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人気のシーズン!秋の塗装のメリット・デメリット   

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

夏だというのに梅雨の様な気候:roll:

雨ばかりで、庭にキノコが生えました・・・。

コロナの感染拡大が懸念されますが、最近、秋に塗装を希望される方から沢山のご相談を頂いております。

実は「秋」は外壁塗装の人気時期なんです

「秋に外壁塗装をしたい」とお考えの方はとても多いです。
なぜ秋(9~11月)が塗装の人気シーズンかというと、“外壁塗装に適した天候の日が多い”からなんです。

また、秋の外壁塗装が人気なのは、過ごしやすい秋の気候も関係しております。

そこで今回は秋に塗装するメリット・デメリットについてお話しさせて頂きます。
「秋に外壁塗装をするかどうかで迷っている」という方は、参考にして頂き、実際に秋に外壁塗装をするかどうか、検討してみてくださいね♪

■メリット①天候が安定しているため、スケジュール通りに塗装工事が進みやすい。
天候が比較的安定している秋は、以前でもブログに書いた「外壁塗装ができる気象条件」を満たす日が多く、スケジュール通りに塗装工事が進む傾向があります。

■メリット②過ごしやすい気候の秋は過ごしにくい気候の時期と比べると工事中のストレスを感じにくい。塗装工事中は作業音がしたり、塗料の臭いがしたりすることがあります。また、好きなときに窓が開けられないなど、生活に多少の制限が生じます。
ただ、こうしたことは、秋だけでなく、いつ外壁塗装をしても起こることではありますが、梅雨や暑い夏、寒い冬などの過ごしにくい時期には、特に強いストレスを感じてしまう方もおります。ストレスの感じ方は人それぞれですが、過ごしやすい気候の秋を選んで塗装をする方がいるというのは一つの事実です。

また、天候が安定している秋は、急に塗装工事が中止となることも少ないので、「急に工事がなくなった」「工事が中止となる日が続き、トータルの工事日数が延びた」といったことによるストレスも生じにくい時期になります。

■デメリット①人気時期になるので、希望のスケジュールで塗装工事ができないことがある
秋に外壁塗装をするデメリットとしては、希望のスケジュールでの塗装工事が比較的難しいことです。人気時期である秋は、塗装業者の多くが立て込んでいるため、希望のスケジュールで塗装工事をするのが難しい傾向にあります。特に、人気の塗装業者に依頼をする場合や依頼が遅くなればなるほど、希望のスケジュールで塗装工事をするのが難しくなります。

■デメリット②台風がくると工事が長引くこともある。
秋は「天候が安定しているため、スケジュール通りに塗装工事が進みやすい」というメリットもありますが、例外となるのが、台風がの時です。台風がくると、工事はストップすることになって、その分、工事は長引くことになります。

秋の塗装を希望する場合は・・・

1.早々に依頼する塗装業者を見つけるべし
「秋に外壁塗装をしたい」と思ったら、そう思った時点で、早々に塗装業者を見つけるために動くのがオススメです。

理由の1つは、“信頼できる塗装業者を見つけるのには、一定の時間がかかる”からです。
信頼できる塗装業者を見つけようと思ったら、「気になる塗装業者を何社か探し、見積りを依頼して、自宅を調査してもらった後に見積書を提示してもらい、依頼する塗装業者を絞り込む」という段階を踏む必要があり、これに一定の時間がかかります。どのぐらい時間がかかるかはそれぞれですが、上記の流れを見ていただければわかる通り、1~2日で塗装業者を見つけるのは、まず難しいでしょう。場合によっては、数週間かかることもあります。

夏の終わりや初秋に「秋の間に塗装がしたい」と思い立った場合は特に、早めに塗装業者を探しはじめることをオススメします。

塗装工事の質は、塗装業者の腕に大きく左右されます。そのため、質の高い工事ができる、信頼できる塗装業者を慎重に見極める必要があります。

 

2.秋に外壁塗装をしたいことを契約前に伝えておくと安心です
塗装業者と契約を結ぶ前に、「いつ塗装工事をしてもらえるのか」は必ず確認しましょう。ご希望の日程がある場合は、その日程に塗装工事が可能かまで確認しておくと良いでしょう。

たとえば、秋の外壁塗装を見据えて初秋に契約をしたとします。ご自身では「まだ秋のはじめだし、秋の間には塗装出来るだろう」と思っていても、塗装業者が同じように考えているとは限りません。場合によっては、すでにその塗装業者は秋の案件をたくさん抱えている可能性もあり、どう考えても秋には塗装工事ができない状態であることもあります。

「秋に塗装工事をしたいと思っていたのに、冬の塗装工事を打診されてしまった」といったことにならない為に秋の塗装工事が可能かどうかは契約前に確認しておくのが賢明です。

 

 

プロタイムズ半田店では まだ秋の塗装に間に合う可能性がございます、ご希望の場合はお早目にご連絡ください。

※プロタイムズ半田店ではコロナウィルス対策を行っております。

手指消毒、換気、検温を徹底しておりますが、ご不安な方はオンライン診断も行っております。

ご希望の方はお問い合わせください。

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「外壁の防水」で建物の寿命を延ばす!外壁の防水性を高める3つの方法 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

いや~暑いですね~ :-D皆様 夏バテは大丈夫でしょうか?

この暑さの中頑張っている職人さんたちには本当に頭が上がらないです!!

さて、本日は外壁の防水性を高めるお話しです♪

「外壁の防水」で建物の寿命を延ばす!外壁の防水性を高める3つの方法

お家の外壁にひび割れ発見!!そこから雨漏りにならないか不安に感じてはいませんか?

防水

もしかしたら、屋上の防水工事のように特殊な工事が必要になるかも・・・と考えた方もいらっしゃるのでは?

しかし、外壁は防水工事ではなく、「外壁塗装」によって防水性を持たせるのが一般的です。外壁表面に塗料を塗ることで、外壁材が雨水を吸収するのを防ぐことが可能です。

塗装は常に紫外線や雨水に晒されており、年月とともに徐々に劣化し、防水機能が低下していきます。そのため、定期的な塗り替えや補修を行ない、防水機能を維持することが重要です。その際、弾性塗料と呼ばれる防水性に特化した塗料を使用することにより外壁により高い防水機能を持たせたり、低汚染性塗料を使用して、防水機能が長持ちするようにさせることも可能です。防水機能が長持ちすれば、建物の寿命も延びる事になります。

そこで、今回は「外壁の防水」の重要性や防水性を高める3つポイントをご紹介いたします。

ぜひ、外壁の防水で建物を長持ちさせる参考にしてください。

※屋上防水は、アパート・マンション・ビル・ALC住宅の屋上、陸屋根、ベランダ、バルコニー等に防水材や防水シートを施し、雨水の浸入を防ぐことを指します。

1.外壁を防水することで、建物の寿命が延びる!

①外壁材は、塗料によって雨水が浸入しないよう守られている  外壁表面に塗料を塗ることによって、塗料の膜(塗膜)が形成され、その塗膜が外壁材から雨水が浸入するのを防いでいます。

建物にとって水は大敵です。内部に雨水が浸入しないよう、建物にはさまざまな工夫が施されているのですが、その数ある工夫のなかで一番外側に位置しているのが、塗料の膜である「塗膜」です。

塗膜は日々の紫外線や雨風にさらされており、経年劣化によって防水機能が徐々に低下してしまいます。防水機能が切れ始めて、すぐ雨漏りに繋がるわけではありませんが、早めに塗り替え、雨水の浸入口になりそうな劣化箇所を補修することによって、雨水の浸入が外壁の表層でおさえられ、建物の寿命をのばすことができます。さらには、補修工事も簡単に済むため、費用を抑えることもできます。

②外壁の防水機能が低下すると、建物はあっという間にぼろぼろに!

ひとたび雨水が建物内部へ浸入してしまうと、雨水の通り道ができてしまうため、雨が降るたび雨水が建物内部へ浸入するようになってしまいます。木造の柱は湿気によって腐食しはじめ、さらに、湿気を含んだ木材はシロアリの大好物なので、建物の耐久性があっという間に低下してしまいます。

その他にも、水分を含んだ壁材にカビや藻が発生したりと建物の外観を損なうだけでなく、健康被害にもつながります。百害あって一利なし。上記のような状態に陥る前に、早めのメンテナンスが重要になります。

 雨漏りによるシミ

雨漏りで腐食した断熱材

鉄筋コンクリート住宅で発生したコンクリートの剥離*

 

*建物内部に浸入した雨水が鉄筋を腐食した結果、鉄筋が膨張し剥離が発生します。

②まずは目視で、外壁の防水機能が低下していないかチェック!
外壁からの雨漏りを防ぐには、外壁の防水機能が低下し始める頃をに、外壁塗装を行なう必要があります。一般的に、外壁塗装のタイミングは築10年と言われていますが、周辺の環境などによって建物の劣化状況によっても異なってきます。防水機能の低下に直結するサインと、今後、防水機能の低下につながるサインをわかりやすくまとめましたので、下記を参考に、まずは、実際に建物をセルフチェックしてみましょう。

1つでも当てはまる点があれば信頼できる業者(専門家)に依頼して、詳細にチェックしてもらうのがおすすめです。

 

 

2・防水機能の低下に直結してくるサイン(劣化が軽い順)

 

①下記4つのサインは、塗膜の防水機能が低下していることを表しています。

① 外壁を手で触ると、手のひらに白い粉がつく(チョーキング現象)

塗膜の防水機能が低下しているサインです。チョーキングと呼ばれる現象で、日々の紫外線や雨によって塗膜の表面が劣化し、粉状になっている状態です。そのまま放置しておくと外壁材が水を弾かないようになり、むしろ雨水などを吸収するようになってしまいます。

②0.3mm以上のひび割れがある

幅0.3mm以上、深さ5mm以上のひび割れ(構造クラック)は、そこから雨水が建物内部に浸入する可能性はもちろんのこと建物の強度にも影響を与える恐れがあります。早めに業者に依頼して、詳細に建物の状態をチェックしてもらうのがよいでしょう。

③シーリングの縮み・割れ

シーリングとは、サイディングボードなどのつなぎ目に使われているゴムのような素材のことです。建物は常に動いており、シーリングはその動きに追随しています。しかし、紫外線などによってシーリング材が劣化するとゴムのような弾性がなくなり、建物の動きに追随できず縮んでしまったりひび割れが発生したりします。
それをそのまま放置しておくと、その隙間から雨水が建物内部へ浸入してしまうため早めに補修を行ないましょう。

④塗装が剥がれている

外壁材がむき出しの状態です。雨が降る度、そこから雨水が建物内部へ浸入していくことになるため、早急に補修する必要があります。

②放置しておくと防水機能低下につながるサイン

下記は、防水機能の低下に直結しているわけではありませんが、そのまま放置しておくと最終的に防水機能低下に繋がるサインの例です。

①雨筋・ホコリ・排気ガスなどによって汚れている

汚れは見た目が汚いだけではありません。白い服より黒い服の方が、太陽光を吸収し暖かくなる原理と一緒で、外壁が汚れいるとそこに太陽光(紫外線)が収集してしまい、外壁の劣化を早めてしまいます。定期的に洗浄をして、外壁材をきれいに保っておくとよいでしょう。

②0.3mm以下のひび割れがある

幅0.3mm以下、深さ5mm以下のひび割れのことを、髪の毛のように細いことからこれをヘアクラックと言います。建物にそれほど大きな影響は与えませんが、ひび割れの状態が進行していないか定期的にチェックしておいたほうがよいでしょう。

③色あせが起こっている

色あせは、防水機能の低下によって起こるチョーキング現象の前触れと言われています。そのため、日当たりの良い場所にある外壁などで色あせが目立ってきたら、早めに業者に依頼して、詳細にチェックしてもらうとよいでしょう。

④塗膜に膨れが発生している

塗膜の膨れは、ひび割れや施工不良等で、水を吸収してしまった外壁材が太陽光にあたためられ、外壁内部の水分が蒸発する際に発生します。そのまま放置していると、塗膜が剥がれてしまい、外壁材がむき出しになってしまうため、早めに業者に診断の依頼をしましょう。

⑤カビ・藻・コケが発生している

カビや藻、コケは、日当たりが悪いなど湿気がこもりやすい場所の外壁やひび割れや施工不良等で水を吸収してしまった外壁に発生します。そのまま放置していると、汚れと一緒で外壁の劣化速度を早めてしまいますし、健康的にもあまりよくありません。早めに業者に診断の依頼を行ないましょう。

3.要注意!ただ塗料を塗るだけでは、防水機能は発揮されない

2章でご紹介した劣化症状が見られた場合には、塗装業者など専門家の詳細な診断を受けたのち、建物の劣化状況にあった補修や塗装工事を行なっていきます。塗装リフォームの前になぜ専門家の詳細な診断が必要なのか?と疑問をもった方もいらっしゃるかもしれません。

実は、塗装リフォームは現在の外壁にどんな材質が使用されているのか、どんな劣化状態なのかなどによって対処法が変わってきます。事前に材質や劣化状況を正確に把握した上で、適した塗料がきちんと塗れるよう補修工事等を行なわないと、劣化した壁にそのまま塗料を塗ってもすぐ剥がれてしまうといった事態も起きかねないのです。

つまり、依頼先の塗装業者がお住まいの材質や劣化状況をきちんと把握し、それに適した“正しい塗装工事”をしなければ、塗装を行なう意味はほぼないといっても過言ではないでしょう。業者なんだからきちんとした診断・工事をして当然、と思われるかもしれませんが、悲しいことに外壁塗装を含む屋根・外壁リフォーム業界はトラブルの多い業界である事は事実です。専門知識のないまま、手抜き工事などを行なう業者も少なくないのです。

塗装を行う前にはしっかりとした診断をおこなうことが重要です。建物の状態を調べる事で適切な補修方法がわかるからです。ですから、時間をかけてしっかりと診断を行う業者は信頼できる業者と言えるでしょう。

外装劣化診断

診断を無料で行なっている業者も多くあります。2社以上の業者に診断を依頼し、診断結果を見比べてみましょう。専門的でわからない所も多いかもしれませんが、それは専門知識を持った業者かどうか判断する絶好のチャンス。わからないところはどんどん質問しましょう。そして、その際、嫌な顔ひとつせず、わかりやすく、丁寧に教えてくれる業者は専門知識が豊富で信頼できる業者といえるでしょう。

以上の事を踏まえて、業者を選ぶ参考になさって下さい。

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【保存版】水性塗料に関する疑問をすべて解消! 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
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「業者に水性塗料を提案された」「自分で塗装しようと思って塗料を探していたら、水性塗料に行き当った」など、塗料を選びの際にはじめて水性塗料を知った、という方も多いのではないでしょうか。一般の方にとっては、そもそも馴染みの薄い塗料の世界。突然、水性塗料、と言われても、なにがなんだかわからないというのが本音かもしれません。

とはいえ、塗料選びに失敗しないためには、水性塗料の基本情報ぐらいは把握しておきたいところ。特に、自分で塗装しようとお考えの方には、水性塗料ならではの特徴や塗装する際の注意点等も押さえておく必要があります。

そこで、今回は、水性塗料の基礎知識をはじめ、水性塗料を使って自分で塗装する際のポイントや注意点など、水性塗料について“これだけは知っておくべし”という情報をまとめてご紹介します。ぜひ、参考にしてください

 

1.水性塗料について押さえておくべき基礎知識

1-1.そもそも “水性塗料”って何?!

おそらく多くの方が一番疑問に思っているのは、「そもそも水性塗料とは、何なのか」ということでしょう。この疑問にお応えするためには、まず塗料の成分について説明する必要があります。

塗料は、「顔料」と「樹脂」と「添加剤」、そして「水もしくは溶剤」の4つの成分で構成されております。

塗料の成分

顔料 塗料に色をつけたり、塗膜に厚みをもたせたりする役割がある。
樹脂 塗料の性能は、ほぼ、この樹脂によって決まる。アクリルやシリコン、ウレタンなど、さまざまな特性をもった樹脂がある。
添加剤 加えることで、塗料や塗膜の性能をアップさせる。たとえば、塗料の腐食を防ぐ防腐剤や、柔軟性を付加する可塑剤などさまざまな性能をもった添加剤がある。
水もしくは溶剤 樹脂を溶かして、塗装できるよう液状にする役割を担う。塗装後は、蒸発・揮発する。

上記図の「水もしくは溶剤」の部分にご注目いただきたいのですが、樹脂を溶かして液状にするために入っている「水もしくは溶剤」が”水”の場合は水性塗料、”溶剤”の場合は油性塗料(溶剤系塗料)と呼びます。

 

 

1-2.選ぶべきは水性塗料?油性塗料(溶剤系塗料)?

水性塗料と油性塗料(溶剤系塗料)のどちらを選ぶべきかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

下記の比較表を見ると明らかですが、水性塗料も油性塗料(溶剤系塗料)も一長一短で、一概にどちらが良いかを判断することは難しいです。

ただし、世の中の流れとしては、健康被害や環境被害の原因物質の一つとされるVOC排出量の少ない水性塗料を積極的に採用する傾向にはあります。とはいえ、油性塗料(溶剤系塗料)は絶対採用するべきでないかというと、そうとも限りません。油性塗料(溶剤系塗料)は密着性が高いため、劣化の進行している箇所などでは大いに力を発揮するほか、乾燥時に環境の変化を受けにくいため施工不良を起こしにくいなどのメリットもあるのです。

■水性塗料と油性塗料(溶剤系塗料)を徹底比較!

水性塗料 油性塗料(溶剤系塗料)
主成分 溶剤
 価格 低単価 高単価
耐久性 製品によって異なる 高い
におい 少ない 強い
塗料の密着性 油性塗料(溶剤系塗料)と比べて弱い 強い
乾燥 環境の影響を受けやすい
特に降雨時や、気温が低くなる冬季は乾燥が遅くなるため注意が必要
一定の時間で乾燥する(環境の影響を受けない)
取り扱い 特記事項なし 危険物のため(引火性あり)、保管・廃棄等にも注意が必要
VOC排出量* 少ない
※「2-1.DIY塗装には水性塗料がオススメ」も併せてご確認ください。
水性塗料に比べて多い傾向にある

*VOC(揮発性有機化合物)とは、Volatile Organic Compounds)の略称で、シックハウス症候群などの健康被害や、大気汚染などの環境被害を引き起こす原因物質の一つとされているものです。

もしかすると水性塗料は水性ペンのように「水に弱い」「落ちやすい」などの印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは誤った情報です。確かに水性塗料は水を主成分としているため、乾燥前は水で流れやすい性質もありますが、一旦しっかり乾燥してしまえば水に弱い、落ちやすいということは全くありません。
また、ひと昔前までは「水性塗料は、油性塗料(溶剤系塗料)に比べると耐久性が低い」と言われていましたが、近年、水性塗料は大きく進歩を遂げ、油性塗料(溶剤系塗料)に引けをとらない製品が多数登場しています。

「水性塗料を選ぶべきか、油性塗料(溶剤系塗料)を選ぶべきかが判断がつかない」という場合には、上記ポイントをおさえた上で、業者に相談しましょう。DIY塗装の場合は、取り扱いが簡単な水性塗料がオススメになります。

1-3.塗料選びのポイントは水性か・油性かだけではない

「水性塗料か油性塗料(溶剤系塗料)か」以外にも、塗料選びのポイントがあります。なかでも特に注視すべきは塗料の性能に大きく関係する”樹脂”についてです。

樹脂とは、「1-1.そもそも “水性塗料”って何?!」の表でもご紹介しましたが、塗料を構成する成分の一つです。塗料の性能は樹脂によるところが大きく、同じ水性塗料でもアクリルかウレタンか、また同じ油性塗料でもアクリルかウレタンかによって耐久性が異なります。

■樹脂別|塗料の種類

塗料の種類 屋根 外壁
耐久年数 費用
※1缶あたり
耐久年数 費用
※1缶あたり
アクリル 約3年未満 5,000~10,000円 約3~5年 5,000~15,000円
ウレタン 約3~5年 5,000~15,000円 約5~7年 5,000~20,000円
シリコン 約5~7年 15,000~40,000円 約7~10年 15,000~40,000円
ピュアアクリル 約15年~ 50,000~70,000円
フッ素 約7~10年 40,000~80,000円 約15年~ 40,000~100,000円
無機 約10~15年 50,000~120,000円 約15年~ 50,000~120,000円
光触媒 約10~15年 50,000~100,000円 約15年~ 50,000~100,000円

※上記はあくまで目安です。塗料メーカーや製品によっても価格が異なります。

一般的には耐久性が低い塗料ほど低価格、高い塗料ほど高単価です。ただし耐久性が低い塗料の場合には、塗り替え回数も多くなるため、長いスパンで考えるとかえって高くつくこともあります。

また、「防水性」「遮熱性」「低汚染性」「防カビ性」など、さまざまな性能をあわせもった塗料もあります。どんな性能をもっているかは、各製品によって異なりますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

 

2.水性塗料を使ってDIY塗装を検討している方へ

2-1.DIY塗装には水性塗料がオススメ

自身で塗り替えをするなら、油性塗料(溶剤系塗料)よりも取り扱いが簡単な水性塗料の方がオススメです。水性塗料であれば、「専門的な知識や経験がないために、どうすればいいかわからない」といった事態に陥ることはまずありません。

【DIY塗装に水性塗料がオススメな3つの理由】

●理由① 取り扱いが簡単
揮発性溶剤をほとんど含まない水性塗料は引火性がなく安全です。そのため、保管時に特別な注意をする必要もありません。また、塗装に使用した刷毛やローラーなどの道具も水で洗うことが可能です。

●理由② においが少ない
水性塗料はにおいが少ないため、作業中に気分が悪くなるといった心配がありません。また外壁やフェンスなど外にあるものを塗装する場合にも、近隣に臭いが広がることが少ないため安心です。

●理由③ 室内でも安心して使用できる
シックハウス症候群などの健康被害や、大気汚染などの環境被害を引き起こす原因とされるVOC(揮発性有機化合物)の排出量が少ない水性塗料は、多くの製品が室内でも安心して使用できます。
塗料の安全性を見極める一つの指標として、Fスターをチェックするという方法があります。「F☆☆☆☆」が最も安全で使用制限なし、その次が「F☆☆☆」「F☆☆」の順となっており、それぞれ使用制限が設けられています。Fスターの記載のないものに関しては内装での使用はできません。

2-3.用途に合う水性塗料を選ぶべし

ひと口に水性塗料といっても、外壁用、内装用など、さまざまな製品があります。自身で判断がつかないときは、安易に選ばず、店舗や販売会社等に確認するようにしましょう。

【例|水性塗料】

水性フレッシュワイド
<ニッペホームプロダクツ>
水性スーパーコート
<アサヒペン>
無臭かべ(水性かべ・浴室用塗料)
<アトムハウスペイント>
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※画像出典:ニッペホームプロダクツ

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画像出典:アサヒペン

item05_img01画像出典:アトムハウスペイント
【用途】
かべ・鉄部・木部・モルタル・浴室・外板・インテリア・エクステリアなど
【用途】
●フェンス・門扉・鉄柵・看板・おもちゃなどの鉄部、鉄製品
●カラーベスト・スレート瓦・セメント瓦・トタン屋根・トタンベイ
●コンクリート・ブロック・各種サイディングなどの外壁やへい
●ドア・雨戸・羽目板・板べい・ガーデン用品などの屋内外の木部、家具、木工品などの木製品。
●台所・居間などのしっくい・モルタル・コンクリート壁・板壁
●発泡スチロール・アクリル・硬質塩ビのプラスチック面
【用途】
●浴室、トイレ、台所、洗面所、リビング
●コンクリート、モルタル、しっくい、木部、ビニルクロス、砂かべ、繊維かべ

2-3.水性塗料を塗装する前に知っておきたい注意点

油性塗料(溶剤系塗料)に比べると取り扱いの簡単な水性塗料ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。

実際に塗装する前にチェックして、「しまった!」ということがないように注意しましょう。

■注意点

☑塗装する日は、雨が降っていない、各メーカー規定が規定した気温のある日を選ぶ
水性塗料は、降雨時や気温の下がる冬季には施工不良を起こす恐れがあります。施工不良を防ぐためには、雨が降っている日と、各塗料メーカーが各製品ごとに定めている乾燥に必要な気温を下回る日には塗装をしないことがとても重要です。

☑塗料は十分にかき混ぜてから使う
顔料が塗料缶の底に沈澱してしまっていことがあるため、棒などでよくかきまぜてから使用するようにしましょう。また缶を開ける前によく振るのも、一つの手です。

☑一度に厚く塗るのではなく、薄く塗り重ねるべし
刷毛やローラーにたくさん塗料をつけて、一度で厚く塗ろうとすると、塗料が乾かず、ひび割れやしわが発生する原因となります。塗料は薄くつけて、2~3回に分けて塗り重ねるのが基本です。

☑水でうすめた水性塗料の保管期限は最長半年
水性塗料は、しっかり密封すれば保管することが可能です。ただし、一度、水でうすめた塗料は水が腐ってしまうため半年以内には使い切るようにしましょう。

 

2-4.【補足情報】水性塗料を使ってDIY塗装ができない2つのケース

以下2つのケースでは、基本的に、自分で水性塗料を使って塗装することができないため、注意が必要です。

●劣化が大きく進行している
たとえば「塗膜が剥がれている」など、劣化がかなり進行してしまっている場合には、上から水性塗料を塗装しても、すぐに下地ごと剥がれてしまうことがあります。劣化が進行している場合には、補修も必要となるため、無理に自身で塗装するのではなく、業者に依頼するのがオススメです。

●無機塗料・フッ素塗料・光触媒塗料などの高耐久性塗料の上に塗装する
この場合、水性塗料が使用できないというわけではありませんが、一般的にホームセンターやインターネット等で購入できるDIY用の水性塗料には、無機塗料・フッ素塗料・光触媒塗料などの高耐久性塗料の上から塗装できる性能をもった塗料は基本的に販売されていないため、「自分で水性塗料を塗装することはできない」ということになります。この場合も、業者へ相談するようにしましょう。

 

 

3.付着箇所別!水性塗料の落とし方

特に自分で塗装する際には、うっかり手や服に水性塗料がついてしまうこともあると思います。ここでは、付着箇所別にオススメの落とし方をご紹介します。

付着箇所 落とし方
塗料が乾燥する前であれば、水やぬるま湯で簡単に落とせます。
乾燥する前に水でふき取りましょう。その後、中性洗剤で洗うのがオススメです。とはいえ、服の素材等によってはうまく落ちないこともあります。自分で塗装する場合には、できるだけ汚れても問題ない格好で作業するようにしましょう。
車に付いた水性塗料は、食器用洗剤で落とせます。

ポイントは、「乾く前に落とすこと」です。水性塗料は主成分が「水」のため、油性塗料(溶剤系塗料)と比べれば落ちやすい傾向にありますが、それでも、完全に乾いてしまうと落ちにくくなることは間違いありません。

まとめ

業者に依頼される場合も、自身で塗装する場合も、「水性塗料がどんな塗料か」ということは把握しておいた方が、塗料選びでの失敗がなく、安心です。

自身で塗装される場合には、さらに踏み込んで、「2.水性塗料を使ってのDIY塗装を検討している方へ」でご紹介した情報を参考に、水性塗料ならではの特徴や塗装する際の注意点等まで把握しておくことをオススメいたします。

 

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