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【半田市】【阿久比町】【常滑市】外壁カビの原因・発生しやすい条件・除去方法・除去費用まで全解説!

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

本日はよくご質問がある外壁のカビのお話です。

 

「外壁のカビは放置しても大丈夫?」
「自身で除去できる?プロに依頼するべき?」
「プロに依頼した場合、費用はいくらかかる?」

外壁にカビが発生してしまうことがあります。外壁のカビについてお悩みの方は、少なくないでしょう。

外壁のカビは発生したら早々に除去するのがオススメです。
なぜならば、外壁のカビを放置すると「外壁の傷み(劣化)を早めてしまう」「アレルギーなどの病気を引き起こす原因となることがある」といったデメリットやリスクがあるためです。このあたり、本章で詳しく解説いたします。

この記事では、
・外壁に発生しているのはカビ?(1章)
・外壁のカビの発生原因、発生しやすい立地条件(2章)
・外壁のカビを早々に除去すべき理由(3章)
・外壁のカビは自身で除去できる?プロに依頼するべき?(4章)
・外壁のカビの除去方法&費用(5章)
など、外壁のカビについて徹底解説いたします。

外壁のカビにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

1.外壁に発生しているのはカビ?

「外壁に発生しているこの黒い物はカビ…?」
「もしかするとカビではなく、コケか藻かも…?」
といった疑問をお持ちの方もいるでしょう。

以下、外壁に発生しているカビの画像です。

[外壁に発生しているカビ]
緑色のカビ以外にも、黒カビや赤カビなどが発生することもあります。

カビ

実際のところ、外壁にカビが発生するのは稀(まれ)。外壁に発生しやすいのは、コケや藻です。そのため、「カビだと思っていたら、コケや藻だった」ということは、少なくありません。

外壁を見ても「カビかどうかわからない…」と方は少なくないでしょう。その場合、以下2章のカビの発生原因や発生しやすい立地条件を踏まえて考えると、発生しているのがカビかどうかわかるかもしれません。

 

2.外壁にカビが発生する原因は?発生しやすい立地条件は?

2-1.外壁にカビが発生する原因

カビの胞子は空気中を浮遊しており、外壁に付着することもあります。
(カビの胞子が付着した)外壁が、カビに適した環境であった場合、カビの胞子は発芽して、成長。どんどん増殖していくこととなります。

▼カビに適した環境とは・・・
・直射日光が当たらない
・湿気が多い
・栄養(有機物)がある ※汚れなど

つまり、外壁が上記の環境下にあると、カビが発生(成長&増殖)する可能性大というわけです。

上記の環境が整いやすい立地条件などについて、以下2-2にて解説いたします。

※ちなみに、コケや藻は、日光があり湿気が多い環境に発生しやすくなります。

2-2.カビが発生しやすい立地条件

以下のような立地にある外壁は、カビに適した環境となりやすいため、カビが発生(成長&増殖)しやすい傾向にあります。

[カビが発生しやすい外壁の立地条件]

・日当たりが悪い
北側の外壁、隣の建物に日光を遮られている外壁など

・風通しが悪い
住宅が密集している、隣の住まいとの距離が近いなどで、風通しが悪くなっている外壁

・田んぼ

・川の近くにある

・植物がまわりにある

また、カビの発生しやすさは、立地のほか、外壁の種類にも関係しています。
では、どんな種類の外壁にカビが発生しやすいかというと、凹凸のある外壁です。外壁に凹凸があると、外壁に雨水や汚れが溜まりやすいため、カビに適した環境になりやすく、カビが発生する可能性が高まるのです。

・凹凸のある外壁
リシン、スタッコなどの吹き付け塗装が施されたモルタル外壁
リシン
リシン

スタッコ

凹凸のあるデザインのサイディング外壁

また、劣化の進行した外壁は、カビが発生しやすい傾向にあります。なぜならば、外壁は劣化が進行すると、汚れやすくなるためです。2-1でご紹介した通り、汚れなどの有機物があることでカビは発生しやすくなります。

※カビは外壁以外にも、屋根や軒天、外壁のシーリング(コーキング)などに発生することもあります。また、雨漏りが発生している(住まい内部に雨水が浸入している)場合、住まい内部にカビが発生してしまうこともあります。

 

3.外壁のカビは早々に除去すべき

外壁のカビは、早々に除去することをオススメします。
なぜならば、外壁にカビが発生していると、以下のデメリットやリスクがあるためです。

・見た目が悪い
多くの場合、時間の経過とともにカビは外壁に広く増殖していきます。そのため、長く放置すればするほど外観の見た目は悪くなります。

・外壁の傷み(劣化)が早くなる
どんな外壁も時間の経過とともに、少しずつ傷んで(劣化して)いきます。外壁にカビが発生すると、この傷みの進行スピードが早まることになってしまいます。場合によっては、カビが根を張り、本来の耐用年数よりも早々に外壁がダメになってしまうこともあります。

・アレルギーなどの病気の原因となることも
カビはアレルギーなどの病気を引き起こす原因となることがあります。

・長く放置すると、完全に除去するのが難しくなることも
カビは長く放置すると、カビが深く根を張るなどして、完全に除去するのが難しくなることもあります。そのため、カビの除去は早めに越したことはありません。

4.外壁のカビの除去は自分で可能?プロに依頼するべき?

外壁に発生したカビの除去は、プロの業者にお任せするのがオススメです。
その理由は、以下の通りです。

[外壁のカビ除去をプロに依頼するのがオススメな理由]

・カビを除去する時に、外壁を傷つけてしまう可能性があるため
カビの除去方法については以下5章で解説いたしますが、知識のない素人がカビを除去しようとすると、やり方や力加減などを誤って外壁を傷つけてしまうことがよくあります。

・カビを完全に除去するのには専門知識が必要なため
自身でカビを除去した場合、「キレイに除去できたと思っていたのに、早々に再発してしまった…!」ということがよくあります。実は、カビを完全に除去するのは難しく、専門的な知識を必要とするケースが少なくありません。
自身で除去しきれず結局はプロに依頼をすることになれば、時間や手間が無駄になるだけでなく費用も余計にかかってしまう可能性大。再発のリスクを考えると、最初からプロにお任せしておいた方が賢明というわけです。

・(高い場所にカビが発生している場合)高所作業は危険なため
外壁の高い場所にカビが発生している場合は、カビを除去するのに高所作業が必要となります。高所作業は墜落・転落のリスクがあり大変危険な作業です。脚立などを利用しての作業など、もってのほか。高い場所にカビが発生している場合は必ずプロに依頼をしましょう。

 

…とはいえ、「自身でなんとかカビを除去したい…!」という方もいるでしょう。
以下のチェックポイント“すべて”にあてはまる場合は、自身でカビを除去することができるかもしれません。
☑狭い範囲(部分的)にカビが発生
☑カビの発生が初期段階(さほどカビが進行していない)
☑外壁がまだ新しい(外壁の劣化が進行していない)
ひび割れがある、塗膜が膨れているなど、外壁に何らかの劣化症状がある場合は、除去作業によって外壁を傷つけてしまう可能性があるため、プロに依頼をするのが賢明です。
☑地面から手の届く場所にカビが発生

上記1つでも当てはまらないチェックポイントがある場合には、プロに依頼をすることをオススメします。

※自身でカビを除去する方法については、5章の最後にてご紹介しております。

5.外壁のカビを除去する方法&費用

プロの業者に依頼した場合、「高圧洗浄」もしくは「バイオ洗浄」でカビを除去するのが一般的です。

●高圧洗浄

高圧洗浄機を使用し、強い水圧で外壁を洗浄します。
軽度のカビの場合は、高圧洗浄を選択することが多いです。

費用相場:200~300円/㎡
※一般的に洗浄に使用する水は水道水を利用します。水道料は施主(家主)負担となります。高圧洗浄にかかる水道料の目安は1,000~2,000円程です。外壁の大きさやカビの進行具合等によっては、上記よりも水道料がかかることもあります。
※足場を建てる場合は、別途、足場費用がかかります。

 

●バイオ洗浄(高圧洗浄+薬剤)

高圧洗浄だけでは除去できないほどにカビが進行している場合は、バイオ洗浄を選択することもあります。バイオ洗浄では、高圧洗浄機+カビに効果を発揮する薬剤で外壁を洗浄します。

費用相場:500~800円/㎡
※一般的に洗浄に使用する水は水道水を利用します。水道料は施主(家主)負担となります。バイオ洗浄にかかる水道料の目安は2,000~4,000円程(薬剤塗布前・最後の洗い流しの2回洗浄をするため)です。外壁の大きさやカビの進行具合等によっては、上記よりも水道料がかかることもあります。
※足場を建てる場合は、別途、足場費用がかかります。

バイオ洗浄には薬剤を使用しますが、この薬剤が植物にかかると枯れてしまうことがあります。そのため、庭に育てている植物がある・近隣の庭が近いなどの場合、業者は特に念入りに養生(水や薬剤が飛散しないように洗浄しない面を養生シートなどで覆うこと)をしてもらいましょう。大切にしている植物などについては、事前に業者に伝えておくと安心です。
また、家の外でペットを飼っている場合にも悪影響が及ぶ恐れがあるため、洗浄中はペットを避難させるなどの対応が必要となります。

※「高圧洗浄とバイオ洗浄のどちらを選ぶべきか」は、カビの発生状況、カビが再発しやすい環境かどうか、外壁の状態などによって異なるため、業者とよく相談をして決めてください。


バイオ洗浄をしても、外壁がキレイにならないこともあります。
外壁深くにまでカビが進行している場合などは、カビの根などを落としきれず、カビの跡が残ってしまうことがあるります。

カビの跡が残ってしまった外壁をキレイにするのには、
・漂白効果のある薬剤を使用する
(漂白効果のある薬剤を使用すると、外壁が少なからず傷むため、あわせて外壁塗装をするのが一般的です)
・外壁塗装をする
という方法があります。

[自身でカビを除去する方法]

自身でカビを除去するならば、まずは水洗いを試してみるのが良いでしょう。カビが発生している外壁箇所を水で濡らしやわらかいスポンジなどで軽くこすって、流水で洗い流します。強くこすると外壁を傷めてしまうことがあるため、力加減に注意が必要です。

それでもカビが除去できない場合は、専用の薬剤を使って除去してみるのも一つの手。専用の薬剤はホームセンターやネットショップで購入できます。専用洗剤を使用しての洗浄については、各製品の取り扱い方法等を確認して行なってください。

[専用洗剤の例]

●TO-PLAN(トープラン) キエール コケ・カビ

出典:amazon

●茂木和哉 屋外用 コケ ・ カビ取り

出典:amazon

※スチーム洗浄は使用不可です。
※素人が高圧洗浄機を使用すると、加減や水のあて方を誤って外壁を傷めてしまうことがあるため、(高圧洗浄機の)使用はオススメできません。特に傷つきやすい、窯業系サイディングや金属サイディング、トタンなどの外壁の場合は、高圧洗浄機を使用するのはやめておいた方が無難でしょう。
※無理にカビを除去しようとすると、外壁を傷つけてしまう可能性があります。上記方法で除去できなかった場合は、プロの業者に依頼しましょう。

6.カビが再発する場合⇒外壁塗装も一つの手

上塗り

「何度カビを除去しても、また再発してしまう…」という場合は、外壁塗装をするのも一つの手です。外壁塗装をすれば、カビ再発のリスクをぐっと抑えることができます。

外壁塗装の流れ(一部抜粋)
▼高圧洗浄orバイオ洗浄(+α、漂白効果のある薬剤を使用する場合も)
▼下地処理(補修)
▼養生
▼塗装

洗浄でカビを除去した後、外壁塗装をすることで経年劣化している箇所の補修もできます。一新した外壁は汚れがつきにくくなるため、カビも発生しにくい状態となるのです(劣化の進行した外壁は、カビが発生しやすい傾向にあります。※2-2)。

ちなみに、一般的な塗料で外壁塗装をしてもカビ再発を防ぐ効果はありますが、以下の塗料を使用すると、より再発しにくくなります。
・汚れにくい塗料(低汚染塗料など)
低汚染塗料などの汚れにくい塗料で外壁塗装をすると、外壁は汚れが付着しにくく付着しても雨水で洗い流されやすくなるため、結果としてカビも発生しにくくなります。
・防カビ効果のある塗料&添加剤 ※添加剤は塗料に混ぜて使用する
防カビ効果のある塗料や添加剤を使用して外壁塗装をすると、外壁はカビが生育しにくい環境になります。

また上記5章でお伝えした通り、「カビ跡が洗浄だけでは落とせない…!」という場合にも、外壁塗装をすると良いでしょう。外壁塗装をすれば、外壁をすると新築時のようにキレイよみがえります。

外壁塗装の費用相場
80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)

 

 

まとめ

外壁のカビについて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

まずは、外壁に発生しているのがカビかどうかを確認しましょう。外壁にカビが発生するのは稀(まれ)なため、もしかすると、カビではなくコケや藻かもしれません。

外壁に発生したカビは早々に除去するのがオススメです。外壁のカビを放置すると、見た目が悪いだけでなく、外壁の傷み(劣化)が早くなる、アレルギーなどの病気の原因となるといったデメリット&リスクがあります。

外壁のカビの除去はプロに依頼するのが良いでしょう。除去方法や費用についてもご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。カビを除去しても「何度も再発する」「カビ跡が残る」といった場合は、外壁塗装をするのも一つの手です。

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】外壁塗装のムラをキレイに塗り直してもらうことはできる?

皆さんこんにちは
愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
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外壁塗装のムラをキレイに塗り直してもらうことはできる?

RJ_外壁塗装_ムラ

外壁塗装にムラなどを見つけて、「こういうものはキレイに塗り直してもらえるのだろうか…?」という疑問を持った方は少なくないでしょう。なかには、キレイに塗り直してもらうためにはどうすればいいのか、ベストな対処法を調べている方もいるかもしれません。

はじめにお伝えしておきたいのは、外壁塗装は人の手で施されるため、多少はムラが生じることもある、ということです。こうした多少のムラは、仕方がないとされることが多く、塗り直してもらうのは、まず無理でしょう。しかし、どんなムラも塗り直してもらえないというわけではありません。明らかにムラがある場合、塗り直してもらえます。このあたりの内容について詳しくは、本章で解説してまいります。

このブログでは、
・外壁塗装のムラを塗り直してもらえる or もらえないの基準
・外壁塗装のムラを見つけたときの対処法
・外壁塗装のムラが生じてしまう原因
などについて、徹底解説いたします。ぜひ、参考にしてください。

1.塗装業者に「外壁塗装のムラ」を伝えたらやり直してもらえる?

この章では、外壁塗装のムラを“やり直してもらえるorもらえない”の一般的な基準をご紹介いたします。

1-1.多少のムラはやり直してもらえない可能性が高い

塗装できない

多くの塗装職人が日々腕を磨き、完璧で美しい仕上がりを目指していること思います。しかし、外壁塗装は人の手によって施されるため、どうしても多少のムラが生じてしまうこともあります。

多少のムラとは具体的に、
・外壁を見る角度によって、少しだけムラがあるように見える
・光が強くあたったときに、なんとなくムラがあるように見える
といった程度のムラのことを指します。

こうした多少のムラは、一般の塗装業者では仕方がないとされることが多く、塗り直してもらうのは難しいと考えていただいて、まず間違いありません。

1-2.明らかなムラはやり直してもらえる

塗装できる

どこから見ても明らかにムラのある場合は、塗り直してもらえるはずです。

具体的には、
・明らかなムラがある
・塗装箇所によって塗料の厚みが明らかに違う
といった場合は、多くの塗装業者が塗り直しに応じてくれるでしょう。

※ムラのイメージ

塗りムラ 色ムラ

ちなみに、塗装をしてから2~3年後にムラが生じてくるケースもあります。

また、明らかなムラが生じている場合、十分に塗料の性能が発揮できていない可能性がある、ということも押さえておきたいところです。
十分に塗料の性能が発揮できていなければ、住まいの外壁が早々に劣化してしまうだけでなく、住まい内部に雨水が浸入するなどして、住まいの躯体に甚大な被害が及んでしまう恐れもあります。
そのため、明らかなムラが生じている場合は、早々に塗装業者に相談をして、塗り直してもらうようにしましょう。

※外壁塗装にムラを見つけたときの対処法については、2章にて解説しております。

1-3.足場があるタイミングの方がやり直してもらえる可能性が高まる

ビケ足場

塗装業者に相談するタイミングによって、外壁塗装のムラを塗り直してもらえるか、もらえないかが変わることがあります。

ずばり、足場を撤去する前“足場のあるタイミング”で塗装業者に相談をする方が、塗り直してもらえる可能性は高いでしょう。塗り直してもらえるかどうか微妙なムラである場合は特に、足場の有無がカギを握ることになります。なぜ足場の有無が関係するかというと、足場がないと、塗り直すのが難しいケースがほとんどだからです(地面から手の届かない高所部分などは、足場がないと作業はまず無理です)。

「それならば、再度、足場を建てて対応してくれればいい」と思われるかもしれませんが、足場を建てるのには約20万円(※建てる足場の大きさや種類によって、費用は異なります)の費用がかかります。それだけの費用をかけて再度足場を建てるというのは、簡単な話ではありません。
もちろん、1-2でご紹介したような明らかなムラが生じている場合は、足場の撤去後でも多くの塗装業者が対応してくれるでしょう。ですが、微妙なムラについて足場撤去後に対応してもらうのは難しいというのが実際のところです。

 

2.プロが教える!外壁塗装にムラを見つけたときの対処法

2-1.まずは自身でも全ての塗装箇所を確認する

外壁塗装にムラを見つけたときは、見つけた箇所以外にもムラのある箇所がないか、塗装業者に連絡をする前に、自身でもひと通り確認してみましょう。

塗り直しの手はずを整えてた後や、キレイに塗り直してもらった後に「ここにも、ムラがある…!」と気づいた場合、再度、塗装業者に相談をしなければならず、精神的にも大変です。微妙なムラの場合、塗装業者も何度も対応してくれるとも限りません。
そのため、気になるムラを見つけたら、その他にも同じように気になるムラがないか、自身で確認して、一度に相談をしてしまうのが得策といえます。

危険
ムラの有無は、地面やベランダなどから確認してください。足場が建っていても、一般の方が足場にのぼるのは大変危険なので、やめましょう。はしごなどを使って確認するなど、もってのほかです。絶対にやめてください。

[補足]塗り直してもらえるか判断がつかない場合は、ひとまず塗装業者に相談を

「気になるムラを見つけたものの、塗り直してもらえるムラなのかどうか自身では判断がつかない…」という方も少なくないでしょう。
自身では判断がつかないという場合は、ひとまず塗装業者に診てもらうのがオススメです。自身では塗り直してもらうのが難しいと思っていても、もしかすると塗り直してもらえるかもしれません。

少しでも「もしかして…」と思うようであれば、ひとまず塗装業者に相談をしましょう。

2-2.できるだけ早く!塗装業者にムラがあることを相談する

チェック

一通り自身でも確認をしたら、早々に塗装業者に相談をしましょう。塗装業者への相談は早ければ早いほど良いというのは間違いありません。

1-3でもお伝えした通り、足場の有無は塗装業者の対応に大きく影響します。足場撤去後は塗装業者に対応してもらうのが相当難しくなります。そのため、足場の撤去が迫っている場合は特に、1日でも早く塗装業者に相談をしましょう。
また、塗装工事が完了をして引き渡してもらった後も、すぐに相談をするのと、何ヶ月も経ってから相談をするのとでは、塗装業者の対応も変わってくるはずです。

外壁塗装のムラに気がついたら、イチ早く相談をするのが鉄則です。

2-3.第三者機関「住まいるダイヤル」等へ相談するのも一つの手

「塗装業者が明らかなムラの塗り直しに対応してくれない」「塗装業者にムラの相談してみたが、取り合ってもらえない」など、困った状況に陥ってしまった場合は、第三者機関へ相談という方法もあります。

第三者機関のなかでも、公共財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」は国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口のため、より専門的なアドバイスが受けられるので、オススメです。

その他の第三者機関の相談先としては、

消費生活センター
消費生活全般に関する苦情や相談の窓口

・全国の弁護士会での専門家相談
最寄りの弁護士会で弁護士と建築士との対面相談を無料で利用可

などもあります。

自身での解決が難しい場合は、こうした第三者機関を頼ることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

3.[参考]外壁塗装のムラが生じてしまう3つの原因

この章では、外壁塗装にムラが生じてしまう原因をご紹介いたします。
「そもそも、なぜ外壁塗装にムラが生じてしまったのだろう…?」という疑問をお持ちの方は、参考情報としてご活用ください。

3-1.原因① 塗装業者の施工内容の落ち度

塗装業者の施工内容に不備がある場合にも、ムラが生じることがあります。

・下塗り材の選択ミス
実は外壁材や屋根材と下塗り材、上塗り材には、それぞれ相性があります。相性の悪い下塗材を選択してしまうと、下地と下塗り材、下塗材と上塗り材がうまく密着せずに、ムラなどの不具合が生じてしまうことがあります。

・下塗り材の施工
たとえば、塗装する下地(外壁や屋根)が劣化がかなり進んでしまっている場合、通常は1回だけ塗装すればいい下塗りを2回塗装する必要があります。この見極めを誤って通常通り下塗り1回だけで済ませてしまうと、ムラが生じてしまうことがあります。

3-2.原因② 塗装職人の実力不足

近年、塗料や道具の性能がアップしたことにより、昔ほど塗装職人によって仕上がりに大きく差が生じるようなことは少なくなってきていますが、全く差がないというわけではありません。やはり、腕の良い塗装職人と比べて、力不足の職人が塗装をした場合、ムラの目立つ仕上がりとなってしまうことはあります。

特に、高い機能性をもった塗料は、塗装をするのが難しい製品が少なくありません。そのため、高い機能性をもった塗料の塗装においては特に、塗装職人の実力が外壁塗装の仕上がり(ムラの有無など)に影響する傾向にあります。

 

3-3.原因③ 塗装業者が塗料メーカーの規定を守っていない

塗料

塗料メーカーは塗料製品ごとに、さまざまな規定を設けています。
具体的には、下記のような規定があり、規定を守らずに施工をした場合、外壁塗装にムラが生じてしまうことがあります。

・希釈量
塗装業者は各現場で塗料製品にシンナーもしくは清水を混ぜてから使用します。塗料製品に混ぜるシンナーもしくは清水の量のことを希釈量と言います。この希釈量についても、各塗料メーカーが塗料製品ごとに必ず規定を設けています。
塗料メーカー規定の希釈量を守らずにシンナーや清水を入れすぎたりすると、塗料が薄くなってしまいムラにつながってしまうことがあります。

・塗布量
外壁(塗装する面)に載せる塗料の量のことを塗布量と言います。この塗布量についても、㎡あたりどのぐらいの塗料を使用するのが良いのか、各塗料メーカーは製品ごとに規定を設けています。
この塗布量を守らず、たとえば目分量などで、少ない塗料で外壁塗装をしたりすると、ムラが生じてしまうことがあります。

・乾燥時間
塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り重ねるのが一般的です。そして、下塗り後、中塗り後は、一定の時間をあけて塗料が乾燥するのを待ちます。この乾燥を待つ時間のことを「乾燥時間」と言います。
各塗料メーカーは製品ごとに適切な乾燥時間を規定していますが、この乾燥時間を守らずに、たとえば下塗り後すぐに中塗りを塗装したりすると、ムラが生じてしまうことがあります。

※塗料メーカーの規定を守らずに塗料を使用すると、ムラ以外にも様々な不具合が生じる可能性があります。そのため、塗装業者は必ず塗料メーカーの規定にしたがって塗料を使用しますので、きちんとした業者であれば塗料メーカーの規定を守っていなかったことが原因でムラが生じるのは稀です。

 

まとめ

外壁塗装のムラを見つけたときは、まずは塗り直してもらえそうかどうか、1章の情報を参考に検討してみてください。「塗り直してもらえるのかどうか、自身では判断が難しい…」と言う場合は、ひとまず塗装業者に相談をするのが良いでしょう。

外壁塗装にムラを見つけたときの対処法については、2章にまとめておりますので、あわせて参考にしてください。

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【半田市】【阿久比町】【常滑市】コンクリート打ちっぱなし住宅・外壁塗装メンテナンス時期は?

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【コンクリート打ちっぱなし住宅|外壁塗装】メンテナンス時期は?

コンクリート

コンクリート打ちっぱなし住宅にお住まいの方で、劣化している箇所が気になり補修をしたい、また補修がどのくらい必要なのか知りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
コンクリートの建物の美観を保つのはとても難しく、専門的知識がないと補修方法も分かりません。
この記事では、打ちっぱなしコンクリート住宅の補修方法や塗装方法、タイミング、目安となる費用感をお伝えします。コンクリートの劣化状況に応じた補修でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

1.細やかな塗装が必要な 「コンクリート打ちっぱなし外壁」

コンクリート打ちっぱなしとは、コンクリートの表面に塗装などを施さず、コンクリートの地肌が出ているものを言います。木造住宅に比べ開放的な空間づくりと幅広いデザイン性があり、オシャレな建築が多いことで人気があります。

一方で、コンクリート打ちっぱなし外壁は装飾が少なく、シンプルなデザインのものが多いため、ひび割れや雨染みなどの汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

そこで重要となるのが、細やかな塗装でのメンテナンスです。定期的に補修をすることで、美しい外壁を維持することができるのです。

 

2.塗装が必要な4つの劣化症状

コンクリートでよく見られるのは、漏水やカビ、凍害といった水に関する劣化症状です。このような症状が見られる場合には、適切な下地補修をした後に塗装を行なう必要があります。

■主な劣化症状

☑ひび割れが発生している

☑カビが発生している

☑建物内部に水が浸入している

☑コンクリート表面に剥げている箇所がある

 

3.気になるコンクリート外壁の塗料と補修費用

上記でもお伝えしましたが、下地補修は劣化症状と状況によって、費用が異なるため一概に言えませんが、使用する代表的な塗料目安は下記の表をご参考にしてください。

3-1.撥水剤を塗布する方法

撥水剤の特徴は、防水性が高いことと色が無透明のため、コンクリートの質感を維持したままコンクリートの雨染みを防ぐことができます。費用も他塗料と比べ比較的安価ですが、耐年数が短いため、定期的なメンテナンスが必要となります。

劣化現象対象 耐年数 費用目安
 雨染み 3~7年 約1,500円/㎡程度

3-2.弾性塗料で塗装する方法

弾性塗料の特徴として、一番大きいのは伸縮率に優れているのでクラック(ひび割れ)を防ぐことができます。撥水剤よりも多く費用がかかってしまいますが、ヒビ割れを起こしている住宅にはオススメです。また下地補修を行った後のコンクリート外壁には、どうしても補修痕が残ってしまいます。それをカバーできるのは弾性塗料です。

弾性塗料は外壁を塗りつぶしてしまうので、コンクリートとしての質感はなくなってしまいます(コンクリート描写工法を除く)。

その後の補修塗装も弾性塗料のみの仕様となるので、打ちっぱなしコンクリートから乗り換えたいという方にはオススメの方法です。

劣化現象対象  耐年数  費用目安
クラック(ひび割れ) 6~15年 約2,700円/㎡程度

3-3.カラークリヤー工法

カラークリヤーとは、クリヤー(透明)の塗料に着色剤を混ぜて色付きのクリヤーにしたもので、ホームセンターではカラーニスとしても販売されています。

カラークリヤー工法の特徴は、一つは素材感をいかしたまま艶むらや濡れ色の防止し効果が高く、美しい仕上がりになることです。もう一つは、防水性能が高いため、コンクリートの劣化の原因となる中性化防止の効果があり、コンクリート内に埋まっている鉄筋の防錆に適していることです。
撥水剤より費用がかかりますが、コンクリートの耐久性と保護を高めたい方にはオススメになります。

劣化現象対象   耐年数   費用目安
 漏水・凍害・中性化・錆 5~10年 約3,500円/㎡程度

3-4.打ちっぱなしコンクリート描写再現工法(光触媒+フッ素)

コンクリート描写再現工法とは塗装でコンクリートの打ちっぱなしを再現する工法です。これは非常に高い技術が必要とされ、施工できる業者も限られています。

さらに光触媒コーティングとコンクリート描画を一緒に行なうG-PF工法というものがあります。

光触媒の塗料の特徴は、

①汚れが付きにくくなること

②カビが発生しにくいこと

③遮熱効果があります。

それに耐久性に優れたフッ素系塗料を合わせることで、建物を長期間保護することが可能となります。

コンクリートの美観を保ちつつ下地補修カバーができ、耐久性を重視されている方にオススメな工法となります。

劣化現象対象   耐年数   費用目安
汚れ・錆・中性化・錆 5~15年 約5,000円/㎡~程度

4.理想の塗装周期は6~7年

打ちっぱなしコンクリートの塗装周期は、6~7年が目安です。劣化症状や使用する塗料にもよりますが、おおよそ10年周期で塗装をするのが望ましいといえるでしょう。

 

まとめ

この記事では、打ちっぱなしコンクリートの補修を行うにあたって、下地補修と塗装の重要性についてお伝えしました。

打ちっぱなしコンクリート住宅は、劣化の損傷がわかりやすいため、コンクリートの劣化状況をよく確認し、劣化に沿った下地補修を行いしっかりカバーしましょう。

そしてメンテナンス時期をあらかじめ考慮した塗装を選ぶことで、定期的なメンテナンスが可能となります。

長期的に美しい外観を保ち続けたいとお考えの方は、この記事をぜひご参考いただければ幸いです。

 

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