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【半田市】スレート屋根のひび割れ。放置するリスク、補修法・補修費を解説します。

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

スレート屋根はひび割れることがあります。

スレート屋根がひび割れている場合には、早めに補修を検討することをオススメします。仮に補修せずに放置すれば、雨漏りが発生してしまうことも考えられます。

そうは言っても、
「業者の言う通り、本当に、我が家のスレート屋根はひび割れているのだろうか?」
「補修が必要なほど、我が家のスレート屋根のひび割れは深刻な状態なの?」
といった疑問を抱いている人も少なくないでしょう。

今回のブログでは、「スレート屋根のひび割れ」についてプロが徹底解説いたします。ぜひ、参考にしてください。

※スレート屋根=化粧スレート、カラーベスト、コロニアル

1.[写真あり]スレート屋根のひび割れ

スレート屋根はひび割れることがあります。

■スレート屋根のひび割れ

※ひび割れは、業界用語で「クラック」とも言います。また、幅0.3mm以下くらいの細いひび割れを「ヘアークラック」として、通常のひび割れ(クラック)と区別することもあります。

「業者にスレート屋根のひび割れを指摘されたが、本当だろうか?」「スレート屋根のひび割れを、自身の目でも確認したい」といった場合には、専門業者にひび割れ箇所の写真を撮ってもらうか、 動画におさめてもらうと良いでしょう。自身で屋根上にのぼってひび割れの確認をするのは非常に危険なので、絶対にやめてください

 

【補足】スレート屋根とは?

スレート屋根
スレート屋根

スレート屋根は、セメントや繊維などを主原料とし、プレス成型後に塗料で着色した屋根材です。日本瓦に比べて、安価・軽量・施工しやすいことから、日本で広く普及しています。

2.スレート屋根がひび割れる原因は?

スレート屋根がひび割れる主な原因は、下記の通りです。

◎経年劣化
スレート屋根は時間の経過とともに、劣化が進行していきます。ある程度、劣化が進行すると、様々な劣化症状がみられるようになります。その劣化症状の一つが「ひび割れ」です。
※スレート屋根には、ひび割れ以外にも、「色あせ」「カビ・藻の発生」「塗膜の膨れ/はがれ」「スレート屋根の割れ(欠損)」などの経年劣化の症状が生じることもあります。

◎飛来物
台風時や強風時などに飛んできたモノがスレート屋根にぶつかって、ひび割れが生じることがあります。

◎屋根上の工事(アンテナや太陽光パネルの設置など)
アンテナや太陽光パネルの設置などの、スレート屋根の上での工事内容が原因でひび割れが生じることがあります。また、スレート屋根の上に設置したアンテナや太陽光パネルなどの重さによって、少しずつひび割れが生じてくることも。

◎踏(ふ)み割れ
(スレート屋根の上での作業中などに)スレート屋根を踏むことで、ひび割れが生じることがあります。特に、経年劣化によって脆(もろ)くなったスレート屋根は踏み割れが生じやすいです。また、比較的新しいスレート屋根でも、スレート屋根を施工した時の釘の打ち方/野地板の張り方などによっては、踏み割れが生じやすくなっていることがあります。

3.スレート屋根のひび割れは補修すべき?いつ補修するのがベスト?

この章では、スレート屋根のひび割れを「補修すべきかどうか」「いつ補修するのがベストか」について、説明いたします。

3-1.スレート屋根のひび割れは補修が必要!

スレート屋根に生じたひび割れは、補修をする必要があります。
仮に補修をせずに、ひび割れを放置すれば、スレート屋根材が早々にダメになる/雨漏りが発生するなどのリスクが生じます

より詳しく解説をすると…
スレート屋根がひび割れると、ひび割れ箇所から雨水が浸入するようになります。浸入した雨水は、少しずつスレート屋根材に浸み込むように。雨水が浸み込んだスレート屋根材は、腐食が進むなどして、早々にダメになる可能性があります。
さらに、ひび割れ箇所から浸入した雨水が、スレート屋根材の下にまで浸入するようになれば、雨漏りが発生するリスクも上がります。スレート屋根材の下にはルーフィング(防水シート)があるため、スレート屋根材にひび割れが生じたからといってすぐに雨漏りが発生するわけではありません。しかし、ひび割れを放置すれば、ひび割れ箇所から雨水が浸入し続けるため、いずれは雨漏りが発生する可能性は十分にあるということです。

※スレート屋根のひび割れ補修方法・補修にかかる費用については、下記4章にて解説いたします。

3-2.スレート屋根の“ひび割れ補修のタイミング”は専門業者に相談を

3-1にてお伝えした通り、スレート屋根に生じたひび割れは補修をする必要がありますが、
「補修が必要なほど、我が家のスレート屋根のひび割れは深刻な状態なのか?」
「まだ軽微なひび割れなので、しばらくは様子見でも問題ないのでは?」
といった疑問を持っている人は少なくないでしょう。

基本的には、ひび割れに気づいたタイミングで早めに補修を検討するのがオススメです。3-1でお伝えした通り、ひび割れを放置すれば様々なリスクが生じることは間違いありません。

ただし、ひび割れの進行具合によっては、しばらくは様子見でも問題のないケースもあります (※例|幅0.3mm以下くらいのひび割れなど)。
また、数年後に屋根塗装を予定している場合には、それまで様子見にするか、次の 屋根塗装の時期を早めるという判断も考えられます。

とはいえ、このあたりのことを自身で見極めるのは難しいため、専門業者に相談をしたうえで判断をするのが賢明です。専門業者に相談をすれば、補修工事内容や補修にかかる費用の見積りも提示してもらえるため、より現実的に補修のタイミングを検討できるはずです。

プロタイムズでは「屋根の無料診断」を実施しています!

本サイトを運営しているプロタイムズでは、「屋根の無料診断」を実施しています。

[プロタイムズの「屋根の無料診断」のサービス内容]
・屋根の状態・劣化症状(ひび割れなどの有無)などの診断
補修の必要有無の提示
・(補修が必要な場合)ベストな補修時期の提案
・(補修が必要な場合)補修工事内容の提案
・(補修が必要な場合)補修費用の見積りの提示 など

基本的に、プロタイムズの屋根の診断は無料です。そして、診断を受けたからといって必ずしも補修等をしなければならないということもありません。

そのため、「スレート屋根にひび割れがあるような気がするので、確認してもらいたい」といった場合や、「いますぐ補修が必要なのか、しばらくは様子見でも問題ないのか、専門業者の意見が聞きたい」といった場合には、ぜひお気軽にご相談ください。また、訪問業者などにひび割れを指摘されたものの、「我が家のスレート屋根には、本当にひび割れが?」といった疑問がある場合にも、ぜひプロタイムズの無料診断をご活用ください。

4.スレート屋根のひび割れ補修方法&補修費用

ひび割れ補修にはいくつかの方法がありますが、「どの方法で補修をするのが良いか」は、ひび割れの進行具合、ひび割れ以外の劣化症状、予算、消費者(施主)の希望等を踏まえて専門業者が提案をしてくれます。そのため、基本的には専門業者にお任せしておけば、問題はありません。

とはいえ、「本当に専門業者の提案で問題ないのか…」と不安に思う人もいるかもしれません。

そこで、この章では、一般的な「スレート屋根のひび割れ補修方法」と「スレート屋根のひび割れ補修にかかる費用相場」をご紹介します。専門業者から提案された補修内容&補修費用を検討するときなどに、参考にしてください。

4-1.部分補修

部分補修とは、接着剤・コーキング材などでスレート屋根のひび割れ箇所をふさぐ補修方法です。

・ひび割れが軽微な場合
・ひび割れ箇所が部分的な場合
などの場合は、部分補修でひび割れを補修することが多いです。

部分補修の費用相場 数万円~

※ひび割れの進行具合や範囲、数などによって、費用は大きく変動します。
※足場を設置する場合、別途、足場費用がかかります。

4-2.塗装(塗り替え)

塗装(塗り替え)もスレート屋根のひび割れ補修方法の一つです。
ひび割れの進行具合等によっては、まずは部分補修(4-1)をして、その上から塗装による補修をすることもあります。

・多数のひび割れがある場合
・経年劣化が原因でひび割れが生じている場合
などは、「塗装」もしくは「部分補修+塗装」で補修をすることが多いです。

塗装をすると、ひび割れ補修ができるほか、「色あせ」「塗膜の膨れ/はがれ」などの劣化症状の補修もできます。また、塗装をすると、屋根の見た目をキレイに一新できるというメリットもあります。

スレート屋根塗装の費用相場 40~60万円※塗装面積50~80㎡(一般的な2階建住宅)の場合
※足場費用込

※屋根の広さ(塗装面積)、屋根の角度、劣化の進行具合、選ぶ塗料の種類等によって費用は変動します。場合によっては、上記の費用相場と大きく異なることもあります。
※「塗装+部分補修」をする場合、別途、部分補修費(4-1)がかかります。

 

4-3.カバー工法(重ね葺き)/葺き替え

部分補修(4-1)、塗装(4-2)で補修しきれない場合には、カバー工法(重ね葺き)や葺き替えで補修をすることになります。

ひび割れが大きく進行していて、ルーフィング(防水シート)や野地板まで傷んでいる場合などは、葺き替えで補修が必要です。

●カバー工法(重ね葺き)
重ね葺き
既存のスレート屋根材はそのまま残し、上から新しい屋根材をかぶせる工法。

●葺き替え
屋根葺き替え
古いスレート屋根材をすべて撤去し、必要に応じてルーフィング(防水シート)や野地板を補修したうえで、新しい屋根材を施工する工法。

カバー工法(重ね葺き)の費用相場 80万円~
葺き替えの費用相場 100万円~

※2006年以前に製造されたスレート屋根には、アスベストが含まれている場合があります。アスベストを含む屋根の葺き替えをすると、廃材処理等に高額な費用がかかることもあります。

 

 

まとめ

スレート屋根は、ひび割れることがあります。

ひび割れは早めに補修をするのがオススメ。
仮にひび割れを放置すれば、スレート屋根材が早々にダメになる/雨漏りが発生するなどのリスクが生じます。

ひび割れ補修のタイミングについては、専門業者に相談をするのが賢明です。基本的には、早々に補修をするのがオススメですが、場合によっては、しばらくは様子見でも問題のないケースもあります。

 

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【半田市】塗装工 技能実習生

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先日、3年間プロタイムズ半田店にて技能実習生として働いてくれていたホックさんがベトナムに帰国しました。

コロナで中々出かける事も出来ず、日本を満喫する前の帰国となってしまいましたが、3年間大変真面目に働いてくれました。

ささやかですが、コロナも少し落ち着いてきたので送別会も行えました。

当社にはまだ3名のベトナム人技能実習生が在籍しておりますが、どの方も真面目でいい人ばかりなので、帰国となると寂しいですが、日本での経験を活かし、母国で素晴らしい人生を送ってくれることを祈っています 🙂 🙂

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【半田市】金属サイディングの外壁は定期的に塗装が必要

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

「金属サイディングの外壁は、塗装する必要があるのだろうか」と疑問に思われている方は少なくないでしょう。なかには、「築何年ぐらいで金属サイディングを塗装すればいいか」など、金属サイディングの塗装時期について調べている方もいらっしゃるかもしれません。

ずばり、金属サイディングには定期的な塗装が必要です。
塗装の時期は、新築にお住まいで、まだ一度も塗装をしたことがないという場合は築8~12年が一つの目安です。ただし、これはあくまで目安の数字。より正確な塗装時期は、金属サイディングに生じている劣化症状を確認することで見極めることができます。このあたりの内容について紐解いてまいります。

1.金属サイディングは定期的に塗装する必要がある

先述の通り、金属サイディングは定期的に塗装をする必要があります。

仮に塗装をしないと、どうなるかというと…
金属サイディングに生じるサビなどの劣化は確実に進行します。劣化が進行すると、金属サイディングの防水性は失われ、いずれは住まい内部に雨水の浸入を許すようになります。住まい内部に浸入した雨水によって躯体が腐食するようなことになれば、あっという間に住まいは寿命を迎えてしまうことになりかねません。

つまり、住まいを長持ちさせるためには、金属サイディングの定期的な塗装が不可欠だということです。

金属サイディングを定期的に塗装する必要があるとすると、気になるのは「我が家の金属サイディングは、いつ塗装をするのが良いの…?」ではないでしょうか。そこで、2章では、金属サイディングの塗装時期を見極める方法について詳しく解説いたします。

[参考]お住まいの外壁が「金属サイディングかどうかわからない」という方へ

「我が家の外壁が金属サイディングかどうか、わからない…」という方もいらっしゃるかもしれません。

お住まいの外壁材の種類を調べるならば、まず、お住まいの図面や、建築・購入した時の資料等を確認してみましょう。資料、外壁材のパンフレット等からお住まいの外壁材の種類がわかるかもしれません。もしくは、購入先に確認をしてみるのも一つの手です。

それでもわからない場合は、住まいのメンテナンスや外壁の診断を受ける際に、建築業者や塗装業者に確認をする方法もあります。

 

2.プロが教える!金属サイディングの塗装時期を見極める3つの方法

この章では、金属サイディングはいつ塗装するのが良いのか、塗装時期を見極める方法を3つご紹介いたします。

2-1.築年数 or 金属サイディングの耐久年数で見極める

「ざっくりと塗装時期の目安を把握しておきたい」という場合は、築年数や金属サイディングの耐久年数を指標とするのが良いでしょう。

●築年数で見極める
新築の場合(まだ一度も塗装をしたことがない場合)、築8~12年目が一つの目安となります。

●金属サイディングの耐久年数で見極める
金属サイディングの耐久年数(メンテナンス周期)は、約10年~と言われています。この数字も、塗装時期を見極める一つの目安となります。
※金属サイディングは製品によって耐久年数が異なるため、お住まいの金属サイディング製品の耐久年数はHPやパンフレット等でご確認ください。

上記の数字を見ていただければわかる通り、おおよそ10年前後が金属サイディングの塗装時期となります。ただし10年前後というのは、あくまで目安の数字。外部環境などによっては、外壁塗装が必要となる時期が10年前後から大きくズレることもあります。
たとえば耐久年数が10年の金属サイディングがあったとして、10年を待たずして早々に塗装が必要となることもあれば、10年経ってもまだ塗装しなくても良い状態を保っていることもあるということです。

より正確な塗装時期は、金属サイディングに生じている劣化症状を確認することで見極めることができます。以下、2-2で詳しく解説してまいります。

[参考]2度目以降の塗装の場合|塗料の耐久年数で塗装時期を見極める

金属サイディングの塗装が初回ではない(2度目以降の)場合、築年数や金属サイディングの耐久年数をもとに塗装時期を見極めることはできません。ではどうすればいいかというと、過去に塗装をした時に使用した塗料の耐久年数(メンテナンス周期の目安)が一つの指標となります。塗料の耐久年数によって、次は何年後に外壁塗装をすればいいのかをおおよそ掴むことができます。

▼外壁塗料の種類別|耐久年数(メンテナンス周期の目安)

塗料 耐久年数(メンテナンス周期の目安)
アクリル 約3年~
ウレタン 約5年~
シリコン 約7年~
フッ素 約15年~
ピュアアクリル 約15年~
無機 約15年~

※上記はあくまで目安の年数です。塗料製品によっては、上記年数と大きく異なることもあります。各塗料の耐久年数については、HPやパンフレット等でご確認ください。
※お住まいの外部環境等によっては、塗料の耐久年数を待たずして、早々に外壁塗装が必要となる場合もあります。

 

2-2.金属サイディングに生じている劣化症状で見極める

時間の経過とともに、金属サイディングには様々な劣化症状が生じます。この劣化症状を確認することで、外壁塗装が必要な時期をより正確に見極めることができます。

金属サイディングに下記のような劣化症状が見られる場合、塗装が必要な時期となります。

[塗装が必要な金属サイディングの劣化症状]

金属サイディング_赤錆
サビ(赤サビ)の発生
白サビ
サビ(白サビ)の発生


塗膜の膨れ
膨れ、剥がれ
塗膜のはがれ
チョーキング
著しいチョーキングの発生
※チョーキングとは、外壁を手で触ると、粉状のものが付着する状態のこと。

※お住まいが沿岸部や工業地帯にある場合、思いがけず早期にサビが発生することがあります。

★劣化症状によっては、塗装以外のメンテナンスや補修が必要となることもあります。詳しくは、下記5章を参照ください。

2-3.外壁塗装のプロに見極めてもらう

より正確に塗装時期を見極めようと思ったら、塗装のプロである塗装業者に依頼をして金属サイディングを診てもらうのが一番確かで間違いありません。
「もしかすると、塗装時期かも…?」という場合はもちろん、「塗装が必要な劣化症状が発生しているかどうか、自身で見てもよくわからない」という場合も、塗装業者に診てもらうのが良いでしょう。

塗装業者は2-2でご紹介した劣化症状の有無を目視で確認するだけでなく、
・ルーペで拡大して細かい部分をチェックする
・打診棒で外壁を叩き、音で外壁内部の状態を確かめる
など、より専門的に金属サイディングの状態を診ます。そのため、そもそも外壁塗装が必要なのかどうか、いつ外壁塗装をすべきなのかを、より正確に判断してもらうことが可能です。

多くの塗装業者が、外壁の状態や劣化症状などを確認する診断(現場調査、現調)などと呼ばれるサービスを提供しています。外壁を診る(診断)だけなら無料で対応してくれる塗装業者も少なくありません。問い合わせをしてみましょう。

 

3.いくらかかる?金属サイディングの塗装費用

金属サイディングを塗装するにあたり、「いくらかかるのか」は気になるところでしょう。
ずばり相場価格は下記の通りです。

■金属サイディング塗装の相場価格

80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)

※上記はあくまで目安です。金属サイディング塗装の価格は、外壁の広さ、選ぶ塗料の種類、劣化の進行具合などによって大きく変動します。
※屋根塗装をする場合は、別途費用がかかります。

 

「我が家の金属サイディングの塗装には、実際どのぐらいのお金がかかるのか知りたい」という場合は、塗装業者にお願いをして見積りを作成してもらうのが良いでしょう。1社だけの見積りでは、金額の妥当性を判断するのが難しいため、できれば2~3社に見積りを依頼して、比較することで、相場感を掴むのがオススメです。

 

[補足]金属サイディングのDIY塗装はオススメしない

塗装できない

もしかすると、費用を抑えるために「自分で金属サイディングを塗装したい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、一般の方が自身で金属サイディングを塗装することをオススメしません。

外壁塗装には、多くの専門的知識が求められます。たとえば、金属サイディングの塗装時には多くの場合サビの除去が必要となりますが、サビの状態によって除去方法などが異なります。こうした知識のないままに一般の方が自身で塗装をしてしまうと、施工不良を引き起こしてしまう可能性は十分にあります。

また、外壁塗装の工事は高所作業を伴うため、墜落・転落の危険性があります。事実、きちんとした訓練を受け、万全の準備をして臨んでいるプロですら、墜落・転落による死傷災害が起こっています。高所作業が一般の方にどれだけ危険かは言わずもがなでしょう。足場をたてずに脚立で作業するなど論外です。

金属サイディングの塗装は、プロに依頼するようにしましょう。

 

4.どの塗料を選べばいい?金属サイディング塗装の塗料

色選び

塗料には様々な種類がありますが、大きく分けると下記表の種類に分けることができます。

 

[塗料の耐久年数&相場価格]

塗料 耐久年数 相場価格 ※1缶あたり
アクリル 約3~5年 5,000~15,000円
ウレタン 約5~7年 5,000~20,000円
シリコン 約7~10年 15,000~40,000円
ピュアアクリル 約15年~ 50,000~70,000円
フッ素 約15年~ 40,000~100,000円
無機 約15年~ 50,000~120,000円
光触媒 約15年~ 50,000~100,000円

※上記の耐久年数や相場価格はあくまで目安です。各塗料製品等によっては、耐久年数や相場価格が上記と大きく異なることもあります。

塗料を選ぶ際に注意していただきたいのは、安い塗料=お得とは限らないということです。なぜならば、上記の表をご覧いただくと明らかですが、安価な塗料ほど耐久年数が短く、頻繁に塗装が必要となるためです。塗装回数が増えれば、当然、それだけ費用がかかることになり、耐久年数の長い塗料を選べば、それだけ劣化が生じにくくなるため、結果的に塗装の頻度を抑えることができます。

今後、何年ぐらい住み続けるかにもよりますが、長く住みたいと考えている場合には、耐久年数が長い塗料を選んだ方が、場合によっては塗装にかかるトータル費用が抑えられることもあるということは頭に入れておくと良いでしょう。

 

近年の塗料は防汚性・遮熱性・防水性・防カビ性など様々な性能(※備わっている性能は塗料製品によって異なる)をあわせもっています。塗料選びの際には、このあたりの性能についても比較・検討すると良いでしょう。

ちなみに、そもそも金属サイディング塗装には、金属サイディング素材対応の塗料を選ぶ必要がありますが、このあたりのことは塗装業者にお任せしておけば問題ありません。塗装業者の提案する塗料は、金属サイディング素材対応の塗料です。また、自身で気になる塗料がある場合にも、その塗料が金属サイディング素材対応の製品かどうか、塗装業者は必ず確認します。

 

5.[参考]押さえておきたい!塗装以外にも必要なメンテナンスがある

金属サイディングは生じている劣化症状によっては、塗装以外のメンテナンスや補修が必要となることもあります。下記、劣化症状別に必要なメンテナンスや補修をご紹介いたします。

場合によっては、金属サイディングの塗装と同時に下記の補修やメンテナンスを行なうこともあります。

5-1.藻・カビが発生⇒洗浄が必要

藻

カビ
カビ

金属サイディングに藻やカビなどが発生している場合は、早々に洗浄をすることを強くオススメします。なぜならば、藻やカビは水分を含むため、金属サイディングに発生すると、サビを誘発してしまう可能性があるからです。

藻やカビは、やわらかい布やスポンジ、中性洗剤などを使用して水洗いをすれば、自身で取り除ける場合もあります。ただし、高所での作業が必要な場合は、無理をせず塗装業者等に依頼をするようにしましょう。脚立などを使用して作業するのは大変危険なので、絶対にやめてください。

藻やカビは再発しやすいため、洗浄後も定期的に確認をするのがオススメです。自身で水洗いをして藻やカビをキレイに取り除けたと思っていても、住まいの外部環境等によっては、早々に再発してしまうことも珍しくありません。何度も発生するようであれば、塗装業者等に相談するのが良いでしょう。

5-2.キズがある⇒部分補修が必要


キズ 

擦りキズや搔き(かき)キズを放置すると、サビの発生につながる可能性があるため、早めに補修をする必要があります。キズの補修は、キズの箇所だけ塗料で部分補修をするのが一般的です。キズの部分補修は自身では難しいため、塗装業者等に相談をしてください。

5-3.シーリングの割れ⇒シーリングの打ち替えが必要

金属サイディングの外壁材と外壁材の間には、シーリング(コーキング)が使用されています。このシーリングは金属サイディングよりも劣化の進行が早く、おおよそ約5~10年周期での補修が必要です。

具体的には、下記のような劣化症状が生じている場合に補修が必要となります。

シーリング材ひび割れ
ひび割れ

シーリング破断
破断

シーリングボロボロ
剥離

シーリングが劣化すると、劣化箇所から雨水が入り込み、金属サイディングのサビを誘発してしまう可能性があるだけでなく、劣化したシーリング箇所から浸入した雨水は、住まい内部に浸入してしまう可能性もあります。そのため、シーリングの劣化は放置せず、早々に補修を検討しましょう。シーリングの補修についても、多くの塗装業者等が対応してくれます。

5-4.穴のあいている箇所がある等⇒部分的な張り替えが必要

・サビが進行し金属サイディングに穴があいてしまった
・なにかをぶつけて金属サイディングが凹んでしまった
といった場合は、問題のある箇所を同じ金属サイディングをつかって部分的に張り替えることができます。そのまま放置すると、雨水が住まい内部に入り込んでしまう可能性があるため、早々に塗装業者等へ相談をしてください。

※すでに雨水が住まい内部に浸入してしまっているなど、劣化の進行具合によっては、部分的な張り替えが難しく、全面の張り替え、もしくは重ね張りが必要となる場合もあります。

●重ね張り
既存の外壁の上に、新しい外壁材を施工する工法

●張り替え
既存の外壁を取り除き、新しい外壁材を施工する工法

 

まとめ

金属サイディングは定期的に塗装が必要です。塗装時期については、築年数 か金属サイディングの耐久年数からおおよそ掴むこともできますが、ベストな塗装時期を見極めるならば、劣化症状を確認するのが確かです。「自身で劣化症状を見ても、塗装時期かどうかよくわからない…」という場合は、塗装業者に劣化症状を診てもらうようにしましょう。

また、金属サイディングは塗装以外のメンテナンスや補修が必要となることもあります。このあたり5章にまとめておりますので、あわせて参考にしてください。

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