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塗り替えセミナーのご案内

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😀

 

プロタイムズ半田店では、一般市民講座として、塗り替えセミナーを行っております。外壁、屋根塗装をするのにあたって、どんなことに注意すればよいのか、悪徳業者に騙されないためにはどうすればよいのか、塗装に関する知識を解説しております。

このセミナーは、営利目的ではありません。純粋に工事について知る事が出来るので、どなたさまもお気軽にご参加いただけます。

今後、塗り替えを検討している方は是非ご参加ください。

詳細は下記の通りです

日時 11月21日(土)

時間 午前の部 9時半~12時(受付 9時15分より)
場所 アイプラザ半田 第3会議室 定員20名

午後の部 13時半~16時(受付 13時15分より)
場所 アイプラザ半田 第3会議室 定員 20名

※コロナウィルス感染防止の為、来場の際はマスクの着用、手指消毒をお願いしております。

また、少しでも体調の優れない方、37度以上の発熱がある方は、ご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。

密にならないよう、人数制限がございます。ご来場の際は予約が必要です。
ご予約はこちらから
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市民講座 屋根・外壁塗り替えセミナー 午前の部

市民講座 屋根・外壁塗り替えセミナー 午後の部

 

外壁の劣化は放置NG!劣化の種類・補修方法・費用を徹底解説! 

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

 

11月も半ばを過ぎそろそろ年末が近づいてきましたね。

我が家は先日クリスマスツリーを飾りました。

子供が「やっぱクリスマスツリーを見るとテンションあがる~」と喜んでおりました笑 😆

「サンタさんからのプレゼントは欲しい物ないから、ばあちゃんが欲しがってたドライブレコーダーもらって、それをばあちゃんにプレゼントしてあげようかなぁ」

なんて優しい事を言ってくれてる長女ですが、「そうすれば、何かばあちゃんからお礼に買ってもらえるしね♪」と言っておりました。

優しさとあざとさは紙一重なのだなと、学びましたwww

 

さて、本日は劣化した外壁、放置するとどうなるの?

そんな疑問について説明したいと思います。

 

1.劣化した外壁を放置するとどうなる?住まいの寿命が短くなる!?

外壁

ずばり、劣化した外壁は、早々に補修が必要です。
なぜならば、外壁の劣化が進行すると、住まいの寿命が短くなるリスクが非常に高まります。

劣化が進行するにつれ外壁の防水性は失われてしまい、いずれは雨水の浸入を許すようになります。雨水が浸入すると、外壁は加速度的に傷みます。さらに住まい内部にまで雨水が入り込んでしまうと、住まいの躯体が腐食してしまう可能性も十分にあります。躯体の腐食が進めば、木が腐りシロアリが発生したり、かびが大量に発生したりして、早々に住まいが寿命を迎えてしまうことにもなりかねません。
こうした最悪の事態を引き起こさないためには、劣化した外壁を、早々に補修する必要があるのです。

ただし、外壁の劣化進行が初期の場合は、ひとまず経過観察で様子を見るという対処をすることもあります。

2.外壁補修が必要かどうかは「劣化の進行段階」で見極める!

お住まいの外壁を補修する必要があるかどうかは、「外壁の劣化の進行段階」で判断します。

外壁

2-1.劣化の進行が初期の場合⇒経過観察でも問題なし

外壁に以下のような劣化症状が見られる場合は、劣化の進行段階としては初期のため、ひとまず経過観察で様子を見るという対処でも問題ありません。

●ひとまず経過観察でも問題ない|外壁の劣化症状(劣化の種類)

サイディング 汚れ汚れ 幅0.3mm未満のひび割れ(ヘアークラック)幅0.3mm未満のひび割れ(ヘアークラック)

※経過観察でも問題ありませんが、劣化の進行を遅らせるために、できることもあります。
外壁の汚れは洗浄するなどしてキレイにすると、劣化の進行を遅らせることができます。また、幅0.3mm未満のヘアクラックといわれるひび割れでも、早めに補修をしておくと、ひび割れが大きくなるのを防げ、劣化進行を防ぐことができます(補修方法については、以下3章を参照)。

 

2-2.ある程度劣化が進行している場合⇒早々に補修が必要

ある程度劣化が進行している場合は何らかの補修が必要になります。具体的には、外壁に以下のような劣化症状がある場合は、ある程度劣化が進行しているため、早々に補修を検討するべきです。以下の劣化症状を放置すると、先でお伝えした通り、住まいの寿命が短くなるなどのリスクが生じます。

●補修が必要|外壁の劣化症状(劣化の種類)

苔・藻カビ・藻・コケの発生 色あせ
色あせ
著しいチョーキングの発生著しいチョーキングの発生
※外壁を手で触ると、粉状のものが付着する状態
幅0.3mm以上のひび割れ幅0.3mm以上のひび割れ
外壁塗装 膨れ塗膜の膨れ 塗膜のはがれ塗膜のはがれ
サビの発生サビの発生 サイディング 欠け欠けている箇所がある

★具体的な外壁の補修方法については、以下3章を参照ください。

2-3.外壁を補修すべきかの最終判断はプロにお願いするのが賢明

診断

上記2-1&2-2でお伝えした通り、劣化の進行段階によって補修の必要有無を見極めることができます。とはいえ、「自身での判断は難しい」と感じる方は少なくないでしょう。また、判断を誤ると「補修が必要なタイミングで補修をしなかった結果、住まいが大変なことに・・。修理費用が高くついてしまった・・」といった事態にもなりかねません。

そのため、上記2-1&2-2を参考に外壁をチェックしてみた結果、「もしかすると補修が必要?」と少しでも感じた場合には、“プロに診てもらうこと”を強くオススメ致します。

プロに依頼すると、劣化の進行段階を目視で確認するほか、
・細かい劣化の有無や状態をルーペで拡大して確認する
・外壁を打診棒で叩き、外壁内部の状態を音で確かめる
などして、より専門的に外壁の状態を診てもらえます。そのため、外壁を補修すべきタイミングなのかどうかを、より正確に判断することが可能です。
また、プロに外壁を診てもらうと、補修をした場合にかかる費用(見積り)も算出してもらえます。

外壁を診るだけなら無料で対応してくれる業者の方が多いでしょう。

 

 

3.外壁の劣化を補修する方法&費用相場

外壁の劣化は、基本的に以下いずれかの方法で補修をします。

[補修方法&費用まとめ]

補修方法 費用相場
部分補修(3-1) ※補修内容や範囲によって異なる
外壁塗装(3-2) 80~150万円
(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)(使用する塗料によって異なる)
重ね張り・張り替え(3-3) 重ね張り:150万円~
張り替え:200万円~

※上記の費用は、あくまで相場価格です。外壁の大きさや劣化の進行具合など諸条件によっては、実際の費用が上記と大きく異なることがあります。

3-1.部分補修

部分補修とは、劣化している部分だけを補修をすることです。一般的に、劣化箇所が部分的な場合、部分補修をします。

【部分補修の例】
●「ひび割れ(0.3mm以上)」⇒Uカットシーリング処理(※)など
※ひび割れ箇所をU字型にカットし、シーリング材を充填、樹脂モルタル等で表面を平滑にする。
●「欠け」⇒部分的な張り替え(サイディング外壁の場合) など

劣化症状(劣化の種類)によって、部分補修の内容は異なります。上記以外にも、様々な部分補修の方法があります。

※部分補修をした場合、どうしても補修跡がのこります。「補修跡をのこさず、キレイに外壁を補修したい」という場合は、塗装による補修(3-2)がオススメです。

3-2.外壁塗装

中塗り

・部分補修では補修しきれない場合
・外壁全面に劣化の症状が広がっている場合
・防水塗膜が劣化しているという場合
・「補修跡をのこさず、キレイに外壁を補修したい」という場合
などは、外壁塗装による補修をします。

外壁塗装の場合、外壁全面の補修ができるだけでなく、外壁を新築時のようにキレイよみがえらせることも可能です。既存の外壁とは異なる色の塗料で塗り替えて、外観の印象をガラリと変えることもできます。

 

3-3.重ね張り・張り替え

部分補修や塗装では、外壁の劣化を補修しきれない場合に、「重ね張り」や「張り替え」による補修を行ないます。また、「外壁材自体を新しくしたい」などの施主(消費者)の希望によっては、部分補修や塗装ではなく、重ね張りをすることもあります。下地や断熱材などにまで劣化が進行している場合には、張り替えとなります。

重ね張り 重ね張り既存の外壁の上に、新しい外壁材を施工する補修方法。
張り替え 張り替え既存の外壁を取り除き、新しい外壁材を施工する補修方法。

 

3-4.【補足】シーリング(コーキング)の打ち替え

シーリング

外壁の劣化を補修をする際、あわせてシーリング(コーキング)の劣化も補修をするのがオススメです。
※シーリングとは、外壁と外壁や、外壁と窓の接合部分につかうゴム状の材料のことです。
※シーリングが使用されていない外壁材もあります。基本的にモルタル、樹脂系サイディングなどの外壁材にはシーリングが使用されていないため、その場合はシーリング補修も不要となります。

シーリングの劣化を放置すると、劣化箇所から雨水が浸入する可能性が生じます。雨水が住まい内部に浸入すると、1章にてご紹介した通り、早々に住まいが寿命を迎えてしまうことにもなりかねません。
こうした事態を防ぐためには、劣化したシーリングを早々に補修する必要があります。具体的には、以下のような劣化症状が見られる場合、早々に補修をすべきタイミングです。

※一般的なシーリングの耐久性を考えると、外壁に2-2のような劣化症状が見られる場合、シーリングにも以下のような劣化症状が見られる可能性大です。

●補修が必要なシーリングの劣化症状(劣化の種類)

ひび割れひび割れ 破断破断 剥離剥離

ちなみに、シーリングは「打ち替え(既存のシーリング材を取り除いて、新しいシーリング材を充填する方法)」にて補修をするのが一般的です。業者によっては上から新しいシーリングを増し打ちするだけの所もありますので気を付けましょう。

●シーリング(コーキング)の打ち替え
費用相場:900~1,500円/m
※足場を組む必要のある場合は、別途、足場費用がかかります。

 

 

3-5.どの補修方法を選択するのがベスト?

疑問

「我が家の外壁の劣化は、上記どの方法で補修するのがベストなのだろう?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

基本的には、外壁の劣化症状(劣化の種類)によって補修方法を判断します。
ただし、同じ劣化症状でも、劣化の進行具合によって選ぶべき補修方法が異なることもあります。数種類の劣化症状が見られる場合には、また違った判断をすることも。

そのため、一概にどの補修方法がベストと言うことはできません。

実際に外壁の劣化をどの方法で補修するかは、プロと相談をして決めることになります。その際、上記3-1~3-3も参考に、自身の予算や希望などをプロに伝えると、より納得の外壁補修ができるはずです。

 

4.【参考】プロが解説!外壁が劣化する原因とは?

遮熱塗料

「そもそも、外壁はなぜ劣化するのだろう?」と疑問に感じている方もいるかもしれません。

外壁の劣化を進行させる原因は、
・太陽光 ・風 ・雨
などが主な原因です。

外壁が劣化する最大の原因は、太陽です。太陽光の紫外線や熱が外壁の劣化を進行させていきます。そのため、太陽光のあたりやすい南側の外壁などは、劣化が進行しやすい傾向にあります。
また、雨風も外壁の劣化を進行させる原因の一つ。特に、台風時などに強い風や雨を受けると、劣化の進行スピードを加速させてしまうこともあります。

 

まとめ

どんな外壁も必ず劣化が起こります。

今すぐに劣化の補修が必要かどうかは、劣化の進行段階で判断します。初期の劣化であれば、ひとまずは経過観察でも問題ないケースもあります。ある程度劣化が進行している場合には、早々に補修を検討することを強くオススメします。劣化したまま放置し続けると、住まい内部に雨水が浸入、躯体が腐食し、早々に住まいが寿命を迎えてしまうことにもなりかねません(1章&2章)。

外壁の劣化を補修する方法はいくつかあり(3章)、どの補修方法を選ぶべきかは、劣化症状や劣化の進行具合などよって異なります。ご紹介した方法も参考に、プロの業者に相談をして検討してみてください。

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プロが教える!平米単価を元に外壁塗装の金額を確認する方法

愛知県半田市を中心に屋根・外壁のリフォームのご提案をさせて頂いております。
プロタイムズ半田店 (株) 榊原 サポートスタッフの大西です 😆

秋も深まり、朝晩冷え込むようになってきましたね。またコロナの第3波が来ている様ですが、皆様風邪など引いてませんか?

私は喘息持ちなので、よく咳き込んでしまうのですが、人前で咳き込むと白い目で見られている様な気がして、とても肩身が狭いです 😥

プロタイムズでは毎日の検温、マスクの着用、消毒を徹底しております。

少しでも体調がすぐれない時はゆっくり休むのも大切ですね。

 

皆様も体を暖かくして、風邪などひかれぬようお過ごしくださいね 😀

さて、本日は「プロが教える!平米単価を元に外壁塗装の金額を確認する方法」についてお話しします。

念願のマイホームを建ててはや10年。とうとう我が家も塗り替えを考え始めなければならない時期を迎え自分達なりに見積り書を3社から取ってみたものの、金額は各社バラバラで、使う材料も三者三様、見積り書には聞いたこともない専門用語がズラリと並んでいる。こんな状態で正しい施工会社を判別することが出来るのは豊富な塗装知識を持った専門家くらいでしょうか。

それもそのはず、見積り書に記載されている内容は各社異なり、施工内容や使用する塗料、金額の根拠でもある塗装する面積さえ数十平米違うなんてこともよくあります。言わば同じ商品の相見積りを取ったにも関わらず、全く違う3つの商品を提示されているのと同じ状態になってしまっています。

また、見積り書の中には様々な項目が記載されていますが、実はそこには大きな落とし穴が隠されています。

本日は現在、塗装を考えていらっしゃる方が適正な価格で工事を行うことが出来るよう、見積り書の中の”平米単価”に注目して価格の正しい判断基準をご説明します。

1.外壁塗装の適正価格を知るには平米単価をチェック!
塗装の見積りに関しては内容を精査するのは非常に困難だと言われています。大きな理由として、その専門性の高さと施工会社ごとに施工の内容が大きく異なっているからです。見積もりを判断するために、まずは比較のしやすい単価から適正な価格を考えましょう。

その際にチェックすべきなのが平米単価です。外壁塗装の工事金額は『塗装をする面積』×『平米単価』が基本になっています。また、雨樋のように、長さで計算のものは『塗装をする長さ(m)』×『1m当たりの単価』、雨戸などの個数で計算するものは『塗装をする数(個)』×『単価』となります。

施工する会社によってこの平米単価や1mあたりの単価が異なり、それに伴って外壁塗装全体の金額も大きな差となります。

1-1.塗装工事の相場価格

まずは一般的な大きさの戸建住宅で外壁塗装をする際の相場価格を見てみましょう。

■外壁/窯業系サイディング 屋根/スレート瓦
一般的な戸建住宅で塗装工事を行った場合、80~150万円(一般的な2階建て住宅/塗り面積200㎡)の費用がかかります。

ただし、住宅の大きさをはじめ、劣化の進行具合や使用する塗料の量等でも価格は大きく変動します。

【見積り書の例】

工事項目 数量 単価 金額
仮設足場  208㎡  700円 145,600円
飛散防止ネット  208㎡  150円  31,200円
高圧洗浄  240㎡  150円  36,000円
養生  160㎡  300円  48,000円
外壁工事
下塗り  160㎡  900円  144,000円
上塗り  160㎡  2,600円  416,000円
屋根工事
下塗り 80㎡  900円 72,000円
上塗り 80㎡ 2,600円 208,000円
 縁切り 80㎡ 400円 32,000円
付帯工事
コーキング打ち替え  90m  900円  81,000円
コーキング増し打ち  80m  700円  56,000円
廃材ゴミ処理  1式  20,000円  20,000円
小計  1,289,800円
消費税(8%)  103,184円
合計  1,392,984円

一般的な戸建住宅における塗装工事の場合、外壁屋根をあわせるとこのような目安となります。ただし、この他に塀などの塗装を行う箇所があれば、別途費用がかかります。また、使用する塗料によって塗装の耐久年数は異なりますので、耐久年数の変化に伴い全体の金額も変化します。

まずは施工内容に過不足がないかの判断基準として、見積り書に記載されている平米単価が基準からかけ離れていないかを確認しましょう。

高すぎる場合は大幅に金額を載せられていたり、逆に安すぎる場合必要な補修が行われない可能性もあります。

1-2.建物の大きさが正しいかどうか確認する

平米単価を確認した後に注意すべきなのは建物の大きさです。建物の大きさによって使用する塗料の量や施工金額も大きく変わりますので、建物の大きさが正しいかどうかを確認することはとても重要になります。

平米単価が安くても、建物の大きさや数値が誤っていては信頼できる見積り書とは言えません。まずはご自身の住まいの塗装をする外壁と屋根の面積を把握することから始めましょう。建物の正しい積算方法に関してはこちら。

1-3.平米単価の基準はコレ!

まずは見積りを検討する際の『平米単価』の基準についてご紹介します。

※施工する会社や建物の素材・状態などによって前後しますので、参考までにご確認下さい。

工事項目 平均単価
★仮設足場  600~800円/㎡
★飛散防止ネット  100~200円/㎡
★高圧洗浄  100~300円/㎡
★養生  250~400円/㎡
コーキング(増し打ち・打ち替え)  500~1,500円/m
★下塗り塗料  600~1,100円/㎡
★上塗り塗料 アクリル塗料  1,000円~2,000円/㎡
ウレタン塗料  1,500円~2,500円/㎡
シリコン塗料  2,000円~3,500円/㎡
 フッ素塗料  3,000円~5,000円/㎡
 光触媒塗料  3,500円~5,000円 /㎡
 付帯工事  軒天井  800~1,200円/㎡
 破風板   650~1200円/㎡
 雨樋  800~1,200円/m
 雨戸  2,000~5,000円/枚
 シャッターボックス  2,000~5,000円/個
縁切り※ 400~700円/㎡
 防水工事  ウレタン防水  2,500円~7,000円/㎡
FRP防水 4,000~7,500円/㎡
トップコートのみ 2,000~3,500円/㎡
 ★廃材ゴミ処理  1式 10,000~30,000円

※1 ★印の工事項目に関しては基本的に必ず必要な内容になります   ※2 縁切りとは主にスレート瓦の塗装をする際に必要な工程のこと

塗装工事における平米単価をまとめるとこのようになりますが、施工を行う会社によって補修の度合いや施工方法の選定が異なりますので平米単価も相対的に大きく左右されます。

この表を一つの目安として見て頂いた中で、あまりに平米単価が基準とかけ離れていないか注意してみましょう。

1-4.使う材料や補修の方法で大きく異なる平米単価

前項では各項目ごとの平米単価の目安を記載しました。その中でも「どんな塗料を使用するのか」と「どのように補修するのか」によって金額は大きく変わっていきます。ただ、いざ相見積りをして複数社で比較をしても、各社の見積り仕様が異なってしまっては比較しようがありません。中でも使用する塗料の違いによっては1,000円/㎡の安価な塗料から、耐久性の高い4,000円/㎡前後する高級塗料まで様々あるので、見積り書に記載されている塗料がどういったものなのかを事前に確認することが大切です。

どんな材料を使用するのかの他に、各社仕様が大きく分かれるのが補修の方法です。塗装工事ににおいてはヒビ割れの補修方法や下地処理の方法によって金額は大きく変化します。表に記載されている「コーキング」の内容をみても500/mで出来る簡易的な補修から1,500円/mの大掛かりな補修まで幅が広く、住宅の構造によっては20万~30万円前後の差にもなります。

つまり塗料と補修方法だけを見ても、工事全体の金額は大きく変化するのです。補修の内容を確認しましょう。

2.見積り書でチェックするのは工事項目と平米単価

施工内容や塗料の違いで見積り金額にも差があるということはお伝えさせて頂きました。ここからは、実際にあった2社の見積りの内容を比較し、記載されている平米単価から各工事項目の内容にどのような違いがあるのかを読み取っていきましょう。

2-1工事仕様にによって、平米単価は変わる

まずは実際の見積り書を例に出して、複数社の内容の違いをご説明いたします。

A社
見積り書
仮設工事
仮設足場 248㎡ 700円 173,600
飛散防止ネット 248㎡ 150円 37,200
外壁工事
高圧洗浄 160㎡ 200円 32,000
下塗り 160㎡ 800円 128,000
上塗り 160㎡ 2,000円 320,000
屋根工事
高圧洗浄 72㎡ 200円 14,400円
下塗り 72㎡ 800円 57,600円
上塗り 72㎡ 2,000円 144,000円
縁切り 一式 5000 5,000円
付帯工事
軒天井 14㎡ 850円 11,900円
破風板 38m 800円 30,400円
雨樋 54m 800円 43,200円
コーキング補修 一式 50,000 50,000円
FRP防水 5㎡ 9,000円 45,000円
諸経費 一式 65,000円 65,000円
小計 1,157,300円
消費税 8%  92,584円
合計 1,249,884円
注意点・ポイント
・縁切りとコーキングの一式表記は本来必要な補修内容を満たしていない内容となっている可能性があるので内容を確認すると良いでしょう。

・使用する塗料に関しては比較的安価に設定されているので、希望する耐久性を満たしているか塗料の種類を詳しく聞く必要があるでしょう。【A社の塗料は耐久年数10年】

B社
見積り書
仮設工事
仮設足場 248㎡ 650円 161,200円
飛散防止ネット 248㎡ 150円 37,200円
外壁工事
高圧洗浄 160㎡ 180円 28,800円
下塗り 160㎡ 700円 112,000円
上塗り 160㎡ 2,400円 384,000円
屋根工事
高圧洗浄 72㎡ 180円 12,960円
下塗り 72㎡ 700円 50,400円
上塗り 72㎡ 2,400円 172,800円
縁切り 72㎡ 450円 32,400円
付帯工事
軒天井 14㎡ 800円 11,200円
破風板 38m 750円 28,500円
雨樋 54m 850円 45,900円
コーキング増し打ち 102m 650円 66,300円
コーキング打ち替え 96m 800円 76,800円
FRP防水 5㎡  60,00円 30,000円
 諸経費  一式  40,000円 40,000円
 小計 1,290,460円
 消費税  8% 103,317円
 合計 1,393,777円
注意点・ポイント
A社に比べると価格が高い代わりに、コーキング補修や縁切り作業等の内容が細かくしっかり記載されております。
平米単価も大きな問題はありませんが、こちらも使用する塗料の性能を確認する必要があります。【B社の塗料は耐久年数15年】

このように、見積り書をパッと見ただけだと価格の違いは確認ができますが、住まいの補修方法や施工の内容に関しては見分けにくい事がお分かり頂けたかと思います。施工内容は建物の状態によって大きくかわるので、住まいの状態によって使い分ける必要があります。それでは、もう少し詳しく施工内容について見ていきましょう。

2-2.工事内容によって変わる平米単価

実際に金額の高い工事と安い工事で違う点は、大きくみると施工方法の違いによるものが大きいです。上記の2社を比較しても、塗装を行う前の補修や下地処理、縁切り作業の内容によって、大きく金額が異なっています。今回は施工業者によって大きく工事内容が異なるコーキング補修に注目して見ていきます。

打ち替え作業

コーキングに補修は大きく分けると『打ち替え』と『増し打ち』の2種類が挙げられます。古くなったコーキング材を撤去してから新しいコーキング材に取り替える『打ち替え』に対し、『増し打ち』は古くなったコーキング材を撤去せずに、上から新しいコーキング材でなぞるような方法です。

打ち替え工法の単価は900円/mが平均的なのに対して、増打ち工法の単価は600円/mと価格も大きく異なります。また、打ち替え工法と増打ち工法とでは塗膜の耐久性の面でも大きな差がありますので、工事内容には十分な注意が必要です。

コーキング補修の他にも『縁切り作業』や『ヒビ割れ補修』などでも施工業者によって大きな差が出るので建物に対して必要な補修方法と併せての確認が必要です。このような工事内容の違いが、施工業者によって金額差が出る要因の一つです。

2-3.使う塗料によって変わる平米単価

工事の仕様によって金額が大きく変わるもう一つの要因が使用塗料です。1章でもお伝えした通り、使用する塗料によって金額には大きな差が生じます。

塗料の種類 平米単価
ウレタン塗料 1,000円~2,000円/㎡
アクリル塗料 1,500円~2,500円/㎡
シリコン塗料 2,000円~3,500円/㎡
フッ素塗料 3,000円~5,000円/㎡
光触媒塗料 3,500円~5,000円/㎡
無機塗料 4,000円~5,500円/㎡

※価格は業者や材料によって異なります。

現在、塗装業界の主流となってきているものがシリコン塗料で耐久年数は幅広く、8年~15年の耐久年数があります。低価格帯のものを見てみると耐久年数が6年~8年のウレタン塗料、高価格帯のものを見ると15年前後の耐久性が期待できるフッ素塗料、18年前後住宅を守ってくれる無機塗料などがあり、それによって大きく金額も変わります。

選択する塗料の耐久年数は言い換えれば、次回塗装をするまでの年数です。ご家族のこれからの居住年数やお子様がいらっしゃる家庭であれば受験の時期と被らないように、子どもの就職活動が終わった時期に合わせて、といった時期に合わせて塗料を選択することが出来ますので、塗料選びは今後のライフプランに合わせて検討されると良いでしょう。

3.外壁塗装をよりお得にするポイントと注意点

3-1.初期費用とコストパフォーマンスを見比べる

塗装工事はその後どれくらいの年数住宅を守ってくれるかで塗装工事の価値は決まります。また、使用する材料によって耐久年数も変わるので、単純に金額のみでは判断がしづらい工事でもあります。さきほどの見積り書を元に、工事金額とコストパフォーマンスの違いを比較してみてみましょう。

外壁塗装を検討する際の考え方のひとつに、コストパフォーマンスという考え方があります。このコストパフォーマンスがどれだけ良いのかを調べる方法の一つに、工事全体の金額を塗料の耐久年数で割るという方法があります。

A社 B社
初期費用  1,249,884円 1,393,777円
耐久年数 10年 15年
費用/年数 124,988円/年 92,918円/年
ポイント A社は初期費用を抑えている代わりに、コストパフォーマンスでみると高くつく事がわかります。ただし今後、引っ越しや建替え等の予定で10年前後塗装が保てばいいという方には適しています。 B社は初期費用は高いものの、1年あたりで見たランニングコストはA社よりも3万円抑えられることがわかります。今後も長く住んでいくお家だと考えると、結果的にB社の方が価格を抑えることが出来ます。

このように、初期費用だけを見るとB社の方が15万近く高いものの、1年ごとにかかる金額で考えるとB社の方が年間で3万円以上も安くなるという計算になるので長い目で見るとB社の方が経済的になります。

3-2.塗料選びは今後のライフプランと合わせて考えるとお得!

なぜ金額が高いB社が経済的なのかを分かりやすい例を出して見ていきたいと思います。

塗装工事における金額の多くは人件費足場費用で占められています。また、外壁や屋根以外の塗装が必要な箇所(雨樋や雨戸、破風板など)は、塗るものによって相性のいい材料があるため、外壁や屋根にどんな塗料を選択しても金額はほとんど変わりません。

グラフを見ると足場台・共通塗装部(雨樋や雨戸など)・人件費は材料に関係なく費用が固定されています。塗料の金額が2倍になっても合計の金額は1.3倍程度に収まっていますので、長い目で見ると初期費用が多少高くても耐久年数の長い塗料を選定したほうがお得と言えます。

住宅を購入してから50年以上住むと考えると、塗装の仕様によってトータルコストは大きく異なります。使用する材料によっては生涯で塗装にかけるメンテナンス費用は100万円前後もの差にもなるので、初期費用は高くても耐久年数の長い塗料を選定したほうが経済的であると言えるでしょう。

但し、耐用年数内でも汚れなどはどうしても付いてしまうため、綺麗な外観をキープしたい等の希望があれば耐用年数の短いもので、小まめに塗装を行うのも一つの方法だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本日は適正な平米単価や、使用する塗料や補修方法によって大きく費用が変わることをご説明させて頂きました。
お伝えさせて頂いた事を元に、既にお見積りを取られている方は、お手元にある見積りの内容を再度確認してみましょう。また、まだお見積りを取られていない方はお見積りを確認する際のポイントとしてこの記事がお役に立てばと思います。

平米の単価・施工の内容・建物の大きさなどをお見積りを見られる際には注意して、より良い外壁塗装を行って頂ければと思います。

 

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