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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  [プロが解説!]シーリングの上に塗装しても大丈夫?

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの城坂です 😆

[プロが解説!]シーリングの上に塗装しても大丈夫?

RJ_タイトル_「シーリング-塗装」

お住まいのシーリング、しっかり見たことある方はいらっしゃるでしょうか。外壁のシーリングには、「シーリング材の上に塗装する工法」、「シーリング材の上に塗装しない工法」の2つがあります。どちらがいいんだろうと疑問に思い、質問してくださる方もいらっしゃいます。実は、それぞれにメリット、デメリットがあり、どちらが正しいというものでもありません。

本記事では、どんなときにシーリング材の上に塗装し、どんなときにシーリング材の上に塗装しないのかといった点について解説していきます。

1.シーリング材の上から塗装する場合・しない場合がある

先打ちイメージ後打ちイメージ

前述の通り、シーリング材の上を塗装する場合としない場合があります。シーリング材を施工してから塗装する工法(シーリング材の上も塗装)先打ち工法といい、外壁面の塗装を終えた後にシーリング材を施工する工法(シーリング材の上は塗装しない)後打ち工法といいます。それぞれの違いをこの1章では説明します。

シーリングとはなにか?が気になる方は以下の記事をチェックしてください。

1-1.シーリング材の上から塗装する場合(先打ち工法)

シーリング材を先に打ってから外壁を塗装することを先打ち工法といいます。

メリット:シーリング材の劣化を保護することができます。また、外壁面とシーリング面を塗装するため、外壁全体が同色で見た目がキレイに仕上がります。

デメリット:シーリング材の上は外壁の動きを柔らげる部分であるため、動きが大きく塗膜が割れてしまう可能性があります。また汚染の問題やシーリング材と塗料の相性が悪ければ、膨れ・剥がれの原因になります。

シーリング材の上から塗装する場合
①シーリング材の耐久性が比較的低く、長持ちさせたいとき
②外壁面と色を合わせたいとき
先打ちイメージ

1-2.シーリング材の上から塗装しない場合(後打ち工法)

外壁面を塗装してからシーリングを後に打つことを後打ち工法といいます。

メリット:シーリング材の上で塗膜が割れる・膨れる等の不具合が起きません。

デメリット:シーリング材は直に太陽光や風雨にさらされることになるので、塗膜がある場合よりシーリング材の劣化が早くなります。

シーリング材の上から塗装しない場合
①シーリング材の耐久性が比較的高いとき
②塗料が比較的硬いタイプのとき

後打ちイメージ

2.先打ち工法、後打ち工法において生じる劣化症状と補修方法

先打ち工法、後打ち工法どちらにしても劣化は起こります。それぞれの工法別の劣化症状と補修方法を紹介します。

2-1.先打ち工法の場合の劣化症状と補修方法

先打ち工法の場合、シーリング材の上に塗膜があるので塗膜の劣化が先に起こります。そのため補修の緊急性は高くありません。見た目が気にならないのであれば、次回の塗り替え時に同時に補修することをオススメします。とはいえ先打ち工法でも塗膜の劣化が起こってから放置し続けると、やがては後打ち工法の場合と同様にシーリング自体の劣化が起こります(詳細な劣化症状は2-2参照)。シーリング自体がひび割れている等の劣化が進行している場合は、内部に湿気や水が浸入してしまうので早めの補修をオススメします(詳細な補修方法は2-2参照)。下記には塗膜のみを補修した場合の参考費用を掲載しております。

劣化症状 補修方法 参考費用
塗膜のひび割れ塗膜のひび割れ シーリング材周辺を塗装する 4~6万円
塗膜の剥がれ塗膜のひび割れ 劣化した塗膜を除去し、シーリング材周辺を塗装する 4~6万円
汚染汚染 シーリング材周辺を汚染を防止する塗料で塗装する 6~8万円

 

2-2.後打ち工法の場合の劣化症状

一般的に建物におけるシーリング材は建物の動きを吸収する、建物内部に雨水や湿気を浸入させないように防水性・気密性を高めるといった目的があります。劣化したシーリング材では、外壁の動きを吸収したり、水の浸入を防ぐことができません。そうなるとシーリング材を打ち替える必要がでてきます。以下のような劣化症状がある場合は、早めに補修することをオススメします。

劣化症状 補修方法 参考費用
シーリング材のひび割れシーリング材のひび割れ ・シーリング材を除去し、新規シーリング材を施工する(打ち替え) 30~50万円
シーリング材の破断シーリング材のひび割れ ・シーリング材を除去し、新規シーリング材を施工する(打ち替え) 30~50万円
シーリング材の肉やせシーリング剤の肉やせ ・シーリング材を除去し、新規シーリング材を施工する(打ち替え) 30~50万円

費用について詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

2-3.シーリングの補修方法は打ち替えがオススメ

シーリングの補修方法は打ち替え増し打ちの2種類あります。

打ち替えとは、元のシーリング材を除去して新しいシーリング材を施工する方法です。

一方、増し打ちとは、元のシーリング材を残したまま上からさらに充填する方法です。

打ち替えと増し打ちどちらがいいのかというところですが、基本的には打ち替えを行ってください。増し打ちを行うのは、元のシーリング材の除去が困難な場合です。それ以外は打ち替えを行う方がよいでしょう。

なぜ増し打ちはオススメできないかと言いますと、元のシーリング材と新しいシーリング材の相性の問題と、柔軟性の違いが影響し、シーリング材の不具合が発生する可能性があります(下図)。

増し打ちによるめくれ

さらには、元のシーリング材があることによって新規シーリング材に厚みをつけることができず、十分な性能を発揮することができません。シーリング材には、性能を発揮するための適正な幅と深さがあります。十分な性能を発揮できないのではシーリング材を補修した意味がなくなってしまいます。シーリング材本来の目的である外壁の動きを吸収したり、水の浸入を防ぐことができないのでは本末転倒です。

打ち替える場合のオススメとしては、シーリング材の耐久性が高いものを選びましょう。ライフサイクルコストを考えるとこちらのほうがお得な場合が多いです。

2-4.打ち替えてさらに塗装する場合のオススメ

打ち替えてさらに塗装したい場合に、オススメのシーリング材と塗料を紹介します。

①シーリング材はノンブリードタイプを使用する

⇒ノンブリードタイプのシーリング材とは、シーリング材からにじみ出る成分が少なかったり、にじみ出にくい原料を使用することで、塗膜へのにじみ出し(ブリード)を抑えたものです。ノンブリードタイプでない場合は、シーリング材の成分が塗膜ににじみ出し、シーリング材上が汚染する原因になります。

②弾性系塗料で塗装すること

弾性系塗料とは、乾燥後の塗膜が比較的柔らかいタイプの塗料です。シーリング材上は動きが大きいため、柔らかい塗膜でないとひび割れなどが発生する可能性が高くなります。弾性系塗料について詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

3.不安なことがあれば早めに塗装業者に相談すべし

シーリング材が劣化している、あるいはその上の塗装が劣化していて大丈夫なのかと不安になったときは塗り替えを行ってもらった業者か、お近くの塗装業者に相談しましょう。すでにシーリング材に劣化症状がある場合は、早めに診断することを推奨します。人間の病気と同じで早期に発見しケアすることが大切です。

当メディアを運営するプロタイムズでも無料で建物診断を実施しています。建物診断については下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

 

まとめ

シーリングの上に塗装がしてあるけど大丈夫なのか、またはシーリングの上に塗装がないけど大丈夫なのかといった疑問にお答えしていきましたが、いかがだったでしょうか。結果的にはどちらのパターンもあり得ます。すでにひび割れ等の劣化症状が発生している場合は、上記の補修方法を参考にし、塗装業者に相談してみることをオススメします。

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】  ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すべき?塗装費が高額ってホント?

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼すべき?塗装費が高額ってホント?

外壁塗装 ハウスメーカー

「ハウスメーカーで建てた我が家。外壁塗装はハウスメーカーに依頼すべきなの?」
そんな疑問をお持ちの方は少なくないでしょう。

ずばり、ハウスメーカーに依頼するメリットもありますが、デメリットもあります。

今回は、
・ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するメリット/デメリット
・ハウスメーカーに依頼するのがオススメな場合
・他の業者(ハウスメーカー以外)に依頼するのがオススメな場合
などについて、詳しくお伝えします。

お伝えする情報をふまえて、
「ハウスメーカーに依頼するか、自身で他の業者を探して依頼をするか」
賢くご検討ください。

1.外壁塗装をハウスメーカーに依頼するメリット/デメリット

1-1.ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する「メリット」

◎安心して外壁塗装を依頼できる

「家を建ててもらったハウスメーカーになら、外壁塗装も安心して依頼できる」というのは大きなメリットと言えるでしょう。

実際のところ、家を建てたハウスメーカーであれば当然、外壁塗装時に必要な「外壁材の種類」「特殊な仕上げが施された外壁材かどうか」などの事をよく知っています。
また、多くのハウスメーカーは塗装工事基準等を設けています。
※一般的に、ハウスメーカーは下請けの塗装業者に塗装工事を発注しますが、下請けの塗装業者はハウスメーカーが定めた塗装工事基準等を順守した塗装工事をします。

そのため、“一定以上の品質の外壁塗装が期待できる”ことから、ハウスメーカーの外壁塗装が安心であることいえます。

※外壁塗装時に必要な「外壁材の種類」「特殊な仕上げが施された外壁材かどうか」などは、ハウスメーカーにしかわからないというわけではありません。

各ハウスメーカーの外壁材や特殊仕上げの情報は公開されていることも多く、業者間でも情報が共有されています。そのため、特殊な仕上げが施された外壁材等も、知識や実績のある業者であれば問題なく塗装可能です。

◎改めて業者を探す手間や時間がかからない

ハウスメーカー以外の業者に外壁塗装を依頼するとなると、どうしても「信頼できる業者を探す」「相見積りを依頼する」などの手間と時間がかかります。こうした手間や時間がかからないのは、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するメリットでしょう。

◎外壁塗装を依頼することで「延長保証(長期保証)」が受けられることも

法律で定められた新築住宅の保証期間は10年ですが、多くのハウスメーカーは、
・有償の補修工事・メンテナンス工事 (外壁塗装工事 等)をすること
などを条件に、保証期間を延長する「延長保証(長期保証)」サービスを提供しています。

そのため、ハウスメーカーによっては、外壁塗装を依頼することで「延長保証」が受けられるというメリットがあります。

※ハウスメーカーによって延長保証の有無や内容は異なります。詳しくは各ハウスメーカーにお問い合わせください。

※参考:国土交通省

●ハウスメーカーの「延長保証」について押さえておきたい知識

ハウスメーカーによって「延長保証」の内容は異なります。
ただ、なんとなく「保証」というと手厚い印象を受けますが、自身が思っているような保証内容ではない可能性も十分あります。

実際、延長保証の内容を確認して、
「延長保証がそれだけの内容ならば、地元の塗装業者にお願いして、外壁塗装費を抑える方が良いかも」
「延長保証を継続するためだけに、10年ごとに高額な外壁塗装をするのは賢い選択なのか」
といった疑問を持ったという施主(消費者)は少なくありません。

「延長保証」だけの理由でハウスメーカーにこだわっている場合には、ひとまず、延長保証の内容をよくよく確認してみることをオススメします。

1-2.ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する「デメリット」

◎外壁塗装費が高額

ハウスメーカーの外壁塗装費は、一般的な塗装業者と比べて高額になる傾向にあります。
一般的な塗装業者と比べると、おおよそ20~30%くらい高額です。ハウスメーカーによっては、2倍くらい高いこともあります。

なぜ、ハウスメーカーの外壁塗装費は高額なのか?
ハウスメーカーが下請けの塗装業者に塗装工事を発注していることが、大きく関係しています。
下請けの塗装業者の外壁塗装費に、ハウスメーカーの中間マージンが加算される分、一般的な塗装業者と比べて外壁塗装費が高くなってしまうのです。

・ハウスメーカーの外壁塗装費
 ⇒塗装工事費+ハウスメーカーの中間マージン

・一般的な塗装業者の外壁塗装費
 ⇒塗装工事費

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼する施主(消費者)の多くは相見積りをとらないため、競争原理が働かないことから、ハウスメーカーの外壁塗装費が高額に設定されているという側面もあります。

◎塗装工事をする業者を選べない

ハウスメーカーが依頼をした下請けの塗装業者が塗装工事をするということは、施主(消費者)は自身で実際に施工する業者を選ぶことができないということです。

どんな塗装業者が担当になるかは、運次第といえます。
そのため、場合によっては、
「塗装業者との相性がわるく、うまくコミュニケーションがとれない」
「こちらの要望に真摯に対応してもらえない」
など、塗装業者の対応等に不満が生じることもあるかもしれません。

また、1-1でもお伝えした通り、下請けの塗装業者はハウスメーカーが定めた塗装工事基準等を順守した塗装工事をしますが、塗装業者によってその知識や技術力に差があるのも事実です。

一方で、自身で業者を選ぶ場合には、
業者の
・対応の良さ、人柄
・施工実績
・知識、技術力
などを自身の目で見極めて選ぶことができます。

やはり、自身の目で選んだ業者の方が、より満足のできる塗装工事ができる可能性が高いのは間違いありません。

◎こだわりの外壁塗装をするのは難しい

近年、外壁塗装は大きく進化しており、外壁塗装で下の様な様々な表現をすることが可能となっています。

デザイン塗装

とはいえ、こうした特殊な外壁塗装ができる業者の数は多くありません。
ハウスメーカーに依頼した場合、こうした特殊な外壁塗装まで対応できないケースがほとんどでしょう。

そのため、「こだわりの外壁塗装をしたい」と考える人にとっては、ハウスメーカーに外壁塗装を依頼することがデメリットになることもあります。

2.ハウスメーカー以外に依頼するとしたら、“地元の塗装業者”がオススメ

「ハウスメーカー以外の業者も検討してみたいが、どんな業者が良いのかわからない」という方も多いのでは。

ずばり、ハウスメーカー以外に依頼するとしたら、“地元の塗装業者”がオススメです。

【地元の塗装業者がオススメな理由】

・外壁塗装に関する知識が豊富で、技術力の高い塗装業者が多い
外壁塗装を手がける業者は様々ありますが、やはり塗装を専門で手がける“塗装業者”は知識の面でも技術力の面でも確かです。
なかでも、地元で実績を積み重ねてきた塗装業者には、塗装に関する知識が豊富で技術力の高い塗装業者が多いためです。

・ハウスメーカーよりも安く外壁塗装ができる
一般的に、地元の塗装業者の外壁塗装費は、ハウスメーカーよりも割安になります。
多くの場合、ハウスメーカーよりも20~30%割安の値段で外壁塗装をすることができます。

・長く関係性を築いていける
地元の塗装業者であれば、不安や心配があった時に気軽に相談ができ、何かあったときにすぐに駆けつけてもらえるため、長く関係性を築いていきやすいのは間違いありません。
※外壁塗装は1度行なえばOKというものではありません。長く家を維持していくためには、定期的な外壁塗装が必要となります。

 

3.外壁塗装を依頼するべきは、ハウスメーカー?地元の塗装業者?

・ハウスメーカーに依頼するのがオススメな場合
・地元の塗装業者に依頼するのがオススメな場合
について、それぞれ具体的にご紹介します。

「ハウスメーカーに依頼すべきか、地元の塗装業者に依頼すべきか決めきれない」という方は、ぜひ参考にしてください。

▼こんな場合は、ハウスメーカーに依頼するのがオススメ!
☑家に関することは全てハウスメーカーにお願いすると決めている
☑資金に余裕がある、外壁塗装が割高でも気にしない
☑改めて塗装業者を探すなど、面倒なことはしたくない
☑ハウスメーカーの延長保証を受けたい(※外壁塗装工事をすることで、延長保証が受けられるメーカーの場合)

▼こんな場合は、地元の塗装業者に依頼するのがオススメ!
☑外壁塗装にかける費用をできるだけ抑えたい
☑信頼できる塗装業者を自身の目で見極めたい
☑知識・技術力が確かな塗装業者に依頼したい
☑こだわりの外壁塗装がしたい(1-2)

「地元の塗装業者も気になるが、わからないことも多く不安が大きい」という方もいるでしょう。そういった場合には、ハウスメーカー or 地元の塗装業者を決めずに、ひとまず地元の塗装業者に相談をしてみるのも一つの手です。
地元の塗装業者に不安なこと・疑問に思うことを聞いてみる、見積額を提示してもらうなどしたうえで、「やはりハウスメーカーに依頼しよう」という結論になっても何ら問題はないのです。

プロタイムズでも、全国のプロタイムズ店舗でハウスメーカー or 地元の塗装業者で悩まれている方々の相談に応じています。“ハウスメーカーで建てた家の外壁塗装の実績”も多数あるため、様々な情報もお伝えできます。

 

まとめ

ハウスメーカーで建てた家の外壁塗装を、ハウスメーカーに依頼するのが良いか、他業者に依頼するのが良いかは人それぞれ。何を重視するかで異なります。

信頼しておるのですべてハウスメーカーにお任せしたい、
面倒なことは一切したくない、
といった方は、ハウスメーカーに依頼するのが良いでしょう。

価格を抑えつつ品質の高い外壁塗装がしたい、
自身の目で信頼できる塗装業者を見極めたい、
といった方は、地元の塗装業者に依頼するのがオススメです。

ぜひお伝えした情報を参考に、「ハウスメーカーに依頼するか、自身で地元の塗装業者を探して依頼をするか」賢くご検討ください。

 

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】外壁塗装の塗布量とは?塗布量の計算方法を分かりやすく解説! 

こんにちは!(^^)!愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

半田市近郊で塗装をお考えの方を対象に、塗装についての基礎知識や、業者をぶ時のポイント、塗装をするうえで気を付けるべきポイントについてご説明致します。

 

「塗布量とは何?」「どういう意味?」
といった疑問をお持ちの方は少なくないでしょう。

外壁塗装における塗布量とは、塗布する(塗装する)塗料の量のことです。

この塗布量は、外壁塗装をするならば押さえておきたいキーワードの一つです。なぜならば、塗布量は、外壁塗装の品質や費用に大いに関係するからです。

仮に、塗布量についての知識がなければ、
・塗布量の不足が原因で、外壁塗装が早々にダメになってしまう

・塗装業者に言われるがまま、必要以上の塗料を購入して損をする
といった事態に直面してしまう可能性も。このあたり詳しくは、本章で解説いたします。

この記事では外壁塗装の塗布量について、プロが徹底解説いたします。
気になる「自身の外壁塗装の塗布量を計算する方法」についても、わかりやすくご紹介します。ぜひ、参考にしてください。

1.外壁塗装に必須の知識「塗布量」をプロが解説!

1-1.塗布量=塗装する塗料の量

外壁塗装における塗布量とは、塗布する(塗装する)塗料の量のことです

塗布量は、各塗料メーカーが塗料製品ごとに明確に規定しています。
外壁塗装をする際、職人は塗料を目分量でなんとなく厚く塗り重ねているわけではありません。塗料メーカーが塗料製品ごとに定めた塗布量を守って塗り重ねているのです。

もしも各塗料メーカーが定めた塗布量を守らずに外壁塗装をすれば、塗装品質に問題が生じる可能性が大きいです。このあたり詳しくは下記1-2にて解説いたします。

※「塗布量」=「標準塗布量」「使用量」「標準所要量」etc…

「塗布量」を別の言い回しで表現することもあります。たとえば、「標準塗布量」「標準使用量」「使用量」「標準所要量」「所要量」などはすべて、この記事でご紹介している「塗布量」のことを指します。

ちなみに、呼び方は塗料メーカーによって異なり、アステックペイントでは「塗布量」、日本ペイントでは「使用量」、関西ペイントでは「標準所要量」という表記となっています。

また、塗料メーカーが定めた塗布量のことを、「規定塗布量」と表現することもあります。

1-2.外壁塗装で塗布量を守ることは超重要

上塗り

外壁塗装において、塗料メーカーが塗料製品ごとに定めた塗布量を守ることは非常に重要です。なぜならば、塗料製品は、塗料メーカーが定めた塗布量を守って塗装をすることで性能が発揮できる設計となっているためです。外壁塗装の品質を担保するのに、塗布量を守ることは絶対条件になります。

仮に目分量でいいかげんに塗り重ねるなどして、外壁塗装の塗布量が多過ぎるor少な過ぎる場合、塗料は性能を十分に発揮できず塗装品質に問題が生じる可能性がおおきくなります。

具体的に、どんな問題が生じるかというと…
塗料本来の耐久年数よりも早く、場合によっては塗装後すぐに、色あせや塗膜のひび割れ・はがれが生じるなどして外壁塗装が早々にダメになる危険性があります

 

2.素人にも簡単にわかる!自身の外壁塗装の塗布量を計算する方法

「自身の外壁塗装では、どのぐらいの塗布量が正解なのか知りたい」という方は少なくないでしょう。下記、計算方法をプロがわかりやすく解説します。

2-1.まずは各塗料メーカーが定める塗布量の表記を読み解くべし

塗布量

自身の外壁塗装の塗布量を計算するためには、まずは、“外壁塗装に使用する塗料の塗布量の表記”を読み解く必要があります。

◆2-1-1.単位の意味わかれば、素人でも塗布量の表記は読み解ける

難しそうに見える塗布量の表記ですが、塗布量の単位の意味さえわかれば、素人でも簡単に読み解くことができます。

塗料製品の塗布量は、多くの場合、「kg/㎡」もしくは「㎡/ℓ」の単位で表記されています。

[塗布量の単位]

■kg/㎡
単位面積あたりに塗装する塗料の重さ
例)0.13~0.25kg/㎡
⇒1㎡あたり0.13~0.25kgの塗料を塗装する仕様であることを意味しています。

■㎡/ℓ
単位体積あたりの塗料で塗装する面積
例)1.5~2.0㎡/ℓ
⇒1ℓの塗料で、1.5~2.0㎡を塗装する仕様であることを意味しています。

※塗料製品によっては、塗布量の単位が「kg/㎡/回」「㎡/ℓ/回」になっている場合もあります。
“/回”というのは、「1回塗りあたりの」という意味です。
kg/㎡/回⇒単位面積あたりに塗装する“1回塗りあたりの”塗料の重さ
㎡/ℓ/回⇒単位体積あたりの塗料で塗装する“1回塗りあたりの”面積
塗布量の表記に“/回”がない場合、記載されている塗布量は、塗り回数に関係なく、外壁に塗装する必要がある塗料の総量です。

※各塗料製品の塗布量や塗り回数は、塗料製品のホームページやパンフレット(カタログ)などの塗装仕様がまとめられた箇所に記載されています。

◆2-1-2.塗布量に幅がある理由

例)塗布量「0.13~0.25kg/㎡」「1.5~2.0㎡/ℓ」
上記の通り、塗料メーカーの定める塗布量には幅があります。
塗布量に幅がある理由は、下記の通りです。

[塗料メーカーの定める塗布量に幅がある理由]

●外壁によって表面積(塗装面積)が微妙に違うため

金属サイディング


スタッコ

同じ大きさの外壁でも、ツルツルとした外壁(平滑な金属サイディングなど)と、凹凸のある外壁(モルタル外壁にスタッコ仕上げが施されている場合など)とでは、表面積が微妙に違います。凹凸のある外壁は、凹凸のある分、表面積が広いのです。表面積=塗装する面積のため、表面積の広い凹凸のある外壁では、(ツルツルとした外壁に比べて)より多くの塗布量が必要になります。
こうした外壁によって異なる表面積(=塗装面積)の違いを考慮して、塗布量に幅が設けられている事が理由です。

●外壁の劣化が進行している場合、塗料を吸い込むことがあるため
劣化が進行している外壁は、塗料を吸い込むことがあります。そして、外壁塗装の品質を担保するには、吸い込みがなくなるまで塗料を塗り重ねなければなりません。そのため、外壁の劣化が大きく進行している場合は、より多くの塗料が必要になることに。
劣化の進行具合によっては、(吸い込みが止まるまで塗料を塗り重ねるため)より多くの塗料が必要になることも、塗布量に幅が設けられている理由の一つです。
※外壁の劣化の進行が激しい場合には、さらに+αの塗料が必要となることもあります。

2-2.いざ自身の外壁塗装に必要な塗布量を計算しよう

外壁塗装に使用する塗料の塗布量が読み解ければ、あとは計算式にあてはめて、自身の外壁塗装の塗布量を簡単に計算できます。

塗料製品の塗布量表記が「kg/㎡」or「㎡/ℓ」で、計算方法は異なります。

[外壁塗装の塗布量|計算方法]

●「kg/㎡」の場合
塗装面積(㎡)×塗料メーカー規定の塗布量(kg/㎡)=必要な塗布量(kg)

●「㎡/ℓ」の場合
塗装面積(㎡)÷塗料メーカー規定の塗布量(㎡/ℓ)=必要な塗布量(ℓ)

※塗装面積(㎡)
塗装面積(㎡)とは、塗装する外壁箇所の合計面積のことです。塗装面積は見積書に記載されているはずです(外壁塗装の見積額を算出するにあたり、この塗装面積を計測する必要があるため)。見積書に記載がない場合は、塗装業者に確認をしてみてください。

 

塗布量が算出できれば、購入する塗料缶数も簡単に算出できます
・必要な塗布量(kg)÷塗料1缶(kg)=購入する塗料缶数
・必要な塗布量(ℓ)÷塗料1缶(ℓ)=購入する塗料缶数

 

3.塗装業者は塗布量を守らない?塗布量の不足は見た目ではわからない?

この章では、塗布量を守った外壁塗装をするために押さえておくべき知識をご紹介します。

3-1.外壁塗装の塗布量を守らない塗装業者も存在する

外壁塗装の品質を担保するため、多くの塗装業者は塗布量を守って外壁塗装をしてくれます。しかしながら、残念なことに、
目分量でいいかげんに塗り重ねるなど、ずさんな外壁塗装をする業者や、塗布量(使用する塗料の量)を減らすことで材料費をうかせたり、塗布量を減らすことで塗装の手間をはぶき人件費をうかせるなどして、不当に利益を得ようとする心ない塗装業者
も存在します。

そのため、塗布量を守った外壁塗装をするためには、ずさんな工事&不当に利益を得ようとするなどのプロとは思えない対応をしない、信頼できる塗装業者に依頼をすることが重要なのです。

「すでに塗装業者と契約済」といった場合でも、塗装業者に塗布量を守ってもらうために消費者(施主)にできることはあります。詳しくは下記4章を参照ください。

3-2.塗布量の不足は、見た目だけではわからないことも

塗布量の不足は見た目にはわからないことが少なくありません。キレイに仕上がっているように見えても、実は塗布量が守られていないということもあるのです。

下記の写真をご覧ください。
透明のアクリル板に塗装しているのですが、どちらもキレイに仕上がっているように見えますよね?

裏からライトをあててみました。いかがでしょうか。
光の透け具合が全然違います。左写真は塗装した塗料の量(塗布量)が少ないため、光が透けてしまっています。左写真は明らかに塗布量が足りていないのです。

実は、左写真は素人が塗装したもの、右写真はプロが塗装したものです。
これほど明らかに塗布量が足りていなくても、はじめにお見せした写真の通り、仕上がりの状態を見てもわからないのです。

では、どうすれば良いかというと、塗装業者に塗布量を守ってもらうためには、信頼できる塗装業者に依頼することはもちろん(3-1&4-1)、「自身でも塗布量を計算する」「現場に搬入された塗料製品&缶数を確かめる」といった対策が有効です。対策について詳しくは、下記4章で解説いたします。

 

4.外壁塗装の塗布量を守るために!消費者にできる対策

塗装業者に外壁塗装の塗布量を守ってもらうために、消費者(施主)にできる対策をご紹介します。

4-1.契約前・契約後|外壁塗装に使用する塗料の缶数を自身でも計算すべし

塗装業者に塗布量を守ってもらうために、自身でも、
・塗布量
・使用する(購入する)塗料の缶数
などを計算するというのは非常に有効になります。
※計算方法については、上記2章を参照ください。

計算は、契約を結ぶ前の見積りの段階でできるとベストです。
計算した結果、見積書に記載されている「購入する塗料の缶数が間違っている…?」といった場合には、必ず塗装業者に確認をしてください。確認をした結果、「納得する理由が返ってこない」という場合には、その塗装業者への依頼はやめておいた方がよいでしょう。塗布量を守った外壁塗装をするためには、信頼できる塗装業者へ依頼をするのが一番確かです。

また、なかには、必要より多くの塗料を購入させ余った塗料は別の現場に流用するなどして、不当に利益を得ようとする塗装業者も。契約前に自身でも購入する塗料の缶数を計算すれば、こうした心ない業者を見抜くこともできます。

すでに契約を結んでいる場合は、できるだけ早々に計算をするのがオススメです。塗料が搬入された後、塗装後…と工事が進むにつれ、できることが限られていくため、計算をするのは早いに越したことはありません。
契約前と同じく、計算した結果、見積書に記載されている「購入する塗料の缶数が間違っている…?」といった場合には、早々に塗装業者に確認をしてください。工事がはじまっている場合にはコミュニケーションをとりやすいのは職人かもしれませんが、職人に聞いても分からない場合は、現場責任者や営業担当者に確認しましょう。

「確認をしても、とりあってもらえない」など困った状況に陥ってしまったときは、第三者機関に頼る方法もあります。詳しくは、下記4-3を参照ください。

4-2.契約後|現場に搬入された塗料製品&缶数を確かめる

見積書で確認した「塗料製品」が、「正しい缶数」納品されているかを、実際に現場を見て確かめるのもオススメです。

実際に現場に搬入されている塗料を確認することで、仮に塗装業者が、見積書は正確に進めた後、現場には少ない塗料しか搬入せずに、
・塗布量を守らずに、材料費をうかせる(搬入しなかった塗料は別の現場に)
・塗布量を減らすことで塗装の手間をはぶき、人件費をうかせる
といったことをしようとしていても気づくことができます。

「外壁塗装の工事中は留守にしている」という場合には、搬入された塗料製品&缶数を写真に撮ってもらって確認をすると良いでしょう。

★4-1・4-2の対策を行なうことで、塗装業者に「この消費者(施主)は、外壁塗装の塗布量を気にしている」という印象を与えることは、抑止力にもなります。塗布量を気にしている消費者を相手に、下手なことはできないと考える塗装業者は多いはずです。

4-3.[補足]塗布量トラブル!?自身での解決が難しい場合の対処法

「塗布量が明らかに足りていない気がする」
「塗装後すぐに塗膜がはがれた。塗布量が足りていなかったのでは…?」
など、外壁塗装の塗布量について、トラブルを抱えてしまうこともあるかもしれません。

なにか疑問や不安に思うことがある場合、まずは塗装業者に相談をすることが第一です。
塗布量に関することは専門性が高いため、「問題があると思ったのは勘違いで、塗装業者は正しい外壁塗装をしてくれていた」という可能性も十分ありえます。そのため、はじめから「間違い…!」と決めつけるのではなく、まずは相談をしてみることが大切です。

塗装業者に相談をしてみても、「納得のいく返答が得られない」「取りあってもらえない」という場合は、第三者機関に相談をするという選択肢があります。

[頼れる第三者機関]

公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」
まずは、ここに相談するのがオススメ。国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口なので、より専門的なアドバイスが受けられます。

消費生活センター
消費生活全般に関する苦情や相談の窓口。

●全国の弁護士会での専門家相談
最寄りの弁護士会で弁護士と建築士との対面相談を無料で利用可。

まとめ

外壁塗装における塗布量とは、塗布する(塗装する)塗料の量のことです。

塗布量は、各塗料メーカーが塗料製品ごとに明確に規定しており、外壁塗装の品質を担保するためには、この塗布量を正しく守ることが重要です。

この記事では、
・自身の外壁塗装の塗布量を計算する方法
・購入する塗料缶数を計算する方法
などについて、プロがわかりやすく解説しています。

また、塗装業者に外壁塗装の塗布量を守ってもらうための対策についてもご紹介しておりますので、あわせて参考にしてください。

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