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フッ素塗料で塗装する前に必ず知っておくべき4つのポイント 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

先週は、人気の塗料シリコン塗料に付いてお話しさせて頂きましたが、本日はこちらも人気があるフッ素塗料についてご説明いたします。

 

家の塗替えを考える時、どんな塗料を使えばいいのか迷いますよね。

安い塗料を使用して、安物買いの銭失いになるのも嫌だし、そんなに高価な塗料を使う必要があるのかも悩むところ。そんな時、耳にした事がある方も多いのが、高耐久塗料のフッ素塗料。

今回は、高耐久塗料の「フッ素塗料」を徹底解説いたします。フッ素塗料はどんなものか知りたい方も、自分の家にフッ素塗料が必要か判断したい方も、フッ素塗料はどのくらいの金額か確認したい方も参考になさってください。

この記事を読んで、まずは自分の住まいにフッ素塗料が必要なのか、その判断基準を得てください。

1.フッ素塗料を知ろう

1-1.フッ素塗料は耐久性の高い塗料

住まいの塗替えを検討している方なら一度は「フッ素塗料」という名前を聞いた事があるでしょう。
他の塗料に比べて価格が高価だけど、いったいなにが違うの?という疑問をお持ちの方もいるかと思います。
そのような方の為に、まずは、フッ素塗料の概要からご説明いたします。

【フッ素塗料とは】

蛍石

蛍石

・フッ素塗料は、蛍石を原料としたフッ素を配合した塗料・「非粘着性(汚れを弾く)」「耐薬品性(酸性雨に強い)」「低摩擦性(汚れが滑り落ちやすい)」「耐候性(紫外線に強い)」という特徴がある。

・フッ素塗料の樹脂は、炭素とフッ素の結合が非常に強固なもので、紫外線による破壊を受けにくい。

・耐久年数は約15年~20年弱(スタンダードなシリコン塗料で10年程度)

・身近な例として、フライパンやアイロンの焦げ付き防止など日常用品にも多く用いられている。

・耐久性が非常に高い為、短期スパンでの塗替えが難しい大型施設などに使用される。
東京スカイスリーはフッ素塗料によって施工されている(ルミフロンという塗料を使用)

フッ素塗料は非常に耐久性の高い塗料です。汚れが付着しにくく、付着した汚れを弾くという性質を持っている為、施工をすれば長年にわたって美観性を保てるでしょう。

1-2.フッ素塗料のメリット、デメリット

高耐久のフッ素塗料ですが、メリットもあればもちろんデメリットもあります。フッ素塗料の持つ二面性を理解したうえで使用を検討しましょう。

フッ素塗料メリット フッ素塗料デメリット
耐久性が高い耐久性の非常に高い塗料であり、短期スパンでの塗替えが難しい大型商業施設などに使用されることが多い。 追従性に劣る耐久性は非常に高いが、塗膜が他の塗料に比べて固い。横に伸びる力が弱い為、外壁のヒビと共に割れてしまう事がある。
耐用年数が長い15年~20年の期間、耐久性と耐候性を保持する事ができる。耐用年数が長い為、塗替え回数を減らし生涯的に見ると、フッ素塗料で家を塗った方がコストパフォーマンスが良い場合もある。 コストが掛かるまだ一般戸建住宅の塗替えにおいて普及がされていないので、価格は一般的なシリコン塗料のおよそ2.5倍~3倍程する。

 

1-3.代表的な塗料メーカーが販売しているフッ素塗料

そんなに高耐久な塗料ならフッ素塗料を使ってみたい!とお思いの方もいるかもしれません。
ですが、いざフッ素塗料を使おうと思った時悩むのがフッ素塗料の種類の多さです。実に様々な塗料メーカーからフッ素塗料が販売されている為、どれを使えばいいのか迷ってしまうでしょう。

そんな時にはどのような基準で選べばいいのか、自分の中で指標を決めてみましょう。今回は「価格」「認知度」「耐久年数」「柔軟性」など様々な基準で比較をしてみます。

まず、代表的なメーカーが販売しているフッ素塗料を例に取り上げてみました。下のグラフを見てみると、1缶あたりの金額にもかなり差があるのが分かります。

プレゼンテーション1

1-4.フッ素塗料を使用すべき部位

次に、住宅のどこにフッ素塗料を塗るべきか説明をします。フッ素塗料は、塗料の中でも高価な部類の塗料のひとつです。
家を丸ごとフッ素塗料で塗ると予算をオーバーしてしまうという方は、欲しい効果に合わせて施工する場所を決めても良いでしょう。

■一番オススメなのは屋根!

屋根上塗り②

フッ素塗料を屋根塗装におすすめする理由
・屋根は住宅の中でもっとも劣化の起こり易い部分。住宅の中で、紫外線や雨水にもっとも当たる場所で、確認のしにくい部位なので、どのくらい劣化しているのかも分かりにくく、気付かぬうちに劣化が進んでいる事が良くある為。・フッ素塗料を施工すると、耐候性という性質で住宅を紫外線から守る事ができる為。

・シリコン塗料などスタンダードなものに比べて耐久性が高いので、より長く家を健康なままで保てる為。

屋根は特に傷みやすい部位なので、フッ素塗料でしっかりと保護をすると良いでしょう。

■美観性を求めるなら壁!

外壁塗装

フッ素塗料を外壁塗装におすすめする理由
・フッ素には油脂性の汚れを弾く性質があるので、壁に施工すれば住宅を長年綺麗な状態のまま保つ事ができる為。・紫外線に強いので、他の塗料に比べて退色やチョーキングといった劣化の発生も起きにくい為。

外壁を綺麗なまま保つなら、フッ素塗料で汚れを寄せ付けないようにするのが良いでしょう。壁と屋根の塗料を用途によって使い分ける事でコストを下げる事もできます。

■安い塗料を使うと余計にコストが掛かる付帯部!

破風木部専用

付帯部にフッ素塗料をおすすめする理由
・付帯部とは、雨どいや破風、幕板などの壁や屋根の他に住宅を構成する部分です。木材や塩化ビニルなどで作られているのが一般的で、工場から出荷される際はウレタンやアクリル塗料などで簡易的な塗装がされていますが、10年弱で初期の塗装は劣化して効果を失ってしまいます。リフォーム会社や塗装店の中には、金額を抑える為に、壁や屋根は高耐久の塗料、付帯部は安価なウレタン塗料での施工を提案する事もあります。壁や屋根をフッ素など高耐久の塗料で塗り、付帯部を安価な塗料で塗った場合価格が抑えられるメリットもありますが、付帯部が壁や屋根より早く劣化をしてしまうデメリットもある為。

 

2.フッ素塗料と他塗料の比較

フッ素塗料と他の塗料はどこが違うのか?他の種類の塗料ではだめなのか?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
もちろん、フッ素塗料以外を家に塗るという選択もあります。参考のために、フッ素塗料と他の塗料について比較します。

2-1. 価格と耐久年数で比較

基本的には、価格の高い塗料ほどグレードが高く、耐久性も上がっていきます。

プレゼンテーション3

価格で見る特徴
・フッ素塗料は価格、耐久年数ともに高い。
・シリコン塗料は手ごろだが、フッ素に比べると耐久年数がやや低い。
・アクリルやウレタンといった塗料は耐久年数は5~7年程度で現在は塗り替えにはほとんど使用されない。

日本の平均建物面積は約140㎡(42.6坪)が平均です。都心ではこれよりやや狭く、地方ではやや大きく計算すると塗料に必要な大まかな費用が出せます。
ご自分の家に当てはめて、塗料の価格を考えてみましょう。

※家の形によって塗り面積は大きく変わります。

 

2-2.機能と柔軟性で比較

塗装の主な目的は住宅の保護です。ヒビ割れからの水の浸入を防ぐためには、ヒビに追随する柔軟性が求められます。
汚れが付きにくくなるセルフクリーン機能や遮熱機能を付加された塗料もあります。

プレゼンテーション4

特殊機能で見る特徴
・ウレタン塗料やシリコン塗料など比較的安価な塗料には特殊な機能が無い場合が多い。
・フッ素塗料や無機塗料は特殊な機能を多く持っているが、塗膜が硬く、素地のヒビに追随できず割れてしまう事がある。

上記の図のを見ると、フッ素や無機と言った高耐久塗料は乾いた時塗料がやや硬めである事が分かります。
これらの塗料は横に引き伸ばされる力には弱い傾向にあります。その為、建物の揺れ、地震などで塗膜が割れてしまう事もありえます。

 

3.こんな人にはフッ素塗料がオススメ

それではフッ素塗料はどんな人に向いているのでしょうか?
フッ素塗料は耐久性が高い塗料ですから、お住まいを長く持たせたい人にオススメです。
しかし、コストが高いので躊躇されている方もいるかもしれません。
でも実は長期的に見るとコストを抑えることができるかもしれないのです。

3-1.とにかく長く持たせたい人

戸建て住宅

フッ素塗料はフッ素と炭素が強固に結び付いた構造なので、紫外線のダメージを受けにくく耐久性に優れています。
防汚性にも優れており、15年~20年というスパンでとにかく長く持たせたい人にオススメの塗料です。

3-2.長期的にコストを抑えたい人

フッ素塗料は他の塗料に比べると高価ですが、その耐久性の高さから長期的に見ると塗り替え回数が減るためにトータル的なコストを抑えられる場合があります。
屋根などの劣化の進行が早い箇所にフッ素塗料を採用することで塗り替え回数を減らし、トータルコストを抑えることが可能になります。

 

4.フッ素塗料を使う時に気を付けたい事

4-1.耐候性の長い塗料を使おう!

 

フッ素塗料を使用したいと思っても、たくさんのフッ素塗料がありどれが良いのかなかなか判断できないですよね。
そんな時は、促進耐候性試験の結果が長い塗料を選ぶ基準にしてみてください。
促進耐候性試験の結果が長いほど、耐候性のある塗料だという事が判断できます。

■どのくらいの耐候性があるのか業者やメーカーに問い合わせて耐候性の長いものを選ぶ。
■実際にフッ素塗料を施工した物件を見せてもらい、自分の目で美観性や耐久性の高さを確かめる。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はフッ素塗料を中心に他の塗料との比較をしながら解説しました。
フッ素塗料は防汚性や耐久性に優れた塗料ですが、フッ素塗料を使ったリフォームは他の塗替えに比べて価格が高くつきます。
ですので自分の家にとって、フッ素塗料を使う事が最善なのかしっかり考えて、後悔のない塗替えリフォームを行ってください。

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1番人気の外壁塗料シリコン!特徴や価格、イチ押し製品まで徹底解説 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

先日は節分でしたね。恵方巻き食べましたか?豆食べましたか?

我が家は鬼滅の刃の公式サイトより鬼のお面がダウンロードできたので、鬼滅のお面をかぶり豆まきしました。

まだまだ鬼滅の人気は衰えませんね~♬

塗装で人気といえばシリコン!!という事で本日はシリコン塗料に付いてお話しします♪

 

「シリコンは人気の外壁塗料というのは本当?」
「外壁塗料のシリコンとは、どんな塗料?」
「オススメのシリコン塗料製品は?」
など、外壁塗料シリコンについて疑問をお持ちの方も多いでしょう。

様々な外壁塗料がありますが、中でもシリコンは1番人気です。その人気ぶりは、建築塗料市場において80%のシェアを占めるほど。シリコン塗料がなぜ人気なのか、その理由について説明致します。

外壁塗料のシリコンが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

1. 外壁塗料はシリコンが1番人気!迷ったらシリコンを選べば間違いなし?

シリコン塗料は、外壁塗料の中で1番人気です。建築塗料市場において80%のシェアを誇る、最もスタンダードな外壁塗料です。
塗装業者に外壁塗装の見積りを依頼すると、多くの場合、数種類の外壁塗料を提案してくれますが、その中にまず間違いなくシリコン塗料が入っているはずです。

■外壁塗料シリコンが人気の理由
なぜ多くの人がシリコン塗料を選ぶのかというと…その理由は様々ありますが、最大の理由を挙げるとすれば、ずばり、“コストパフォーマンスの高さ”だといえます。
シリコン塗料製品の多くは、一定以上の耐久性(耐候性)がありながら、価格帯は外壁塗料の中では手に取りやすい中程度。性能と価格のバランスが抜群に良い塗料です。

◎外壁塗料シリコンの基本データ

・耐久年数:約7~10年
・相場価格(1缶あたり):15,000~40,000円

※上記の耐久年数や相場価格は、あくまで目安です。使用する環境や製品によっては耐久年数や価格が上記と大きく異なることもあります。

 

人気のシリコン塗料ですが、事実、外壁塗料にはシリコン塗料を選んでおけば、まず間違いありません。そのため、「外壁塗料にさほどこだわりがない」「塗料選びに時間をかけたくない」といった場合は、あれこれ迷わずに、シリコン塗料を選んでしまうのも一つの手です。

 

2. プロが徹底解説!外壁塗料シリコンとは?メリット&デメリットは?

 

2-1.そもそも「シリコン塗料」とは?

「そもそもシリコン塗料とは何?」という疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。

塗料の成分

塗料は、顔料・樹脂・添加剤・水もしくは溶剤の4つの成分で構成されております。

シリコン塗料とは、上記4つの成分のうち「樹脂がシリコン」の塗料のことです。
塗料に使用される樹脂には、アクリル・ウレタン・シリコン・ピュアアクリル・フッ素・無機などがあり、アクリル樹脂を使用した塗料はアクリル塗料、フッ素樹脂を使用した塗料はフッ素塗料となります。

特に知っておいていただきたいのは、使用する樹脂によって、塗料の性能は大きく変わるということです。シリコンや無機などの樹脂成分が塗料の性能を決めるといっても過言ではありません。

シリコン樹脂の性能はというと…
汚れにくく、塗膜(塗装後にできる塗料の膜)の最大の劣化原因である紫外線にも強いという性能があります。シリコン塗料が高い耐久性(耐候性)を有するのは、こうした性能をもつシリコン樹脂が含まれているためです。

 

2-2.外壁塗料シリコンのメリット

外壁塗料シリコンには、以下のメリットがあります。

●コストパフォーマンスが高い|一定以上の耐久性(耐候性)&中程度の価格帯
1章にてお伝えした通り、“一定以上の耐久性がありながら、価格帯は外壁塗料の中では手に取りやすい中程度”というコストパフォーマンスの高さは、シリコン塗料の魅力です。

シリコン塗料のコストパフォーマンスの高さは他塗料と比べると、よくわかります。

[樹脂別!塗料の耐久年数&相場価格]

耐久年数と価格

 

※上記の耐久年数や相場価格は、あくまで目安です。製品によっては耐久年数や価格が上記と大きく異なることもあります。
※耐久性が高い(耐久年数が長い)ほど、塗料の価格帯も高額になる傾向にあります。

●製品数が多いため、カラーや性能、価格などが選べる

シリコン塗料は人気のため、各塗料メーカーが研究・開発・販売に力を入れており、製品数の数は圧倒的に多いです。そのため、シリコン塗料は性能やカラー、価格帯の選べる幅が広いというメリットがあります。

製品数が多いと選べる幅が広いというのは、どういうことかというと…仮に製品がABしかなければAorBで選ぶしかありませんが、性能やカラー、価格帯などが異なる製品がABCDE…ZあればA~Zの中らから選ぶことができるということです。選べる幅が広いほど、「もっと明るいベージュ色が良い」「もう少し性能は低くてもよいので、価格を抑えたい」など自身の要望に合う塗料製品が見つかる可能性が高まることになるのです。

[補足]同じ“シリコン塗料”でも、製品によって性能やカラー、価格帯は異なる

もしかすると“シリコン塗料といわれる製品は、すべて同じような製品”といったイメージを持たれているかもしれませんが、それは間違いです。平均的な耐久年数や価格帯は上記グラフの通りですが、(耐久年数や価格帯が)上記グラフと大きく異なる製品もあります。また、どういった防汚性を備えているか、遮熱性や防カビ性能の有無、カラーラインナップなどは各シリコン製品によって異なります。

そのため、塗料選びの際には「シリコン塗料にするかどうか」だけでなく、(シリコン塗料に決めた後には)「どのシリコン塗料製品にするか」まで、しっかり検討する必要があります。

※納得のシリコン塗料製品を選ぶために押さえておきたい知識を下記3章にてご紹介しております。

 

2-3.外壁塗料シリコンのデメリット

外壁塗料シリコンには、以下のデメリットがあります。

●ピュアアクリル・フッ素・無機塗料などに比べると耐久性が低い
ピュアアクリル塗料、フッ素塗料、無機塗料の耐久年数は下記の通りです。

塗料 耐久年数
シリコン塗料 約7~10年
ピュアアクリル塗料 約15年~
フッ素塗料 約15年~
無機塗料 約15年~

※上記は平均的な耐久年数です。耐久年数は製品によって異なります。

塗料製品によって耐久年数が異なるため一概には言えませんが、ピュアアクリル塗料やフッ素塗料、無機塗料などの高耐久塗料と比べると、シリコン塗料の耐久性は低い(耐久年数が短い)傾向にあることは間違いありません。

ちなみに、耐久年数が短いということは、それだけ劣化の進行スピードが早いということを意味します。
劣化が進行すると再度、外壁塗装(外壁の塗り替え)が必要となります。つまり、耐久年数が短いほど、頻度高く外壁塗装をしなければならないということです。
そのため、高額なピュアアクリル塗料やフッ素塗料、無機塗料を使用するよりも、安価なシリコン塗料で塗装をする方が、塗装回数が増えてしまう分、トータルコスト(全塗装にかかる費用)で考えると費用が余計にかかってしまう可能性もあります。

●製品数が多いため選ぶのに迷ってしまうことも
シリコン塗料は製品数が多いため、より選べるというメリットがあります(2-2)が、一方で、製品数が多い分、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。また、性能やカラー、価格帯の異なる色々なシリコン塗料製品を比較・検討することを大変に感じてしまう可能性もあります。

 

2-4.[参考]シリコン以外|外壁塗料まとめ

ここでは、シリコン以外の外壁塗料をご紹介します。各塗料のメリット・デメリットもまとめておりますので、「シリコン以外の塗料も検討したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

■アクリル塗料

耐久性が他塗料と比べて低いため、現在、外壁塗装に使用されることはあまりない。

◇耐久性:約3~5年
◇相場価格(1缶あたり):5,000~15,000円
◇メリット
・価格が安い
・光沢、艶がある
◇デメリット
・耐久性が低い
・(耐久性が低い分)塗装回数が増えるため、トータルコスト(全塗装にかかる費用)で考えると割高になることも

 

 

 

■ウレタン塗料

シリコン塗料が外壁塗装の主流になる前に広く普及していた塗料。

◇耐久性:約5~7年
◇相場価格(1缶あたり):5,000~20,000円
◇メリット
・アクリル塗料よりも長持ち
・独特の光沢がある
◇デメリット
・耐久性が低め
・(耐久性が低い分)塗装回数が増えるため、トータルコスト(全塗装にかかる費用)で考えると割高になる

 

 

■ピュアアクリル塗料

伸縮する塗膜がひび割れに追随し、雨水が浸入するのを防ぐ。

◇耐久性:約15年~
◇相場価格(1缶あたり):50,000~70,000円
◇メリット
・耐久性が高い
・伸縮性が高いため、外壁にひびが入っても、家の劣化要因である水の浸入が防げる
◇デメリット
・乾燥に時間がかかる
・1回にかかる塗装費用が割高になる

 

■フッ素塗料

高品質塗料。頻繁な塗り替えが難しい商業施設や大型ビルで使用されるケースが多い。

◇耐久性:約15年~
◇相場価格(1缶あたり):40,000~100,000円
◇メリット
・耐久性が高い
・高級感のある艶感がある
・汚れや水を弾く撥水性に優れている
◇デメリット
・ひび割れしやすい(塗膜が硬くなる製品が多い)
・1回にかかる塗装費用が割高になる

 

 

■無機塗料

主成分が無機物のため、紫外線に強く、耐久性が高い。

◇耐久性:約15年~
◇相場価格(1缶あたり):50,000~120,000円
◇メリット
・耐久性が高い
・カビや藻が発生しにくい
◇デメリット
・塗膜が比較的硬く、ひび割れが発生しやすい
・1回にかかる塗装費用が割高になる

 

 

3.納得のシリコン塗料製品を選ぶために!押さえておきたい知識

この章では、“納得のシリコン塗料製品”を選り抜くために押さえておきたい知識をご紹介いたします。

3-1.シリコン塗料製品を選ぶ時に考えたい4つのポイント

シリコン塗料は製品数が多いため、どのシリコン塗料製品にするのが良いか迷ってしまいますよね。そこでこの章では、シリコン塗料製品を選ぶ時に考えたい4つのポイントをご紹介します。

以下4つのポイントについて考えることで、自身が選ぶべきシリコン塗料製品が見えてくるとおもいます。

「塗装業者に提案されたシリコン塗料製品に決めてしまっても良いのか」
「塗装業者にどんなシリコン塗料製品を提案してもらうのが良いのか」
といったことで悩まれている方も、ぜひ参考にしてください。

[シリコン塗料製品を選ぶ時に考えたい4つのポイント]

☑性能
同じシリコン塗料でも、各製品によって、耐久性の高さをはじめ、防汚性、遮熱性、防藻・防カビ性などの有無や内容、程度が異なります。
「どういった性能を求めるか」は塗料選びの時に考えるべきポイントの一つです。

☑色(カラー)
先述の通り、各シリコン製品によってカラーラインナップは異なります。たとえば同じベージュでも、A製品は明るいベージュ、B製品は暗めのベージュをラインナップしているということも。そのため、色にこだわりがある場合には、どういった色で塗装したいかによってシリコン塗料製品が絞られることもあります。
塗装したい色が明確にある場合には、塗装業者にその色を伝え、その色がある塗料製品を提案してもらうのも一つの手です。

☑価格帯
シリコン塗料は製品数が多い分、価格帯も広い傾向にあります。平均的な価格帯は、1缶あたり15,000~40,000円ですが、なかにはフッ素や無機と同等の性能を持つ高価格帯の製品もあります。予算によって選べる塗料製品も変わってくるため、予算については早めに塗装業者に伝えてきましょう。

☑溶剤系塗料or水性塗料
少し専門的な話になりますが、溶剤系塗料か水性塗料かも、塗料製品を選ぶ時の一つの判断指標となります。近年、性能に大きな違いはなくなってきているため、必ずしも気にする必要はありませんが、溶剤はシンナーですので塗装中のニオイが気になります。常に家にいる方や、ペットを飼っているご家庭などは水性のシリコン塗料製品を選ぶのがオススメです。

 

 

 

まとめ

外壁塗料シリコンは、建築塗料市場において80%のシェアを占める1番人気の塗料です。

人気の理由は様々ですが、最大の理由は“コストパフォーマンスの高さ”です。シリコン塗料製品の多くは、一定以上の耐久性(耐候性)がありながら、価格帯は外壁塗料の中では手に取りやすい中程度。性能と価格のバランスが抜群に良い塗料です。

また、一口にシリコン塗料といっても、製品によって性能やカラー、価格帯などは様々です。本記事では、納得のシリコン塗料製品を選り抜くために押さえておきたい知識も3章にまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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外壁塗装を格安でする方法&悪徳業者に騙されないための知識 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

最近、コロナワクチンのニュースをよく目にしますが、皆様ワクチンを打ちたいと思いますか?

私は最初、副作用や効果などに疑問があったので絶対に打ちたくないと思っていたのですが、海外でかなり進んでワクチンを取り入れている所は、感染者数が劇的に減ったというニュースを見て、やっぱり打った方がいいかな?と気持ちが揺らいできました。

私の実家は車で1時間ほどの所ですが、正月もずーっと帰省出来ていないので、そろそろ実家にも帰りたいですしね 😛

コロナが収束した暁には、派手に飲みに行きたいものですねwww

さてさて、今日のブログです♪

「格安で外壁塗装をしたい…!」という人は少なくないでしょう。

ずばり、外壁塗装にかかる費用を安く抑える方法はあります!
具体的な方法としては、キャンペーンなどを活用する、最小限の施工内容に抑える(余計な個所の外壁塗装工事はしない)、安く外壁塗装工事をしてくれる業者に依頼するなど。

本日は詳しい方法について解説いたします。

ただし、安さばかりに気をとられていると、安さだけを売りにした粗悪な外壁塗装を掴まされることになるため注意が必要です。「できるだけ安く…」という消費者心理につけこむ悪徳業者が残念ながら存在するのです。

格安で、かつ品質の高い外壁塗装をするためには、あわせて悪徳業者に騙されないための知識も押さえておくことが重要です。

そこで、この記事では、下記をご紹介いたします。
・外壁塗装の費用相場
・外壁塗装を格安でする方法
・悪徳業者に騙されないための知識
ぜひ、参考にしてみてください。

1.いくらが妥当?外壁塗装の費用相場

外壁塗装費はどうやったら安くなるかを考える前に、まずは外壁塗装費の相場を掴むことが重要です。そもそも相場すらわからずに、安いのか、高いのかを判断するのは、不可能です。

■外壁塗装にかかる費用相場
80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)
※屋根塗装含まず

[参考情報]

<工事単価の相場>

工事項目 費用相場
足場 600~800円/㎡
飛散防止ネット 100~200円/㎡
高圧洗浄 100~300円/㎡
養生 250~400円/㎡
施工費 1,000円~2,000円 /㎡
付帯塗装工事 軒天 800~1,200円/㎡
雨樋 800~1,200円/m
破風板 650~1200円/㎡
雨戸 2,000~5,000円/枚
シーリング打ち替え 900~1,500円/m
シーリング増し打ち 500~1,000円/m
諸経費 現場管理費 1式 30,000~50,000円
廃材処理費等 1式 10,000~30,000円

<塗料の費用相場>

塗料を選ぶ際には、費用だけでなく、耐久年数もあわせて検討する必要があります。1回の塗り替え費用だけを考えると、費用の安い塗料の方がお得なように感じますが、長期スパンで考えると、多少費用が高くても、塗り替え回数が少なくて済む耐久性の高い塗料の方がお得になることも少なくありません。

また同じアクリル塗料、ウレタン塗料等でも、製品によって、耐久性や性能等も異なりますので、詳しくは塗装業者に相談してみてください。

塗料 耐久年数 費用相場 ※1缶あたり
アクリル 約3~5年 5,000~15,000円
ウレタン 約5~7年 5,000~20,000円
シリコン 約7~10年 15,000~40,000円
ピュアアクリル 約15年~ 50,000~70,000円
フッ素 約15年~ 40,000~100,000円
無機 約15年~ 50,000~120,000円
光触媒 約15年~ 50,000~100,000円

 

※金額に関する情報は、あくまでも目安です。工事単価は劣化の状況等によって、塗料費は各製品等によって価格が上記と大きく異なることもあります。

2.外壁塗装費を格安にする方法

2-1.チラシや新聞広告等でキャンペーン情報をチェック

 

いざ、お得に外壁塗装したいと思い立ったら、まずはチラシや新聞広告などをこまめにチェックするところから始めるのがオススメです。うまくタイミングが合えば、期間限定でお得に塗装できるキャンペーン等の情報をキャッチできることもあるはずです。

また気になるチラシをストックしておけば、お得情報をキャッチできるだけでなく、見積額を比較・検討する際に、参考資料としても使えます。

2-2.見積りは複数の業者に依頼した方が安くなる

たとえ気になる業者があっても、見積りは複数の業者、できれば2~3の業者に依頼するようにしましょう。なぜならば、1つの見積りだけでは、費用の妥当性が判断できにくいからです。

いくら、おおよその費用相場がわかっていても、やはり、それぞれの住まいのつくりや劣化状況によって費用は変動します。そのため、複数の見積りを比較するというのは、妥当な費用を探るうえでとても重要なことです。

また、”競合先があるかどうか”というのは、業者が費用を下げるかどうかの一つの判断基準になることも間違いありません。言ってしまえば、「◎◎という会社と迷っている」という切り札を出すことで、最終的に費用が下がることもあるということです。

2-3.過剰なサービスが含まれていないか見積書をチェック

見積り

価格を安く抑えるためには、必要のないところにはお金をかけないということも重要です。そして、その必要の有無を見極めるツールとなるのが、見積書です。

見積書をよくよく見てみると、どんな塗料を使って、どこを塗装するかが細かく明記されているはずです。そもそも見積書にざっくりとしか内容が記載されていない場合や、見積書をみても上手く読み取れない場合は、業者に直接説明してもらい、”何にいくらかかっているか”は明確に把握しておきましょう。見積書に記載されている内容がわかると、「こんなに高級塗料を使う必要があるのか」「雨戸や樋まで塗装しないといけないのか」など、このサービスは必要?というポイントが見えてくるはずです。

2-4.大手の業者よりも地元の施工店の方が安い傾向にある

実際の費用は見積りをとってみないことには判断ができませんが、一般的には、大手のハウスメーカーやリフォーム会社よりも、地元の塗装業者や工務店の方が、価格を抑えられる傾向にあります。

大手のハウスメーカーやリフォーム会社は塗装工事を取り扱ってはいても、自社では施工せず、工事自体は協力業者に依頼するという体制をとっていることが多い為、中間マージンと呼ばれる費用が別途発生するので、直接、施工を手がける地元の塗装業者や工務店よりも費用が高くなりがちです。また、大手のハウスメーカーやリフォーム会社は、使用する塗料や施工方法等をパッケージ化していることも多く、こまかな費用調整が効かないことで割高になるケースもあります。

しかしながら、それでは大手のハウスメーカーやリフォーム会社がオススメできないかというと、そういうことでもありません。保証という面で考えると、やはり大手の方が整っている場合が多いのも、また事実でしょう。

とはいえ、上記はあくまで傾向の話です。詳細な費用については、上記内容を踏まえつつ、各業者から見積りをとって確認をするようにしましょう。

2-5.補足情報①|日頃の掃除が外壁塗装費を下げる?!

掃除用具

外壁塗装費を下げるために、日頃、自分でもできることがあります。それは、ズバリ”掃除”です。

外壁の汚れは放置すると、劣化を早める要因になります。つまり日頃から汚れをこまめに落としていれば、それだけ劣化スピードを遅くすることができるということです。劣化のスピードが遅くなれば、その分、外壁塗装をする頻度も減るわけです。その結果、長期スパンで見たときに、外壁塗装費が下がるというわけです。

掃除の頻度は年1~2回が目安です。

2-6.補足情報②|外壁塗装と屋根塗装は同時にしたほうがお得

“塗装メンテナンスの費用を抑える”という観点で考えるならば、外壁といっしょに屋根も塗装してしまった方がお得です。なぜならば、外壁を塗装するときも、屋根を塗装するときも足場が必要で、その足場自体に大きな違いはないからです。つまり、外壁と屋根をいっしょに塗装すると、一つの足場で、外壁も屋根も塗装ができるのです。

どちらにしろ、外壁も屋根も定期的な塗装メンテナンスが必要であることに変わりはないので、外壁塗装をする際には、いっしょに屋根塗装も検討してみてはいかがでしょうか。

2-7.補足情報③|外壁塗装を0円に?!火災保険が適用されるケースも

火災保険に加入している場合、外壁塗装について火災保険の補償が受けられることがあります。適用条件は保険によっても異なるため、正確には加入している保険を確認する必要がありますが、一般的には自然災害や火災などが含まれることが多いようです。

保険は自分から申請しない限り、補償を受けることができません。外壁塗装をする際には、火災保険に加入しているかどうか、また、加入している場合はどのような条件で保険がおりるのか等を確認しておくことをオススメいたします。

3.悪徳業者に騙されないために!押さえておくべき外壁塗装費の知識

「できるだけ安く…!」と考える消費者心理につけこみ、安さだけをウリにした粗悪な外壁塗装を提供する悪徳業者も残念ながら存在します。そんな悪徳業者に騙されないために、押さえておくべき知識をご紹介します。

3-1.外壁塗装の価格は激安にはならない

外壁塗装の費用を考えるうえで絶対に把握しておきたいのは、そもそも外壁塗装費は極端な値引きができる商品サービスではないということです。

外壁塗装は一定の価格で販売されている類の品ではありません。家ごとに劣化の状態やお客様の要望に合わせて見積りを出すというやり方で、費用を算出します。そのため、よく考えれば当たり前のことですが、家ごとに見積った金額から、さらに大幅値引きできるはずがないのです。

もちろん企業努力によって値引きができることもありますが、あらかじめ決まった価格で販売されている商品のように「◎◎%オフ!」のような目を引くような値切り方はできないということです。

安い見積額を提示されると思わず心が動かされそうになりますが、安さだけをウリにしている業者には注意が必要でしょう。その安さが企業努力によるものだけであればいいのですが、もしかすると、なんらかの手を抜いたか、品質を下げた結果である可能性も捨てきれません。

他の業者よりも見積額が極端に安い場合には”なぜ安いのか”を必ず業者に確認しましょう。その際、口こごもったり、曖昧にごまかしたりするような業者には、何か後ろめたいことがあるのかもしれません。

3-2.後から追加料金が発生することもある

最初に安い見積額を提示して契約しておいて、後から追加工事が必要になったとして追加料金を請求するという、心ない手口を使う業者も残念ながら存在しています。実際のところ、塗装工事は劣化状況によっては追加工事が発生することもあるため、最初から騙そうとしていたのか、工事の流れで必要になったのか見極めが難しいところもありますが、身を守る手立てがない、というわけではありません。

まず、契約する前に、そもそも追加工事のリスクがあるのかどうかを確認しておきましょう。その際、発生する可能性がある場合には、いくらぐらいかかるのかも併せて聞いておくと安心です。また「塗装してもらえると思っていた箇所が、契約の範囲外だった」ということがないよう、見積額にはどの箇所の塗装が含まれているのか、外壁だけでなく、門や雨樋、軒天などの付帯部についても必ず確認しておきたいところです。

4.安さにこだわるならDIYも選択肢の一つに

塗装DIY

「とにかく安く抑えたい…」という場合には、DIYも一つの手かもしれません。自身で塗装すれば、格安で塗装することができる可能性もあります。

ただし自身でやるとなると、費用は抑えられても、塗料や道具をそろえたり、塗装方法を調べたりする手間と、実際に塗装する時間は必ずかかります。また失敗するリスクがあることも十分に認識しておいて下さい。

まとめ

「格安で外壁塗装をしたい…!」と考えるならば、まずは何よりも費用相場を掴むことが重要です。相場より高ければ、業者との交渉の余地があるかもしれませんし、相場より安い場合には、値引き交渉よりも、そもそも何等かの手を抜いた可能性を疑う必要があるかもしれません。

外壁塗装の費用を抑えるために、ぜひ「2.外壁塗装費を格安にする方法」の情報も参考にしてみてください。

 

 

 

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