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無機塗料は耐候性が高い?無機塗料のメリットとデメリット

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

今回は先週先々週に続き、今回は無機塗料についてご説明いたします。

「塗装業者に無機塗料を薦められたけど無機塗料ってそもそもなに?」と無機塗料の性能がよくわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

塗料の種類の大多数を占めているのは「有機塗料」と呼ばれるもので、「無機塗料」はまだ世に出て日が浅く種類が少なく聞きなれないということもあるかもしれません。

無機塗料はその高い耐候性から最近注目されている塗料です。しかし、無機塗料にもメリットやデメリットがあります。

今回は無機塗料にはどんなメリットやデメリットがあるのか、どんな場合に向いているのか、無機塗料と有機塗料の違い、無機塗料の特徴・性能について詳細に解説いたします。

無機塗料についての情報を知りたい方は是非参考にしてください。

1.無機塗料について知っておきたい基礎知識

では、無機塗料とはどんな塗料なのか、まずはその基礎知識についてせつしていきます。

1-1.無機塗料は無機物を主成分とした塗料

ブラシ

無機塗料とは、セラミックやケイ素などの無機物を主成分としており、寿命が長く、他の塗料と比較しても高い耐候性を誇る塗料です。無機物は紫外線などにさらされても劣化が起こりにくいという性質を持っており、この性質を塗料に取り入れたことで15年以上の高耐候性を実現しています。
外装用塗料の1番の課題であった「紫外線による塗膜の劣化」を解決するために開発されたという背景があります。

1-2.無機塗料と有機塗料の性能の違いを知ろう!

無機_pic

先にも述べたとおり、塗料の種類の大多数を占めているのは「有機塗料」と呼ばれるもので、「無機塗料」はまだ種類が少なく聞きなれないということもあるかもしれません。

では、無機塗料と有機塗料の1番の違いは何でしょうか?

それは、それぞれに使用されている「樹脂」にあります。

有機塗料は、石油などの有機物(炭素を含むもの)から成る樹脂を使用した塗料のことを指し、一般的な塗料のほとんどがこれに当たります。金額も安いものから高いものまで幅広い種類の塗料が存在します。

一方で、無機塗料は鉱物などの自然物(無機物:炭素を含まないもの)を主成分とした樹脂を使用しており、高い耐候性・低汚染性を備えています。その耐候性は約15年で、塗装することで紫外線を浴びても劣化しにくい耐候性の高い塗膜を形成することができます。

樹脂・・・塗膜を作る主成分で塗膜の基本性能は樹脂によって左右される。

1-3.無機塗料と有機塗料はどっちがいいの?

では、無機塗料と有機塗料はどちらが優れているのでしょうか?

それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

【無機塗料と有機塗料の比較】

メリット デメリット
無機塗料 ・耐候性が高い・不燃性がある

・カビや苔が発生しにくい

・他の塗料より価格が高い・ひび割れしやすい
有機塗料 ・ひび割れに強い・価格帯が幅広い ・紫外線の影響を受けやすい・耐火性が低い

 

【無機塗料】のメリットとデメリット

<無機塗料のメリット>

①耐候性が高い
無機塗料の最大のメリットとして、15年以上の高い耐候性が挙げられます。無機成分を主としているため、雨や紫外線などにあまり影響されないため、外壁表面を長期間に渡って保護することが可能です。

②不燃性がある
主成分が炭素を含まない無機成分で構成されているため、有機塗料と比較すると火事の際などにも燃えづらいという利点があります。万が一の隣家の火事の際などにも、この不燃性によって二次災害の確率を低くすることが期待できます。

③カビ・苔が発生しにくい
カビ・苔の栄養分である有機物の含有量が少ないため、それらが発生しにくいという利点があります。
苔は、単に美観を損なうだけではありません。苔の根から発生する「根酸」という酸性物質により、本来アルカリ性であるスレート瓦が酸化することで素材自体の耐候性を低下させる恐れがあります。

<無機塗料のデメリット>

①他の塗料より価格が高い
無機塗料は、塗料の中でも耐候性やの面で機能性が高いが、施工の際は値段が高くなります。

②ひび割れしやすい
無機塗料は主成分が無機物で構成されているため、有機塗料と比較すると塗膜が硬いという特徴があります。
建物の外壁表面にひびが入った場合、一緒に無機塗料で形成された塗膜もひび割れを起こしてしまうことがあります。
外壁を塗装する場合は、有機塗料の伸縮性を活かすことをオススメします。

塗膜のひび割れ
塗膜のひび割れ

 

【有機塗料】のメリットとデメリット

<有機塗料のメリット>

①ひび割れに強い
有機塗料の利点として、ある程度の伸縮性があることが挙げられます。
建物は振動などの外的要因によって常に少し揺れており、その揺れによって外壁表面にひび割れが発生することがあります。
有機塗料は伸縮性があるため、外壁表面にひびが入っても、一緒に塗膜にまでひびが入るリスクを低くすることができます。
塗装の一番重要な役割である「防水」の機能を果たすためには、外壁は有機塗料で施工するのがオススメです。

②価格帯が幅広い
有機塗料は無機塗料と比較して、各塗料メーカーごとにラインナップが豊富です。
その分、様々な価格帯が揃っているため幅広い塗料の選定が可能となっています。

<有機塗料のデメリット>

①紫外線の影響を受けやすい
有機塗料は太陽の紫外線にさらされることで、塗膜の劣化が目立つようになります。
紫外線の光を浴びることで、塗膜の結合が分解され、塗料の構成成分である顔料が表面に浮き出る「チョーキング」現象が発生します。
また、屋根は建物の中で最も紫外線を浴びる場所なので、無機塗料で塗装すれば紫外線の影響を受けにくいという特性を存分に発揮できるでしょう。

②耐火性が低い
有機塗料の主成分は石油・石炭からなる有機物なので、炎に弱いという弱点があります。
隣家の火事の際には、無機塗料と比較して炎が燃え移りやすく、二次災害に繋がる可能性が高くなります。

このように、双方にメリット・デメリットがあります。高コストでも長持ちさせたい方は無機塗料を、コストを抑えて塗装したいという方は有機塗料を選択するとよいでしょう。オススメの方法としては、劣化が進行しやすい屋根に無機塗料を使用し、外壁には有機塗料を使用するという組み合わせです。

1-4.代表的な無機系塗料を紹介

無機塗料の特徴を解説したところで、日本の代表的なメーカーから販売されている無機塗料をご紹介します。

・アプラウドシェラスター:日本ペイント株式会社

日本の塗料メーカーの大手、日本ペイントから発売の超耐候性・超低汚染性を有する水性有機無機複合2液型塗料です。
フッ素樹脂を超える有機塗料と無機塗料の2つのメリットを併せ持つ建物をより長く保護する為に開発された、日本ペイントの最高級塗料の一つです。

アプラウドシェラスターネオ

 

・アレスシルクウォール:関西ペイント株式会社

同じく大手メーカーの関西ペイントから発売の水性1液型無機系塗料です。
強靭で伸びやすい塗膜を形成し、無機成分を含みながらも、微弾性系下塗りや弾性系下塗りなど幅広い下地選択性と旧塗膜選択性を持つのが特長です。

アレスシルクウォール

・無機ハイブリッドコートJY:株式会社アステックペイントジャパン

無機ハイブリッドコートJY

アステックペイントジャパンの弱溶剤形二液屋根用変性無機系上塗材です。耐用年数20年以上を誇る「超耐候型」塗料で、低汚染性も持ち合わせ、多くの優れた機能を有する塗料です。

2.無機塗料の一般的な施工金額

他の塗料と比較した無機塗料の施工金額は下記の表のようになっています。

屋根塗装 アクリル 700~1,000円
ウレタン 1,500~1,700円
シリコン 1,800~2,000円
フッ素 3,500~4,500円
無機 3,500~4,500円
外壁塗装 アクリル 1,000~1,200円
ウレタン 1,800~2,000円
シリコン 2,500~3,500円
フッ素 3,500~4,500円
無機 5,000~5,500円

※金額は使用する塗料や業者、状況によって異なります。

表を見てわかるように、無機塗料の施工金額は屋根・外壁ともに他の塗料より高くなっています。
※無機塗料以外の塗料の特徴については、下記の表をご参照ください。

塗料 特徴
アクリル アクリル樹脂を主成分とする塗料。耐候性に乏しく現在はほとんど使用されていない。
ウレタン ウレタン樹脂を主成分とする塗料。価格と耐候性のバランスが良く、現在も木部塗装などに使用されている。
シリコン シリコン樹脂を主成分とする塗料。コストパフォーマンスが良く、現在の戸建塗装において最もポピュラーな塗料。
フッ素 フッ素樹脂を主成分とする塗料。コストは高いがシリコン塗料と比較しても耐候性に優れる。

3.無機塗料に関する留意点

無機塗料について解説をしてきましたが、1-2で挙げたデメリット以外にもいくつか留意すべき点がありますので紹介します。

3-1.高い耐候性を発揮するには職人の技術が必要

無機塗料に限ったことではありませんが、塗装をするには一定の技術が必要です。
耐候性を高めるためには、汚れや旧塗料を除去し、新しい塗料を均等な厚さに塗っていく必要があります。
特に、無機塗料のように耐候性の高い塗料の場合は、一定の厚さに塗らなければ、その効果が十分に発揮されないこともあります。無機塗料を選択する場合は、依頼する業者に無機塗料で施工した実績があるのかをきちんと確認しましょう。

3-2.無機塗料の上からは再塗装ができない場合がある

無機塗料には塗膜表面に汚れが付着しにくいという特徴もあります。
そのため、再塗装する場合に新しい塗料と無機塗料で形成された旧塗膜がうまく密着せずに、早期の剥がれを引き起こす可能性があり、塗装ができない場合があります。頻繁に色を変えたい場所に塗装するのは向いていないかもしれないですね。

4.まとめ

これまで無機塗料のメリットやデメリット、特徴や施工金額まで解説しましたが、いかがだったでしょうか。
無機塗料は高い耐候性を持つ塗料で、紫外線による劣化が起こりにくいといういう利点がありますので、屋根塗装に採用すれば、その機能を存分に発揮できるでしょう。無機塗料の特性をしっかりと理解し、納得のいく塗料選びをしていきましょう。

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フッ素塗料で塗装する前に必ず知っておくべき4つのポイント 

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先週は、人気の塗料シリコン塗料に付いてお話しさせて頂きましたが、本日はこちらも人気があるフッ素塗料についてご説明いたします。

 

家の塗替えを考える時、どんな塗料を使えばいいのか迷いますよね。

安い塗料を使用して、安物買いの銭失いになるのも嫌だし、そんなに高価な塗料を使う必要があるのかも悩むところ。そんな時、耳にした事がある方も多いのが、高耐久塗料のフッ素塗料。

今回は、高耐久塗料の「フッ素塗料」を徹底解説いたします。フッ素塗料はどんなものか知りたい方も、自分の家にフッ素塗料が必要か判断したい方も、フッ素塗料はどのくらいの金額か確認したい方も参考になさってください。

この記事を読んで、まずは自分の住まいにフッ素塗料が必要なのか、その判断基準を得てください。

1.フッ素塗料を知ろう

1-1.フッ素塗料は耐久性の高い塗料

住まいの塗替えを検討している方なら一度は「フッ素塗料」という名前を聞いた事があるでしょう。
他の塗料に比べて価格が高価だけど、いったいなにが違うの?という疑問をお持ちの方もいるかと思います。
そのような方の為に、まずは、フッ素塗料の概要からご説明いたします。

【フッ素塗料とは】

蛍石

蛍石

・フッ素塗料は、蛍石を原料としたフッ素を配合した塗料・「非粘着性(汚れを弾く)」「耐薬品性(酸性雨に強い)」「低摩擦性(汚れが滑り落ちやすい)」「耐候性(紫外線に強い)」という特徴がある。

・フッ素塗料の樹脂は、炭素とフッ素の結合が非常に強固なもので、紫外線による破壊を受けにくい。

・耐久年数は約15年~20年弱(スタンダードなシリコン塗料で10年程度)

・身近な例として、フライパンやアイロンの焦げ付き防止など日常用品にも多く用いられている。

・耐久性が非常に高い為、短期スパンでの塗替えが難しい大型施設などに使用される。
東京スカイスリーはフッ素塗料によって施工されている(ルミフロンという塗料を使用)

フッ素塗料は非常に耐久性の高い塗料です。汚れが付着しにくく、付着した汚れを弾くという性質を持っている為、施工をすれば長年にわたって美観性を保てるでしょう。

1-2.フッ素塗料のメリット、デメリット

高耐久のフッ素塗料ですが、メリットもあればもちろんデメリットもあります。フッ素塗料の持つ二面性を理解したうえで使用を検討しましょう。

フッ素塗料メリット フッ素塗料デメリット
耐久性が高い耐久性の非常に高い塗料であり、短期スパンでの塗替えが難しい大型商業施設などに使用されることが多い。 追従性に劣る耐久性は非常に高いが、塗膜が他の塗料に比べて固い。横に伸びる力が弱い為、外壁のヒビと共に割れてしまう事がある。
耐用年数が長い15年~20年の期間、耐久性と耐候性を保持する事ができる。耐用年数が長い為、塗替え回数を減らし生涯的に見ると、フッ素塗料で家を塗った方がコストパフォーマンスが良い場合もある。 コストが掛かるまだ一般戸建住宅の塗替えにおいて普及がされていないので、価格は一般的なシリコン塗料のおよそ2.5倍~3倍程する。

 

1-3.代表的な塗料メーカーが販売しているフッ素塗料

そんなに高耐久な塗料ならフッ素塗料を使ってみたい!とお思いの方もいるかもしれません。
ですが、いざフッ素塗料を使おうと思った時悩むのがフッ素塗料の種類の多さです。実に様々な塗料メーカーからフッ素塗料が販売されている為、どれを使えばいいのか迷ってしまうでしょう。

そんな時にはどのような基準で選べばいいのか、自分の中で指標を決めてみましょう。今回は「価格」「認知度」「耐久年数」「柔軟性」など様々な基準で比較をしてみます。

まず、代表的なメーカーが販売しているフッ素塗料を例に取り上げてみました。下のグラフを見てみると、1缶あたりの金額にもかなり差があるのが分かります。

プレゼンテーション1

1-4.フッ素塗料を使用すべき部位

次に、住宅のどこにフッ素塗料を塗るべきか説明をします。フッ素塗料は、塗料の中でも高価な部類の塗料のひとつです。
家を丸ごとフッ素塗料で塗ると予算をオーバーしてしまうという方は、欲しい効果に合わせて施工する場所を決めても良いでしょう。

■一番オススメなのは屋根!

屋根上塗り②

フッ素塗料を屋根塗装におすすめする理由
・屋根は住宅の中でもっとも劣化の起こり易い部分。住宅の中で、紫外線や雨水にもっとも当たる場所で、確認のしにくい部位なので、どのくらい劣化しているのかも分かりにくく、気付かぬうちに劣化が進んでいる事が良くある為。・フッ素塗料を施工すると、耐候性という性質で住宅を紫外線から守る事ができる為。

・シリコン塗料などスタンダードなものに比べて耐久性が高いので、より長く家を健康なままで保てる為。

屋根は特に傷みやすい部位なので、フッ素塗料でしっかりと保護をすると良いでしょう。

■美観性を求めるなら壁!

外壁塗装

フッ素塗料を外壁塗装におすすめする理由
・フッ素には油脂性の汚れを弾く性質があるので、壁に施工すれば住宅を長年綺麗な状態のまま保つ事ができる為。・紫外線に強いので、他の塗料に比べて退色やチョーキングといった劣化の発生も起きにくい為。

外壁を綺麗なまま保つなら、フッ素塗料で汚れを寄せ付けないようにするのが良いでしょう。壁と屋根の塗料を用途によって使い分ける事でコストを下げる事もできます。

■安い塗料を使うと余計にコストが掛かる付帯部!

破風木部専用

付帯部にフッ素塗料をおすすめする理由
・付帯部とは、雨どいや破風、幕板などの壁や屋根の他に住宅を構成する部分です。木材や塩化ビニルなどで作られているのが一般的で、工場から出荷される際はウレタンやアクリル塗料などで簡易的な塗装がされていますが、10年弱で初期の塗装は劣化して効果を失ってしまいます。リフォーム会社や塗装店の中には、金額を抑える為に、壁や屋根は高耐久の塗料、付帯部は安価なウレタン塗料での施工を提案する事もあります。壁や屋根をフッ素など高耐久の塗料で塗り、付帯部を安価な塗料で塗った場合価格が抑えられるメリットもありますが、付帯部が壁や屋根より早く劣化をしてしまうデメリットもある為。

 

2.フッ素塗料と他塗料の比較

フッ素塗料と他の塗料はどこが違うのか?他の種類の塗料ではだめなのか?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
もちろん、フッ素塗料以外を家に塗るという選択もあります。参考のために、フッ素塗料と他の塗料について比較します。

2-1. 価格と耐久年数で比較

基本的には、価格の高い塗料ほどグレードが高く、耐久性も上がっていきます。

プレゼンテーション3

価格で見る特徴
・フッ素塗料は価格、耐久年数ともに高い。
・シリコン塗料は手ごろだが、フッ素に比べると耐久年数がやや低い。
・アクリルやウレタンといった塗料は耐久年数は5~7年程度で現在は塗り替えにはほとんど使用されない。

日本の平均建物面積は約140㎡(42.6坪)が平均です。都心ではこれよりやや狭く、地方ではやや大きく計算すると塗料に必要な大まかな費用が出せます。
ご自分の家に当てはめて、塗料の価格を考えてみましょう。

※家の形によって塗り面積は大きく変わります。

 

2-2.機能と柔軟性で比較

塗装の主な目的は住宅の保護です。ヒビ割れからの水の浸入を防ぐためには、ヒビに追随する柔軟性が求められます。
汚れが付きにくくなるセルフクリーン機能や遮熱機能を付加された塗料もあります。

プレゼンテーション4

特殊機能で見る特徴
・ウレタン塗料やシリコン塗料など比較的安価な塗料には特殊な機能が無い場合が多い。
・フッ素塗料や無機塗料は特殊な機能を多く持っているが、塗膜が硬く、素地のヒビに追随できず割れてしまう事がある。

上記の図のを見ると、フッ素や無機と言った高耐久塗料は乾いた時塗料がやや硬めである事が分かります。
これらの塗料は横に引き伸ばされる力には弱い傾向にあります。その為、建物の揺れ、地震などで塗膜が割れてしまう事もありえます。

 

3.こんな人にはフッ素塗料がオススメ

それではフッ素塗料はどんな人に向いているのでしょうか?
フッ素塗料は耐久性が高い塗料ですから、お住まいを長く持たせたい人にオススメです。
しかし、コストが高いので躊躇されている方もいるかもしれません。
でも実は長期的に見るとコストを抑えることができるかもしれないのです。

3-1.とにかく長く持たせたい人

戸建て住宅

フッ素塗料はフッ素と炭素が強固に結び付いた構造なので、紫外線のダメージを受けにくく耐久性に優れています。
防汚性にも優れており、15年~20年というスパンでとにかく長く持たせたい人にオススメの塗料です。

3-2.長期的にコストを抑えたい人

フッ素塗料は他の塗料に比べると高価ですが、その耐久性の高さから長期的に見ると塗り替え回数が減るためにトータル的なコストを抑えられる場合があります。
屋根などの劣化の進行が早い箇所にフッ素塗料を採用することで塗り替え回数を減らし、トータルコストを抑えることが可能になります。

 

4.フッ素塗料を使う時に気を付けたい事

4-1.耐候性の長い塗料を使おう!

 

フッ素塗料を使用したいと思っても、たくさんのフッ素塗料がありどれが良いのかなかなか判断できないですよね。
そんな時は、促進耐候性試験の結果が長い塗料を選ぶ基準にしてみてください。
促進耐候性試験の結果が長いほど、耐候性のある塗料だという事が判断できます。

■どのくらいの耐候性があるのか業者やメーカーに問い合わせて耐候性の長いものを選ぶ。
■実際にフッ素塗料を施工した物件を見せてもらい、自分の目で美観性や耐久性の高さを確かめる。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はフッ素塗料を中心に他の塗料との比較をしながら解説しました。
フッ素塗料は防汚性や耐久性に優れた塗料ですが、フッ素塗料を使ったリフォームは他の塗替えに比べて価格が高くつきます。
ですので自分の家にとって、フッ素塗料を使う事が最善なのかしっかり考えて、後悔のない塗替えリフォームを行ってください。

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1番人気の外壁塗料シリコン!特徴や価格、イチ押し製品まで徹底解説 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
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先日は節分でしたね。恵方巻き食べましたか?豆食べましたか?

我が家は鬼滅の刃の公式サイトより鬼のお面がダウンロードできたので、鬼滅のお面をかぶり豆まきしました。

まだまだ鬼滅の人気は衰えませんね~♬

塗装で人気といえばシリコン!!という事で本日はシリコン塗料に付いてお話しします♪

 

「シリコンは人気の外壁塗料というのは本当?」
「外壁塗料のシリコンとは、どんな塗料?」
「オススメのシリコン塗料製品は?」
など、外壁塗料シリコンについて疑問をお持ちの方も多いでしょう。

様々な外壁塗料がありますが、中でもシリコンは1番人気です。その人気ぶりは、建築塗料市場において80%のシェアを占めるほど。シリコン塗料がなぜ人気なのか、その理由について説明致します。

外壁塗料のシリコンが気になっている方は、ぜひ参考にしてください。

1. 外壁塗料はシリコンが1番人気!迷ったらシリコンを選べば間違いなし?

シリコン塗料は、外壁塗料の中で1番人気です。建築塗料市場において80%のシェアを誇る、最もスタンダードな外壁塗料です。
塗装業者に外壁塗装の見積りを依頼すると、多くの場合、数種類の外壁塗料を提案してくれますが、その中にまず間違いなくシリコン塗料が入っているはずです。

■外壁塗料シリコンが人気の理由
なぜ多くの人がシリコン塗料を選ぶのかというと…その理由は様々ありますが、最大の理由を挙げるとすれば、ずばり、“コストパフォーマンスの高さ”だといえます。
シリコン塗料製品の多くは、一定以上の耐久性(耐候性)がありながら、価格帯は外壁塗料の中では手に取りやすい中程度。性能と価格のバランスが抜群に良い塗料です。

◎外壁塗料シリコンの基本データ

・耐久年数:約7~10年
・相場価格(1缶あたり):15,000~40,000円

※上記の耐久年数や相場価格は、あくまで目安です。使用する環境や製品によっては耐久年数や価格が上記と大きく異なることもあります。

 

人気のシリコン塗料ですが、事実、外壁塗料にはシリコン塗料を選んでおけば、まず間違いありません。そのため、「外壁塗料にさほどこだわりがない」「塗料選びに時間をかけたくない」といった場合は、あれこれ迷わずに、シリコン塗料を選んでしまうのも一つの手です。

 

2. プロが徹底解説!外壁塗料シリコンとは?メリット&デメリットは?

 

2-1.そもそも「シリコン塗料」とは?

「そもそもシリコン塗料とは何?」という疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。

塗料の成分

塗料は、顔料・樹脂・添加剤・水もしくは溶剤の4つの成分で構成されております。

シリコン塗料とは、上記4つの成分のうち「樹脂がシリコン」の塗料のことです。
塗料に使用される樹脂には、アクリル・ウレタン・シリコン・ピュアアクリル・フッ素・無機などがあり、アクリル樹脂を使用した塗料はアクリル塗料、フッ素樹脂を使用した塗料はフッ素塗料となります。

特に知っておいていただきたいのは、使用する樹脂によって、塗料の性能は大きく変わるということです。シリコンや無機などの樹脂成分が塗料の性能を決めるといっても過言ではありません。

シリコン樹脂の性能はというと…
汚れにくく、塗膜(塗装後にできる塗料の膜)の最大の劣化原因である紫外線にも強いという性能があります。シリコン塗料が高い耐久性(耐候性)を有するのは、こうした性能をもつシリコン樹脂が含まれているためです。

 

2-2.外壁塗料シリコンのメリット

外壁塗料シリコンには、以下のメリットがあります。

●コストパフォーマンスが高い|一定以上の耐久性(耐候性)&中程度の価格帯
1章にてお伝えした通り、“一定以上の耐久性がありながら、価格帯は外壁塗料の中では手に取りやすい中程度”というコストパフォーマンスの高さは、シリコン塗料の魅力です。

シリコン塗料のコストパフォーマンスの高さは他塗料と比べると、よくわかります。

[樹脂別!塗料の耐久年数&相場価格]

耐久年数と価格

 

※上記の耐久年数や相場価格は、あくまで目安です。製品によっては耐久年数や価格が上記と大きく異なることもあります。
※耐久性が高い(耐久年数が長い)ほど、塗料の価格帯も高額になる傾向にあります。

●製品数が多いため、カラーや性能、価格などが選べる

シリコン塗料は人気のため、各塗料メーカーが研究・開発・販売に力を入れており、製品数の数は圧倒的に多いです。そのため、シリコン塗料は性能やカラー、価格帯の選べる幅が広いというメリットがあります。

製品数が多いと選べる幅が広いというのは、どういうことかというと…仮に製品がABしかなければAorBで選ぶしかありませんが、性能やカラー、価格帯などが異なる製品がABCDE…ZあればA~Zの中らから選ぶことができるということです。選べる幅が広いほど、「もっと明るいベージュ色が良い」「もう少し性能は低くてもよいので、価格を抑えたい」など自身の要望に合う塗料製品が見つかる可能性が高まることになるのです。

[補足]同じ“シリコン塗料”でも、製品によって性能やカラー、価格帯は異なる

もしかすると“シリコン塗料といわれる製品は、すべて同じような製品”といったイメージを持たれているかもしれませんが、それは間違いです。平均的な耐久年数や価格帯は上記グラフの通りですが、(耐久年数や価格帯が)上記グラフと大きく異なる製品もあります。また、どういった防汚性を備えているか、遮熱性や防カビ性能の有無、カラーラインナップなどは各シリコン製品によって異なります。

そのため、塗料選びの際には「シリコン塗料にするかどうか」だけでなく、(シリコン塗料に決めた後には)「どのシリコン塗料製品にするか」まで、しっかり検討する必要があります。

※納得のシリコン塗料製品を選ぶために押さえておきたい知識を下記3章にてご紹介しております。

 

2-3.外壁塗料シリコンのデメリット

外壁塗料シリコンには、以下のデメリットがあります。

●ピュアアクリル・フッ素・無機塗料などに比べると耐久性が低い
ピュアアクリル塗料、フッ素塗料、無機塗料の耐久年数は下記の通りです。

塗料 耐久年数
シリコン塗料 約7~10年
ピュアアクリル塗料 約15年~
フッ素塗料 約15年~
無機塗料 約15年~

※上記は平均的な耐久年数です。耐久年数は製品によって異なります。

塗料製品によって耐久年数が異なるため一概には言えませんが、ピュアアクリル塗料やフッ素塗料、無機塗料などの高耐久塗料と比べると、シリコン塗料の耐久性は低い(耐久年数が短い)傾向にあることは間違いありません。

ちなみに、耐久年数が短いということは、それだけ劣化の進行スピードが早いということを意味します。
劣化が進行すると再度、外壁塗装(外壁の塗り替え)が必要となります。つまり、耐久年数が短いほど、頻度高く外壁塗装をしなければならないということです。
そのため、高額なピュアアクリル塗料やフッ素塗料、無機塗料を使用するよりも、安価なシリコン塗料で塗装をする方が、塗装回数が増えてしまう分、トータルコスト(全塗装にかかる費用)で考えると費用が余計にかかってしまう可能性もあります。

●製品数が多いため選ぶのに迷ってしまうことも
シリコン塗料は製品数が多いため、より選べるというメリットがあります(2-2)が、一方で、製品数が多い分、どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。また、性能やカラー、価格帯の異なる色々なシリコン塗料製品を比較・検討することを大変に感じてしまう可能性もあります。

 

2-4.[参考]シリコン以外|外壁塗料まとめ

ここでは、シリコン以外の外壁塗料をご紹介します。各塗料のメリット・デメリットもまとめておりますので、「シリコン以外の塗料も検討したい」という方は、ぜひ参考にしてください。

■アクリル塗料

耐久性が他塗料と比べて低いため、現在、外壁塗装に使用されることはあまりない。

◇耐久性:約3~5年
◇相場価格(1缶あたり):5,000~15,000円
◇メリット
・価格が安い
・光沢、艶がある
◇デメリット
・耐久性が低い
・(耐久性が低い分)塗装回数が増えるため、トータルコスト(全塗装にかかる費用)で考えると割高になることも

 

 

 

■ウレタン塗料

シリコン塗料が外壁塗装の主流になる前に広く普及していた塗料。

◇耐久性:約5~7年
◇相場価格(1缶あたり):5,000~20,000円
◇メリット
・アクリル塗料よりも長持ち
・独特の光沢がある
◇デメリット
・耐久性が低め
・(耐久性が低い分)塗装回数が増えるため、トータルコスト(全塗装にかかる費用)で考えると割高になる

 

 

■ピュアアクリル塗料

伸縮する塗膜がひび割れに追随し、雨水が浸入するのを防ぐ。

◇耐久性:約15年~
◇相場価格(1缶あたり):50,000~70,000円
◇メリット
・耐久性が高い
・伸縮性が高いため、外壁にひびが入っても、家の劣化要因である水の浸入が防げる
◇デメリット
・乾燥に時間がかかる
・1回にかかる塗装費用が割高になる

 

■フッ素塗料

高品質塗料。頻繁な塗り替えが難しい商業施設や大型ビルで使用されるケースが多い。

◇耐久性:約15年~
◇相場価格(1缶あたり):40,000~100,000円
◇メリット
・耐久性が高い
・高級感のある艶感がある
・汚れや水を弾く撥水性に優れている
◇デメリット
・ひび割れしやすい(塗膜が硬くなる製品が多い)
・1回にかかる塗装費用が割高になる

 

 

■無機塗料

主成分が無機物のため、紫外線に強く、耐久性が高い。

◇耐久性:約15年~
◇相場価格(1缶あたり):50,000~120,000円
◇メリット
・耐久性が高い
・カビや藻が発生しにくい
◇デメリット
・塗膜が比較的硬く、ひび割れが発生しやすい
・1回にかかる塗装費用が割高になる

 

 

3.納得のシリコン塗料製品を選ぶために!押さえておきたい知識

この章では、“納得のシリコン塗料製品”を選り抜くために押さえておきたい知識をご紹介いたします。

3-1.シリコン塗料製品を選ぶ時に考えたい4つのポイント

シリコン塗料は製品数が多いため、どのシリコン塗料製品にするのが良いか迷ってしまいますよね。そこでこの章では、シリコン塗料製品を選ぶ時に考えたい4つのポイントをご紹介します。

以下4つのポイントについて考えることで、自身が選ぶべきシリコン塗料製品が見えてくるとおもいます。

「塗装業者に提案されたシリコン塗料製品に決めてしまっても良いのか」
「塗装業者にどんなシリコン塗料製品を提案してもらうのが良いのか」
といったことで悩まれている方も、ぜひ参考にしてください。

[シリコン塗料製品を選ぶ時に考えたい4つのポイント]

☑性能
同じシリコン塗料でも、各製品によって、耐久性の高さをはじめ、防汚性、遮熱性、防藻・防カビ性などの有無や内容、程度が異なります。
「どういった性能を求めるか」は塗料選びの時に考えるべきポイントの一つです。

☑色(カラー)
先述の通り、各シリコン製品によってカラーラインナップは異なります。たとえば同じベージュでも、A製品は明るいベージュ、B製品は暗めのベージュをラインナップしているということも。そのため、色にこだわりがある場合には、どういった色で塗装したいかによってシリコン塗料製品が絞られることもあります。
塗装したい色が明確にある場合には、塗装業者にその色を伝え、その色がある塗料製品を提案してもらうのも一つの手です。

☑価格帯
シリコン塗料は製品数が多い分、価格帯も広い傾向にあります。平均的な価格帯は、1缶あたり15,000~40,000円ですが、なかにはフッ素や無機と同等の性能を持つ高価格帯の製品もあります。予算によって選べる塗料製品も変わってくるため、予算については早めに塗装業者に伝えてきましょう。

☑溶剤系塗料or水性塗料
少し専門的な話になりますが、溶剤系塗料か水性塗料かも、塗料製品を選ぶ時の一つの判断指標となります。近年、性能に大きな違いはなくなってきているため、必ずしも気にする必要はありませんが、溶剤はシンナーですので塗装中のニオイが気になります。常に家にいる方や、ペットを飼っているご家庭などは水性のシリコン塗料製品を選ぶのがオススメです。

 

 

 

まとめ

外壁塗料シリコンは、建築塗料市場において80%のシェアを占める1番人気の塗料です。

人気の理由は様々ですが、最大の理由は“コストパフォーマンスの高さ”です。シリコン塗料製品の多くは、一定以上の耐久性(耐候性)がありながら、価格帯は外壁塗料の中では手に取りやすい中程度。性能と価格のバランスが抜群に良い塗料です。

また、一口にシリコン塗料といっても、製品によって性能やカラー、価格帯などは様々です。本記事では、納得のシリコン塗料製品を選り抜くために押さえておきたい知識も3章にまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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