スピードは、住まいの環境(気候、日当たり、周辺に工場があるか、沿岸地域かどうか)によっても大きく異なります。
そのため、お住まいを建ててから or 屋根の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)をしてから10年を待たずに早々に屋根塗装によるメンテナンスが必要となる場合もあれば、10年を過ぎてもまだ屋根塗装によるメンテナンスが必要ない(しばらくは様子見でも問題ない)場合もあります。


屋根塗装によるメンテナンスが必要な時期を迎えているかどうかは、最終的に、屋根に生じている劣化症状で見極めます。
屋根の劣化が進行して、2-4のような劣化症状が見られる場合は、屋根塗装によるメンテナンスが必要な時期を迎えている可能性大です。

2-4.屋根の劣化が進行している場合、屋根塗装が必要な時期を迎えている可能性大

屋根に下記のような劣化症状が見られる場合、屋根塗装によるメンテナンスが必要な時期を迎えている可能性が高いです。
※屋根は時間の経過とともに少しずつ劣化し、様々な劣化症状が生じます。一定以上、劣化が進行すると、下記のような劣化症状が見られるようになります。

※基本的に、粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)以外の屋根は、塗装によるメンテナンスが必要です(※1章参照)。

■屋根塗装によるメンテナンスが必要な劣化症状例

ひび割れ 色あせ・変退色
藻・コケの発生 塗膜の膨れ・塗膜のはがれ(剥離)
欠け・欠損 反り
白華現象(エフロレッセンス)
※白く汚れている部分

※上記はあくまで一例です。
※劣化症状や劣化の進行具合等によっては、屋根塗装にプラスして補修工事等が必要な場合もあります。
※劣化の進行具合が軽度の場合、屋根塗装ではなく部分補修で十分にメンテナンスできる場合もあります。
※屋根の劣化が大きく進行している場合には、屋根塗装ではなく、「葺き替え」「カバー工法(重ね葺き)」などの方法で、屋根のメンテナンスをする必要があります(※2-1参照)。

屋根の劣化症状を確認するために、
屋根の上にあがったり、外壁にかけるなどしただけの不安定な脚立にのぼったりするのはやめてください。

屋根の劣化症状の確認は、ベランダ・窓・坂の上など、安全な場所から行ないましょう。

「屋根の劣化症状がよく見えない」
「自分たちで屋根の劣化症状を見ても、よくわからない」
といった場合には、プロに診てもらうのが賢明です(※3-1参照)。

3.屋根塗装は必要ない or 屋根塗装が必要|迷った場合の賢い対処法

3-1.最終判断はプロに任せるべし

一般の方の場合、どうしても、
・屋根の種類を見誤る
・屋根の劣化の症状や進行具合を見誤る
などして、“屋根塗装は必要ない or 屋根塗装が必要”の見極めを間違う可能性があります。

そのため、上記でお伝えした情報も参考にしつつ、「屋根塗装が必要ないのか、必要なのか」の最終判断は、プロに任せるのが賢明です。

多くの塗装業者が、「屋根塗装が必要ないのか、必要なのか」などを見極める「診断(現場調査・現調・点検)」サービスを実施しています。
「屋根塗装が必要ないのか、必要なのか」の見極めには、この診断サービスを活用するのがオススメです。

プロタイムズの建物診断

●塗装業者による「診断」サービスとは?
「診断」サービスとは、塗装業者がお住まいの屋根、屋根の劣化症状・劣化の進行具合などを確認して、
・塗装によるメンテナンスが必要な屋根かどうか(粘土瓦か、その他の種類の屋根か)
・塗装によるメンテナンスが必要なタイミングかどうか(すぐに屋根塗装が必要か、しばらくは様子見でも問題ないか)
・屋根塗装以外のメンテナンスが必要か
などを診断するものです。

※塗装業者の多くが、診断後に、屋根塗装の見積額(場合によっては屋根塗装以外のメンテナンスにかかる見積額)も提示します。
※塗装業者の多くが、屋根だけでなく、外壁・付帯部もあわせて診断します。

プロタイムズでは無料で屋根の診断を行なっています!

本サイトを運営しているプロタイムズでは、屋根の診断を無料で行なっています。

「屋根に劣化が生じているような気がする」
「そろそろ築10年を迎えるので、念のため、確認してもらいたい」
「早めに“屋根塗装が必要 or 必要ない”を明らかにしておきたい」
など、屋根や屋根塗装について気になることがある方は、お気軽にお問い合わせください。

※「診断を受けたら、強く屋根塗装を勧められるのでは?」と思われる方もいるのですが、そんなことはありません。ご安心ください。
プロタイムズでは、屋根塗装が必要ない場合には、必要ない旨をきちんとお伝えしています。
また、診断後に「しばらくは様子見をしたい」「屋根塗装は見送る」といった結論を出されても問題ありません。

3-2.【補足】屋根塗装が必要な場合|必要な時期に屋根塗装をしないと、どうなる?

基本的に、粘土瓦(ゆう薬瓦・いぶし瓦)以外の屋根は塗装によるメンテナンスが必要ですが、
塗装によるメンテナンスが必要な時期に、屋根塗装をしなかった場合、
・屋根が早々にダメになる
・雨漏りが発生する

・カビ・シロアリが発生する
などのリスクが生じます。

なぜ上記のようなリスクが生じるのか、詳しく解説をすると…

屋根は時間の経過とともに劣化が進行し、2-4でお伝えしたような劣化症状が見られるようになります。この劣化症状を放置し続けると、劣化の生じている箇所から次第に雨水が浸入しするように。雨水が浸み込んだ屋根は腐食が進むなどして、早々にダメになる可能性大です。
そして、屋根に浸み込んだ雨水が、さらに屋根の下にまで浸入するようなことになれば、雨漏りが発生するリスクも。多くの屋根の下にはルーフィング(防水シート)があるため、雨水が浸入したからといってすぐに雨漏りが発生することはありませんが、劣化の生じている箇所から雨漏りが浸入し続ければ、いずれは雨漏りが発生する可能性は十分あります。また、雨水の浸入を放置し続ければ、カビやシロアリの発生リスクも高まります。

必要な時期に屋根塗装によるメンテナンスをしなかった場合には、費用面でのデメリットもあります。

屋根の劣化が大きく進行し、屋根材がダメになる・屋根の下の防水シートが傷む・屋根の下の野地板が腐食するなどすると、もはや屋根塗装では十分にメンテナンスができないため、葺き替え・カバー工法(重ね葺き)などのより大がかりなメンテナンスが必要となります(※2-1参照)。

一般的に葺き替え・カバー工法(重ね葺き)などの費用は、屋根塗装よりも高額です。
つまり、屋根の劣化症状を放置し続け屋根塗装でメンテナンスができる時期を過ぎると、より高額なメンテナンス費用がかかってしまうことになるのです。

4.屋根のメンテナンスにかかる費用相場

4-1.屋根塗装にかかる費用相場

屋根塗装にかかる費用相場は、下記のとおりです。

【費用相場】
屋根塗装:40~60万円

(一般的な2階建住宅の場合・塗装面積50㎡~80㎡)
(足場費用込)

※上記はあくまで相場価格です。
※実際の屋根塗装の費用は、屋根の広さ(塗装面積)・屋根の劣化の症状や進行具合・選ぶ塗料製品・依頼する塗装業者などによって異なります。そのため、場合によっては、実際の屋根塗装の費用が、上記の費用相場と大きく異なることもあります。
※屋根とあわせて外壁や付帯部(雨樋・軒天・幕板 ほか)を塗装する場合には、+αで外壁塗装や付帯部塗装の費用がかかります。

※屋根塗装をする場合には、同時に外壁塗装をするのがオススメです。

4-2.【参考】屋根の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)にかかる費用相場

屋根の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)にかかる費用相場は、下記のとおりです。

【費用相場】
屋根の葺き替え:100万円~

屋根のカバー工法(重ね葺き):80万円~
(足場費用込)

※上記はあくまで相場価格です。
※実際の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)の費用は、屋根の広さ・屋根の劣化の症状や進行具合・選ぶ屋根製品・依頼する業者などによって異なります。そのため、場合によっては、実際の葺き替え・カバー工法(重ね葺き)費用が、上記の費用相場と大きく異なることもあります。
※2006年以前に建てられた住宅の屋根(スレート屋根・セメント瓦等)には、アスベストが含まれている可能性があります。アスベストを含む屋根の葺き替えをする場合、廃材処理費等に高額な費用がかかることがあります。

4-3.【参考】屋根の部分補修にかかる費用相場

屋根の部分補修にかかる費用相場は、下記のとおりです。

【費用相場】
屋根の部分補修:数万円~

(足場の設置が必要な場合は、別途、足場費用がかかります)

※劣化症状や劣化の進行具合、劣化箇所の数などによって、費用は大きく変動します。

 

まとめ

“屋根塗装は必要ない”というのが、事実なのか or 間違いなのかというと…
事実、屋根の種類によっては、屋根塗装が必要ない場合もあります。

また、屋根の劣化の進行具合によっては、
・もう屋根塗装は必要ない(塗装でメンテナンスできる時期を過ぎてしまっている ※屋根塗装以外のメンテナンスが必要)
・今はまだ屋根塗装によるメンテナンスが必要ない
という場合もあります。

“屋根塗装が必要ないのか、必要なのか”の最終判断は、プロに任せるのが賢明です。

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  外壁塗装で住まいを紺色(ネイビー)に!オシャレで爽やかな施工事例20選

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外壁塗装で住まいを紺色(ネイビー)に!オシャレで爽やかな施工事例20選

紺色

おしゃれで爽やかさを与えることができる紺色(ネイビー)。近年外壁塗装において人気の色で「爽やかでクールな印象にしたい」という方に選ばれている色です。
しかし一言で「紺色で外壁塗装をしたい」といっても紺色1色で塗替えるのか、他の色との組み合わせてツートーンで仕上げるのか、建物の上部と下部どちらに塗るのかなどによって与える印象が大きく変わります。自分のイメージ通りの仕上がりの色にするためにも、どんな配色が良いのかなど、しっかりイメージすることが大切です。

そこで、今回の記事では紺色で外壁塗装したいとお考えの方に仕上がりのイメージを持っていただくために、紺色で外壁塗装した家の施工事例をご紹介します。また、紺色と相性の良い組み合わせ方など、紺色で外壁塗装する際のポイントもあわせてご紹介します。ぜひご参考にしてください。

1.外壁塗装で住まいを紺色(ネイビー)にした施工事例20選

一言で紺色と言っても紺色の中に様々な色味があり、塗装する色や配色の仕方によって感じる印象が大きく変わってきます。そこでまずは施工事例を見て、どのような印象になるか見てみましょう。紺色で外壁塗装したときの外壁をイメージするところからはじめます。具体的にイメージできれば、塗装をお願いする業者にも「こんな仕上がりにしたい」と明確に伝えられるようになります。

1-1.外壁を紺色にした施工事例

外壁塗装 紺色

淡い紺色で塗装し、爽やかな仕上がりに。

外壁塗装 紺色定番の紺色×白色の組み合わせ。樋やベランダの柵も同系統の色にすることで統一感のある仕上がりに。
外壁塗装 紺色
白×濃紺の組み合わせにワンポイントで葉っぱのイラストを描画。
外壁塗装 紺色
紺色を1階部分に配色することで落ち着いた印象の仕上がりに。
外壁塗装 紺色

黒色に近い紺色でシックな仕上がりに。

外壁塗装 紺色紺色のベースにサイディング模様を白色で塗装したことでデザイン性の高い外壁に。
外壁塗装 紺色紺色をラインに用いることでひと味違うオシャレな仕上がりに。 外壁塗装 紺色ベランダのみ部分的に紺色を使うことで建物のデザインを強調。
外壁塗装 紺色

紺色×黒色の配色で、落ち着きのある仕上がりに。

外壁塗装 紺色全面を紺色にし、樋などの付帯部を黒色にすることで統一感のある仕上がりに。
外壁塗装 紺色ベランダのみ部分的に紺色を使うことで建物のデザインを強調。 外壁塗装 紺色紺色×白色の組み合わせ。屋根には黒系統の色を使用し、統一感のある仕上がりに。
外壁塗装 紺色1F部分は白色をベースに、部分的にピンクなどで塗装し、ポップでおしゃれな仕上がりに。 外壁塗装 紺色紺色のベースにサイディング模様を白色で塗装したことでデザイン性の高い外壁に。
外壁塗装 紺色紺色×白色の組み合わせで、爽やかさを演出。塀も白色にすることで統一感のある印象に。 外壁塗装 紺色紺色、水色、白色の3色を組み合わせることで、デザイン性の高い仕上がりに。
外壁塗装 紺色外壁を爽やかな紺色に、屋根にも淡い色を持ってくることで統一感のある仕上がりに。 外壁塗装 紺色

定番の紺色×白色の組み合わせで爽やかな仕上がりに。

外壁塗装 紺色紺色を1階部分に配色することで落ち着いた印象の仕上がりに。 外壁塗装 紺色両端を紺色にすることでひと味違うおしゃれな雰囲気に。

1-2.外壁塗装の「紺色」はこんな方にオススメ!

紺色は「落ち着いた印象で爽やかな感じの家にしたい」という方にオススメです。住まい全体を爽やかな印象に仕上げることができ、紺色のトーンが低くても重くなり過ぎることなく、落ち着いた印象の仕上がりにすることができます。また、嫌味のない爽やかな仕上がりになるため、「落ち着いた仕上がりにしたいけど黒だと近所の目が不安だ」とお悩みの方にもオススメできます。

さらに、紺色には心身を落ち着けてリラックスさせる効果があります。家にやすらぎ、安心を求める方にも紺色はオススメの色です。

2.外壁塗装で理想の紺色に仕上げる4つのポイント

第2章ではイメージ通りの紺色に仕上げるためにおさえておきたいポイントを説明します。一言で紺色と言ってもグレーや黒色に近い色など色味は様々で、塗料のカタログや色見本帳だけを見て色を決めてしまうと、塗装する前のイメージと実際の塗装後の仕上がりで大きく色が違って見えるという危険性があります。

イメージ通りの仕上がりにするために、ぜひ次のポイントを参考にして色選びを進めてみましょう。

2-1.全体の配色を決める

外壁塗装で紺色に塗装する場合、外壁全体を紺色1色にする、上下・左右で塗り分ける、ベランダなど一部分だけ紺色を取り入れるなど、様々な配色の方法があります。まずは、紺色1色にしたいのか、上下・左右で塗り分けたいのかなど、外壁全体の配色についてご自身のイメージを固めておく必要があります。
配色を考える上で、参考にしていただきたい配色イメージをまとめましたのでぜひ参考にしてください。

■外壁の上下・左右で色を分ける
上下で分けて塗装する場合、上部を紺色に塗装すると他にはないような個性あふれる仕上がりになります。下部を紺色にすると落ち着いたイメージが演出できます。

外壁塗装 紺色

■部分的に色を取り入れる
ベランダだけ紺色にしたり、ワンポイントで色を変える方法があります。建物の形状にこだわりのある家であればデザインが強調されてオシャレになります。

外壁塗装 紺色

このように、色の配色と合わせて、どこの部分を紺色に塗装するか、明確に決めるようにしましょう。

 

【補足】紺色と相性の良い色はなに?

それでは、外壁塗装で紺色を取り入れる場合、どんな色が相性が良いのでしょうか?オススメの配色をご紹介しますのでぜひ参考にしてください。

1.紺色×白色
紺色と白色の組み合わせは定番の配色です。海や空のような爽やかな色を連想させる人気の配色です。
外壁塗装 紺色

2.紺色×水色
紺色と水色の組み合わせは爽やかな印象の仕上がりになります。同系色なので、統一感のある、まとまった印象を与えます。
外壁塗装 紺色

3.紺色×グレー
紺色とグレーの組み合わせは、大人っぽい落ち着いた印象を与えます。グレーと紺色を組み合わせることによって、少し暗すぎるように感じたら、白色や茶色をポイント的に塗ることをオススメします。

外壁塗装 紺色

4.紺色×ベージュ
紺色とベージュを組み合わせると上品で優しい印象になります。白と組み合わせるよりも色差が小さいため、柔らかい印象を与えます。
外壁塗装 紺色

2-2.色見本帳や塗料カタログをもとに理想の紺色を選ぶ

色、配色が決まったら様々な色の色味を確認できる色見本帳という冊子を見て、自分のイメージに合う紺色を探しましょう。塗料メーカーが発行している色見本帳を業者の方から見せてもらい、ご自身の気に入る色を見つけることができます。

※塗料や塗料を製造するメーカーによって、紺色の色味の種類が異なるため、色選びからこだわりたい方は塗料選びからこだわることをオススメします。

色見本

2-3.カラーシミュレーションで組み合わせを確認する

カタログや色見本帳の中で良いな、と感じた紺色を選んだあとは塗装業者に依頼し「カラーシミュレーション」を作ってもらいましょう。このカラーシミュレーションとは実際の写真をベースに屋根や外壁の色を変えたときにどのような仕上がりにできるのかPCなどの画面上でイメージできるツールです。

業者にカラーシミュレーションをお願いする際にはまずは、ご自身の好みの紺色を用いた外壁の配色でシミュレーションを3パターンほど作成してもらい、全体の配色を確認することをオススメします。候補を1つだけに絞ってシミュレーションを依頼すると「イメージと違うな」となったときに選び直しが必要になり、時間がかかってしまうため3つほどに候補を絞り、依頼しましょう。

しかし、画面上でのイメージと実際に塗ったときの仕上がりとでは、色味に差が出てしまうため、あくまでデザインや配色のバランスを見るツールとして使用しましょう。

サンプル

カラーシミュレーションに関して、詳しく知りたい方は下記の記事に紹介していますのでぜひ参考にしてください。

2-4.大きな色見本板で実際の見え方をチェックする

色選びで一番多い失敗例が「仕上がりを見てみたら思っていた色と違う」という事例。このような失敗をしないためには「なるべく大きな色見本」で確認することをオススメします。
それでは、なぜ大きな色見本で色味を確認する必要があるのでしょうか?それは「面積効果」という効果によって、全く同じ色でも面積によって、色の見え方が違うからです。面積効果とは、色の錯覚の一種で全く同じ色であっても、小さな面積で見た場合と大きな面積で見た場合で見え方は違うように見えてしまう、というものです。実際に下の画像を見比べてみましょう。

紺色

いかがでしょうか?同じ紺色でも左側の小さい四角のほうが、濃く暗い色に見えないでしょうか。面積効果という色の特性によって、面積が大きくなればなるほど、明るい色はより明るく、鮮やかな色はより鮮やかに、暗い色はより暗く感じます。

塗装する外壁は非常に大きい面積のものであるため、色見本帳などで確かめた色味とは違う色味に見えることもあります。そのため、色見本帳やカラーシミュレーションで色を選んだあとは必ず大きな色見本板で色味を確かめる必要があるのです。塗料メーカーが作成している色見本板ではA4サイズ(高さ297×幅210mm)のものが一般的なようですが、業者によっては、A4サイズよりも大きいサイズの色見本板を用意している会社もあります。なるべく大きいサイズの色見本板で確認するようにしましょう。

塗板

また、色見本板で色を確認する際には、必ず屋外で色を確認するようにしましょう。屋内で見たときの色味と屋外で見たときの色味は感じ方が違うため、実際の外壁を見る環境と同じ環境(晴れた日の日中、太陽光の下)で実際に外壁に当てながら色見本を確認することで、イメージにかなり近い色を選びやすくなります。

以上のポイントをもとにイメージに合う紺色を選ぶことをオススメします。

3.外壁を紺色にする際の塗料選びの注意点

3-1.耐久性が高く汚れにくい塗料を選ぶ

紺色は濃い色のため、ベージュなどの淡い色と比べて色あせや汚れがより目立ちやすくなってしまうというデメリットがあります。
この「色あせや汚れが目立つ」というデメリットを補うためには、外壁塗装する際の塗料選びで次の2つに当てはまる塗料を選択することをオススメします。

①耐久性の高い塗料
塗料の耐久性が高ければ高いほど、チョーキングや色あせなどの劣化症状の発生を長期間抑えることができます。塗料の耐久性が高い塗料として一番オススメする塗料は「高耐久シリコン塗料」という塗料です。この高耐久シリコン塗料は、製品によっては15年以上の期待耐用年数を誇る製品もあり、フッ素塗料や無機塗料などの高耐久塗料と比較しても費用を安価に抑えることができるため、近年人気の塗料です。また、耐久性のより高い塗料で塗装したい、という方はフッ素塗料や無機塗料を用いて塗り替えすることをオススメします。

②汚れに強い塗料(低汚染性、防カビ性の高い塗料)
汚れに強い塗料は雨が降った後にできる雨筋汚れや、カビ・藻の発生を抑える効果があり、外壁の汚れを長期間防ぐことができる塗料です。

3-2.塗料の艶(ツヤ)選びにも注意が必要

紺色に塗装すると、外壁表面の艶が目立つ場合があります。紺色は黒色に近い色であるため、光の反射が目立ちテカテカしているように見えてしまいます。紺色のクールな印象とツヤツヤとした質感が合わないように見えてしまうことがあるので、艶の選択にも注意が必要です。

艶有り、なし

このように艶のある塗料と艶を抑えた塗料とでは違う仕上がりになります。光沢感がある仕上がりがよい、落ち着きのある仕上がりが良い、など艶の感じにこだわりのある方は、艶の選択にも気をつけて塗料を選ぶようにしましょう。

塗料の艶の種類は艶の程度によって、以下の5種類に分かれます。
・艶有塗料(全艶)・7分艶塗料・5分艶塗料(半艶)・3分艶塗料・艶消し塗料
艶有塗料(全艶塗料)が最も艶があり、7分艶・5分艶・3分艶・艶消しと、艶がなくなっていきます。

ツヤの程度の違い

紺色の塗料で塗装する際に、光沢感のある仕上がりにしたい、という方は艶有塗料(全艶)を、光沢感のあるテカテカした仕上がりを抑えたい、という方は3分艶、または艶消し塗料、を選ぶことをオススメします。

3-3.【補足】室内の温度が上がる?

白色は太陽光を反射するのに対して、黒色に近い色は太陽光を吸収しやすいという性質があるため、紺色にした場合でも室内が暑くなるのか?と気になる方も多いかと思います。

しかし、建物内に断熱材が施工されている建物であれば、外壁に紺色を選んでも、白色を選んだ場合と室内温度に差が発生しないことが多いです。
一方で外壁の表面温度は色の違いにより、大きく温度が変化します。特に夏場の暑い時期には黒色や紺色の外壁と白い外壁では、15℃以上も温度の差が発生すると言われています。蓄熱した外壁は非常に高温状態にあるため、間違えて触らないように注意しましょう。

 

まとめ

今回の記事では外壁塗装で住まいを紺色(ネイビー)にしたい方に向けて実際の事例、色選びを進めるポイントをお伝えしました。まずは様々な施工事例をチェックし、好みの紺色や配色を選んでいきましょう。そして、外壁をどんな仕上がりにしたいかイメージを膨らませた上で、色見本板やカラーシミュレーションを通して色や塗料を具体的に選んでいくことをオススメします。

 

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