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【保存版】水性塗料に関する疑問をすべて解消! 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

 

「業者に水性塗料を提案された」「自分で塗装しようと思って塗料を探していたら、水性塗料に行き当った」など、塗料を選びの際にはじめて水性塗料を知った、という方も多いのではないでしょうか。一般の方にとっては、そもそも馴染みの薄い塗料の世界。突然、水性塗料、と言われても、なにがなんだかわからないというのが本音かもしれません。

とはいえ、塗料選びに失敗しないためには、水性塗料の基本情報ぐらいは把握しておきたいところ。特に、自分で塗装しようとお考えの方には、水性塗料ならではの特徴や塗装する際の注意点等も押さえておく必要があります。

そこで、今回は、水性塗料の基礎知識をはじめ、水性塗料を使って自分で塗装する際のポイントや注意点など、水性塗料について“これだけは知っておくべし”という情報をまとめてご紹介します。ぜひ、参考にしてください

 

1.水性塗料について押さえておくべき基礎知識

1-1.そもそも “水性塗料”って何?!

おそらく多くの方が一番疑問に思っているのは、「そもそも水性塗料とは、何なのか」ということでしょう。この疑問にお応えするためには、まず塗料の成分について説明する必要があります。

塗料は、「顔料」と「樹脂」と「添加剤」、そして「水もしくは溶剤」の4つの成分で構成されております。

塗料の成分

顔料 塗料に色をつけたり、塗膜に厚みをもたせたりする役割がある。
樹脂 塗料の性能は、ほぼ、この樹脂によって決まる。アクリルやシリコン、ウレタンなど、さまざまな特性をもった樹脂がある。
添加剤 加えることで、塗料や塗膜の性能をアップさせる。たとえば、塗料の腐食を防ぐ防腐剤や、柔軟性を付加する可塑剤などさまざまな性能をもった添加剤がある。
水もしくは溶剤 樹脂を溶かして、塗装できるよう液状にする役割を担う。塗装後は、蒸発・揮発する。

上記図の「水もしくは溶剤」の部分にご注目いただきたいのですが、樹脂を溶かして液状にするために入っている「水もしくは溶剤」が”水”の場合は水性塗料、”溶剤”の場合は油性塗料(溶剤系塗料)と呼びます。

 

 

1-2.選ぶべきは水性塗料?油性塗料(溶剤系塗料)?

水性塗料と油性塗料(溶剤系塗料)のどちらを選ぶべきかで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

下記の比較表を見ると明らかですが、水性塗料も油性塗料(溶剤系塗料)も一長一短で、一概にどちらが良いかを判断することは難しいです。

ただし、世の中の流れとしては、健康被害や環境被害の原因物質の一つとされるVOC排出量の少ない水性塗料を積極的に採用する傾向にはあります。とはいえ、油性塗料(溶剤系塗料)は絶対採用するべきでないかというと、そうとも限りません。油性塗料(溶剤系塗料)は密着性が高いため、劣化の進行している箇所などでは大いに力を発揮するほか、乾燥時に環境の変化を受けにくいため施工不良を起こしにくいなどのメリットもあるのです。

■水性塗料と油性塗料(溶剤系塗料)を徹底比較!

水性塗料 油性塗料(溶剤系塗料)
主成分 溶剤
 価格 低単価 高単価
耐久性 製品によって異なる 高い
におい 少ない 強い
塗料の密着性 油性塗料(溶剤系塗料)と比べて弱い 強い
乾燥 環境の影響を受けやすい
特に降雨時や、気温が低くなる冬季は乾燥が遅くなるため注意が必要
一定の時間で乾燥する(環境の影響を受けない)
取り扱い 特記事項なし 危険物のため(引火性あり)、保管・廃棄等にも注意が必要
VOC排出量* 少ない
※「2-1.DIY塗装には水性塗料がオススメ」も併せてご確認ください。
水性塗料に比べて多い傾向にある

*VOC(揮発性有機化合物)とは、Volatile Organic Compounds)の略称で、シックハウス症候群などの健康被害や、大気汚染などの環境被害を引き起こす原因物質の一つとされているものです。

もしかすると水性塗料は水性ペンのように「水に弱い」「落ちやすい」などの印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは誤った情報です。確かに水性塗料は水を主成分としているため、乾燥前は水で流れやすい性質もありますが、一旦しっかり乾燥してしまえば水に弱い、落ちやすいということは全くありません。
また、ひと昔前までは「水性塗料は、油性塗料(溶剤系塗料)に比べると耐久性が低い」と言われていましたが、近年、水性塗料は大きく進歩を遂げ、油性塗料(溶剤系塗料)に引けをとらない製品が多数登場しています。

「水性塗料を選ぶべきか、油性塗料(溶剤系塗料)を選ぶべきかが判断がつかない」という場合には、上記ポイントをおさえた上で、業者に相談しましょう。DIY塗装の場合は、取り扱いが簡単な水性塗料がオススメになります。

1-3.塗料選びのポイントは水性か・油性かだけではない

「水性塗料か油性塗料(溶剤系塗料)か」以外にも、塗料選びのポイントがあります。なかでも特に注視すべきは塗料の性能に大きく関係する”樹脂”についてです。

樹脂とは、「1-1.そもそも “水性塗料”って何?!」の表でもご紹介しましたが、塗料を構成する成分の一つです。塗料の性能は樹脂によるところが大きく、同じ水性塗料でもアクリルかウレタンか、また同じ油性塗料でもアクリルかウレタンかによって耐久性が異なります。

■樹脂別|塗料の種類

塗料の種類 屋根 外壁
耐久年数 費用
※1缶あたり
耐久年数 費用
※1缶あたり
アクリル 約3年未満 5,000~10,000円 約3~5年 5,000~15,000円
ウレタン 約3~5年 5,000~15,000円 約5~7年 5,000~20,000円
シリコン 約5~7年 15,000~40,000円 約7~10年 15,000~40,000円
ピュアアクリル 約15年~ 50,000~70,000円
フッ素 約7~10年 40,000~80,000円 約15年~ 40,000~100,000円
無機 約10~15年 50,000~120,000円 約15年~ 50,000~120,000円
光触媒 約10~15年 50,000~100,000円 約15年~ 50,000~100,000円

※上記はあくまで目安です。塗料メーカーや製品によっても価格が異なります。

一般的には耐久性が低い塗料ほど低価格、高い塗料ほど高単価です。ただし耐久性が低い塗料の場合には、塗り替え回数も多くなるため、長いスパンで考えるとかえって高くつくこともあります。

また、「防水性」「遮熱性」「低汚染性」「防カビ性」など、さまざまな性能をあわせもった塗料もあります。どんな性能をもっているかは、各製品によって異なりますので、そちらもぜひチェックしてみてください。

 

2.水性塗料を使ってDIY塗装を検討している方へ

2-1.DIY塗装には水性塗料がオススメ

自身で塗り替えをするなら、油性塗料(溶剤系塗料)よりも取り扱いが簡単な水性塗料の方がオススメです。水性塗料であれば、「専門的な知識や経験がないために、どうすればいいかわからない」といった事態に陥ることはまずありません。

【DIY塗装に水性塗料がオススメな3つの理由】

●理由① 取り扱いが簡単
揮発性溶剤をほとんど含まない水性塗料は引火性がなく安全です。そのため、保管時に特別な注意をする必要もありません。また、塗装に使用した刷毛やローラーなどの道具も水で洗うことが可能です。

●理由② においが少ない
水性塗料はにおいが少ないため、作業中に気分が悪くなるといった心配がありません。また外壁やフェンスなど外にあるものを塗装する場合にも、近隣に臭いが広がることが少ないため安心です。

●理由③ 室内でも安心して使用できる
シックハウス症候群などの健康被害や、大気汚染などの環境被害を引き起こす原因とされるVOC(揮発性有機化合物)の排出量が少ない水性塗料は、多くの製品が室内でも安心して使用できます。
塗料の安全性を見極める一つの指標として、Fスターをチェックするという方法があります。「F☆☆☆☆」が最も安全で使用制限なし、その次が「F☆☆☆」「F☆☆」の順となっており、それぞれ使用制限が設けられています。Fスターの記載のないものに関しては内装での使用はできません。

2-3.用途に合う水性塗料を選ぶべし

ひと口に水性塗料といっても、外壁用、内装用など、さまざまな製品があります。自身で判断がつかないときは、安易に選ばず、店舗や販売会社等に確認するようにしましょう。

【例|水性塗料】

水性フレッシュワイド
<ニッペホームプロダクツ>
水性スーパーコート
<アサヒペン>
無臭かべ(水性かべ・浴室用塗料)
<アトムハウスペイント>
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※画像出典:ニッペホームプロダクツ

main

画像出典:アサヒペン

item05_img01画像出典:アトムハウスペイント
【用途】
かべ・鉄部・木部・モルタル・浴室・外板・インテリア・エクステリアなど
【用途】
●フェンス・門扉・鉄柵・看板・おもちゃなどの鉄部、鉄製品
●カラーベスト・スレート瓦・セメント瓦・トタン屋根・トタンベイ
●コンクリート・ブロック・各種サイディングなどの外壁やへい
●ドア・雨戸・羽目板・板べい・ガーデン用品などの屋内外の木部、家具、木工品などの木製品。
●台所・居間などのしっくい・モルタル・コンクリート壁・板壁
●発泡スチロール・アクリル・硬質塩ビのプラスチック面
【用途】
●浴室、トイレ、台所、洗面所、リビング
●コンクリート、モルタル、しっくい、木部、ビニルクロス、砂かべ、繊維かべ

2-3.水性塗料を塗装する前に知っておきたい注意点

油性塗料(溶剤系塗料)に比べると取り扱いの簡単な水性塗料ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。

実際に塗装する前にチェックして、「しまった!」ということがないように注意しましょう。

■注意点

☑塗装する日は、雨が降っていない、各メーカー規定が規定した気温のある日を選ぶ
水性塗料は、降雨時や気温の下がる冬季には施工不良を起こす恐れがあります。施工不良を防ぐためには、雨が降っている日と、各塗料メーカーが各製品ごとに定めている乾燥に必要な気温を下回る日には塗装をしないことがとても重要です。

☑塗料は十分にかき混ぜてから使う
顔料が塗料缶の底に沈澱してしまっていことがあるため、棒などでよくかきまぜてから使用するようにしましょう。また缶を開ける前によく振るのも、一つの手です。

☑一度に厚く塗るのではなく、薄く塗り重ねるべし
刷毛やローラーにたくさん塗料をつけて、一度で厚く塗ろうとすると、塗料が乾かず、ひび割れやしわが発生する原因となります。塗料は薄くつけて、2~3回に分けて塗り重ねるのが基本です。

☑水でうすめた水性塗料の保管期限は最長半年
水性塗料は、しっかり密封すれば保管することが可能です。ただし、一度、水でうすめた塗料は水が腐ってしまうため半年以内には使い切るようにしましょう。

 

2-4.【補足情報】水性塗料を使ってDIY塗装ができない2つのケース

以下2つのケースでは、基本的に、自分で水性塗料を使って塗装することができないため、注意が必要です。

●劣化が大きく進行している
たとえば「塗膜が剥がれている」など、劣化がかなり進行してしまっている場合には、上から水性塗料を塗装しても、すぐに下地ごと剥がれてしまうことがあります。劣化が進行している場合には、補修も必要となるため、無理に自身で塗装するのではなく、業者に依頼するのがオススメです。

●無機塗料・フッ素塗料・光触媒塗料などの高耐久性塗料の上に塗装する
この場合、水性塗料が使用できないというわけではありませんが、一般的にホームセンターやインターネット等で購入できるDIY用の水性塗料には、無機塗料・フッ素塗料・光触媒塗料などの高耐久性塗料の上から塗装できる性能をもった塗料は基本的に販売されていないため、「自分で水性塗料を塗装することはできない」ということになります。この場合も、業者へ相談するようにしましょう。

 

 

3.付着箇所別!水性塗料の落とし方

特に自分で塗装する際には、うっかり手や服に水性塗料がついてしまうこともあると思います。ここでは、付着箇所別にオススメの落とし方をご紹介します。

付着箇所 落とし方
塗料が乾燥する前であれば、水やぬるま湯で簡単に落とせます。
乾燥する前に水でふき取りましょう。その後、中性洗剤で洗うのがオススメです。とはいえ、服の素材等によってはうまく落ちないこともあります。自分で塗装する場合には、できるだけ汚れても問題ない格好で作業するようにしましょう。
車に付いた水性塗料は、食器用洗剤で落とせます。

ポイントは、「乾く前に落とすこと」です。水性塗料は主成分が「水」のため、油性塗料(溶剤系塗料)と比べれば落ちやすい傾向にありますが、それでも、完全に乾いてしまうと落ちにくくなることは間違いありません。

まとめ

業者に依頼される場合も、自身で塗装する場合も、「水性塗料がどんな塗料か」ということは把握しておいた方が、塗料選びでの失敗がなく、安心です。

自身で塗装される場合には、さらに踏み込んで、「2.水性塗料を使ってのDIY塗装を検討している方へ」でご紹介した情報を参考に、水性塗料ならではの特徴や塗装する際の注意点等まで把握しておくことをオススメいたします。

 

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外壁塗装は築何年目にするのが良いの?ベストなタイミングはいつ?   

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「築何年経ったら外壁塗装をするのが良いのか」「外壁にどんな症状が出たら、外壁塗装が必要なのか」など、何年経ったら外壁塗装をすればいいのか、年数の目安が知りたいという方は少なくないでしょう。

新築の場合、外壁塗装のタイミングは、おおよそ築8~12年が目安です。ただし、お住まいの外壁材の種類や劣化の進行具合によっては、たとえば築12年目を迎えても、まだ外壁塗装が必要のない場合もあります。また、二度目の外壁塗装の場合は、前回の塗装時に選んだ塗料の種類などによって、外壁塗装が必要な年数の目安が変わります。本日このあたりの内容について詳しく紐解いてまいります。

1. 外壁塗装は何年経ったらするべき?|年数の目安

1-1.新築の場合|築8~12年目が一つの目安

家

新築で、まだ一度も外壁塗装をしたことがないという場合、外壁塗装をするタイミングは築8~12年目が目安です。

新築にお住まいで、「築何年目ぐらいに外壁塗装をするのが良いだろうか」と疑問に思われている方は、ひとまず上記の数字を頭に入れておくのが良いでしょう。

「もう少し正確に、年数の目安が知りたい」という場合は、外壁材の耐久年数(メンテナンス周期の目安)を指標とすることもできます。
外壁材は種類によってその耐久年数が異なります。耐久年数の長い外壁材であれば、耐久年数が短い外壁材に比べて、当然、外壁塗装が必要となるタイミングも後ろに倒れます。外壁材の種類によっては、築12年目を迎えても、まだ外壁塗装をしなくても問題ないということもあります。

外壁材の種類別の耐久年数(メンテナンス周期の目安)は、下記表を参照ください。

[外壁材の種類別|耐久年数(メンテナンス周期の目安)]

外壁材の種類 耐久年数(メンテナンス周期の目安)
窯業系サイディング 約7年~
金属系サイディング 約10年~
木質系サイディング 約10年~
樹脂系サイディング 約10年~
モルタル 約8年~
ALCボード 約10年~

※上記はあくまで目安の年数になります。外壁材の製品によっては、上記年数と大きく異なることもあります。各製品の耐久年数については、HPやパンフレット等でご確認ください。
外壁材の耐久年数が長くても、外部環境や劣化の進行具合等によっては、早々に外壁塗装が必要となる場合もございます。詳しくは2-1を参照ください。

 

1-2.二度目の外壁塗装の場合|塗料の種類によって年数は異なる

過去に外壁塗装をした家にお住まいで、「二度目の外壁塗装のタイミングを探っている」という方は、前回、何の塗料を使用したのか確認してみてください。使用した塗料の耐久年数(メンテナンス周期の目安)がわかれば、次は何年後に外壁塗装をすればいいか、年数の目安がわかります。

下記表にて、外壁塗料の種類別の耐久年数(メンテナンス周期の目安)をまとめています。

[外壁塗料の種類別|耐久年数(メンテナンス周期の目安)]

塗料 耐久年数(メンテナンス周期の目安)
アクリル 約3年~
ウレタン 約5年~
シリコン 約7年~
フッ素 約15年~
ピュアアクリル 約15年~
無機 約15年~

※上記はあくまで目安の年数です。塗料製品によっては、上記年数と大きく異なることもあります。各塗料の耐久年数については、ホームページやパンフレット等でご確認ください。
塗料の耐久年数が長くても、外部環境や劣化の進行具合等によっては、早々に外壁塗装が必要となる場合もあります。詳しくは2-1を参照ください。

 

2.年数以外にも!外壁塗装の時期を見極める方法がある

この章では、外壁塗装が必要なタイミングをより正確に見極める方法をご紹介いたします。1章とあわせて、参考にしてください。

2-1.外壁塗装の時期は劣化症状で判断すると間違いない

時間の経過とともに、外壁には様々な劣化症状があらわれます。この劣化症状をチェックすることで、外壁塗装が必要なタイミングをより正確に見極めることができます。

外壁に下記のような劣化症状が1つでもみられる場合は、外壁塗装が必要な時期です。

[外壁塗装が必要な劣化症状]

劣化の症状
ひび割れ
0.3mm以上のひび割れ
色あせ
色あせ
チョーキング
チョーキング
(外壁を手で触ると、粉状のものが付着する状態)
塗膜の剥がれ
塗膜の剥がれ
カビ・苔
カビ・苔・藻の発生
サビ
錆(さび)の発生

外壁の劣化症状によって外壁塗装が必要なタイミングを見極める方法は、1章でご紹介した年数による見極めより正確です。1章にてご紹介した年数は一般的な目安ですが、上記の劣化症状を診る方法の場合、実際に住まいを診て判断をするため、外壁塗装をすべきタイミングかどうか、より正確にわかります。

外壁の劣化スピード(外壁塗装が必要となるタイミング)は、外部環境によって大きく異なります。全く同じ外壁材を使用して、全く同じ時間が経過していても、たとえば住まいのある場所が海沿いや工場地帯なのか、日当たりのいい悪い、住宅地なのか等によって、外壁塗装が必要となるタイミングが大きく変わることは珍しいことではありません。このあたりのことを考慮して、外壁塗装が必要なタイミングをより正確に判断をするためには、劣化症状を診るのが最も確かで間違いありません。

2-2.外壁塗装の時期に迷ったらプロに診てもらうのがオススメ

外壁塗装のタイミングを見極めるならば、2-1でご紹介した劣化症状を診て判断する方法が一番確かで間違いありません。とはいえ、自身で判断するのを難しく感じる方も少なくないでしょう。「自身で外壁に劣化症状があらわれてないか見てみたけれど、よくわからない…」という場合は、迷わずプロに診てもらいましょう。

プロの場合、劣化症状を目視で確認をするだけでなく、気になる箇所をルーペで拡大してチェックしたり、外壁を打診棒で叩いて音で状態を確かめたり、細かく診ていくため、より正確に外壁塗装の必要有無やタイミングがわかります。

外壁塗装のプロである塗装会社の多くが、外壁塗装が必要な時期かどうかを診る「診断」「点検」といったサービスを実施しているので、こうしたサービスを利用するのもオススメ。診断や点検だけなら無料で対応してくれる塗装会社も少なくありません。

新築で購入したお住まいの場合は、ハウスメーカーに相談するという手もあります。また、二度目の外壁塗装を検討されている場合は、前回お願いした塗装会社に相談するのが良いでしょう。

プロタイムズ半田店でも『無料診断』を実施しています。詳しくは、お問い合わせください。

3.[参考]定期的に「掃除」をすれば、外壁塗装の時期を後ろに倒せる!?

水

費用も手間もかかる外壁塗装。「外壁塗装のタイミングを、1年でも2年でも後ろに倒せたら…」と思われる方も少なくないでしょう。すばり、外壁塗装の時期を後ろに倒すためには、定期的な掃除が有効です。なぜならば、外壁の掃除には、外壁の劣化進行を抑える効果もあるためです。
特に海の近くにある住まいは掃除が大きく効果を発揮します。定期的に壁に付着した塩を洗い流すことで、外壁の劣化進行を抑えることができるはずです。

多くの外壁材には「塗装」が施してあります(新築の場合も、多くの外壁材には塗装が施してあります)。そして、塗装が防汚性・遮熱性・防水性・防カビ性など様々な性能(※備わっている性能は塗料製品によって違います)を発揮することで、外壁の劣化が進行するのを抑えています。しかしながら、塗装(外壁)が汚れてしまうと、十分に性能が発揮できなくなるため、加速度的に外壁の劣化が進行してしまうことがあります。つまり、早々に外壁塗装の時期が訪れてしまうということです。

定期的に掃除をしておけば、上記のような汚れによって塗装が性能を発揮できないという事態を防げるので、外壁の劣化の進行を抑えることができるというわけです。

家庭用の高圧洗浄機等などを使うと、自身でも簡単に外壁を掃除することができます。ただし、高所にのぼっての作業が必要な場合は、大変危険なので、無理せずプロに依頼することを強くオススメいたします。
ちなみに、プロに外壁の掃除を依頼した場合の費用は、おおよそ100~300円/㎡が目安。足場の設置が必要な場合は、別途、足場費用がかかります。

 

まとめ

外壁塗装をするタイミングについて解説してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。

何年経ったら外壁塗装をすべきか、年数の目安は1章にまとめてあります。
新築で、まだ一度も外壁塗装をしたことがないという場合は、築8~12年目が目安です(1-1)。二度目の外壁塗装の場合は、前回、何の塗料を使用したのかによって、次は何年後に外壁塗装をすればいいのかの年数の目安が変わります(1-2)。

さらに、より正確に外壁塗装のタイミングを見極める方法を2章にてお伝えしております。ぜひ、1章の年数の目安とあわせて参考にしてください。

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 プロが教える!外壁塗装でお家をオシャレにする方法!  

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店(株式会社榊原)サポートスタッフの大西です 😆

色あせや汚れが目立ってきて外壁リフォームを検討しようかなと思っている方、「やるならオシャレな塗装にしたい」「これを機にイメージチェンジしてみたい」と迷っていませんか?
ただ、今後も大切に暮らしていくお家です。塗装をして10年以上もその色になることを考えると、絶対に色選びでは失敗したくないとお考えの方が多いのではないでしょうか。

お家は人生で最も大きな買い物です。そんなお家の塗装は納得いくまで考えて、満足するデザインにしたいですよね。
今回は、そんなあなたにオシャレに生まれ変わったお家を数多く紹介していきます。

その中で外壁塗装をオシャレにするためのポイントや注意すべき点もお伝えしていくので、ご自宅の外観と照らし合わせながら、お好みのイメージを発見する材料にして頂ければと思います。

1.イメージを膨らませることがオシャレへの第一歩!まずは施工事例をたくさん見てみよう!

外壁塗装のデザインを考え始めるときに大切なことは、「完成後の仕上がりをイメージすること」です。
まずは様々な施工の事例を見ることで、理想の完成後の姿をイメージしてみましょう。2章からは実際に塗装で生まれ変わったお家の数々を紹介していきたいと思います。

2色を使用したデザインや人気の高い色をベースに塗装したデザイン、部分的にアクセントを付けたこだわりのデザインなどを一挙にご紹介いたしますので、ご自身のお家に合ったイメージを探してみましょう!

2.2色分けでの施工事例集

デザインを考えるときにまず思いつくのが2色を使ったデザインではないでしょうか。
ただ、色の使い方はもともとのお家のデザインによって大きく異なってきます。
ここでは複数の色を使ったお家の施工事例をご紹介します。

2-1.現状の外壁を活かした2色分け

元々色分けがしてあったお家や、複数の建材が使用されているお家はもともとの外壁を生かして2色に塗り分けることで今までのイメージを変えることが出来ます。

落ち着いた色にラインを加えたことでアクセントに!

塗装 落ち着いた色にアクセント

落ち着いたベース色にオレンジ色のラインが入る事でメリハリが出ます。

濃色に白を合わせてメリハリを付ける

元々の色分けを生かして塗り分け

元々の色分けを生かして塗り分けをすることでオシャレに仕上げています。

パステルカラーを使用して可愛らしい印象に!

パステルカラー

既存のデザインを活かした塗装で明るく軟らかく可愛らしい印象に生まれ変わりました。

外壁のデザインを活かして横のラインをデザイン!

ツートン 横ライン

外壁の模様を生かして塗り分けをしています。オシャレな仕上がりになっています。

2色仕上げでスッキリとしたデザインに!

2色仕上げ

白・茶の2色でまとめることにより、まとまりのあるスッキリと洗練された印象を与えます。

2-2.帯板を利用した2色仕上げ

家によっては新築時から飾りの帯板(※下記画像参照)が入っている家もあります。

帯板とは、階の境目やデザインとして取り付けられている板のことをいいますが、塗装をする際に塗り分けをすることでデザインに活用することが出来ます。

帯板

 

帯の色分けで立体感を演出!

帯の色分け

帯色を色で塗り分けることで外壁に立体感を出し、他にはない立体的な仕上がりに。

黒と茶系を使用し、重厚かつスタイリッシュに仕上げる!

帯の色分け

帯の色はサッシや屋根の色と合わせることで統一感を出し、外壁は外構の色と調和を取ることで重厚で洗練されたデザインに仕上がっています。

1階と2階の境目を塗り分け、モノトーン調のシックな仕上がりに

1階と2階の境目を塗り分け

階の境目に帯板が無くてもラインを塗装で作ることで上下の2色分けを実現!モノトーンでシックな仕上がりに変身しました。

梁板と柱を明るい色で統一することでオシャレな和風の仕上がりに!

梁板と柱を明るい色で統一 和風

梁板と柱を暖かなオレンジ色で塗り分けることでオシャレな和風家屋にデザインを一新しました。

正面の帯に差し色を使用する遊び心でワンランク上のデザインに!

正面の帯に差し色

バルコニーの帯板にワンポイントの赤を使用することでシックな中にオシャレをプラスしました。

2-3.ワンポイント色分け

外壁の色分けは大きく塗り分けなくてもワンポイントでイメージはガラッと変わります。少ない範囲の塗り分けデザインを数種類ご紹介します。

正面の一部分をレンガ調にワンポイントデザイン!

レンガ調 ワンポイント

正面の外壁のみ立体的に見える特殊なデザイン塗装を施し、我が家だけのお洒落なデザインに仕上がりました。

出っ張り部分の塗り分けで立体的な仕上がりに!

立体的な塗分け

外壁の出っ張りがある部分のみ塗り分けることで立体的なデザインに仕上がっています。パステルカラーの配色で温かみのある可愛らしい印象を与えます。

バルコニーのみの色分けで演出するシンプルなデザイン!

バルコニーのみの色分け

バルコニーのみの色分けでもサッシなどの色と合わせることでシックでオシャレな印象を与えます。

淡いパステルカラーを取り入れ、北欧風のオシャレな仕上がりに!

パステルカラー

バルコニーと玄関周りのみ色分けをし、まとまりのある仕上がりになっています。

外壁のコーナーを境にメリハリのある塗り分け!

メリハリのある塗り分け

外壁のコーナー部分を境に塗り分けをすることで、新築時に1色だった家でもオシャレに塗り分けが出来ます。青を使う事でさわやかな印象になります。


次に人気の色やオススメの色の組み合わせを施工事例と共にご紹介していきます。色が変わればイメージもガラッと変わりますので、塗装後のお家のイメージを掴む参考にして頂ければと思います。

3.人気・オススメ色の施工事例

3-1.白を基調とした施工事例7選!

白色は他の色との相性がよく、外壁の塗装で最も人気の高い色でもあります。ここでは白色を使用した施工事例のお写真をご紹介します。

白を基調とした塗分け

白を基調とした塗分け

白を基調とした塗分け

白を基調とした塗分け

 

 

 

3-2.オススメ色の組み合わせ施工事例

続いては外壁の色の組み合わせについてご紹介します。
外壁の色の組み合わせには相性の悪い組み合わせもありますので、事前にどんな色が相性が良いのかを確認しておきましょう。また、カラーシミレーションなどを業者にお願いするとイメージしやすくなります。

青色×白色

青色×白色

緑色×クリーム色

緑色×クリーム色

黒色×白色

黒色×白色

桃色×白色

桃色×白色

茶色×白色

茶色×白色

茶色×クリーム色

茶色×クリーム色

黄色×茶色

黄色×茶色

 

4.こんな塗装もできる!サイディングならではのこだわり施工事例集

サイディングボードはそのデザインの豊かさから、現在の新築住宅に多く採用されています。ただし、塗装をするとなると「意匠性のあるお気に入りの柄もペンキで塗りつぶさないといけないのかな」と不安になる方も多いはずです。

ここではそんな方のために、お気に入りの柄を残した塗装や、柄を活かした我が家だけのデザイン塗装など紹介していきたいと思います。
サイディングをご使用の方は必見です!

4-1.お気に入りの柄を残した塗装

「塗装=ペンキで色を付ける」そんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。実はペンキの中には「色を付けない透明な塗料」というものが存在します。
「大切な我が家をメンテナンスしたいけどお気に入りの柄は消したくない」そんな方には透明なクリヤー塗料を使った塗装がオススメです!

透明な塗料 クリヤー塗装

透明な塗料 クリヤー塗装

 

 

4-2.サイディングの凹凸を活かした2色分けの工法

次に、既存のサイディングボードの凹凸を活かした塗装の工法をご紹介します。先ほどご紹介したように、サイディングボードの柄を残した透明な塗料による施工もありますが、既存の柄を活かして新しいデザインに仕上げることも可能です。

レンガ調の柄を活かしたデザイン塗装!

レンガ調の柄を活かしたデザイン塗装

タイル調の柄を活かしたデザイン塗装!

タイル調の柄を活かしたデザイン塗装

レンガ調の柄をモノトーンにアレンジ!

レンガ調の柄をモノトーンにアレンジ

サイディングの凹凸を活かして我が家だけの色分けを実現!

サイディングの凹凸を活かした塗装

サイディングの柄に我が家オリジナルの着色仕上げを!

サイディングの柄を活かした塗装

※こちらの凹凸を活かした塗装の方法に関しては高度な技術を要するため、すべての塗装店で出来るわけではありません。気になる方はお問い合わせをする際に事前にこの工法が可能かどうかの確認が必要です。

 

5.塗装のデザインをする際に押さえておきたいポイント

多数の事例をご紹介してきましたが、最後に塗装のデザインを考える上で押さておくべきポイントをまとめさせていただきます。

5-1.近所を歩くことも色選びの参考になる

近隣のお家や街の雰囲気からかけ離れすぎない色を選び、環境に調和した色を選ぶということも非常に重要な要素です。(京都などの一部地域では外壁に使用できる色が制限されている場合もあります。)
必ずしも周りに合わせる必要はありませんが、周囲の住宅と同系統の色を選べばうまく景観に馴染み、色選びで失敗するリスクを軽減することができます。

近所のお家の雰囲気も、外壁塗装の色を考える際の参考になります。

5-2.塗装後の希望する仕上がりイメージを言語化する

いざオシャレに塗装したいと思っても、実際にどんな色を選べばいいかで悩む方は非常に多いのが現状です。外壁に使いたい色が明確に決まっていない場合は、「理想とするイメージ」から考えてみるといいでしょう。

「かわいい印象にしたい」「モダンな雰囲気にしたい」「シックな外観にしたい」など、まずはご自身のイメージを言語化して、そこから色を逆算して考えていくと上手くいきます。下の図で、住まいのイメージにどんな色が対応しているのかをまとめています。ぜひこちらを色選びのご参考にしてみてください。

仕上がりイメージを言語化

5-3.カラーシミュレーションで仕上がりイメージを確認する

外壁の色を決める際には完成後のイメージを確認するために最近ではカラーシミュレーションが用いられることが多くなっています。カラーシミュレーションでは自分の家に実際の色を着せ替えて仕上がりのイメージを確認することが出来るため、とても便利です。
ただし、シミュレーションで見る仕上がりと実際の仕上がりはシミュレーションをする画面や実際の日の当たり方で色の見え方が異なってきますので、それだけで判断をするのは危険です。
実際に色を選ぶ際には業者さんと入念に確認をした上で色を決定しましょう。

5-4.色を決定する前に必ず外で色見本を確認する

色を最終決定する前に必ず行わないといけないのが「屋外で色の見本を確認する」ということです。
屋内と屋外では日の当たり方によって大きくイメージが異なります。そのため、同じ色であっても蛍光灯の下で見た場合と、太陽光の下で見た場合では色の見え方が大きく変わってきます

色を決定する際には必ず外に出て大きめの色見本で最終確認をするようにしましょう。その際には業者にA4サイズ以上の大きめの色見本を準備してもらい、実際にお家の壁に当ててみて太陽光の下で確認してみるようにしましょう

まとめ

本記事では外壁塗装のデザインを検討し始める際に必要なポイントをまとめてご紹介させて頂きました。
外壁塗装をオシャレに仕上げるためには様々なポイントがありますが、まずは「自分の好みのイメージ」を発見することです。

デザイン選びで迷われた際には本記事をご覧頂き、オシャレな外壁塗装の参考にして頂ければと思います。
大切なお家が外壁塗装でオシャレに生まれ変わることを願っております。

 

 

 

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